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冷凍マンゴーは体に悪い?冷凍マンゴーのおすすめの食べ方

南国のフルーツは?と聞かれたら、『マンゴー』と答える人も多いのではないでしょうか?

濃厚な甘さととろけるような食感で、スイーツなどにも使われていることが多いフルーツ。

しかし、生のマンゴーを手に入れようとすると、なかなかスーパーに売っていなかったり、ちょっと金額が高かったりしませんか?

そんな時に役に立つのが、『冷凍マンゴー』!!

冷凍マンゴーは最近スーパーやコンビニなどで取り扱っていることが多いので、手に入りやすいですよね?

そんな冷凍マンゴーですが、体に悪いと言われることがありますが、本当に冷凍マンゴーは体に悪いのでしょうか?

この記事では、冷凍マンゴーが体に悪いのかについて、徹底分析!

冷凍マンゴーのおすすめの食べ方についても紹介しているので、参考にしてくださいね。

そもそもマンゴーってどんなフルーツ?

マンゴーの原産地は、東南アジアの熱帯地方、まさにトロピカルフルーツと言っても過言ではありません。

そんなマンゴーの生産量の世界トップのインドでは、4000年以上前から栽培しているんですって。

今ではとてもメジャーになっているマンゴー、世界3大果物との1つに認定もさせているんですよ。

マンゴーは日本ではもちろん、インドやタイ、フィリピンやメキシコでも栽培されています。

種類や品種に関しては500種類以上と言われていて、それぞれの種類や品種によって特徴があるそう。

色んな種類を食べ比べして、自分の好きなマンゴーを見つけるのもおもしろいかもしれませんね。

冷凍マンゴーって体に悪い?

冷凍食品は、体に良くない!と考える人もいるとおもいますが、冷凍マンゴーは体に悪いのでしょうか?

結論からお話すると、冷凍マンゴーは適量だったら体に悪くありません。

ここでは、冷凍マンゴーが体に悪いと言われてしまっていた理由を解説します。

体を冷やしてしまう

マンゴーが体に悪いと言われている1番の理由は、『体を冷やすフルーツである』ということでした。

野菜やフルーツには、実はマンゴーのように体を冷やしてしまうものと体を温めるものがあるんです。

マンゴーは南国のフルーツなので、体を冷やす成分がたくさん含まれているんですって。

それにプラスして、冷凍マンゴーは冷凍されているので、しっかり解凍してから食べないと生のマンゴーよりも冷たい状態で食べることになりますよね?

その結果、冷え性の人や体を冷やさない方がいい妊娠中の人たちは、マンゴーを食べると体に悪影響が起こることがあります。

下痢や腹痛を引き起こす可能性がある

マンゴーを食べ過ぎてしまうと下痢や腹痛を引き起こす理由は、次の2つ。

  1. 糖分の摂り過ぎ
  2. 食物繊維の摂り過ぎ

マンゴーには、『FODMAP』という小腸で消化されずに大腸で発酵を起こす糖質がたくさん含まれています。

たくさんマンゴーをたべてしまうと、この『FODMAP』を過剰摂取してしまうことになり、その結果消化不良を起こしてしまい、下痢や腹痛を引き起こすことになるんですよ。

また、食物繊維は不足しがちな栄養素として有名で、腸内環境を整えて便秘を改善したり、大腸がんのリスクを減らすなど、体にいいイメージを持っている人が多いですよね?

食物繊維には、『水溶性食物繊維』と『不溶性食物繊維』の2種類があります。

マンゴーに含まれている食物繊維は、『水溶性食物繊維』で摂取しすぎると下痢や腹痛の原因になると言われているんですって。

ちなみに…
水溶性食物繊維には、コレステロールの吸収を抑えたり、便を柔らかくする効果があります。
水に溶けやすいという性質も特徴の1つですね。

アレルギーの可能性がある

マンゴーは、『ウルシ科』のフルーツなので、食べ過ぎてしまうと

  1. 唇、口内、喉の痒み
  2. 目の周りの腫れ

といったアレルギー反応を引き起こすことがあります。

特に花粉症の人やラテックスアレルギーの人は、アナフィラキシーを引き起こす可能性もゼロではないので、注意が必要なんですよ。

ラテックスアレルギーとは、天然のゴムに触れることで、接触部位や全身に蕁麻疹が出たり、咳やゼーゼーやヒューヒューといった喘鳴の呼吸器症状が現れるアレルギー。

花粉症の人とラテックスアレルギーの人でアナフィラキシーを起こした時の呼び名が異なります。

花粉症の人は、『花粉–果物症候群』
ラテックスアレルギーの人は、『ラテックス–フルーツ症候群』

冷凍マンゴーの栄養やカロリーはどれくらい?

冷凍マンゴーの栄養ってどんなものがあるのか、カロリーはどれくらいなのか…気になる人もいますよね?

そこでここでは、そんなマンゴーの栄養やカロリーについて紹介!

自分が食べるものの栄養やカロリーを知ることって、健康的な食事をする上でとても大切になるので、参考にしてくださいね!

冷凍マンゴー100gあたりのカロリーは、65kcal、糖質は100gあたり15.5g。

マンゴーは甘みの強い果物なので、カロリーと糖質は高いんですって。

ちなみに冷凍してもカロリーへの影響はありません。

次に、マンゴーにはどんな栄養があるのでしょうか。

マンゴーの含まれている栄養素は、主に次のものがあります。

  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カリウム
  • 葉酸
  • 食物繊維

『ビタミンC』は、抗酸化物質のひとつで老化対策だけでなく、コラーゲンを生成したり、皮膚のメラニン色素生成を抑えたりするのに、必要な栄養素です。

『ビタミンE』は、強い抗酸化作用をもつ栄養素で、細胞の酸化対策や血行をよくする働きがあるんだとか。

このビタミンEが不足すると、シミやシワの原因になることもあるので、いつまでも若々しくいたい人には、ビタミンEの摂取がおすすめ!

『カリウム』は、ナトリウム(塩分)とともに体内の水分バランスを維持しています。

ナトリウムを過剰に摂取すると、体内に水分を溜め込むためむくみの原因に…。

そんな時、カリウムは体内の水分を体外に排出させる働きがあるので、むくみの解消になりますよ。

『葉酸』は、ビタミンB群の一種で、ビタミンB12と一緒に血液を作るので、『造血ビタミン』とも呼ばれています。

そして、DNAの合成やタンパク質の合成にも関わる栄養素で、わたしたちの体を作る設計図になるんですって。

特に胎児の成長にとって大切な栄養素として、厚生労働省では妊娠を希望している女性には、妊娠前から葉酸の摂取を推奨しているんですよ。

『食物繊維』は、水に溶けにくい不溶性と水に溶けやすい水溶性があり、どちらの食物繊維にも整腸作用があります。

不溶性食物繊維の特徴は、保水性が高いこと。

胃や腸で水分を含んで膨らむことで、腸を刺激して便通を促すんですって!

一方、水溶性食物繊維の特徴は、粘着性と吸着性。

粘着性によって、腸内をゆっくり進むことで、糖質の吸着を緩やかにして、食後の血糖値の上昇を緩やかにします。

そして、吸着性によって、コレステロールをくっつけて体外に排出させるんですって!

マンゴーには、この不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれているので、優れた成長作用を期待できるんですよ。

ちなみに…
冷凍マンゴーは生のマンゴーに比べて、品質や栄養素が劣ってしまうのでは?と思う人もいると思いますが、冷凍マンゴーは急速冷凍されているので、生の状態のものとほとんど品質や栄養に差はないんですよ!

急速冷凍とは、マイナス30℃以下の冷気を食品に吹き付け、おおむね30分以内のできるだけ短時間で最大氷結晶温度帯を通過させ凍結。
マイナス18℃まで冷却し、保管することをいいます。

冷凍マンゴーの1日の摂取目安量は?

栄養たっぷりで濃厚な甘さのマンゴーですが、1日の摂取量の目安はどれくらいなのでしょうか?

ここでは、そんな摂取量の目安について紹介しますよ!

結論からいうと、冷凍マンゴーの1日の摂取量の目安は、150g〜180g程度。

しかし、一度にたくさんの量を食べてしまうと、インスリンが大量に分泌されて、脂肪の燃焼の妨げになってしまうので注意が必要!

適量であれば、腸内環境が整えられたり、むくみも解消されるので、ダイエットにも効果的ですが、カロリーや糖質が高いので、食べ過ぎてしまうと体重増加の恐れが…。

摂取量の目安を参考に、上手に普段の食事に取り入れていきましょう。

冷凍マンゴーのおすすめの食べ方は?

せっかくなら冷凍マンゴーをおいしく食べたいですよね?

もちろんそのまま食べてもおいしいですが、ここではおすすめの食べ方を紹介!

簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

  • ぷるぷるがたまらない!マンゴーゼリー

《材料》4人分

  • 冷凍マンゴー    170g
  • マンゴージュース  200g
  • グラニュー糖    20g
  • 板ゼラチン     4.5g
  • ミント(飾り用)  お好みで

《作り方》

  1. 板ゼラチンはたっぷりの氷水に入れて、ふやかす。
  2. 半量のマンゴージュースとグラニュー糖を耐熱容器に入れて、電子レンジでグラニュー糖が溶けるまで加熱する。
  3. ふやかしたゼラチンを②の中に入れて溶かす。
  4. 冷凍マンゴーと残りのマンゴージュースをブレンダーなどに入れて、なめらかになるまで撹拌する。
  5. ③と④を合わせて、よく混ぜる。
  6. 粗熱が取れたら、容器に入れてラップをして冷蔵庫に入れる。
  7. 固まったらお好みでミントを飾る。

《ポイント》

  • 板ゼラチンは冷たい水じゃないと溶けてしまうので、ふやかす時は注意する。
  • 電子レンジで温めたマンゴージュースにゼラチンを入れる時、あまりにも熱いとゼラチンが固まらなくなってしまうので、注意!(60℃〜70℃くらいが目安)

  • あっという間に作れちゃう!マンゴーアイス

《材料》3人分

  • 冷凍マンゴー    150g
  • 生クリーム     70cc
  • 練乳        20g
  • レモン汁      大さじ1

《作り方》

  1. 冷凍マンゴー、生クリーム、練乳、レモン汁をすべてミキサーの中に入れて、なめらかになるまで撹拌する。
  2. タッパーに入れて、冷凍庫で凍らせる。

《ポイント》

  • 食べる時は、少し前から冷凍庫から出しておくと扱いやすくなるよ!

  • 意外な組み合わせだけど絶品!マンゴー水ようかん

《材料》4人分

  • 角寒天    1/2本
  • 水      400ml
  • 上白糖    100g
  • 冷凍マンゴー 150g
  • さらしあん  50g

《作り方》

  1. 角寒天は、水で洗い、水の入ったボールに入れ、10〜15分くらいふやかす。
  2. 柔らかくなったら、しっかり水気を絞って、小さくちぎる。
  3. 鍋に②の寒天と水400mlを入れて沸騰させる。
  4. 沸騰後も沸騰した状態を保ちながら、3分間くらいを目安に寒天がすべて溶けるまで加熱する。
  5. さらに上白糖を入れて、溶けるまでよく混ぜ、さらしあんも入れ、ダマがなくなるまでよく混ぜる。
  6. 火を止めて、ダマにならないように1度ザルで漉してから、角切りにした冷凍マンゴーを入れる。
  7. ⑥を器の中に入れて、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。

《ポイント》

  • こしあんを使う時は400gくらいから柔らかさを見つつ、調整する。
  • こしあんの甘さに応じて、砂糖の量も調整する。
  • 冷凍マンゴーが甘いので、砂糖を入れなくてもおいしいですよ!

  • 簡単だけどおいしい!マンゴースムージー

《材料》2人分

  • 冷凍マンゴー   150g
  • ヨーグルト    150g
  • 牛乳       100cc
  • 砂糖       大さじ1

《作り方》

  1. 冷凍マンゴー、ヨーグルト、牛乳、砂糖をブレンダーに入れて、なめらかになるまで撹拌する。
  2. グラスに入れて完成。

  • オレンジジュースで爽やか!オレンジマンゴースムージー

《材料》2人分

  • 冷凍マンゴー     300g
  • オレンジジュース   200cc

《作り方》

  1. 冷凍マンゴーとオレンジジュースをブレンダーに入れてなめらかになるまで撹拌する。
  2. グラスに入れて完成。

まとめ

今回は、冷凍マンゴーは体に悪いのかについてお話させていただきました。

マンゴーは、とても栄養たっぷりのフルーツですが、甘みが強いのでカロリーや糖質が高いので、食べ過ぎでしまうと体重増加の恐れが…。

体重増加以外にも体が冷えてしまったり、下痢や腹痛を引き起こしたり、アレルギー反応が出てしまうこともあるんです。

そうならないためにも、1日の摂取目安量を参考に、普段の食事に上手に取り入れてみましょう。

上手に取り入れることができると、冷凍マンゴーは体に悪い影響はなく、逆にマンゴーに含まれているさまざまな栄養素を体内に取り入れることができますよ。

そして、冷凍マンゴーのおすすめの食べ方も紹介!

簡単に作れるものが多いので、ぜひ作ってみてくださいね。

それでは『冷凍マンゴーは体に悪い?冷凍マンゴーのおすすめの食べ方』はここまで!

今回紹介したことが少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。

庄司 奈南
執筆者

専門学校を卒業してから、保育園栄養士として勤務しています。自身の妊娠を機に、食生活に関しても意識するようになり、プレママやお子さんのいるママさんの食に関するお悩みはもちろん、それ以外の方の食に関するお悩みを解決できるようにお役立ちできたらうれしいです。

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