美しい海に山、色とりどりの香り高い花や緑萌える植物など、ハワイは心を惹きつけられる自然に囲まれていますよね。
そんな自然豊かなハワイに住む人たちは「笑顔(ミノアカ)」をとても大切にしています。
笑顔でいることは自然に対する敬いの表れだとも教えてもらったことがあります。
ハワイ語でImua(イムア)という言葉があります。「前へ」という意味を持つ言葉で、文字通り「前進」する時に使われますが、精神的に後ろ向きな気分の時にも「前を見て頑張ろう」というように”元気を出そう!”という気持ちを込めて使われたりします。
このように、「生きるパワー」や「元気を与えてくれる」言葉をとても大切にする人たち。
「笑顔」は、人に安心感や喜びや感動を与え、時に癒しを与えてくれます。そしてその喜びは自分に返ってくる。
ハワイの人たちは「笑顔」こそが言葉に勝る愛のパワーだと考えます。
ハワイのMino’aka(ミノアカ)文化がよく分かるのが、フラダンサーの笑顔です。
フラソングには様々な種類のものがありますが、踊っているダンサーは100%笑顔で踊っていると思います。
もちろん明るく楽しい歌ばかりだから微笑んでいるのではなく歌詞の中には、「あなたに戻って来て欲しい」というような目の前にいない相手に切ない思いを綴った歌詞もたくさんあります。それでもダンサーは優しい微笑みを浮かべて踊っているはずです。
なぜなら、そこには「愛と学び」があるからです。
ミノアカの単語が登場するハワイアンソング
『Lei Nani(レイナニ)』”美しいレイ”というタイトルのハワイで古くから愛されている楽曲があります。(作詞/作曲 Charles Namahoe/チャールズ・ナマホエ)
この曲は、偶然の出会いによって巡り合った女性に叶わぬ恋をし、その出会いを決して忘れることが出来ない男性がその苦くて切ない気持ちを歌っています。
“Kou aloha ka’u a’e hi’ipoi nei
Lei Nani(レイナニ)
Hākuʻikuʻi ʻeha i kou manaʻo”
(あなたへの愛を私は大切に慈しみます
あなたのことを想って胸が痛む)
切ない気持ちを胸に抱き、その女性を愛する気持ちを大切に前を向いて歩んでいく。。という思いが汲み取れます。
“ʻAnoaʻi kapilina poʻinaʻole
Lei Nani(レイナニ)
He lei aʻe ʻoe me kuʻu lei”
(決して忘れることが出来ない突然の出会い
私のあなたへの(愛)をレイのように身につけて)
「忘れ得ぬ愛や思いをレイのように紡ぐ」美しい花のレイを思い起こさせるのには、悲しい表情よりも優しい笑顔の方が表現に合いますよね。
「笑顔」と言っても、様々な種類の「笑顔」があります。日本語にも「微笑み」「微笑する」「弾けるような笑顔」「微かに口元に笑みを浮かべる」など、「笑顔」を表す言葉は豊富です。
ハワイアンフラ(ダンス)は曲の内容に沿った「微笑み」「笑顔」を大切にしています。
その表情が見ている人にもよく分かるように、伝える為に前髪を垂らさずに髪をまとめたりします。
最後にハワイの名曲その名も「Mino’aka(スマイル)」という曲をご紹介します。この曲は今は亡きハワイアンミュージックの大御所であり、エンターテイナーであったGenoa Keaweさんが作曲したものです。
“E ku’uipo aloha
He wahine u’i
Me kou mino’aka
E hula mai ana ‘oe”(私の愛しい人
魅力的な女性
あなたの笑顔
私はあなたに惹きつけられる)魅力的な笑顔は人に喜びを与え、
Mino’aka(スマイル)
生きる力をもたらしてくれる。。
まとめ
ハワイの人のように私たちも「笑顔」を忘れずに日々過ごせたら素敵ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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