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【本当は怖い】藤の花の花言葉・誕生花・スピリチュアル意味や効果・種類・仲間・育て方

【本当は怖い】藤の花の花言葉・誕生花・スピリチュアル意味や効果・種類・仲間・育て方

日本固有品種の藤の花には怖い花言葉があるといわれていますが、それは本当なのでしょうか?

またその花言葉にはどんな由来があるのか、今回は藤の花言葉について解説していきます。

藤のスピリチュアル意味や効果、誕生花、育て方も併せて解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

藤の花とは?どんな花?

4~5月になると、日本各地の藤の名所に足を運んでいる人も多いかと思います。

藤を複数並べてトンネルになっている様子は印象的ですよね。

TVや写真、雑誌などで一度は見たことがある人もいるでしょう。

まずは、藤について知識を深めていきましょう。

藤の花の特徴

藤は垂れ下がるようシルエットが特徴的で、一見ぶどうのようにも見えますよね。

マメ科フジ属に該当し、日本の固有品種です。

実は毒を持っている落葉木本の植物で、蔓性の性質を持っています。

一つの花房のねもとに、蝶のような見た目の小さな花をたくさんつけ、これはマメ科に多い花の形です。

姿の美しさに目を奪われがちですが、蜜のような甘い香りもあります。

植物園などでよく行われている藤棚のほか、盆栽、庭木などで楽しめる植物です。

房は少しひんやりしており、触ると簡単に潰れてしまいそうな柔らかさがあります。

品種によって、蔓の巻く方向が右と左それぞれ異なっており、一般的に藤と総称されているものは右巻き、反対に左巻きは山藤です。

また房の長さも品種ごとに違います。花の色は紫、白、ピンク、青などです。

藤の花の歴史

美しいその姿に目を奪われた人は多く、藤は源氏物語や万葉集、謡曲のテーマなど古い時代から登場します。

また、藤というこの漢字は藤原氏が縁といわれているのです。

日本でもっとも古い藤は、樹齢1200年超えで現在は天然記念物に指定されています。

ほかにも、紫色は高貴な色として知られていますが、薄い紫色を表す藤色は藤の色味からつけられたようです。

また藤紋という家紋にも使われています。

藤の花の別名

別名は雪中花、野田藤、学名はWisteria floribunda、英名はJapanese wisteriaです。

藤の花の花言葉

全体の花言葉は、歓迎、優しさ、決して離れない、縁結び、佳客(かかく)、忠実な恋に酔うなどです。

藤の花の花言葉の由来

藤の花言葉はどれも女性の象徴になっています。

女性のなかでも、とくに振り袖姿の女性をイメージしてつけられているようです。

歓迎は花を咲かせたときの独特の姿が、まるでお客さんを歓迎しているように見えるところからで、優しいは藤が持つ柔らかな雰囲気からきています。

続いて、恋に酔うは藤が持つ香りが魅惑的なところが由来で、決して離れない、忠実な男女の関係や蔓の様子から来ている花言葉です。

藤が女性を象徴するのに対し、男性の象徴は松の木といわれており、その松の木に藤が巻きついているシーンが由来となっています。

この様子が執念深い重い女性を想像できるため、怖い花言葉と勘違いされることもあるようです。

しかし、誠実に相手に寄り添い続けるというのも連想できるため、結婚祝いのフラワーギフトとしても人気があります。

佳客はよいお客さんという意味の言葉で、まさにお客さんを出迎え、もてなすように頭を垂れる藤のイメージが由来です。

紫の藤の花の花言葉

花言葉は、君の愛に酔うで、これは男女2人の愛が深まる様を表しています。

白の藤の花の花言葉

花言葉は、歓迎、恋に酔う、懐かしい思い出、可憐、決して離れないです。

青・ピンクの藤の花の花言葉

紫と白には花言葉が存在しますが、青とピンクには残念ながら存在しません。

藤の花の英語の花言葉

英語では歓迎(welcome)、忠実な(steadfast)という花言葉がつけられています。

藤の花の誕生花

誕生花は4月1日、5日、29日、30日、5月8日、21日、25日、31日です。該当する人が身近にいる場合は、誕生日の贈り物として選んでみてはどうでしょうか?

藤の花のスピリチュアル意味・効果

実はスピリチュアル的な意味や効果が藤の花にあるのをご存じでしょうか?

ここでは巷でいわれている藤にまつわるスピリチュアル意味や効果をご紹介します。

魔除け

昔から魔除けの力を持った植物といわれてきたようです。

藤の樹齢はとても長く、かつ強健、そのことと花名を不死の漢字と連想されるため、魔を避けるおめでたい植物といわれています。

縁起がいいキラキラと輝いているようなところに、魔はなかなか近づけませんよね。

霊性を高める

霊性を高める効果があると占い師やヒーラーの間ではいわれています。

悩み解決のための方向性を見つけたり、高い周波数のエネルギーと繋がりやすくなるようです。

藤をはじめとする植物達は、もともといいエネルギーを放っています。

自身の方向性に迷ったときやスピリチュアル性を高めたいときは、藤の下で瞑想をしてみるといいのかもしれませんね。

実際に、藤の代表色である紫は、霊性の高い第7チャクラの色でもあります。

そのことから藤の霊性を高めるというのは、あながち間違ってはいないのかもしれませんね。

神社に藤が多い

田子浦藤波神社や藤山神社など、日本には藤の名前がついた神社がたくさんあります。昔から神聖な植物と人々の間で思われていたのでしょう。

それらの場所には実際に藤が境内に植えられていたりします。花が咲く頃になると、藤まつりが開催されることもありますよね。

縁起

上記でお伝えしたように縁起がいい植物といわれています。

平安時代に繁栄した藤原氏の家紋も、これらの意味から藤をモチーフにしているほどです。

しかしこれは状況によりけりで、この花を贈る相手が病気療養中の人だと注意しなければいけません。というのも、不治の病に意味合いをとられることもあり、縁起が悪い植物となってしまうからです。

藤の花と風水

一般的な藤の花色は紫で、この色は風水で見ていくと精神性を向上させる高貴な色と考えられています。

ほかにも、気持ちを冷静にしてくれたり集中力を高めたい場面にも効果的な色です。寝室にこの色の植物があれば、ゆっくり休めて癒されるでしょう。

また、恋愛運にも紫色はいい色なので、女性的な魅力をアップさせたい場合に飾ってもいいでしょう。

恋愛運アップならピンクや赤の藤も最適です。

青い藤は仕事運やコミュニケーション力を高めたいときに力を貸してくれるでしょう。

白い藤なら、エネルギーを浄化する作用が期待できるでしょう。

風水において白色はエネルギーを整える効果があります。また、変化を起こしたいときにも取り入れるといい色といわれています。

白をほかの色と一緒に組み合わせると、うまく調和しつつエネルギーをパワーアップさせてくれるそうです。

たとえば、赤い藤だけだと強すぎるなと感じる場合、白い藤と一緒に飾ってみるといいでしょう。

そして黄色の藤なら人気運や金運アップを望んでいるときにおすすめです。

自分の気持ちも明るくなったり元気がでてきたりもするでしょう。楽しい出来事が舞い込んでくる色です。

藤の花の種類・色

藤には紫だけじゃなく白やピンクなどの花色を持った品種もあります。

ここではそんな各花色の代表的な品種をご紹介します。

紫には八重藤という品種があります。八重咲きの濃紫色が特徴的な花で、別名は八重黒竜です。

白花藤という品種があります。蔓はあまり長く伸びません。そのため、栽培するところが広く取れない人でも育てやすい品種です。

黄色

黄色の品種、金鎖(きんぐさり)はヨーロッパが原産地でゴールデンチェーン、きばなふじとも呼ばれています。

赤花美短藤(あかかぴたんふじ)は、ほかの赤い花を咲かせる藤よりも一番濃い品種です。

ピンク

ピンクには本紅藤があり、右巻きの藤です。明るいピンクをした花色が特徴で、アーチや鉢植えなどで楽しめます。

藤の花の仲間

藤と名前がついた花は日本と海外それぞれで見つかりますが、実は海外のそれは別の品種です。そして、藤が含まれているマメ科には、クローバー、駒繋(こまつなぎ)、ハナズオウなどがあります。

藤の花に似た花

似ている花はルピナスです。藤とは逆に上向きにどんどん花をつけ、以前は石鹸の原材料にも利用されていました。

そんな花の姿から昇り藤や立ち藤とも呼ばれています。

英名ではLupineで、地中海やアフリカが原産の植物です。

花持ちは5~6日ほど、開花時期の春から梅雨頃によくお店で売られています。花の色は濃い紫やピンク、白などです。

草丈が成長すると1mを超えてきますが、最近ではあまり大きくならない品種もあります。

花言葉はあなたは私の安らぎ、いつも幸せ、想像力、貪欲などです。

誕生花は3月10日、17日、5月31日、11月2日が指定されています。

藤の花の季節・開花時期

開花時期は4~5月、この時期になると植物園や藤を植えている神社やお寺などで藤を鑑賞するイベントが多く開催されます。なかでも、GWシーズンがとくに見頃です。

トンネルやドーム状にたくさん並んでいる藤はとても見応えがあるので、機会があればぜひ足を運んでみてくださいね。

藤の花の育て方・ポイント

最後は藤の育て方を解説していきます。

鉢植えでも栽培可能なので、お庭やベランダでも育てられますよ。

藤の花の用土

通気性と保水性のある土を好む植物です。肥沃な用土がいいでしょう。

土質は砂質が適しています。鉢植えで育てる場合も黒土に川砂や鹿沼土を混ぜ、さらに堆肥や腐葉土を加えてください。

種からでも育てられますが、成長するまで数年かかるため、苗を植えるのが簡単でおすすめです。

苗を植え付ける際は、根を傷つけないよう注意しましょう。

鉢の選び方

苗に対して、ひとまわりほど大きな鉢がベストです。小さいと根詰まりして成長できなくなったりします。

日当たりや置き場所について

太陽を好む植物なので、日光がよく当たる場所に置きましょう。日当たりが悪いとうまく育ちません。寒さに強い植物なため、冬越しは屋外で大丈夫です。

水やりについて

水切れさせないよう注意します。乾燥すると花がたくさんつかなかったり充分に成長しなかったりするからです。

とくに夏はすぐに乾燥するので、1日2回、朝と夕方に水やりします。土の表面が乾いたら、たっぷり与えてくださいね。

庭植えでの水やりは基本的に不要です。

夏場、暑い日が続くようなときに与えるといいでしょう。冬は葉を落として冬越ししますが、この間も成長しているので水やりは続けてくださいね。

肥料について

植え付ける際に緩効性肥料を株の周りに与えます。

開花中は液体肥料や置き肥をし、花が終わったあとにはお礼肥をしましょう。

基本的にチッ素、リン酸、カリのバランスのいい肥料で大丈夫です。

花つきをよくしたい場合は、1月中旬~2月頃にリン酸とカリを多めに含んでいる肥料を与えるといいでしょう。

増やし方

増やし方は接ぎ木、挿し木、種まきなどがあります。それぞれの行う時期は、接ぎ木は春の3~4月、挿し木は春と秋、種まきは春に撒きます。

種は花が終わったあとに採れるので、春が来るまで涼しい場所で保管しておきましょう。挿し木の場合は、充実した枝を選んで行うのがポイントです。

花が終わったら

花が終わったら花がら摘みや剪定を行いましょう。

花がら摘みは花つきをよくするためで、5月下旬~6月頃に行います。

もし種を採取したい場合は、花がら摘みはせずそのままにしてください。

花がら摘みが終わったら、新しく伸びた新梢を剪定します。

長さは1mが目安です。7月中旬になったら間引き剪定を行いましょう。これを行うことで枝が充実していきます。

病気や害虫について

病気は斑点病、さび病、こぶ病に注意が必要です。

斑点病は黒や褐色の斑点ができる病気で、そのままにしておくと葉が落ちてしまうこともあります。

さび病はサビっぽい見た目の斑点が葉にでき、最後には枯れるので早めの対策が大切です。

こぶ病は枝や幹にこぶのようなものができる病気で、やはりこちらもそのままだと枯れる可能性があります。

害虫はマメコガネやフジノキクイムシに気をつけてください。専用の農薬が販売されているので、それらの使用ルールに従って散布しましょう。

まとめ

古くからさまざまな人々に愛されてきた藤の花言葉には、やまとなでしこを感じさせるような意味合いが込められています。

怖いように感じるものも、実際はそうではなく、とても縁起のよい花です。

スピリチュアルな意味もあるので、いいエネルギーを引き寄せたい人は自分で育ててみたり風水として飾ってみてはいかがでしょうか。

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