ヒデナイトというパワーストーンを知っている人は少ないでしょう。淡いグリーンカラーが主流ですがレアストーンかつ加工が難しいゆえ、一般にはあまり出回っていないからです。
優しく明るい波動を持つヒデナイトについて、効果や他のパワーストーンとの相性、取り扱い方や真贋の見分け方などじっくりと見ていきましょう。
ヒデナイトってどんな石?
ヒデナイトとは
ヒデナイトはリチウムの原材料になるスポデューメンの1つ。スポデューメンの中でもクロムを発色要因としてグリーンに変色するものを、ヒデナイトと呼んでいます。
リチウムとアルミニウムを主成分としたケイ酸塩鉱物で、組成式はLiAlSi2O6。主に火成岩から採掘されます。ヒデナイトはグリーン系のカラーリングが美しいだけでなく、多色性があります。
ジェムランクのものは多色性が強調されるようにカットを施され、希少性もあってか高価です。パワーストーンとして流通しているものでも、他のパワーストーンに比べて高価になる傾向があります。
ヒデナイトの名前の由来
ヒデナイト(Hiddenite)の語源は、発見者であるウイリアム・アール・ヒデン氏(William Earl Hidden)。ヒデン氏は鉱物学者であり鉱山監督でもありました。
ヒデナイトという名前は正式名称ではなく、流通名となります。正式な鉱物名はスポデューメン(Spodumene)。
スポデューメンとはギリシャ語で「焼いて灰になる」という意味の「スポデューモス(spodumenos)」から来ています。
スポデューメンは加熱により発光して燃え尽きることが由来です。
ヒデナイトの和名・別名
ヒデナイトの和名は「リシア輝石(りしあきせき)」です。かつては「黝輝石(ゆうきせき)」とも呼ばれていましたが、現在の常用漢字ではない文字が含まれているため、使われなくなりました。
リシア輝石とは、ヒデナイトの正式な鉱物名であるスポデューメンの和名です。
また、同じスポデューメン種の中でもっとも有名なクンツァイトを流用して、「グリーンクンツァイト」と呼ばれることもあります。
しかし、ヒデナイトとクンツァイトは別の鉱石ですので、正確ではないでしょう。
ヒデナイトの歴史
ヒデナイトは1879年にアメリカのノースカロライナ州で発見されました。発見当時は新らしい鉱物だと思われていましたが、のちにスポデューメンの一種と判明。
さらに1902年にスポデューメンの1種であるクンツァイトが発見され人気が出ると、同じスポデューメンの中でもクンツァイトと同様に美しいということで、ヒデナイトも人気が出るようになりました。
ちなみに、同じスポデューメンの一種であるイエローカラーのトリフェーンも、1877年にブラジルで発見された際にはクリソベリルの一種と思われていましたが、クンツァイトの人気と共に知名度が増し地位を確立した鉱石です。
現在では、スポデューメンは
- クンツァイト
- ヒデナイト
- トリフェーン
など3種に分けられています。
ヒデナイトの産地
- ブラジル
- アメリカ
- カナダ
- メキシコ
- ミャンマー など
世界各国で産出しますが、大きな結晶が少なく、割れやすい性質があるために他のパワーストーンやジェムストーンほど流通していません。
ヒデナイトの硬度
ヒデナイトは世界各国で産出しますが、大きな結晶が少なく、割れやすい性質があるために他のパワーストーンやジェムストーンほど流通していません。
ジェムルースにした時に3カラットを超えるような原石が見つかることは稀なので、もし見つかれば高値で取引されるでしょう。
ヒデナイトの宝石言葉・石言葉
- 癒やし
- 知性
- すがすがしい明るさ
ヒデナイトと誕生石・曜日石・守護石
ヒデナイトは4月16日と4月11日の誕生日石です。また、原石は4月29日と7月18日の誕生日石に制定されています。
ヒデナイトの色と種類・似ているパワーストーン
ヒデナイトはグリーン系のカラーで、イエローがかったものやブルーがかったものもあります。
ほとんどクリアに近いグリーンからエメラルドのような濃いグリーンまで濃淡に幅がありますが、濃いグリーンのものはランクが高く、高値で取引されています。
多色性があるので見る角度によってカラーが変わり、カラーリングの幅が大きいものもランクが高いとされています。ヒデナイトは大きな結晶が少なく、カットなど加工がしづらい鉱石です。
また、スポデューメン3種の中でもっとも希少。一般的なパワーストーンショップに置いてあることは珍しく、レアストーンといえるでしょう。
スポデューメン3種について
スポデューメンは、
- ピンクのクンツァイト
- イエローのトリフェーン
- グリーンのヒデナイト
などに分類されます。しかし、実は発色要因によってヒデナイトに分類されないグリーンのスポデューメンもあります。それぞれ見ていきましょう。
クンツァイト
マンガンによってライラックピンクに発色するクンツァイトは2022年から9月の誕生月石に加えられたことでも有名ですよね。1902年にアメリカのカリフォルニア州サンディエゴで発見されました。
鉱物学者のジョージ・フレデリック・クンツ氏(George Frederick Kunz)が発見者とされ名前の由来となっています。
パワーストーンとしては「慈愛の石」「無償の愛を教える石」とされ、優しいカラーリングで人気があります。
トリフェーン
トリフェーンは発色要因が判明していませんが、イエローカラーに変色します。
といってもハッキリしたイエローカラーではなく淡くグリーン系のイエローカラーなので、ルックスはヒデナイトと近いかもしれませんね。
1877年にブラジルで発見され、当時はクリソベリルの一種とされていましたが、後にスポデューメンの一種と判明し、クンツァイトの発見に伴い知名度が上がりました。トリフェーンの定義は実は曖昧で、
- イエローカラーのスポデューメンをトリフェーンとする説
- クンツァイトそしてヒデナイトを除くすべてのスポデューメンをトリフェーンとする説
などがあります。発色要因も明らかになっていないほどですから、今後ハッキリとした規定ができるかもしれませんね。
グリーンスポデューメン
グリーンカラーのスポデューメンの中で、発色要因がクロムではなく鉄であるもののこと。ヒデナイトとは同じグリーンカラーですが、発色要因が鉄である以上、ヒデナイトには含まれません。
しかし、中にはヒデナイトとして扱う人もいます。
また、「スポデューメンの中でクンツァイトもしくはヒデナイトでなければトリフェーン」という説に従って、「グリーンスポデューメンではなくトリフェーンだ」という人もいます。
ヒデナイトと似ているパワーストーン
ペリドット
8月の誕生月石である、ペリドット。
少しの光で明るく輝くオリーブグリーンのルックスから「イブニングエメラルド」の異名があり、ヨーロッパ貴族の間では夜会に欠かせないジェムストーンだったんだそう。
太陽を浴びて輝く草原のような、爽やかなカラーリングで人気があります。イエローがかったグリーン系なので、一部のヒゲナイトとよく似ています。
クリソベリル
2022年から2月の誕生月石に加えられたクリソベリル。キャッツアイ効果で有名ですよね。キャッツアイ効果が認められないクリアなクリソベリルは、カラーが近いヒデナイトに似ています。
ヒデナイトが持つスピリチュアル的性質
ヒデナイトと風水
ヒデナイトは、風水における五行思想で木気を持っています。木気は「仁」。伸び続ける木のように成長や若さ、真っ直ぐさを意味しますが、反面、未熟さや幼さ、未完成なども表しています。
ヒデナイトと相性の良い方位
- 東
- 東南
ヒデナイトとチャクラ
ヒデナイトは第4チャクラを活性化させます。第4チャクラは胸にあり、「ハートチャクラ」と呼ばれます。
- 愛
- 癒し
- 調和
などを司り、持ち主の精神面に深く作用して精神バランスを安定させる力があります。
ヒデナイトはこんな人におすすめ
- リフレッシュ効果が欲しい人
- 心の中を整理したい人
- 勉学のお守りが欲しい人
- トラブルを乗り越えたい人
- いつも冷静かつ合理的でいたい人
ヒデナイトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.ヒーリング
グリーン系パワーストーンは自然の緑を思わせることから癒し効果があるものが多いですが、ヒデナイトもヒーリング能力に優れ、癒し効果があります。
ヒデナイトの石言葉である「すがすがしい明るさ」という言葉通り、心の曇りを払い、明るい気持ちにさせてくれるでしょう。
ヒデナイトの持つヒーリング能力は、持ち主を包み込んで深く癒すだけではありません。リフレッシュさせて再び前向きに頑張っていけるよう、背中を押してくれる効果があります。
静と動でいえば、動よりの静といったところでしょうか。リラックスして精神的な疲労が取れると、また前を向くことができますよね。
ヒデナイトは心に明るさをもたらすので、疲れを癒した後には再び頑張れるよう仕向けてくれるのです。
2.理性的になる
ヒデナイトは思考力や洞察力を高める効果があり、持ち主に理性をもたらします。悩み事やトラブルに対しても「どう動くのがもっともよいか」が分かるようになり、最善の策が見つかるでしょう。
感情に邪魔されずに冷静に物事を判断できるようになるので、リーダーにもおすすめのパワーストーンです。頭脳に働きかけることから勉学のお守りとしてもよいでしょう。
理性をもたらすこの効果は、ヒデナイトが持つヒーリングの力と連動しています。人間は、精神的に不安定だと、どうしても感情に邪魔されて失敗を重ねてしまいがち。
ヒデナイトは持ち主の心の曇りを払うことで目の前を開けさせ、リラックスした気持ちで未来へと向かわせます。
このリラックス効果と冷静になれる効果や洞察力アップ効果が合わさることで、理性的な最良の道を選ぶことができるのです。
ヒデナイトと相性の良い組み合わせ
ヒデナイト×ブルートパーズ
ヒデナイトとブルートパーズの組み合わせは、目標達成に効果があります。ブルートパーズは「知性の石」と呼ばれ、思考力や冷静さをもたらすとされています。
そのため、人生に迷った時や取捨選択を迫られた時に高い効果を発揮し、持ち主を最良の方向へ導くといわれています。
- 自分が何をしたいのか
- そのためにどうすればよいのか
などが分かるので、目標達成率が上がるでしょう。また、持ち主の精神力を強くしたり表現力を高める効果もあるので、目標へ向かってコツコツ努力をしたり周囲の協力を取り付けることも可能です。
そして、ヒデナイトはリラックス効果と合理性アップ効果があります。目標に向かってコツコツ頑張っている最中は、疲れたり心が折れそうになるものです。
そんな時、ヒデナイトが持つ心の曇りを払う力があれば、前向きに努力を続けていけるでしょう。合理性アップ効果はブルートパーズの知性アップ効果と合わせれば相乗効果が期待できます。
- 長期にわたって努力を続ける必要のある人
- 叶えたい夢があるのにどうしたらよいのか分からない人
などにおすすめの組み合わせです。
ヒデナイト×ルチルクォーツ
ヒデナイトとルチルクォーツの組み合わせは、潜在能力開花や自己確立に効果があります。
金運の石として知られるルチルクォーツですが、内部にあるルチルがアンテナの役割を果たすことでも知られています。
このアンテナがチャンスとピンチをキャッチすることで、ビジネスや恋愛で良い結果を残せるのです。ルチルクォーツのアンテナ効果は、持ち主の内面にも働きます。
心の声を聞いたり本当の感情に気づきやすくなるため、自分らしさや潜在能力の発見につながっていきます。
そして、ヒデナイトはリラックス効果や合理性アップ効果があります。
世間の目や評価を気にすることなくリラックスすることで自身の内面と向き合えたり、合理性が高まることで最良の道を選べたりするでしょう。
ルチルクォーツの持つ情報キャッチ能力と合わせることで、自分らしさや潜在能力発見につながります。そのため、本来の自分と向き合って生きていきたい人におすすめの組み合わせです。
ヒデナイト×アマゾナイト
ヒデナイトとアマゾナイトの組み合わせは、問題解決に効果があります。「ホープストーン」という別名を持つアマゾナイトは、希望の光をもたらすパワーストーン。
暗闇に一筋の光が差すように、問題に対しての解決策を見つける効果があります。気持ちの落ち込みにも効果があり、ネガティブな感情に陥っても再び顔を上げて前に進めるようにしてくれるでしょう。
「行動の石」とも呼ばれ、現実的に問題解決をするサポート役に最適です。
一方、ヒデナイトはリラックス効果を与え、心の声に耳を傾けさせます。自分が望んでいるものは何かが分かるようになり、思いもよらぬ発見があったりします。
合理的に物事を考える思考力や冷静さを授ける効果も高いので、アマゾナイトの持つポジティブなパワーと合わせることで、問題解決への糸口が見つかるでしょう。
ヒデナイト×プレナイト
ヒデナイトとプレナイトの組み合わせは、環境を整える効果があります。プレナイトは「真実を見抜く石」として知られています。
さまざまな事柄に対し、持ち主にとって必要か否かをハッキリと浮かび上がらせる効果があるからです。
対人関係や趣味、仕事、自分自身の価値観などさまざまなことに対して「本当に必要?」「それ、マイナスじゃないの?」と疑問を抱かせ必要なものだけを選び取っていくサポートをしてくれるのです。
結果、悪縁が切れたり不要な価値観から脱却できるようになるでしょう。過去のトラウマを長く抱えている人なら、トラウマから一気に解放されることもあります。
そして、ヒデナイトはストレスを軽減しリラックスさせる効果があるとともに、合理性をもたらします。
ストレスの根源が近くにあって疲れている時でも持ち主を癒し、ストレスの根源は何なのか、どうすればよいのかを感情抜きで考えさせてくれるでしょう。
真実を見抜く効果が高いプレナイトと合わせることで、より判断力がアップします。
心を落ち着けて癒しながら環境を整えることができるので、人によっては人生が一気に好転していく可能性もあるでしょう。
ヒデナイト×カーネリアン
ヒデナイトとカーネリアンの組み合わせは、心機一転したい人におすすめの組み合わせです。カーネリアンは活力の石。持ち主にやる気と積極性を与え、ポジティブさをもたらします。
- 生き生きとした毎日を送りたい人
- モチベーションを保ちたい人
などにピッタリのパワーストーンといえるでしょう。「これから頑張ろう」という気持ちになりたいときにもおすすめです。
一方、ヒデナイトはリラックス効果や合理的に物事を判断する力をアップする効果があります。
リラックスして自分の心の声を聞くと同時に、トラブルに対してどうすればベストなのかを導きだせるように仕向けてくれるのです。
問題解決のサポート役として有能なので、心を癒しつつ問題に立ち向かえるでしょう。
活力の石であるカーネリアンと組み合わせることで、より頑張ろうという気持ちになり気持ちを新たにして明日に向かえますよ。
ヒデナイト×シトリン
ヒデナイトとシトリンの組み合わせは、開運効果があります。シトリンは水晶の変色種で、和名を黄水晶といいます。
イエローカラーであることが金運を連想させることから、金運や商売運をアップさせるとされています。富や繁栄を表すことから、長寿や家族の健康にも効果があるとされてきました。
シトリンの主な効果は持ち主にポジティブさを与えたり、停滞していた運気を動かすことです。悪い気が留まっていては良い気が入ってこられないので、運気が低迷していってしまうのです。
シトリンは悪い気を流すデトックス効果に長け、良い気を呼び込んで循環を良くしてくれます。お金に伴う金毒の浄化効果もあることから、貯蓄運も良くなります。
一方、ヒデナイトはリラックス効果と冷静さアップ効果があります。
精神的なデトックスをヒデナイトが、運気のデトックスをシトリンが行ってくれるので、すがすがしい気持ちでまた頑張ろうと思えるでしょう。
冷静に物事を判断できるヒデナイトは、商売にも向いています。富を表すシトリンと合わせることで、ベストな選択肢を選びながらより飛躍していけるでしょう。
ヒデナイト×ラリマー
ヒデナイトとラリマーの組み合わせは、トラウマからの解放が期待できます。ラリマーは世界3大ヒーリングストーンの1つで、チャロアイトやスギライトと並ぶヒーリング能力の持ち主。
水色の地にホワイトの模様が入ったルックスは、まるで水面のようにも見えます。ラリマーは持ち主を深く癒し、新しい世界へと目を向けさせる効果があります。
主に対人面におけるトラウマに効果があり、傷ついた心を癒してまた人と繋がってみようと思わせてくれるでしょう。恐怖や不安を感じやすい人におすすめの、強い癒しの石なのです。
一方、ヒデナイトは持ち主をリラックスさせて合理性を与えるだけでなく、未来に希望を与えます。
そのため、スッキリとした気持ちで明日へと向かうことができたり、問題を抱えている人が解決策を思いついたりもします。
ストレス緩和だけでなく「また頑張ろう」という再起を促すので、ラリマーとの組み合わせは
- 何とかしたいけど気力がない
- このままではいけないのは分かっているのに、どうしたらいいのか分からない
などといった人におすすめ。深い悩みから解放され、明るい未来をつかめるでしょう。
ヒデナイト×ペリドット
ヒデナイトとペリドットの組み合わせは、魅力アップや出会い運アップが期待できます。ペリドットは明るく照らされた草原のようなオリーブカラー。煌めきが強く、わずかな光で眩しく輝きます。
見ているだけでも気持ちが明るくなるような、爽やかなパワーストーンです。魅力を引き出したり好奇心を強めたりするペリドットは、持ち主の毎日をキラキラと輝かせます。
何事においてもポジティブで朗らかな人格になれるので、周囲の人から注目を集め好かれる効果もあります。
一方、ヒデナイトはストレス軽減やリラックス効果、そして合理性を与える効果があります。ヒデナイトの持つ美しいグリーンカラーは心の中にある曇りを払い、精神を安定させてくれるでしょう。
さらに、自分の置かれている状況をよく考え相手の心を読むことで、対人関係においてもベストな対処ができるようになります。
魅力を引き出し注目を集めるペリドットと合わせることで、持ち主の魅力が周囲に伝わり人脈が広がったり、良いご縁がやってくる効果が高まります。
ヒデナイト×クンツァイト
ヒデナイトとクンツァイトの組み合わせは、持ち主に純粋な愛情をもたらします。「無償の愛を教える石」と呼ばれるクンツァイト。
ヒデナイトと同じくスポデューメンの一種で、ライラックピンクの淡いカラーが特徴的なパワーストーンです。ヒデナイトとは親戚のような存在なので、相性が悪いはずがありません。
クンツァイトは慈愛と自愛を教え、周囲を慈しみながら自分を愛することのできるよう、優しいパワーで導いてくれます。
純粋な愛情を思い起こさせるパワーストーンなので、恋愛に対して臆病な人や自分を好きになれない人、周囲の人にキツくなってしまいがちな人にもおすすめです。
そして、ヒデナイトはリラックス効果が高いパワーストーンです。
心にかかる雲を払い、明るさや快活さをもたらしてくれる効果が高いので、クンツァイトが持つ愛を生む力のサポートをしてくれるでしょう。
心が安らかになれば周囲の人にも優しくなれ、愛し愛される生活ができるようになりますよ。
ヒデナイトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ヒデナイトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーは、ネックレスやピアス、イヤリングです。
ヒデナイトは胸にある第4チャクラに働きかけ、持ち主を癒したりリラックスさせてくれます。そのため、胸の近くに持ってくるのがおすすめ。
ネックレスにして身に着け、心が疲れたと感じる時に触れるとリラックス効果を得られるでしょう。
また、合理性アップ効果もあるヒデナイトですから、情報を得る効果が高まる耳に着けるのもおすすめです。
耳から入った情報に対して感情で判断することがなくなり、不用意に傷ついたり間違った道を選んだりすることを避けられるでしょう。
ヒデナイトのお手入れ・浄化方法
ヒデナイトは紫外線や光によって簡単に退色してしまいます。そのため、日光による浄化方法は避けましょう。
また、へき開が2方向に完全という割れやすさがあるので、水など衝撃が加わる方法も避けた方が無難です。普段のお手入れに関しては、なるだけ紫外線を避けて保管してください。
身に着けた後は優しく表面を拭きとり、紫外線の入らないジュエリーボックスなどに入れておきましょう。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | × |
流水 | × |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | × |
音 | ◎ |
ホワイトセージ
ホワイトセージを用いて、ヒデナイトを浄化することができます。
- ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意する
- 火をつけ、立ち上る煙の中にヒデナイトをくぐらせる
- 10回程度くぐらせれば浄化が完了
10回ほどで浄化が完了するとされていますが、持ち主が納得するまで続けても問題ありません。ヒデナイトは衝撃に弱いパワーストーンなので、落とさないように注意しながら行ってくださいね。
ホワイトセージでパワーチャージ
ホワイトセージによるスマッシングは、ヒデナイトのパワーをチャージすることができます。やり方は簡単で、浄化と同じです。
いつもより多くホワイトセージの煙にくぐらせたり、ホワイトセージのお香を炊いた空間に、浄化皿に乗せたヒデナイトを置いておきましょう。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶を使用して、ヒデナイトを浄化することが可能です。
- クラスタを使用する場合…クラスタの上にヒデナイトを置くだけ
- さざれ石を使用する場合…浄化皿の上にさざれ石を盛り、ヒデナイトをその中に埋めるか上に乗せる
- どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了
ヒデナイトは紫外線に弱く、蛍光灯に含まれている紫外線でも変色してしまいます。日中の窓辺などには絶対置かず、暗い場所で行うとよいでしょう。
日光・月光浴
ヒデナイトは紫外線で退色するので、日光による浄化はやめてください。月光による浄化なら対応しています。
- ヒデナイトを浄化皿の上にセットする
- 日光浴もしくは月光浴をさせる
- 3時間程度で浄化が完了
浄化が完了後、そのまま身に着けてOKです。太陽が顔を出す前に必ず片付けてあげてくださいね。
音
音による八日方法も、ヒデナイトに対応しています。
- 音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意する
- ヒデナイトを浄化皿の上にセットし、音を奏でる
- 水晶ポイントの先をヒデナイトに向けたまま、ヒデナイト中心に円を描く
- 音が鳴りやんだらまた音を鳴らし繰り返す
- 10回程度繰り返せば浄化が完了
水晶ポイントの先から音が出て、ヒデナイトに万遍なく浴びせるようなイメージを持つとよいでしょう。10回程度で浄化できるとされていますが、持ち主が納得するまで続けてOKです。
ヒデナイトの好転反応・副作用
ヒデナイトは持ち主を選ぶようなタイプのパワーストーンではありません。そのため、好転反応は起きづらく、副作用もあまり心配いらないでしょう。あえていうなら、
- 眠気
- 倦怠感
などでしょうか。ヒデナイトはリラックス効果が強いので、人によっては過眠になったり眠気が抜けないということも考えられます。あまりにもリラックスし過ぎるというわけですね。
これまでの疲れが溜まっている人ほど眠くなってしまうので、日常生活に支障をきたすほどなら、ヒデナイトと1度離れてみてください。
徐々に身に着ける時間を長くするようしていけば、最終的に疲れが取れて波動も馴染みます。
ヒデナイトのQ&A
ヒデナイトの偽物の見分け方は?
ヒデナイトは大きな原石が少なく、加工もしづらいのでレアストーンとされています。もちろん高価で、ジェムランクかつ高品質のものは3カラット程度で数十万するものも。
あまりに安く販売されている場合は、偽物であると疑った方がよいでしょう。ペリドットやクリソベリルとはカラーが似ているので、混入することはありえます。
ヒデナイトは他の石に比べて条線が濃かったり、カラーが均一でないものも多いです。
しかし、ペリドットもクリソベリルもカラーの幅が広くさまざまなものがあるうえ、ビーズやルースに加工されると判断がつきづらいです。
そのことを踏まえたうえで、判断基準をいくつかピックアップしておきましょう。
まず、ペリドット。
【多色性】
- ペリドット・・・弱いもしくは認められない
- ヒデナイト・・・強め
【蛍光性】
- ペリドット・・・認められない
- ヒデナイト・・・認められる
そして、クリソベリル。
クリソベリルの中でも「パロットクリソベリル」と呼ばれるグリーンカラーのものは、蛍光性を示します。それ以外のクリソベリルは蛍光性を示しません。
ヒデナイトには蛍光性があります。
いくつかの判断基準をピックアップしましたが、素人でもハッキリ分かるような、これといった決定的な見分け方はないので鑑別書付きのものを購入するのがおすすめです。
鑑別不可能?加工処理された元クンツァイト
ヒデナイトの真贋において、鑑別書が意味を失うケースがあります。それは、クンツァイトです。
同じスポデューメンの中でもっとも産出量が多いクンツァイトに放射線加工を施すことでグリーンに変色させ、ヒデナイトとして流通させているケースがあります。
同じスポデューメンではありますが、クンツァイトの変色させたものはヒデナイトではありません。ヒデナイトは「クロムを発色要因としたグリーンカラーのもの」という定義があります。
グリーンのスポデューメンであってもクロムでなく鉄を発色要因としたものは、ヒデナイトと呼ばれていないほど厳密です。
クンツァイトはマンガンによってライラックピンクに発色したものですから、放射線によりグリーンになったからといってヒデナイトと呼ぶ人はいないでしょう。
しかし、放射線加工を施しているか否かは鑑別書では分からないうえに、鑑定機関によってはクンツァイトもヒデナイトも鉱物名欄や宝石名欄に「スポデューメン」と記載されることが多々あり、鑑別書を見てもどちらか分からないということも多いです。
ヒデナイトが割れた・欠けた!特別な意味はある?
ヒデナイトはモース硬度が6.5~7であり、傷つきにくい鉱石ではありません。しかし、2方向に完全なへき開があり、衝撃に対して脆いです。割れたり欠けたりすることは十分にありえます。
ヒデナイトが割れたり欠けたりしたら、乱暴に扱わなかったか、衝撃を与えなかったかについて考えてみてください。
スピリチュアルな理由で石が割れることはありますが、ヒデナイトは穢れを吸い込むタイプでもなければパワーを一気に放出して使い切ってしまうタイプでもありません。
スピリチュアルな理由を持って割れることは考えにくいでしょう。
ヒデナイトの色が変わった?退色・変色する?
ヒデナイトは紫外線で退色する性質があり、窓辺に数時間置いていただけでも退色します。蛍光灯の下に置いているだけでも含まれている紫外線によって退色しますので、十分注意しましょう。
また、ブラックライトを当てると別のカラーに輝く蛍光性や角度によってカラーが変わる多色性を持っています。勘違いではないか、確認してくださいね。
物理的な理由や角度の問題でないなら、スピリチュアルな理由が考えられます。パワーストーンは力を使っている最中にはカラーが薄くなるという説があります。
ヒデナイトは癒しや冷静さを与えるパワーストーンであり、その力を使っているタイミングなのかもしれません。こういった場合はすぐにカラーが戻るので心配無用。
癒しや冷静さが必要だとヒデナイトが教えてくれているのだと思い、ゆっくり休んだり頭を冷やしましょう。カラーが戻らなければ、浄化やパワーチャージを試してみてください。
それでも変化が見られなければ、ヒデナイトは完全に力を失いただの石になってしまったということ。そのまま利用してもよいですが、パワーストーンとしての能力を期待しないようにしましょう。
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まとめ
その希少さと取り扱いの難しさゆえ、一般的にはあまり流通していないヒデナイト。
同じスポデューメン種であるクンツァイトの陰に隠れてしまいがちですが、ヒデナイトの控えめかつ爽やかな美しさに心癒されるという人も多いのではないでしょうか。
ルックス通り、ヒデナイトは癒しのパワーストーン。深い安らぎを与えるというよりは、未来に向けて進んでいく強さを思い出させ、心を回復してくれる効果が強いです。
- 逆境に負けたくない時
- トラブルを乗り越えたい時
- ストレスを軽減したい時
などにサポートをお願いするとよいでしょう。レアストーンなので、気に入ったものを見つけたらすぐに検討した方がよいですよ。
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