パワーストーンの中にはベースとなる石の中に、石ではない別の物質が入っているものがあります。
通常の石よりも貴重価値が高く、さらに、パワーストーンとしても元の石の効果に別の効果が付随されるという強力版と思ってよいでしょう。
今回は、水が入ったアゲート、水入り瑪瑙について効果や組み合わせ方、水が入っているからこその注意点などをまとめました。
水入り瑪瑙ってどんな石?
水入り瑪瑙とは
水入り瑪瑙とは、瑪瑙の中に水が入ったもののこと。瑪瑙とはアゲートのことで、ミクロサイズの結晶が詰まってできた鉱物で、模様があるものを指します。
近い結晶構造をしていて模様がないものはカルセドニーやジャスパーとなりますが、古の時代に名付けられたものも多いためルックスだけで区分されていることも多く、実際には曖昧な名付けられ方をしているアゲートやカルセドニーもたくさんあります。
水入り瑪瑙は、その成長過程でくぼみができ、その部分に周囲の水が入り込んだままできたものです。約1万年から6000年ほど昔の水が入っており、古代の水を含んでいることから
- 未知の力を秘める
- 聖水を宿す
などとして神聖視されています。瑪瑙には模様があるため、内部の水を確認することは少々難しいでしょう。多くは空気やタールなど水以外のインクルージョンがあるため
- 揺らすと音がすることで判明する
- 光を当てることでうっすらを水が透けてみえる
などで判明します。
水入り瑪瑙の名前の由来
水入り瑪瑙とは和名で、英名は「ウォーターフィルドアゲート(Water filled Agate)」です。
他にも「エンハイドロアゲート(Enhydro Agate)」「ウォーターアゲート(Water Agate)」などがあります。日本では水入り瑪瑙という和名の方が使われています。
アゲートの語源は発見地であるイタリアのシチリア島にあるアカーテ川(Achates)です。
水入り瑪瑙の和名・別名
水入り瑪瑙は、瑪瑙の中に水が入っていることが語源です。そのままですね。ちなみに、瑪瑙とはその縞模様が馬の脳みそに似ていることが由来です。
水入り瑪瑙の伝説・言い伝え
水入り瑪瑙は、内部の水が神聖視されてきた貴重な存在でした。石を割って内部の水を取り出し飲むことで不老長寿や病気回復に効果があるといわれ、中国では当時の皇帝に献上されたこともあるんだとか。
水入り瑪瑙の産地
- ブラジル
- アメリカ
- インド など
水入り瑪瑙の硬度
水入り瑪瑙のモース硬度は7で、劈開性はありません。一般的なアゲートと同じと考えてよいでしょう。
水入り瑪瑙の宝石言葉・石言葉
「不老長寿」
水入り瑪瑙と誕生石・曜日石・守護石
水入り瑪瑙は誕生石や守護石に制定されていません。しかし、アゲート全般は9月の誕生月石、双子座の守護石とされることがあります。
水入り瑪瑙の色と種類・似ているパワーストーン
水入り瑪瑙は、瑪瑙の種類にかかわらず内部に水が入った瑪瑙を指す言葉です。
瑪瑙の種類は豊富でカラーリングや模様もそれぞれなので、水入り瑪瑙のカラーも多岐にわたり、主に
- ホワイト
- ブラック
- グレー
- グリーン
- ブラウン
- ブルー
- レッド
- イエロー
の8色となります。一般的には原石そのものが大きく、内部の水量が多いものほど希少かつ高価となります。他にも、ベースとなるアゲート部分の模様が美しいものも高価です。
アゲート類
水入り瑪瑙ともっとも良く似ているルックスを持つのは、水の入っていない普通の瑪瑙、つまりアゲートでしょう。
というより、水入り瑪瑙に内包される水の有無は、パット見ただけで分からないことがあります。水入りか否かを確かめるには、光にかざしたり左右に揺らしたりする必要があります。
チャプチャプという水の音が聞こえたり、光の中で水分が揺れるのが確認できれば、ただのアゲートではなく水入り瑪瑙ということです。
水入り瑪瑙が持つスピリチュアル的性質
水入り瑪瑙と風水
水入り瑪瑙は風水における五行思想では、水気と木気、そして金気を持っています。五行は主にカラーによって分けられます。
アゲートは多彩なカラーリングが存在しますが、水入り瑪瑙となっているものはブラックやベージュがほとんどです。そのため、水入り瑪瑙の五行気質は水気と木気、そして金気と思ってよいでしょう。
水気は「智」を司り、人類の範疇を超えた叡智の投影です。五行の中ではもっともスピリチュアルな気質であり、固定観念を外し心を自由にすることで見えてくるものがあると教えています。
また、水は何かを洗い流すことから、浄化や一掃といった意味も持っています。
木気は「仁」で、慈しみの心や情け、優しさの象徴です。木がすくすくと伸びていくように何かを吸収して成長する気質であり、若さや発展といった意味もあります。
金気は「義」であり、忠義や正義を意味します。金は金属であることから無感情や冷静の象徴であり、感情に流されない落ち着いた様子を表します。
また、金はそのまま貴金属や財宝の象徴でもあるため、実りや繁栄、富を意味するともされます。
水入り瑪瑙と相性の良い方位
水入り瑪瑙とチャクラ
水入り瑪瑙は
- 第0チャクラ
- 第1チャクラ
- 第6チャクラ
- 第7チャクラ
などを活性化させます。第0チャクラは足の裏にあり「アースチャクラ」と呼ばれます。現実世界に生まれ落ちたことを認識し、1つの命であるという自覚を持つためのチャクラです。
このチャクラがしっかり働いていないと、どこかふわふわしてしまい現実逃避癖がついてしまうでしょう。
第1チャクラは尾てい骨にある「ベースチャクラ」で、「生命」「行動」などを表します。命を全うする意志を強めるチャクラで、生命を存続させるのに必要な力を持っています。
第6チャクラは眉間にある「サードアイチャクラ」で、「霊性」「直感」など人間に宿るスピリチュアルな能力を高める効果があります。
そして、第7チャクラは「クラウンチャクラ」で頭頂にあり、「神聖」「純真」を司ります。高次元の存在と人間とをつなぐためのチャクラであり、スピリチュアルな世界へのアクセスを可能にするといわれています。
水入り瑪瑙は現実世界とスピリチュアルな世界の両方を司るチャクラに働きかけます。
両極端な存在と思われがちなチャクラたちですが、現実世界でしっかりと地に足をつけて生活を営んでこそ、高次元の存在にもアクセスできるというもの。
自分がこの世に生まれ肉体を持って命を全うしながらも高潔な魂となるためのサポートを、水入り瑪瑙はしてくれるというわけです。
水入り瑪瑙はこんな人におすすめ
- 解決できない問題を抱えている人
- 職場での人間関係を良くしたい人
- 人脈を広げたい人
- 不運が続いている人
- 勝負強くなりたい人
- 健康や長寿のお守りが欲しい人
水入り瑪瑙の効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.開運
水入り瑪瑙には開運効果があります。水入り瑪瑙は内包している聖なる水の力で、物事を流動的にします。停滞している運気のつまりを除去して物事や人、お金の回りを良くしてくれるでしょう。
水入り瑪瑙が持つ水は古代の力を秘めた聖なる水です。聖なる水は人類の叡智を超えた古代の記憶、知恵、道理で持ち主を導いてくれます。
そのため、目標や夢に向かって頑張る際の二者一択でベターな選択ができたり、運やチャンス、そして人脈を引き寄せてくれます。正しいやり方で持ち主の願望や目標を叶えさせてくれる、清らかな石なのです。
水入り瑪瑙が持つ清らかな水は、良い運気を呼び寄せます。主にビジネスの面に働きかけ、強運をもたらしてくれるので経営者やフリーランスの人におすすめ。
強運の持ち主となり自信がつくことで、感情が乱れることがなくなり、周囲からはより信頼を得られます。さらに人脈が広がったり仕事の幅が広がっていくので、大きな飛躍が望めるでしょう。
また、水入り瑪瑙に内包される水は、穢れを知らない水です。そのため霊薬や不老長寿の薬とされ皇帝への献上品になった水入り瑪瑙もあったほど。
そのことから、健康や長寿のお守りとしても愛されています。ただし、実際に石を割って水を取り出して飲むことは避けましょう。
2.対人運アップ
水入り瑪瑙には対人運アップ効果があります。アゲートは小さな結晶が集まっている構造から、人と人を結びつける効果があるとされています。
水入り瑪瑙もアゲートの一種ですから、その力をしっかりと宿しています。愛の象徴とも呼ばれるアゲートの一種として、水入り瑪瑙は人脈を広げたり信頼できる人に出会わせたりしてくれるでしょう。
今現在周囲にいる人との絆も深めてくれるので、夫婦和合や家庭円満にも役立ってくれます。
水入り瑪瑙は持ち主に強運を与え、正しい選択へと導く石。主にビジネス面に働きかけるので、職場での人間関係改善にも役立ってくれるでしょう。
水入り瑪瑙は物事を流動的にし変化をもたらしたり活発にしたりする性質があるため、人とのコミュニケーションを円滑にしてくれます。
この効果により、初対面の人と打ち解けられたり、有益な人材が集まったりします。目標を叶えるためのサポートストーンとしても有能なので、持ち主にピッタリの人を集めてくれますよ。
清めの力が強い石でもあるので、集団の中で問題を起こしていた人がいなくなり人間関係が円満になるケースもあるでしょう。
3.浄化・ヒーリング
水入り瑪瑙は浄化効果があり、持ち主の心を癒してくれます。水入り瑪瑙は水をインクルージョンしたパワーストーン。
水には「洗い流す」「清める」といった意味があるため、水入り瑪瑙にはマイナスエネルギーを浄化する効果があるとされています。
心に抱えていた悩みやネガティブな感情を流水が押し流すように流していき、スッキリさせてくれるのです。
水入り瑪瑙が持つ浄化効果は、人だけでなく他のパワーストーンの浄化にも使えます。水晶と同じですね。
水入り瑪瑙は穢れを吸い取るのでも跳ね返すのでもなく、内包する水の力で遠くへ洗い流してくれます。そのため、水入り瑪瑙自身が穢れによって弱まることはありません。
水入り瑪瑙と相性の良い組み合わせ
水入り瑪瑙はビーズやタンブルになることは稀で、表面を研磨された原石状態で流通することが基本です。
小さくなればなるほどに空洞と表面の間が薄くなって強度が落ち、最大の魅力である内部の水分が漏れてしまう可能性が高まるからです。
こういった性質がある以上、他の多くのパワーストーンのように他の石と組み合わせて1つのアクセサリーにすることは難しいでしょう。
パワーストーンの組み合わせというのは、1つのアクセサリーに組み込むだけではありません。1種類はピアスにしてもう1種類はネックレスにしても、2種類を組み合わせたことになります。
また、1種類を身に着けてもう1種類を部屋に飾る置き石にしたり、2種類のパワーストーンを同じ部屋に置くことでも、組み合わせたことになるのです。
水入り瑪瑙の場合も、同じ部屋に原石同士を一緒に置いたり、1種類は身に着けたうえで水入り瑪瑙をデスクに飾るなどするとよいでしょう。
水入り瑪瑙×アイアゲート
水入り瑪瑙とアイアゲートの組み合わせは、危険察知や業績アップに効果があります。
アイアゲートはアゲートの一種で、目玉のような模様が浮き出ています。チベットで産出することが多く、ダライラマ14世が身に着けていたことでも有名です。
目玉のような模様は神の眼であるとされ、持ち主に危険が迫っていないかを警戒し守護してくれます。
また、神がすべてを見通す眼を持っているとされることから先見の明を、神は天上から地上を見下ろしているため視野が広いという意味から俯瞰で物事を見る冷静さを与えるともいわれています。
そして、水入り瑪瑙は運気のつまりを解消したりネガティブなエネルギーを洗い流す浄化作用の強いパワーストーンです。
強運の持ち主となりチャンスや人材が引き寄せられるため、主に仕事面での飛躍が期待できるでしょう。
危険を察知したり先を読んだりする神の眼を持つアイアゲートとの組み合わせは、持ち主の周囲に目を光らせて穢れから守ってくれたり洞察力や直観力をアップして業績を上げさせてくれるでしょう。
悪い運気や悪縁などが去ったあとのスペースに再びマイナスな存在が棲みつくのを防いでくれるので、常に運気が上向きとなります。
水入り瑪瑙×オニキス
水入り瑪瑙とオニキスの組み合わせは、環境改善や問題解決に効果があります。
オニキスは水入り瑪瑙と同じくアゲートの一種。古来より魔除け効果が有名で、キリスト教のロザリオの材料となったり、インドの修行僧が身に着けていたことでも知られています。
オニキスを一言で表すと「別離の石」。持ち主にとって不要な存在や悪影響となる存在と離れさせる悪縁切りの石であり、和合や集合といった意味を持つアゲート類の中では異質な存在といえるでしょう。
何ものにも染まらないブラックカラーを持つことから、持ち主の心を強くして自立させる効果もあります。
一方、水入り瑪瑙は物事に流動性を与える動の石であり、ネガティブなものを洗い流し遠ざけてくれます。
良い運気や良い人脈を引き寄せてくれるので、悪縁切り効果の高いオニキスと組み合わせることで、環境がマイナスからプラスへと一気に転じるでしょう。
トラウマや悪癖と離れさせてもくれるオニキスとの組み合わせなら、持ち主自身が変わることで強運を呼び寄せて一気に飛躍することも可能です。
水入り瑪瑙×ヒスイ
水入り瑪瑙とヒスイの組み合わせは、魂の格を高めたり対人運をアップします。
ヒスイは東洋を代表するパワーストーンであり、「こっくりした」と表現される独特の質感を持っています。五行のすべてを持つとされるヒスイは、完全体の象徴。
持ち主の人格を良くして徳を高め、周囲からの信頼を集めさせて繁栄へと導きます。不老長寿や健康のお守りとしても知られ、古来よりアジア地域で重宝されてきました。
一方、水入り瑪瑙も、ヒスイと同じく長寿や健康に良いとされています。医学的根拠はありませんが、両者を合わせることにより相乗効果が期待できるでしょう。
また、人格を高めて信頼を集めるヒスイと、人と人の縁を結ぶ水入り瑪瑙の組み合わせは、人脈を広げたり絆を深めたりしてくれます。持ち主にとって良い人間関係が築かれ広がっていくでしょう。
水入り瑪瑙×カーネリアン
水入り瑪瑙とカーネリアンの組み合わせあは、目標達成に効果があります。
カーネリアンはオレンジレッドの明るいカラーリングをした鉱石で、とろみのある光沢が魅力的。ポジティブさや活力、自信をもたらす石とされ、持ち主のやる気をアップします。
何かを成し遂げられるまで努力や気力を持続できるため、飽き性の人にもおすすめです。また、問題解決能力が高く、問題が生じた時に具体的な解決策を思いつかせるともいわれています。
一方、水入り瑪瑙には停滞していた運気を動かしたり、ネガティブな存在を追いやる力があります。同じく動の力を持つもの同士なので、カーネリアンと組み合わせることで相乗効果が得られるでしょう。
カーネリアンは模様のないカルセドニーでありアゲート種とは近い存在であることから、親戚関係のような近さがあり、波動もなじみやすいです。
水入り瑪瑙×サードオニキス
水入り瑪瑙とサードオニキスの組み合わせは、対人関係改善に効果があります。
サードオニキスは水入り瑪瑙と同じくアゲートの一種で、ホワイトとレッドの縞模様が特徴。陰と陽、女性性と男性性を1つの石の中に内包していることから、夫婦和合や調和といった意味を持っています。
サードオニキスの特徴は、調和や絆を強めるだけでなく、お互いが個人として独立したまま縁を強められる点です。サードオニキスが持つホワイトとレッドの縞模様は混じりあうことがありませんよね。
対極の存在が隣接し個を保ったまま調和していることから、自立心を持ったまま他人と上手くやっていける効果があるといわれているのです。
そして、水入り瑪瑙は、水が流れるようにコミュニケーションを円滑にしてくれる効果があります。
正しい選択をさせる効果があるため、友人関係での選択にも間違わなくなり、自分に合った人とコミュニケーションを取り仲良くなっていけるでしょう。
サードオニキスが持つ個を保ったまま調和する効果と合わせることで、他人に依存することなく自分のままで他人と仲良くなれます。
- 他人との距離感が分からず対人面で失敗しがちな人
- そもそも良い友人に恵まれないという人
などにおすすめです。
水入り瑪瑙×ゴールドルチルクォーツ
水入り瑪瑙とゴールドルチルクォーツの組み合わせは、仕事運アップに効果があります。
ゴールドルチルクォーツとは一般的なイエロールチルクォーツよりもルチル部分の輝きが強いもののこと。明確な規定はなく、タイタンルチルがゴールドルチルクォーツと呼ばれていることもあります。
ルチルクォーツには金色の線が水晶の中に入っているように見えることから「金銭を閉じ込めている」とされ、金運アップ効果が有名ですよね。
この効果は単なる言葉遊びだけでなく、ルチル部分がアンテナの役割を果たすことでピンチやチャンスをいち早く察知し、その結果、利益を得て損失を防ぐことでビジネスで成功して豊になるという意味があるのです。
ゴールドルチルクォーツはこのルチルの力をより強めたものとされています。
一方、水入り瑪瑙には停滞している運気を再び動かしたり、正しい選択をさせる効果があるとされています。
悪い運気を流して良い運気を呼び込むと同時に、優秀な人材を呼び寄せたり二者一択で間違わないようにもしてくれるでしょう。
ピンチやチャンスに気づきやすくしてくれるゴールドルチルクォーツとの組み合わせは、ビジネス面で役立ってくれます。
ゴールドルチルクォーツがもたらした気づきを踏まえたうえで、水入り瑪瑙が最良の決断をさせてくれるからです。
- 自分の判断が直接業績にかかわる人
- 成果を上げて出世したい人
などにおすすめです。
水入り瑪瑙と相性の悪い組み合わせ
水入り瑪瑙×ガーネット
水入り瑪瑙とガーネットの組み合わせは、お互いの力を打ち消し合ってしまいます。
ガーネットは「実りの石」「勝利の石」と呼ばれ、持ち主の努力に応じた成果をもたらすといわれています。努力が何より大事という性質があるため、努力しない人には勝利をもたらすことがありません。
やる気をアップしたり持続させたりして、一途に努力を続けさせるでしょう。
ガーネットは少々気難しいところがあり、「忍耐」「一途」といった意味を持つことから、他の石と組み合わせることが難しいです。水入り瑪瑙に対しても、この性質が働いてしまうため、相性は良くありません。
水入り瑪瑙は持ち主の運気の流れを良くし、良縁や幸運を呼び込みます。
強運をもたらしてステップアップさせてくれますが、運気や縁というものは、自分の努力の結果やってくるものではなく自然と集まってくるものですよね。
ガーネットは持ち主が努力して手にしたもの以外を認めませんので、いわゆるラッキーを運んでくる水入り瑪瑙とは相性が良くないのです。
せっかくガーネットが持ち主に努力を促して忍耐の果てに成功を掴ませようとしているのに、水入り瑪瑙が横から「こういうラッキーがあるんだけど」と口を出しているようなものですから、反発してしまうのです。
目標達成や願望成就といった最終的な効果は同じでも、作用の経緯が違うとお互いに力を打ち消し合ってしまい、効果そのものも得られなくなってしまうでしょう。
水入り瑪瑙を身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
水入り瑪瑙は原石での流通がメインで、アクセサリー加工されることは稀です。原石で置き石として飾るのがよいでしょう。
水入り瑪瑙のお手入れ・浄化方法
水入り瑪瑙は小さな結晶が集まった構造をしていることから染色されやすく、ほとんどのものが染色加工を施されているといいます。
小さな穴が無数に空いていて、そこに染料を染み込ませているというわけですね。そのため、水が入ると染料が染み出たり、塩分によって変質したりしてしまいます。
あまり可能性は高くありませんが、匂いが染みつく可能性もゼロとは言い切れません。さらに、水入り瑪瑙最大の特徴である内包物の水分も、蒸発してしまいやすいです。
直射日光や高温も避けた方がよいですね。自浄作用があるといわれているので、浄化の頻度はさほど多くなくて構いません。月に1度程度で構いません。
ただし、水入り瑪瑙が疲れていると感じたりパワーを実感するような出来事があった時には、浄化をしましょう。パワーチャージも浄化同様に月に1度で大丈夫です。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | ☓ |
流水 | ☓ |
ホワイトセージ | △ |
水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ☓ |
音 | ◎ |
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、水入り瑪瑙に対応しています。
- ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意する
- 火をつけ、立ち上る煙の中に水入り瑪瑙をくぐらせる
- 10回程度くぐらせれば浄化が完了
1つだけ注意点があります。水入り瑪瑙をはじめとするアゲート類は、多孔質という性質があり、それゆえに染色や脱色をしやすい石です。無数の小さな穴が空いていると考えてください。
ホワイトセージの香りが石に染み込んでしまう可能性はゼロではありませんので、気になるなら別の浄化方法を取りましょう。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、水入り瑪瑙に対応しています。
- クラスタを使用する場合…クラスタの上に水入り瑪瑙を置くだけ
- さざれ石を使用する場合…浄化皿の上にさざれ石を盛り、水入り瑪瑙をその中に埋めるか上に乗せる
- どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了
日光・月光浴
日光による浄化は水入り瑪瑙の内部にある水を蒸発させるおそれがあります。そのため日光による浄化はできません。月光による浄化なら、水入り瑪瑙に対応しています。
- 水入り瑪瑙を浄化皿の上にセットする
- 月光浴をさせる
- 1時間から2時間程度で浄化が完了
月光でパワーチャージできる
水入り瑪瑙は月光を当てるだけでパワーチャージが可能です。やり方は、水入り瑪瑙を30分ほど月光浴させるだけ。ただし、月が満ちる期間で、月が天頂に昇りきるまでに行いましょう。
満ちる月や昇る月には「増加」「発展」の意味がありますが、欠ける月や沈む月には「減少」「退行」の意味があり、パワーチャージには向きません。
音
音による浄化は、水入り瑪瑙に対応しています。
- 音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意する
- 水入り瑪瑙を浄化皿の上にセットし、音を奏でる
- 水晶ポイントの先を水入り瑪瑙に向けたまま、水入り瑪瑙中心に円を描く
- 音が鳴りやんだらまた音を鳴らし繰り返す
- 10回程度繰り返せば浄化が完了
水入り瑪瑙の好転反応・副作用
水入り瑪瑙はアゲートの一種であり、好転反応は起きにくいです。アゲートは結びつける意味を持つ石なので、水入り瑪瑙も持ち主を拒絶するようなことは滅多にないでしょう。
しかし、すべての人に好転反応が起きないというわけではありません。石と人とには、相性というものがあるからです。
もしも水入り瑪瑙を持ったことにより心身に不調が出たら、まずは水入り瑪瑙から離れてみてください。落ち着いたころに、また水入り瑪瑙を飾ったり身に着けたりしてみましょう。
今度は時間を短く設定し、徐々に時間を増やしていってください。例えば、初日には2時間程度水入り瑪瑙を飾ったとしたら、3日後には5時間飾ってみるのです。
問題がなければ徐々に時間を増やしていき、問題があれば時間を増やすペースをダウンさせます。こうすることで、石と持ち主の波動が馴染んでいき、最終的には問題が生じなくなるのです。
この方法でダメなら、水晶に助けてもらいましょう。水晶は全てのパワーストーンの基礎であり、万能の石と呼ばれています。
組み合わせた他の石の力や波動を調節する能力を持っているので、水入り瑪瑙をコントロールしてくれます。
水入り瑪瑙のQ&A
水入り瑪瑙に危険性はある?
水入り瑪瑙には特別な危険性はありません。ただし、内部の水には少々問題があります。水入り瑪瑙に内包されている水は、「聖なる水」とされて神聖視されています。
不老長寿の薬として飲んだ皇帝がいたともいわれていますが、実際のところは数千年前の水であり、健康の保証はできません。間違っても水を取り出して飲んだりしないようにしてください。
水入り瑪瑙の偽物の見分け方は?
水入り瑪瑙の真贋は、内部に水が入っているアゲートであるか否かを見分けることで判断がつくでしょう。石を傾けたり揺らしたりした際に水音がしたり揺れる水を目視できたりします。
光を当てるのも分かりやすいです。石ですらなくガラスでできた偽物がアゲートとして流通していることがありますが、水入りとなると制作が難しいため、ガラス製品を水入り瑪瑙として販売していることはないと考えられます。
アゲート類は原石状態で色鮮やかなものではなく、ほとんどが染色加工されています。
そういった加工をされたものは天然未処理とはいえませんので、全くの未処理品を手に入れたい場合は研磨されているだけの原石標本を探すしかないでしょう。
水入り瑪瑙が割れた・欠けた!特別な意味はある?
水入り瑪瑙は割れたり欠けたりしやすい鉱物ではありません。モース硬度は水晶と同じ7であり、劈開性もないからです。
アゲートは小さな結晶が集まってできているため、モース硬度や劈開の有無に関わらず割れやすいといわれています。さらに、通常のアゲート類とは違い、水入り瑪瑙は内部に水が入っています。
内部に水があるということは空洞もあるということなので、水や空洞の入り方によっては脆い面もあるでしょう。
水入り瑪瑙は物事を突き動かす力を持っています。また、ネガティブな感情を洗い流したり持ち主に生命力を与える効果もあります。
そんな水入り瑪瑙が何もしていないのに突然割れたり欠けたりしたら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
水入り瑪瑙の内部にある水は穢れのない聖なる存在です。もし水入り瑪瑙が割れて内部の水が漏れてしまったら、持ち主の本質を変えてしまうような大きな穢れが近づいている可能性があります。
また、水の力を持って運気のつまりを解消し悪い運気を流して良い運気を呼び込む水入り瑪瑙ですから、運気がどうしても流れないタイミングがやってきたのかもしれません。
人生において大きな正念場となるような、停滞期なのでしょう。もし水入り瑪瑙が割れたり欠けたりしたら、貴重が故にもったいなさはありますが、潔く土に還してあげましょう。
水入り瑪瑙の色が変わった?退色・変色する?
水入り瑪瑙は染色されていることが多く、多孔質という小さな無数の穴に染料を染み込ませています。そのため水分が浸透すると染料が溶けだしてしまい、退色してしまうでしょう。
日光で退色することはまれですが、内部の水が蒸発してしまう可能性が高まるので、元々の水量が多かったものほどカラーリングが変わったように見えてしまいます。
水や塩、乾燥には気をつけてくださいね。物理的な弱点に触れさせていないのに水入り瑪瑙が退色したなら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
パワーストーンは力が弱まると退色するといわれています。
浄化やパワーチャージの頻度によっては、水入り瑪瑙もパワーダウンしますので、思い当たる人はすぐに浄化とパワーチャージを試してみましょう。
水入り瑪瑙は自浄作用があるとはいえ、力は無限大ではありませんので、月に1度は浄化とパワーチャージをしてください。
浄化やパワーチャージをしてもカラーが戻らなければ、その水入り瑪瑙には以前のような力はありません。
ジュエリーボックスなどで半年程度保管し長期の休みを与えることで復活することがありますが、まれです。これまでより力の弱まった水入り瑪瑙としてお付き合いしていくしかないでしょう。
水入り瑪瑙の購入におすすめの販売店・通販
龍祥本舗
UP STONE
まとめ
アゲートは世界中で産出する珍しくないパワーストーンですが、水入りとなると一気に貴重な存在となります。
石そのものの大きさや水分量によって価格は左右されますが、一般的なアゲートとは比べ物にならないでしょう。
アゲートには縞模様があるので、水入り瑪瑙にも縞模様があります。くわえて、内包物である水の量や入り方、アゲートそのものの大きさなど多種多様。
個性が豊かなので、同じものは2つとありません。気に入ったものがあれば早めにお迎えをした方がよいでしょう。
アゲートはカラーリングの幅が広くそれぞれに名前がついていたり違った効力を持ったりしていますが、水入り瑪瑙に関しては、模様やカラーリングというよりも水入り瑪瑙であることが重要なので、インスピレーションで選んでよいでしょう。
「キレイだな」と感じただけでもよいのです。石からのメッセージだと思って、直感的に選ぶのをおすすめします。
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