家を建てる時や引っ越しする時、その土地や物件が持つ運気を気にする人は多いです。
環境哲学である風水では、土地や物件が持つ気によって住んでいる人の運気も左右されると言われています。
どんなに運気が良い間取りやインテリアにしても、土地や物件自体の気が悪ければ良い運気は取り入れられないのです!
今回は環境と風水の面から、運気が悪い物件について解説していきます。
運気が良い物件にする方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね
運気の悪い家の特徴6つ【環境】
風水では土地の持つ気のことを「地相」、家の持つ気のことを「家相」と言います。
どんなに良い物件でも、地相や家相が悪ければ住んでいる人の運気は下がってしまいます。良い運気を取り入れるために地相と家相の知識をつけるようにしましょう!
まずは【環境】の面から、運気の悪い物件について解説していきます。
家相的にNGな間取りの物件
「家相」は、家の間取りと方位によって決められます。運気が悪い家の家相は、以下の5つです。
●北東と南西に玄関、水回りがある
家相では北東を鬼門、南西を裏鬼門と言い、悪い気が入ってくるとされています。鬼門や裏鬼門に玄関があると、家の中に悪い気が舞い込んでしまいますよ。また、鬼門である北東は日が当たりにくく、寒気や湿気もたまりやすいです。風通しも悪くなり、たまった悪い気もスムーズに排出されないでしょう。
●玄関の直線状に出入り口がある
玄関は全ての気の入り口となる重要な場所です。玄関からまっすぐ伸びた先に出入り口があると、玄関から入ってきた良い気もそのまま外に出て行ってしまいます。特に玄関はお金の気が入り込む場所なので、良い気が通り抜けてしまえば金運も下がってしまうでしょう。玄関の直線状に出入り口がある場合は、衝立やのれんを置くのがおすすめです。
●出入口が二つある
出入口が多い家は便利ですが、家相的にはおすすめではありません。家の出入り口は「口」だと言われ家に二つ出入り口があると家族の争いごとが増えると言われています。家庭運が気になる人は、片方の出入り口だけを使用するようにしましょう。
●北東と南西に張りや欠けがある
欠けは家の内側に入り込んでいる部分、張りは外側に出っ張っている部分をさします。張りや欠けは家相では良くないものと言われています。鬼門である北東や裏鬼門である南西に張りや欠けがあると、金運や対人運に悪影響を与えてしまうでしょう。
●北東や南西に水場がある
鬼門である北東や裏鬼門である南西にお風呂やトイレがあるのも良くありません。汚れを落とす場所であるお風呂屋やトイレは、悪い気もたまりやすいのです。水場であるお風呂やトイレは風通しが悪いため、こまめに掃除をしなければカビも発生してしまうでしょう。良い運気を取り込むためには、清潔な環境が必要になります。
事故物件や空き家になっている物件
過去に殺人事件や自殺が起きた物件は、霊感がなくても嫌な雰囲気がするもの。多くの血が流れた事故物件は安く購入ができますが、住むのにはおすすめではありません。成仏できなかった霊の念が強いため、住人に悪影響を与えてしまいます。殺人や自殺で命を落とした霊は、自分の死んだことに気が付いていないことも多いです。寂しがり屋の霊であれば、住人を死に引き込む可能性もあるでしょう。
病院や墓地などの近くにある物件
病院や墓地などの近くにある物件には悪い気がたまると言われています。陰の気が強いため、やる気が出なくなったり体調が悪くなったりするでしょう。特に家の玄関が病院や墓地の正面にある家は注意が必要です。病院やお墓は死のエネルギーが満ちている場所でもあります。玄関を開けると墓地が見える家や、窓からお墓が見える家はドアや窓から負のエネルギーが入ってきてしまいますよ。
日当たりが悪い物件
太陽の光には、体内時計を整えたり精神を安定させる作用があります。暗く寒々しい感じがする日当たりの悪い家は、気分を鎮めるだけではなく健康にも悪影響を与えてしまうでしょう。運気は似た性質のものに引き寄せられるため、運気を良くするには心身の健康が欠かせません。また、日当たりの悪い家は金運に大きな影響を与えるとも言われています。金運の神様は明るい雰囲気に引き寄せられるので、日当たりの悪い家に住むと金運がどんどん下がってしまうでしょう。
周囲の環境が悪い物件
周囲の環境にも注意が必要です。近隣に高い家や、まわりに河や用水路がある家は避けるようにしてください。近隣に高い建物があると日の光も当たりにくく、風通しも悪くなります。風通しが悪い家は湿気と同じように悪い気もたまりやすいです。また、家の近くに河や用水路がある家も良くないとされています。川は陰の気を持つため、家の近くにあると運気が下がってしまうのです。特に汚い川や北から南に流れる川は、悪い気が強いとされています。
道の突き当りにある物件
道の突き当りや奥まった場所にある物件も良い運気を持っていません。行き止まりである道の突き当りは、出口がないため悪い気が通り抜けてくれないのです。人生の行き詰まりや不安を感じることが多くなるでしょう。奥まった場所にある物件にも注意が必要です。奥まった土地はまわりにスペースが少なく、良い気がスムーズに入ってこないと言われています。
運気の悪い家の特徴6つ【風水】
入り口が狭い
玄関の入り口は気が出入りする場所です。玄関の入り口が狭い家は、良い気がスムーズに取り込めません。また、玄関は気を取り込むとともに邪気を払う場所でもあります。狭すぎる玄関は邪気もたまっているものです。玄関は金運の入り口ともいわれるので、入り口が狭いと金運にも影響を与えてしまいます。
キッチンが汚れている
風水の基本は整理整頓と掃除です。どんな場所でも、汚れていたりものが多かったりすると気が乱れて良い運気が取りこめません。キッチンは金運をつかさどるといわれているため、汚れていれば金運が下がってしまうでしょう。生ごみを放置したり、汚れた食器をそのままにしておくのはやめてくださいね。換気扇やコンロにも気を付けてください。毎日使う換気扇とコンロは、キッチンの中でも汚れやすいもの。しかし汚れたままではどんどん運気が落ちてしまいます。換気扇は気の入り口にもなるので、こまめに掃除するようにしましょう。
冷蔵庫の上に電化製品を置いていてもキッチンも運気を下げてしまいます。「火」の気を持つ電化製品を「水」の気を持つ冷蔵庫と上に置いてしまうと、お互いの働きを弱めてしまうのです。風水では「木」「火」「土」「金」「水」それぞれの気のバランスを保つことで良い運気がやってくると言われています。電化製品と冷蔵庫はなるべく離しておくようにしましょう。
寝室がゴチャゴチャしている
人は眠っている間に前日の悪い気を浄化し、良い気を取り込みます。ものがあふれている寝室は、気が乱れているため良い運気を取り込めません。ものが多ければほこりもたまりやすくなります。特に枕元には注意が必要です。枕元がごちゃごちゃしていると、気が充電されないばかりかエネルギーも補給されないのです。また、人形やぬいぐるみには邪気もたまりやすいです。寝室には必要最低限のものだけ置くようにしましょう。
電化製品にも注意してください。寝ながらスマホをみたり、パソコンを触ったりしていませんか?電化製品の電磁波は、気を乱す原因となります。また、眠る直前までスマホやパソコンを見ていると身体もゆっくりと休まりません。寝室にはできるだけ電化製品を持ち込まないようにしてくださいね。
トイレや風呂が中央にある
風水で水場は気の流れを生み出す場所だと言われています。水場の場所や環境が良くないと、悪い気がとどまり体にも心にも影響を与えてしまいます。特に健康運や金運が下がってしまうでしょう。
風水で家の中央は「太極」と呼ばれ、家の要になる場所です。陰の気が強いトイレやお風呂などの水回りが家の中央にあると、良い気が流れてしまうため運気が悪くなります。同じように鬼門といわれる北東や南西に水場がある家もおすすめできません。
水場であるトイレやお風呂は湿気もたまりやすく、こまめに掃除をしなければカビも発生します。カビやほこりがたまっていると悪い運気もたまるものです。また、トイレはスリッパを履いて使用するようにしてください。素足でトイレを使用すると、床にたまった邪気が体に染みついてしまいますよ。
トイレや風呂が中央にある場合は、そのエネルギーを浄化する方法を取り入れましょう。トイレや風呂は常に清潔に保ち、ドアは閉めておくようにしてください。トイレや風呂の近くに塩や水晶などを置いくのもおすすめです。生きた気を持つ生花や植物も運気を上げてくれますよ。
悪い土地に住んでいる
開運のために風水を取り入れても、家が建つ土地自体が悪ければ効果が見込めません。日当たりが悪い土地や道路に囲まれている土地、行き止まりや奥まった場所にある家には住まないようにしましょう。過去に事件や事故があった土地にも気を付けてください。また、家の近くに汚い川や用水路がある土地も悪い気を引き寄せてしまいます。
悪い土地について詳しく知りたい人は、こちらも参考にしてみてくださいね。
絶対にやってはいけない風水をしている
家の各場所には、NGとされる風水があります。順番に解説していきますね。
●玄関
玄関は全ての気の出入り口。玄関にはごみをため込んだり、靴を出しっぱなしにしたりしてはいけません。特に新聞や広告などの紙製品は悪い気も吸収しやすいです。そして一日履いた靴は汚れを落とし、収納するようにしてください。汚れた靴には悪い運気も染みついています。玄関に置く靴の数は2~3が良いでしょう。玄関に物が多いのも良くありません。陰の気が強いドライフラワーや、死をイメージさせるもの、悪い気を吸収しやすいぬいぐるみなどはおかないようにしましょう。
●寝室
寝室に鏡を置いている人は、ベッド映らない場所においてください。自分の寝ている姿が鏡に映ると、眠っている間にエネルギーを吸い取られてしまいます。また、窓やドアのすぐそばにベッドを置かないことも大切です。気の入り口であるドアや窓の近くにベッドがあると、悪い気を取り込みやすくなってしまいますよ。
●トイレやお風呂
トイレやお風呂は陰の気が強いため、特に気を付けるようにしましょう。紙類は悪い気を吸収しやすいので、トイレに雑誌や新聞はおかないようにしてください。トイレットペーパーも必要最低限だけ出すようにしましょう。また、トイレやお風呂には必ずマットやスリッパを用意してください。マットやスリッパの柄はアニマル柄を避けるのがおすすめです。「水」の気を持つトイレやお風呂と「火」の気を持つ動物は反発し合ってしまいます。
●キッチン
キッチンは「火」と「水」の気が入り乱れる場所です。キッチンの風水が悪ければ、金運に大きな影響を与えてしまいます。キッチンでは同じ「火」の気を持つプラスチック製のものはできるだけ使わないようにしましょう。一つの気が強すぎると、他の気が十分に働けません。また、ごみ箱は必ず蓋つきのものを使用するようにしてください。悪臭からも悪い気が発生してしまいます。
欠けた食器も使わないようにしましょう。風水では欠けているものや割れたものに邪気がたまり、運気を下げてしまうと言われています。食べ物や飲み物をのせる食器は健康運に大きな影響を与えるもの。欠けたり割れたりしている食器を使っていると、なかなか疲れも取れません。
運気の悪い家の特徴を改善する方法
ラッキーカラーを使う
風水では方位ごとに相性がいいカラーがあります。運気の悪い家を改善するためには、各方位の力を強めるラッキーカラーを使うようにしましょう。
各方位のラッキーカラーは以下の表を参考にしてください。
方位 | ラッキーカラー | 運気 |
---|---|---|
北 | ベビーピンク・シルバー・グリーン | 恋愛運・金運 |
北東 | レッド・ホワイト・オレンジ | 転職運・財運 |
東 | レッド・ターコイズ・ブルー | 仕事運・発展運 |
東南 | オレンジ・ミントグリーン | 恋愛運・旅行運 |
南 | ホワイト・ベージュ・パープル | 人気運・美容運 |
南西 | パステルイエロー・ライム・ベージュ | 家庭運・健康運 |
西 | パステルイエロー・ゴールド・シルバー | 金運・商売運 |
北西 | クリーム・ベージュ・シルバー | 出世運・事業運 |
場所によってもラッキーカラーは変わります。気の出入り口である玄関は、明るいカラーがおすすめです。黄色やオレンジ、明るいピンクなどを使うと陽の気で満たされます。
体を休める寝室は、優しいアースカラー通いでしょう。落ち着いたグリーンやブラウンの寝室は、心も体もゆっくりと休まります。
トイレやお風呂は陰の気が強いので、ダークなカラーは避けるようにしてください。ホワイトやイエローなどの明るいカラーは陽の気を取り込んでくれますよ。
また、「火」の気が強いキッチンで赤やオレンジなどの強い色を使うのはおすすめではありません。バランスを保つために、クリーム色やホワイトなどを使うようにしましょう。
ラッキーアイテムを使う
縁起が良いものを置くのもおすすめです。
招き猫を置けば、良い縁やお金を招いてくれます。招き猫を置く場所は、多くの人が利用する玄関やリビングが良いでしょう。玄関に置く場合、招き猫の顔を外に向けると良い気を引き寄せてくれます。
カエルやフクロウも招き猫と同じように縁起が良いアイテムです。フクロウは「不苦労」、カエルは「返る・帰る」という意味を持っています。フクロウやカエルの置物も玄関やリビングに置くのがおすすめです。
鏡は風水でも重要なラッキーアイテムです。玄関を入って右側に置けば仕事運アップ、左側に置けば金運アップに力を貸してくれますよ。鏡もこまめに掃除をし、曇らないように気をつけましょう。
観葉植物も強いエネルギーを持っています。観葉植物や生花を飾れば、悪い気を吸収し良い気を排出してくれるでしょう。特に上に伸びていく観葉植物は、成長や発展に力を貸してくれます。観葉植物を対にして玄関に置けば、厄除けにもなりますよ。
おわりに
長い時間過ごす家は、住む人の運気に大きな影響を与えます。
家を建てる時や引っ越しをする時は、運気が悪い土地や物件を避けるようにしてくださいね。
また、家の間取りも重要です。鬼門や裏鬼門、太極にある場所には特に気を付けてくださいね。
風水の基本は掃除と整理整頓なので、どの場所もきれいに保つようにしましょう。
ラッキーカラーやラッキーアイテムを使えばさらに運気アップに力を貸してくれますよ。
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