女性でも男性でも、ぺろっと舌を出したり舌なめずりをする人をたまに見かけますよね。人はなぜ舌を出したり舌なめずりしたりするのでしょうか?
今回は【舌を出す・舌なめずりする人】の性格や特徴、さらに男女別心理などを解説していきます。また舌を出す・舌なめずりする癖の治し方もご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください♪
舌を出す・舌なめずりする心理3選
心理①:緊張している
緊張すると口の中がカラカラに乾いてしまいますよね。口の中が乾くと同時に唇も乾燥して上手く言葉を発することが出来なくなってしまう人もいます。
そんな時に舌なめずりをすることで唇を潤し、活舌良く話せるようにしているのかもしれません。緊張からくる口や唇の乾燥を防ぐために舌なめずりをしているんですね。
心理②:自分を落ち着かせようとしている
緊張している時やトラブルに遭遇した時、頭の中がパニックになってしまいますが、唇をなめる事で自分を落ち着かせようとする人もいます。
そういった人たちは一旦冷静になろうと舌なめずりをし、頭の中を整理しているのでしょう。
心理③:嫌悪感を抱いている
子供は嫌なものを見た時や腹が立った時によく「あかんべー」をしますよね。それと同じで、大人でも嫌悪感を抱くもの、不快にさせるものに対して「べー」と舌を出す人もいます。
ただ、大人になるにつれてあからさまな感情表現は避けるようになってきます。いくら嫌な思いをしたり腹が立つことがあっても、不快感を露わにすれば周囲の人に不愉快な思いをさせてしまうからです。
腹が立った時にあかんべーをしてしまう人は、周囲に配慮できない幼稚な人だと思われる可能性が高いでしょう。
舌を出す・舌なめずりする癖がある人の心理的な特徴・性格
異性の気を引こうとしている
舌というのは本来口の中にあり、周囲の人は目にすることが出来ませんよね。そんな普段は隠れている舌をわざわざ出して人に見せるというのは、自分自身の魅力をアピールしたい証拠。
小悪魔な女性であるとも言えます。また男性は女性の舌が見えるとドキッとする人が多いです。男性が周りに大勢いる場で頻繁に舌を出す仕草をする女性は、男性の気を引きたいと考えています。
幼いところがある
小さな子供は感情表現の一つとして「あかんべー」のように舌を出すことがありますが、大人になるにつれて舌を出すことは段々なくなってくるかと思います。
舌を出すのは子供っぽくて恥ずかしいことだと大人になるにつれて気付くからです。子供の頃は自分の感情のままに行動しますが、成長するにしたがって自分が他者からどう思われているのかを気にするようになります。
ですので、いつまでも舌を出すポーズをしていては周りから幼稚な人間だと思われてしまうと考えるようになり、自然と舌を出さなくなっていきます。
また成人して社会に出て働くとなると、社会人としての常識的な振る舞いを求められるようになります。周りはいつまでも子ども扱いしてくれませんので、年相応の落ち着いた対応を身につけなくてはなりません。
しかしいつまでたっても学生気分が抜けずに舌を出していては恥をかくことになります。
- 齢を重ね、成長していくにつれて舌を出すポーズは恥ずかしいものだと気付きやめていく人
- 社会人となり年相応の落ち着いた振る舞いを身に着けようと努力する人
などが多い中で、いつまでたっても舌を出している人は、少し精神的に幼い面があると言えるでしょう。
男性が舌を出す・舌なめずりする心理
女性を口説こうとしている
遥か昔の原始時代、男性は獲物を狩ることが仕事でした。実は現代の男性にもその狩猟本能は残っていると言われています。
食料品が1年中いつでもどこでも手に入る現代では、男性が食料の確保のために狩りに出る必要はありませんので、普段は狩猟本能は眠っています。
しかし男性が自分の好みの女性を口説いて自分のものにしようと狩りの態勢に入るとき、野生のスイッチがオンになります。
「好みの女性を口説き落として自分のものにする = 獲物を狩る」とも言えます。
- 狩りの態勢に入った時
- またはどの女性を口説こうかと獲物を品定めする時
など男性は舌なめずりします。
女性に好意を持っている
世の中の男性は、前述したような自分から積極的にアプローチしていける人たちばかりではありません。好きな女性がいても、自分からはアプローチ出来ない草食系男子も中にはいます。
彼らは女性に対して消極的で、自分から意中の人に話しかけられなかったり、目も合わせられないといった奥手な性格をしています。
しかしそんな草食系男子と言っても、彼らもやはり男性。奥手で消極的な彼らにも狩猟本能は備わっています。
好きな女性を前にした時、口説いたり好意をアピールしたりといったアプローチは出来ませんが、心の中ではこの女性を自分のものにしたいと考えてはいます。
態度に出せないだけで「女性を口説きたい = 獲物を狩りたい」と思っています。そんな時、奥手な草食系男性でも舌なめずりします。
ストレスが溜まっている
男性は女性よりも闘争本能が強く、
- 他の男に勝ちたい
- 他の男よりも優れていたい
という思いが強い生き物です。そしてその競争意識は特に仕事の場面において大きく表れます。
- あの上司に自分の実力を認めさせたい
- 同僚よりも自分が先に出世したい
などと考えています。仕事で成果をあげたい、認められたいという承認欲求はもちろんありますが、それ以上に他の男たちに負けたくない、自分が上に行きたいという競争意識から日々身を粉にして働いています。
そんな日々を過ごしていると仕事のストレスに加え、男性同士での競争意識から精神的にも疲労が溜まってきます。ストレスが溜まってくると男性は舌なめずりをするようになります。
女性が舌を出す・舌なめずりする心理
幼く見せたい
女性はいくつになっても「若いですね」と言われたいもの。舌を出す姿は子供のような幼い可愛らしさを感じます。実際小さい子供はよく舌を出しますよね。
- 自分を実年齢よりも若く見せたい人
- 若いと思われたいという人
などは舌を出して自分を幼く見せようとします。また日本ではここ十数年アイドルブームが続いています。大人っぽい凛とした女性よりも、どこか幼さが残る若くて可愛らしい女性の方が魅力的だという風潮があります。
そのため舌を出すことで子供のような無邪気な可愛らしさを演出し、男性の気を引こうとする女性もいます。
舌出しポーズが流行っている
芸能人のローラさんが舌をぺろっと出す可愛い仕草が一時期ブームになったことがありました。若い女の子たちの間では、髪型やメイク、ファッションだけではなく、こういった「ポーズ」も流行します。
舌を出す姿は「ペコちゃんポーズ」とも呼ばれ、プリクラを撮るときは友達同士でペコちゃんポーズをして撮る、という女の子も大勢いました。
時代ごとに「可愛い」とされる定番のポーズがあります。友達同士でその時に流行っている可愛いポーズをお揃いにして撮りたいという若い女性独特の心理があります。
失敗をごまかしたい
何か作業をしていてミスをした時に、「ゴメンね」と舌をぺろっと出して、失敗をごまかそうとする女性もいます。ただ謝罪するよりも舌を出して謝ることで、失敗を笑いに変えて許してもらおうと考えているのです。
しかしミスをした時に舌を出しておどけても許されるのは日常生活での友達や家族といる時のみ。
もし仕事中にトラブルを起こして舌を出しておどけて許してもらおうとしても、余計に顰蹙(ひんしゅく)を買うだけですのでくれぐれも注意しましょう。
可愛いと思われたい
写真を撮るときに舌を出すポースをする女性も多いですよね。こういった人たちは
- 自分を可愛く見せたい
- 可愛いと思われたい
などという時に舌を出します。また上記で述べたように、ミスをした時に舌を出してごまかそうとする女性もいますが、ミスをしたおっちょこちょいな可愛い私をアピールしたいがために舌を出す女性もいます。
子どもが舌を出す・舌なめずりする心理
言語能力が未発達であるため
子供は大人と比べてまだ言語能力が発達していません。ですので自分の考えや感情を上手く言語化して人に伝えることが出来ません。言葉では自分の意思を伝えられないので表情で補おうとします。
腹が立った時、嫌な思いをした時、大人であればいつ誰に何をされて、自分がどんな気持ちになったかを言葉で説明することが出来ますが、幼い子供はまだ大人ほどの豊富な語彙力が備わっていません。
自分の思いを言語化できないため、「あかんべー」と舌を出す表情をすることで自分の感情を表出させているのです。
何かに夢中になっている
宿題をしている時、好きなゲームに熱中している時など、子どもは何かに没頭している時に舌を出すことがあるようです。
大人であればある程度は表情をコントロール出来ますが、子どもの場合はまだ上手くコントロール出来ないため、何かに夢中になりすぎると舌を出してしまう子もいるようです。
しかし専門家によると、舌を出しているからといって精神面・健康面に何か問題があるわけではないとの事。子どもが宿題をしているときに舌を出していると、
- ふざけているのか?
- 真面目に取り組んでいないのではないか?
などと心配になる親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、全く問題ありません。無理に辞めさせる必要はないですよ。
子供が舌を出しても注意しない方がいい?
先ほど説明した通り、子どもは自分の考えを言葉で説明できない代わりに表情で感情を表現します。舌を出しているからと子供を注意し舌を出すのをやめさせると、子どもは自分の感情の行き場を失くしてしまいます。
感情を封じる事は子供の精神面での発達に大きな悪影響を及ぼします。普通であれば成長するにしたがって舌を出すのを恥ずかしいと感じるようになり、放っておいてもそのうち自分でやめます。
舌を出している姿がみっともないからやめさせたいとは思わずに、温かく見守ってあげましょう。そんな可愛らしい姿が見られるのも今だけです。
しかし舌が痛んだりヒリヒリするなど、何らかの異常が生じている場合はよく観察し、場合によっては医療機関で診てもらった方が良いでしょう。
舌を出す・舌なめずりする癖を治す方法3つ
治す方法①:医療機関で治療する
口周りが乾燥しているからと頻繁に舌なめずりをしていると、舌でなめることで口周りの皮膚を傷つけ、余計に皮膚が乾燥してしまうという悪循環に陥ります。冬は空気が乾燥しているので特に注意が必要です。
口周りの皮膚が赤い炎症を起こし始めたら「なめまわし皮膚炎」の可能性があります。
- 口なめ病
- 舌なめずり皮膚炎
などとも言い、発症すると医療機関での治療が必要となってくるケースもあります。治療法としては、保湿剤を口の周囲に塗布する方法があります。症状が重い場合にはステロイド外用剤を使用することもあります。
治す方法②:保湿する
上記の通り、肌が乾燥すると唇や口の周りをなめて潤そうとする人は多いですが、一時的に皮膚が潤ったとしても、すぐに乾いてしまうどころか余計に皮膚の乾燥が悪化します。
ですので乾燥する前にこまめに皮膚を保湿しておくことをおすすめします。
- 唇…リップクリーム
- 口周り…ワセリン
などを塗ると良いでしょう。また意識して水分補給をするように心がけ、体の内側から潤すのも有効的です。
治す方法③:意識して舌を出さないようにする
ぺろっと舌を出すポーズを可愛いと思ってやっているうちに舌を出すのが癖になってしまった人は、舌を出さないように意識して過ごしてみましょう。
舌を出している女性を可愛いと思う人がいる一方で、「痛い」「下品」とマイナスな印象を持つ人も中にはいます。
特に年齢を重ねた大人の女性が舌を出していると、せっかく他に魅力が沢山あってもそれだけで幻滅してしまう男性もいます。
舌を出す行為は周囲に不快な印象を与えている?
【女性が舌を出す・舌なめずりする心理】で『失敗をごまかしたいときに舌を出す』と述べましたが、舌を出している本人はおどけてその場を和ませているつもりでも、実は周囲の人からは快く思われていない場合があります。
ミスをした時に自分の非を認め真摯に謝罪するのではなく、笑ってごまかそうとするその態度を不誠実で責任感の無い人だと思う人もいるようです。
また、真面目な場面でふざける空気の読めない非常識な人だと思われることもあります。舌を出している本人は、決してそんなつもりはないでしょうけれど、周囲から反感を買う恐れがあるので注意が必要です。
まとめ
【舌を出す・舌なめずりをする人の心理】いかがだったでしょうか?周りによく舌を出す人がいて、その人の心理や性格が気になる・・・という方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
コメント