月下美人の花言葉・誕生花・種類・仲間・育て方

月下美人の花言葉・誕生花・種類・仲間・育て方


みなさんは月下美人という白いお花をご存じですか?開花させるまで時間がかかり、やっと咲いたと思っても夜だけと、限定的な植物なんです。

しかしとても魅力的な植物で、ついている花言葉も花の美しさを感じさせるものとなっています。今回はそんな月下美人の花言葉についてまとめてみました。

また、誕生花や育て方についても解説しているので、月下美人が気になっている人はぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

Lani編集部
執筆者

「Lani編集部」です。さまざまなジャンルの情報を配信しています。

Lani編集部をフォローする

月下美人とは?どんな花?

まずはどんなお花なのか、特徴や月下美人にまつわる噂などをご紹介します。

花開くのは夜だけ

サボテン科、クジャクサボテン属の甘い香りがするお花で、中南米が自生地です。サボテンや多肉植物の仲間なんですね。草丈は成長すると1mを軽く超えていきます。

そしてこの花開くのは一日のみと期間限定です。加えて、咲く時間帯も普通のお花とは違い、昼間ではなく夜のみです。

株がしっかり育ってからでないと花も咲かず、それには数年かかることもあります。それ故に、なかなか開花している姿を見たことがない人もいるでしょう。

しかしその姿は立派でとても美しいので、愛好家がいるほど人気があります。さらに甘い香りがあるというのも魅力的ですよね。

花開く前に香り始めるので、その香りでもうすぐ開花するな、と気づくほどなのです。

心地よい香りは素敵なご縁や幸せを運んでくれるともいわれています。新しい出会いを求めている人や恋愛中の人の味方になってくれるかもしれませんね。

名前の理由と伝わる噂

そして名前の理由は、台湾を訪れた昭和天皇が、目に留まった花の名前を駐在大使に聞いたのがきっかけです。目に留めるほどですから、やはり美しい姿だったのでしょう。駐在大使は月下の美人と答え、それが名前のもとになったといわれています。

ほかにも、新月や満月の夜に咲くから月下美人という名前になっているという説もあるようです。

またミステリアスな雰囲気があるからか、満月の日にしか咲かない、咲くのは1年に1度だけなど、さまざまな噂があるのをご存じですか?

実際はそんなことはありませんが、人々を惹きつける不思議な魅力がある月下美人には似合う噂ですよね。

実は食べられる

月下美人は海外では薬膳料理に使われていたりと、花や実の部分を食べることができます。食べられるのは少し意外な感じですよね。

花は衣をつけて揚げ物にしたり乾燥させてスープに入れたりでき、実は熟していれば驚くことにそのままでも食べられるのです。

薬用では、ぜんそくや咳など、呼吸器疾患や高血圧の改善によく用いられていました。実の食感はサクサクで、味は少し甘いようです。花の姿を楽しんだあとは、調理してみてはいかがでしょうか?

月下美人の別名

別名は月来香、月下香です。さらに英語版の別名は夜の女王といい、魅惑的なところや夜に咲く姿をうまく表現していますよね。

月下美人の花言葉

花言葉は、艶やかな美人、秘めた情熱、儚い美、儚い恋、強い意志、ただ一度だけ会いたくて、繊細といったものがあります。花は白のみなので、花色別の花言葉はありません。

このようにロマンチックな雰囲気の花言葉が多くつけられているので、好きな人へ花を贈りたいときに選びたいお花ですね。想いを寄せる人がいればぜひ贈ってみてください。

月下美人の花言葉の由来

美しさを象徴するような花言葉は、どれも開花中の花の様子を表しています。花は咲いてもすぐしぼんでしまうため、一日しか見ることができません。儚い美、儚い恋は言葉のとおり月下美人にぴったりですね。

また、秘めた情熱、強い意志、ただ一度だけ会いたくても、頑張って咲こうとしている様子が想像できます。繊細という花言葉も、栽培が大変な様子をよく表しているといえるでしょう。

月下美人の英語の花言葉

英語での花言葉には、危険な快楽というものがあります。パッと聞くと、危ない雰囲気を感じさせる言葉ですよね。

これは独特の香りが由来になっているのです。一度嗅いだら忘れられないような品のある香りが魅惑的で、それが危険な快楽という例えになったといわれています。

この花言葉を添えて贈り物をする際は、悪い意味に受け取られないように少し注意したほうがいいでしょう。込められた本当の意味合いを、教えてあげてもいいのかもしれませんね。

月下美人の誕生花

指定されている日付は、7月は19日、8月は23日、そして10月は29日です。知り合いがこの誕生日のどれかに該当しているのなら、ぜひ誕生日プレゼントとして贈ってみてはどうでしょうか。

月下美人の種類

月下美人は原種の植物で、日本で売られているものの元をたどると同じ株といわれています。1つの株を挿し木などで増やしていったようです。そこから品種改良され、種類が増えました。

代表的なのは、宵待孔雀(よいまちくじゃく)、十三夜美人(じゅうさんやびじん)、姫月下美人(ひめっげっかびじん)などで、これらは品種改良して作られました。

通常のものより花のサイズが小さなものから次の日の昼まで咲くものなど、現在では20種類以上も存在します。しかし花色はどの品種でも、白や乳白色など白系しかありません。自分で育ててみたい場合は、好みの品種を選ぶのもおすすめです。

月下美人の仲間

月下美人にはどんな仲間があるのでしょうか?ここでは、品種改良などで作られたものをいくつかご紹介します。

宵待孔雀

宵待孔雀はおしべが赤色になっている品種で、通常のものと比べると蕾や花が上を向いています。上を向いているので、こちらのほうがより堂々とした雰囲気にも見えますね。儚いだけでなく、力強さも感じさせる品種です。

十三夜美人

十三夜美人は宵待孔雀と似ている種類、というのも月下美人と宵待孔雀を交配して作られました。特徴は菊咲きで花が終わったあとにピンク色の実をつけます。ピンク色の実は何だか愛くるしくて可愛いですね。花が終わっても、可愛らしい実の姿を楽しめる品種です。

姫月下美人

通常の品種よりも小さなサイズなのが姫月下美人です。丸みがあるシルエットでお花が咲く時間帯も夜から次の日のお昼までと、少し長めになっています。花も原種よりもたくさんつきますよ。少しでも開花中の様子を楽しめるのは嬉しいですね。長い間、頑張って育てた甲斐があるでしょう。

満月美人

月下美人に姫月下美人を交配した品種です。見た目はやはり似ているものの、お花の大きさは小ぶりになっています。姫月下美人の特徴を引き継いでいるので、花の数も多めです。

歌麿美人

歌麿美人も月下美人と宵待孔雀をかけ合わせてできた品種です。花の大きさは小さめで原種よりも少し平べったくなっています。

月下美人に似た花

似たお花は孔雀サボテンで、別名はオーキッドカクタスです。見た目はとてもそっくりですが、花の色が赤やオレンジなどで違うため簡単に見分けることができるでしょう。加えて、月下美人は夜に咲くのに対し、孔雀サボテンは昼間に咲きます。花言葉は、幸せを掴む、儚い美、艶やかな美人などです。

花色は違えど、同じような美しさを持ち合わせているから、このような言葉がついているのでしょう。誕生花は5月は31日、7月は4日、12月は14日に指定されています。

そんな孔雀サボテンは熱帯地方が原産の植物で、草丈は1mほどです。温かい地方生まれなため寒さには弱く、5~6月頃に花を咲かせます。日光が好きなので、育てる場合はよく日が当たる場所で管理するといいでしょう。

とはいえ、夏の日差しは強すぎるので、そのときは多少日陰になる場所へ移動させてくださいね。

月下美人の季節・開花時期

お花が30cm近くまで大きくなる月下美人は、梅雨の頃から秋の間が開花期間です。一夜しかお花は咲きませんが、うまく育てられると年に数回花をつけてくれます。

月下美人の育て方・ポイント

月下美人は育てるのが少し難しく、さらに咲くまでに数年かかる植物です。しかしながら、花の姿はとても立派で一見の価値があります。

この項目では、土選びから水やり、適した環境など、栽培のポイントについてまとめました。これから栽培してみたいという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

土選び・用土

土づくりの基本となる赤玉土を半分に鹿沼土を2割、腐葉土3割を配合するのがおすすめです。多肉植物の仲間なので水はけのいい土が適しています。

土に混ぜ込む肥料はチッ素成分が多くならないように気をつけましょう。チッ素が多いと花つきが悪くなります。リン酸やカリが多めの肥料がいいですね。

春から秋の間は緩効性肥料を使用して、10月に入ったら液体肥料を2週間に1度のペースで与えましょう。

置き場所

春から夏までの間と秋は屋外の日向に置きます。花芽をつけるには、しっかり日に当てることが大切です。

夏の太陽は強すぎるため、梅雨が明けて日差しが強くなってきたら半日陰へ移動させましょう。直射日光に当ててしまうと、葉焼けを起こしてしまいます。西日も思いのほか日差しが強いので注意しましょう。

冬になったら室内へ取り込みます。霜には当てないよう注意してくださいね。室内にいれたときの置き場所も、日当たりのいいところにしましょう。また、室内の温度をなるべく8℃以上に維持すると、冬の間もゆっくり成長します。

植え替え・手入れ

植え替えは2年に1度行います。鉢から丁寧に苗を抜き出し、ついている土を落とします。古くなった根も取り除いてくださいね。新しい鉢を用意して、そこに苗と土、鉢底石、肥料などを入れましょう。植え替えに適した時期は5~9月の間です。鉢は株と同じ、もしくは一回り大きな鉢を用意します。

手入れは枯れた葉を取り除いたり、支柱を立てて鉢や苗が倒れないようにしてください。また、葉もあちこちに向かって暴れる性質があるので、うまく支柱で補助してあけると見栄えがよくなりますよ。

挿し木するときや植え替えなどで葉っぱをカットしすぎると、花がつきにくくなるので、そこだけ注意しましょう。植え替え後は少しずつ日光に慣らしていってください。

水やり

春や秋は土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。水やりが多いと根腐れしてしまうので、やりすぎには気をつけましょう。寒くなってきてそこから春まではあまり成長しないので、土の表面が乾いた数日後に水やりしてください。

一般的なお花の水やりペースだと与えすぎてしまうので、土の乾き具合をしっかり観察してから行うと失敗しにくいかと思います。

また、冬場の水やりするタイミングは比較的気温が高い午前中がおすすめです。夜間など気温が低いときに水やりしてしまうと、根が凍ったりトラブルの元になってしまいます。なるべく乾いている状態を維持するのがポイントです。

気をつける病気・害虫

注意が必要なのは、カイガラムシやアブラムシによって起こるすす病と、根腐れなどが原因の赤枯れ病です。すす病は葉や茎などに黒いすすのようなものが広がり、植物の光合成を遮って成長を妨げます。

カイガラムシは白、アブラムシは黒い虫でどちらも植物につきやすいので、風通しのいい場所に月下美人を置いたり薬剤で予防する必要があります。すす病は害虫の活動が活発になる春~秋に発生しやすいので、この時期は注意したほうがいいでしょう。

一方、赤枯れ病は常緑だった葉が次第に変色して枯れる病気です。原因は根腐れや根詰まりで、変色した部分は元には戻せません。きれいなところまでカットする必要があります。

この病気になると根が腐っていることもあるので、葉だけでなく根の状態もチェックしたほうがいいでしょう。根に異変があるときはそれらも取り除いて新しい用土へ植え替えます。

増やし方

増やす場合は挿し木がおすすめです。行うのに適した時期は5~9月で、茎を2~3節くらいでカットし、新しく用意した用土へ挿します。切り戻しをした際の茎で挿し木するのもいいでしょう。茎が長いほうが成長も早くなりますよ。

注意として、挿し木をする際の土は肥料は少なめにしてください。育つまで肥料は過剰な栄養になってしまうからです。また、水はけのいいサボテン用の土や挿し木用の土などを使うようにしましょう。

庭植えはできる?

月下美人の庭植えは適していません。基本、鉢植えで育てていきます。というのも、夏の直射日光や冬の寒さを苦手としているからです。

地植えしてしまうと、夏や冬が来たときに場所を移動するのが大変になりますし、頻繁な植え替えは植物のダメージにもなります。

場所を変えずそのままにするとしても、日除けや霜除けなど、何かしらの対策をしなければなりません。梅雨の時期も雨水で過剰に水分を吸ってしまい、根腐れする可能性もあります。

なので、なるべく月下美人は鉢で育てていくようにしましょう。鉢に植えてしまえば好きに移動できますよね。

まとめ

月下美人は花の姿以外にも、香りも楽しめます。花言葉は月下美人の美しさを象徴しているものになっており、大切な人への贈り物にもおすすめです。

花開くまでは数年と少し時間はかかりますが、開花したその姿は見ごたえがあるので、ぜひ栽培にもチャレンジしてみてくださいね。

コメント