古来より人間は自然とともに生活を営んできました。川から水を汲み、薪で火を焚く、そして木と土でできた住居に住む。
この様に人間は何をするにも自然の力を借り、自然に囲まれて暮らしてきました。
しかし現代では生活様式は様変わりし、近年自然は生活の一部からインテリアなどのファッションや娯楽的要素が強くなりました。
特に観葉植物は生活空間に自然の緑を取り入れることによって、風水学的にも非常に良い効果を発揮すると考えられ、「幸運を呼ぶ観葉植物」とまで言われるようになりました。
この記事では、様々な観葉植物を効果別に紹介し風水学も交えて詳しくお話していきたいと思います。
幸運を呼ぶ観葉植物とは?風水の役割
現在では部屋を彩るおしゃれなインテリアのひとつとして知られている観葉植物ですが、古来より風水学との深い関係も存在しています。
観葉植物の葉の形や伸びる向きなどで得ることのできる風水のパワーは異なると言われており、その効果は千差万別です。
観葉植物が持つそれぞれの効果と方角や配置場所などの風水学の両方を取り入れることで最大限の恩恵を受け取ることができるのです。
観葉植物の効果
観葉植物には様々な効果があります。そもそも植物などの自然の緑には、魂の波動にも効果をもたらす程の強大なリラックス効果があると考えられています。
中でも観葉植物は種類別にそれぞれ効果が存在しており、「健康運」「恋愛運」「金運」「仕事運」などその効果は多岐に渡ります。
観葉植物のことをスピリチュアルの面からしっかりと学び、風水学などと合わせることで、狙った効果を得ることができるようになります。
幸運を呼ぶ観葉植物10選!
①ガジュマル
ガジュマルは主に沖縄を中心に自生している樹木です。地元では「キジムナー」という方言で親しまれています。
このガジュマルは別名「多幸の木」と呼ばれており、様々な運気を上昇させる力を秘めています。花言葉は「健康」ということもあり、特に健康運の上昇に絶大な効果を発揮します。
また、風水学的にも配置する場所によって様々な効果をもたらすと考えられており、寝室に置くとリラックス効果によって快適な睡眠空間を作り出すことができます。
キッチンに配置すると、気の流れを循環し淀みを解消してくれます。そして玄関に配置することで、邪気を跳ね返し家を守ってくれる効果を発揮します。
②オーガスタ
オーガスタは南アフリカやマダガスカル島原産の植物で、温暖な気候と日の当たる乾燥地域を好みます。
丸みを帯びた大きな葉っぱが特徴的で順調に生育すれば花を咲かすこともできます。オーガスタはその丸みを帯びた特徴的な葉っぱから「調和」を連想させます。
他にも「円を結ぶ」や「穏やかな心」を連想させ、風水学的には人間関係の運気の上昇に最適な観葉植物と考えられています。
最も大きな効果が発揮される場所は、家の中で一番人が集まるリビングになります。会社であれば応接室やオフィスの片隅に配置するのも効果的です。
その他にもオーガスタを西の方角に配置すれば「子宝運」の上昇。北西の方角に配置すれば「後援運」の上昇に繋がると風水学では言われています。
後援運とは周囲の人間からのサポートを意味しているので、人間関係の改善や良い出会いを求めている人はオーガスタを北西の方角に配置するのがベストでしょう。
③ユッカ
ユッカはアメリカ南部が原産の植物で寒さにも強く初心者にも育てやすい観葉植物です。
別名「青年の木」とも言われ、由来は細く尖った葉が上向きに生えており、その姿から生命力があふれ出している様に見えるからだと言われています。
ユッカの花言葉は「勇壮」「爽快」であり、その言葉の通り風水学的にもユッカの細く尖った葉には邪気を払う効果や、淀んでしまった邪悪な気を浄化する効果があると考えられています。
特に玄関に配置することで、家に近寄ってくる邪気をシャットアウトしてくれます。明るく掃除の行き届いた玄関にユッカを配置することで、風水学的には最高の効果を発揮してくれます。
④パキラ
パキラは中南米原産の常緑高木です。熱帯の気候の日当たりが良い場所を好み、野生の樹木は成長すると20mにもなり果実を実らせます。
別名「発財樹」とも言われ、縁起物として贈り物などに重用されています。
その名の通りパキラは風水学的に「非常に強い陽の気」を発する植物だと言われ、波動を高める効果もあり仕事運や勉強運の向上にも効果を発揮します。
人が集まるリビングに配置すれば家族がみんな元気になり、オフィスや書斎に配置すると活力が漲り仕事運の向上に繋がります。
さらにパキラには、パキラを売り歩いて大金持ちになった男がいるという言い伝えも存在しており、金運の上昇にも絶大な効果を発揮すると考えられています。
⑤ミリオンバンブー
ミリオンバンブーは熱帯アフリカ西部を原産地とする竹の様な外見の常緑低木です。「開運竹」や「万年竹」、「富貴竹」など縁起の良い別名を数多く持っており、中国では縁起物として神棚に飾られることもあるようです。
ミリオンバンブーは節から上向きの葉が多数生えてくるので、運気の上昇を連想させ全ての運気を底上げしてくれる風水学的にもオールマイティな力を持つ植物です。
また生命力も非常に強く、暗めの場所でも元気に成長してくれることから、空気が淀みがちになるトイレや物置部屋などに配置することで循環作用を発揮するとも言われています。
⑥ドラセナ
ドラセナは熱帯アジアや熱帯アフリカが原産の植物です。耐寒性が低く日本では屋外で育てるのは難しい植物であると言われています。
「幸福」「幸せな恋」などの花言葉を持っており別名「幸福の木」とも言われ、ハワイなどでは幸福の象徴として大切にされドラセナを玄関に置く習慣もあるそうです。
睡眠は心身共に最もリラックスできる瞬間であり、自らの深層心理に一番近づく瞬間でもあります。
風水学的には寝室にドラセナを配置することで自信の気持ちに正直になることができ、運気上昇の効果が得られると考えられています。
特に恋愛運の上昇に効果を発揮し、運命の出会いを呼び込むと言われています。
⑦アレカヤシ
アレカヤシはマダガスカル島等の熱帯雨林気候地が原産の植物です。鳥の羽のような形をした葉っぱが特徴的であり、南国を代表する植物のひとつです。
花言葉は「元気」「勝利」であり、その言葉の通りアレカヤシを身近に配置するだけで陽の気が満ちて魂の波動そのものが上昇していきます。
寝室やリビングに配置することで活力が漲り、チャレンジ精神を促進してくれる効果があります。
⑧クワズイモ
クワズイモはインドや中国、東南アジアが原産の植物です。この観葉植物は葉っぱが特徴的であり、最大で60㎝程度まで大きく成長することもあります。
さらにこの大きな葉っぱの形が「ハート型」であることから、恋愛運向上に絶大な効果がある植物だと言われています。
東南の方角は風水学では恋愛運アップの方位と考えられているので、クワズイモを東南に配置するだけで大きな効果を得ることができます。
また南の方角は「繰り返し」の効果があるので南の方位にも配置し大切に育てると良いとされます。
⑨アンスリウム
アンスリウムはコロンビアなどの熱帯アメリカが原産の熱帯地域を代表する植物です。
赤やピンク色の花びらのような仏炎苞を実らせ、トロピカルな雰囲気を醸し出すためインテリアとしても人気のある植物となっています。
アンスリウムも風水学的には恋愛運に関係が深いと考えられており、家の西側に配置することで素敵な出会いに恵まれ、東側に配置することで結婚運向上の効果を発揮すると言われています。
⑩モンステラ
モンステラはアメリカなどの熱帯地域が原産の植物です。非常に大きな葉っぱが特徴的な植物で、ラテン語で怪物を意味するモンストラムが語源とも言われています。
風水学的には観葉植物は葉っぱが大きいほど邪気を払う力も大きいと考えられており、非常に大きな葉っぱを持つモンステラは魔除けに最適であると言えます。
玄関に配置することで邪悪な気の侵入を防ぐことができ、トイレなどの陰の気が溜まりやすい場所に置くことで気の流れの循環を促す効果を得ることができます。
恋愛運を上げたいならおすすめの観葉植物と置き場所
恋愛運を上げたい人におすすめする観葉植物は上記で説明した、「クワズイモ」や「アンスリウム」、その他にも南側に配置することで結婚運が上がると言われる「グリーンネックレス」などが挙げられます。
さらに観葉植物の配置にこだわることで、植物のプラスのパワーと風水学のパワーの相乗効果が生まれます。
玄関は「良い縁を招き入れる場所」ということから「アンスリウム」などを配置することで良縁に恵まれると言われています。
観葉植物を置くのにおすすめの場所
風水学の観点から見ると家の中にはいくつかのキーポイントと言われる場所が存在しています。
運気を高めるための相乗効果を発揮する場所であったり、悪い気が溜まり淀みが発生しやすい場所などがあります。
観葉植物には風水のパワーを増幅させる効果があるのでキーポイントに配置することでより強力な効果を得ることが可能となります。
ここでは観葉植物を配置すべきキーポイント5つを紹介します。
① 玄関
風水学では玄関は「運気を招き入れる場所」と考えられており、緑を配置するには最適な場所になります。
観葉植物の種類によって発揮する効果は様々で、幸運を招くものや邪気の侵入を防ぎ家を守る効果などが期待できます。
ハワイでは観葉植物の「ドラセナ」を玄関に配置することで幸運が訪れるという伝承も残っているそうです。
② リビング
風水学ではリビングは「調和」を意味します。人が一番集まる場所であり長い時間を過ごすコミュニケーションの場所に当たります。
ここに観葉植物の「オーガスタ」などを配置することで調和の気が活性化し、人間関係の改善などに効果を発揮します。
③ 寝室
風水学では寝室は「外界の繋がりをリセットする場」と考えられています。
家の中で最もリラックスできる場所であり、1日生活して身にまとってしまった邪気をリセットする場所なのです。
そのためリラックス効果を高める「ガジュマル」や邪気を浄化する作用のある「ユッカ」などの観葉植物を寝室に配置することで大きな恩恵を受け取ることができます。
④ キッチン
風水学ではキッチンは「金運上昇の要」だと考えられており、水回りは全て重要な場所だと言われます。
特にキッチンは水と火の両方を使うため、気の流れが乱れやすく風水のパワーも複雑な流れを起こしやすくなります。
そこで気の循環作用を持っている「ミリオンバンブー」などの観葉植物を配置すると良いと言われます。
また、ミリオンバンブーは金運上昇の効果もあるためキッチンに配置する観葉植物としては最適です。
⑤ トイレ
風水学ではトイレは「家族の健康運」に大きく関わっていると考えられています。
汚れていたり換気が不十分だと空間に淀みが発生して、トイレの淀みがやがては家中を侵食していくとまで言われています。
そこで風水学では「モンステラ」などの強力な浄化作用を持っている観葉植物を配置することで、トイレで発生した淀みを浄化し循環させることが吉とされているのです。
玄関におすすめの観葉植物
上記で紹介した「ドラセナ」の他にも「サンスベリア」や「グリーンネックレス」、「オリヅルラン」などが幸運を招く効果があるため玄関に配置するおすすめの観葉植物となっています。
トイレにおすすめの観葉植物
上記で紹介した「モンステラ」の他にも「フィカス・プミラ」や「アジアンタム」、「シュガーバイン」などが強力な浄化作用を持っているためトイレに配置するおすすめの観葉植物となっています。
寝室におすすめの観葉植物
上記で紹介した「ガジュマル」や「ユッカ」の他にも「ポトス」や「アンスリウム」、「ゴムの木」などがリラックス効果を発揮するため寝室に配置するおすすめの観葉植物となっています。
キッチンにおすすめの観葉植物
上記で紹介した「ミリオンバンブー」の他にも「ぺぺロミア」や「ハオルチア」、「サンセベリア」などが金運の要であるキッチンに配置するおすすめの観葉植物となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では観葉植物について詳しくご紹介させて頂きました。
現在ではお洒落なインテリアの一貫として観葉植物を家に置くという方も多くなっていますが、その歴史は長く古来より風水学の観点からも観葉植物は意味のある大きな力を持った存在であると認知されていました。
観葉植物のもつ意味やパワーは種類によって異なっており、無数にあると言っても過言ではありません。
その個体のもつ意味をしっかりと理解し、風水学の「方角」や「場所」などと合わせて考えることで相乗効果を生み出し、大きな恩恵を受け取ることができます。
みなさんも是非、お気に入りの観葉植物を家に飾ってみてはいかがでしょうか。
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