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ピーナッツバターが体に悪いと言われる理由は?食べる時の注意点

みなさんはピーナッツバターと聞いてどんなイメージをお持ちですか?

トーストに塗るくらいで、買っても使いきれないで捨ててしまう…という人が多いかもしれません。

そんなピーナッツバターですが、体に悪い!と言われることがあるんですって。

今回は、ピーナッツバターがどうして体に悪いと言われるのか…その理由を徹底解説!

それ以外にも、ピーナッツバターを食べる時の注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。

そもそもピーナッツバターって何?

『ピーナッツバター』と聞くと、砂糖がたっぷり入っていて甘いものを思い出す人もいますよね?

実はそれ…『ピーナッツバター』ではなく、『ピーナッツクリーム』なんです。

『ピーナッツバター』は、乾燥して炒ったピーナッツをすり潰して、ペースト状にしたもの。

『ピーナッツペースト』とも呼ばれることもあり、アメリカでは原材料に90%以上ピーナッツを使用したものと定義されています。

バターとついているので、バターを使用していると思われがちですが、バターなどの乳製品は使われていません。

ピーナッツをすり潰した時に出てくる油分のみで、濃厚なバターのようなペースト状になります。

ちなみに…
『ピーナッツクリーム』は、ピーナッツバターに砂糖や水あめ、植物油脂を加えて作られたもの。
こどもでも食べやすいように加工されたもので、日本ではこの『ピーナッツクリーム』の方が、スーパーなどに多く取り扱われているので、身近なものに感じるのではないでしょうか。

ピーナッツバターの栄養素は?

ピーナッツバターには、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。

ここでは、ピーナッツバターに含まれている栄養素を紹介!

含まれている栄養素にどんな働きがあるのかも、解説しますので、参考にしてくださいね。

不飽和脂肪酸

ピーナッツバター全成分の約50%は、植物性脂肪。

そのうち60%ほどが不飽和脂肪酸のオレイン酸で、残りの40%程度がリノール酸になります。

『オレイン酸』は血中の善玉コレステロールを下げずに、悪玉コレステロールのみを下げる働きがあります。

これによって、血液中の好循環や生活習慣病の予防に繋がるんですって。

一方、『リノール酸』は、体内で作ることのできない必須脂肪酸と呼ばれていて、血中のコレステロールや中性脂肪の上昇を防ぐ働きがあります。

また、ピーナッツはGI値が低いので、ピーナッツやピーナッツバターを摂取しても急激な血糖値の上昇はしません。

そのため、太りにくく、糖尿病になりにくい食材とも言われているんですよ。

ビタミン

ピーナッツバターには、さまざまなビタミンがたくさん含まれています。

特に『ビタミンB』がたくさん含まれていて、疲労回復に効果的で糖質の代謝を助ける『ビタミンB1』、タンパク質と脂質の代謝を助ける『ビタミンB2』が含まれています。

『ビタミンB2』には、皮膚や粘膜の細胞を再生させる効果があり、肌を健康な状態に維持する働きもあるんですって。

また、酵素の働きを助ける補酵素の役割を担うビタミンB3の『ナイアシン』も含まれているので、皮膚の健康維持のほかにも血行促進や肩こり改善、貧血の改善にも効果があります。

さらに、ビタミンEの中でも『α–トコフェノール』という抗酸化作用のあるビタミンが含まれているので、老化の原因になる活性酸素細胞の酸化予防にも繋がり、肌をきれいに保つ効果もあるんですよ。

ポリフェノール

ピーナッツの薄皮には、ポリフェノールの一種であるレスベラトロールがたくさん含まれています。

この『レスベラトロール』は、老化抑制効果のある体内のサーチュイン遺伝子を活性化させる働きがあるんですって。

ピーナッツを日常的に摂取することで、肌の弾力が維持されて、若々しい肌を保つことができるように…。

これらの栄養素のほかにも、腸内環境を整えて便通を改善してくれる『食物繊維』や筋肉などの体作りに必要な『タンパク質』、体の機能を維持するのに大切な『ミネラル』をピーナッツバターを取り入れることで、摂取することができますよ。

ピーナッツバターの1日の摂取量は?

ピーナッツバターは、100gあたり599kcalあります。

100gを一気に食べるという人は、いないと思いますが、体にいいから…といって1日にたくさん食べてしまうと、カロリーを摂り過ぎてしまい体重増加に繋がってしまいます。

ビーナッツバターの1日の摂取量の目安は、大さじ2程度!

この量は、ピーナッツの適量が1日30g程度であるのと同じくらいの量になるんですって。

ピーナッツバターを週5以上、つまりほぼ毎日食べると、摂取していない人に比べて糖尿病のリスクが減るとも言われています。

ビーナッツバターを食べる時の注意点

ピーナッツバターには、さまざまな栄養素が入っていますが、カロリーが高いので食べる時には注意が必要です。

ここでは、ピーナッツバターを食べる時の注意点を紹介!

せっかくピーナッツバターを食べるなら、健康的になれる摂取の仕方を取得しましょう。

ピーナッツバターをそのまま食べるのはNG

アメリカなどでは、ピーナッツバターのスキッピーをそのまま食べる映像を見ることがあると思いますが、これは健康的な食べ方とは言えません。

ペースト状のビーナッツバターは、咀嚼しなくても食べることができるので、満腹中枢が刺激されにくいので、思っているよりもたくさん食べてしまう可能性が…。

もともとピーナッツバターはカロリーが高いので、カロリーを摂り過ぎてしまい、結果として体重増加に繋がることもあります。

何か違う食材と一緒に食べることで栄養バランスがよくなるので、何かに『塗る』、『和える』といったレシピを取り入れましょう。

王道であるパンにピーナッツバターを塗るというのも簡単で取り入れやすいかもしれませんね。

そういったレシピを毎日取り入れることで、健康効果を得ることができますよ!

ピーナッツバターの選び方に注意!!

ダイエットや健康目的でピーナッツバターを取り入れるのであれば、どんなピーナッツバターを選ぶのかも大切になります。

ピーナッツバターは基本的に砂糖やバターは使われていませんが、スーパーなどで売られている商品の中には、バターや乳化剤、塩や砂糖が使われていることも…。

購入する時は、成分表を確認するようにして、食塩、砂糖、乳製品不使用のピーナッツバターを選ぶようにしましょう。

1日の適量を守る

ピーナッツバターは高カロリーな食材なので、先ほど紹介した、1日の摂取量を守るということも大切!

1日30gがピーナッツそのものの適正な量とされていて、これをピーナッツバターに変換すると大さじ2程度が適量とされています。

体にいいものなら、たくさん食べて効果を早く得たい!と思う人もいると思いますが、一気にたくさん食べるのではなく、毎日適正量を継続して食べるということが大切ですよ。

ピーナッツバターは体に悪い?

ここまでいろいろお話をしてきましたが、結局のところピーナッツバターは体に悪いのでしょうか?

結論からいうと、ビーナッツバターには体にいい栄養素がたくさん含まれているので、1日の摂取量さえ守っていれば、体に悪いものではありません。

むしろ、毎日適量を食べることで、ピーナッツバターの栄養素の効果を体内に取り入れることができるので、健康的になると考えることもできますよ!

正しい食べ方をして、ピーナッツバターの栄養素の効果を十分に摂取しましょう。

体にいいピーナッツバターの選び方!おすすめの商品は?

せっかくなら、体にいいピーナッツバターを食べたいですよね?

そこで、体にいいおすすめのピーナッツバターを3種類紹介!

気になる商品があったら、ネットでも購入できるので、ぜひ購入して食べてみてくださいね。

  • アリサン ピーナッツバター クランチ (454g) 1,430円(税込)

オーガニック食品で有名なアリサンが販売しているピーナッツバター。

有機ピーナッツのみを使用していて、ペーストタイプとクランチタイプがあります。

おすすめは、粒が残っているクランチタイプですよ。

ピーナッツ本来の風味とコクを感じることができるので、パンに塗る以外にもさまざまな料理に使用することが可能!

454gと量が多いので、毎日ピーナッツバターを食べたい!という人におすすめ。

  • オオノ農園 落花生100%ペースト(160g) 1,686円(税込)

千葉県といえば、ピーナッツが有名ですよね。

オオノ農園のピーナッツバターは千葉県の香取市で有機肥料で栽培された落花生を100%使用した国産のピーナッツバター。

国産にこだわりたい!という人におすすめ!

品種の違うピーナッツを配合して作られているので、風味豊かで濃厚な味が特徴的なピーナッツバターです。

実は、『食のちばの逸品を発掘2015』のコンテストで金賞も受賞している商品なんですよ。

  • 三育フーズ ピーナッツバター(150g) 527円(税込)

三育フーズのピーナッツバターは原材料がピーナッツのみ。

砂糖も食塩も、乳化剤や安定剤も入っていないので素材本来の味を楽しむことができるピーナッツバターですよ!

ピーナッツバターの中では、比較的購入しやすいお値段なので、初めてピーナッツバターを購入するという人にぴったり!

まとめ

今回は、ピーナッツバターについてお話させていただきました。

ピーナッツバターは高カロリーではありますが、栄養たっぷりな食材なので、1日の摂取量さえ気をつければ、体に悪いことはありません。

むしろ、ピーナッツバターに含まれている体にいい栄養素を体内に取り入れることができ、健康的になりますよ。

普段の食事に上手にピーナッツバターを取り入れて、健康的な体になりましょう。

それでは、『ピーナッツバターが体に悪いと言われる理由は?食べる時の注意点』はここまで!

今回紹介したことが、少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。

庄司 奈南
執筆者

専門学校を卒業してから、保育園栄養士として勤務しています。自身の妊娠を機に、食生活に関しても意識するようになり、プレママやお子さんのいるママさんの食に関するお悩みはもちろん、それ以外の方の食に関するお悩みを解決できるようにお役立ちできたらうれしいです。

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