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毎日納豆1パック食べ続けるとどうなる?飽きないための食べ方は?

健康にいいと言われている『納豆』ですが、みなさんはどれくらいの頻度で食べていますか?

毎食1パック食べている人、2日おきに1パック食べている人、もしくは1回に2パック食べている人など、人それぞれかもしれません。

今回は、毎日納豆を1パック食べ続けるとわたしたちの体はどのように変化するのかを、納豆に含まれているさまざまな栄養素に注目をしつつ、解説!

これを読めば、毎日納豆を1パック食べ続けた時にどのような変化が起こるのか、分っちゃいますよ。

納豆が体にいいと言われる理由は?

納豆は『畑の肉』と言われている大豆を蒸して、納豆菌によって発酵させたもの。

発酵とは微生物は食物を分解する時に、グルタミン酸などわたしたちの体にいい成分を作り出してくれるんです。

納豆菌は、枯草菌という細菌の一種で、納豆を作る時に欠かせない菌なんですよ。

大豆が納豆菌によって発酵する時に起こる効果は実は2つあります。

ここでは、その2つの効果を紹介!

タンパク質の吸収が高まる

タンパク質を体内に吸収するには、まずは消化液などでタンパク質を細かくしないといけません。

納豆に含まれているタンパク質は、発酵によりあらかじめ分解されているので、大豆の状態に比べて、タンパク質の吸収が高まるんですって!

大豆にはない栄養素がプラスされる

納豆のネバネバ成分に含まれている『ナットウキナーゼ』は、大豆が発酵する時に作られる酵素。

酵素やビタミン以外にも、納豆菌自体も腸内で善玉菌を増やす効果があるんですって。

大豆そのものの栄養素以外にも、納豆にすることでさらに栄養素がプラスされることでより栄養価の高い食べ物になるのは、とても魅力的ですよね。

納豆に含まれる栄養素とその効果は?

栄養がたっぷりの大豆発酵して作られる納豆は、大豆そのものの栄養素以外にもたくさんの栄養素を含んでいます。

ここでは、納豆に含まれている栄養素とその効果を紹介!

たくさんの美容や健康の効果が期待できますよ。

タンパク質

納豆には、体内で作ることのできない必須アミノ酸9種類を含んでいるため、良質なタンパク質を摂取することができます。

必須アミノ酸は、体内で作ることができないので、食事からまんべんなく摂取する必要があるのですが、納豆はその必須アミノ酸をバランスよく含んでいるので、1つの食材で補うことができてしまいます。

タンパク質は筋肉を作るだけでなく、髪や肌、ホルモンや酵素など体の材料になります。

肌をきれいに保つには、もちろん日々のスキンケアも大切ですが、良質なタンパク質を摂取して、皮膚そのものを美しくすることで、美肌を手にいれることができるんですよ。

コラーゲンは年齢とともに質が落ちてしまうと言われています。

質が落ちてしまったコラーゲンを修復するには、タンパク質が必須!!

美肌作りのためにも、納豆を食べて良質なタンパク質を摂取しましょう。

また、大豆のタンパク質には『アディポネクチン』と呼ばれる善玉のホルモンを増加させる効果があります。

この『アディポネクチン』は、傷ついた血管の修復、糖質やコレステロールの代謝に関係するホルモンで、糖尿病や生活習慣病の予防に役立つと考えられているんですって!

ナットウキナーゼ

『ナットウキナーゼ』は、納豆菌が作り出す酵素の一種で、納豆のねばねばの中に含まれています。

このナットウキナーゼには血栓の素となるタンパク質を分解する効果があるため、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果的!

また、血液がサラサラになるので、高血圧を防ぐ効果もあるんですって。

ただし、このナットウキナーゼ…熱にとても弱いので、加熱してしまうと酵素の働きが失われてしまいます。

酵素の働きを十分に摂取するためにも、加熱はせずに食べることがおすすめですよ。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは、ポリフェノールの一種で、納豆の苦みや渋みの成分なんです。

ポリフェノールには強い抗酸化作用があるので、生活習慣病の予防や改善に役立つと言われているんですって。

また、大豆イソフラボンはエストロゲンという女性ホルモンと同じ働きをする特徴があると言われています。

女性ホルモンが減少すると、ほてりやイライラなどの更年期障害の症状が出たり、肌荒れやシワができたり、骨粗鬆症になりやすくなったりするんですよね。

そうならないためにも、納豆を食べて大豆イソフラボンの効果で女性ホルモンの働きを補い、予防や改善ができるようにしましょう!

レシチン

『レシチン』は、体内でエネルギーのなったり、細胞膜を構成する成分になるリン脂質の一種で、血中コレステロールを下げる作用があり、動脈硬化を予防すると言われています。

大豆サポニン

『大豆サポニン』は、大豆に含まれる渋みやえぐみの成分で、脂肪の燃焼を促す『アディポネクチン』の分泌を促す働きがあり、脂質の代謝を促す作用が期待されています。

また、大豆サポニンには老化や疲労の原因となる活性酵素を除去する働きも。

血液中の脂肪やコレステロールが活性酸素によって酸化されると、LDL(悪玉)コレステロールとなって、血管内に脂肪が蓄積されてしまうんだとか…。

大豆サポニンには、その活性酸素を除去してくれるので、LDLコレステロールの蓄積を抑えることにより、動脈硬化の予防にもなるんですよ。

また、大豆サポニンには体内でも脂肪を溜まりにくくする効果があるので、肥満の予防にも役立ちます。

抗酸化作用が高くて、過酸化脂質という老廃物を洗い流し、肝機能を正常に保つ働きも!

食物繊維

納豆は食物繊維がたくさん含まれていて、便秘改善にも効果的!

また、納豆を作る時に加える納豆菌そのものにも整腸作用があるので、腸内の悪玉菌が増殖するのを防いでくれる効果も期待できます。

トリプトファン

納豆には必須アミノ酸の1つの『トリプトファン』も多く含まれています。

トリプトファンには、精神を安定させる働きがある神経伝達物質の『セロトニン』の原料なんですよ。

イライラや落ち込み、ストレスの緩和、生理前や更年期症状の緩和にも役立ちます。

鉄というとレバーを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は納豆にも鉄がたくさん含まれています。

特に女性は生理や妊娠で多くの鉄を必要なので、意識をして摂取してほしい栄養素なんですよ。

鉄が不足してしまうと、貧血になると疲労感や息切れ、頭痛などの症状が出てしまうことも…。

そうならないためにも、納豆を食べて鉄を体内に取り入れましょう。

ビタミンCは鉄の吸収を高めてくれる効果があるので、鉄と一緒に摂取するのがおすすめ!

また、タンパク質はヘモグロビンの材料になるので、十分にとって、貧血を予防しましょう。

ビタミンB2

納豆には、別名『発育のビタミン』とも呼ばれている『ビタミンB2』もたくさん含まれています。

なんと納豆に含まれているビタミンB2は、大豆に含まれている量のおよそ5倍!

ビタミンB2はタンパク質の合成を助けて、皮膚や髪、爪などの細胞の再生をサポートします。

逆にビタミンB2が不足してしまうと、肌荒れや髪のトラブルの原因になることも…。

ビタミンK

『ビタミンK』は丈夫な骨を作るのに欠かせないビタミン。

カルシウムを骨に定着させる働きがあり、特に更年期障害以降の女性に多い骨粗鬆症の予防にも役立ちます。

また、ビタミンKは『止血ビタミン』とも言われて、出血を止める働きをするタンパク質が、肝臓内で作られる時の補酵素として働くんですよ。

カルシウム

『カルシウム』は、摂取した量がそのまま体内で利用されるわけではない、吸収率の低い栄養素。

日頃から十分な量をこまめに摂取することが大切なんです。

アルコールの摂り過ぎや喫煙はカルシウムの吸収を妨げる可能性が…。

カルシウムの摂取のことを考えると、控えたいですよね。

また、カルシウムを摂取することは、ビタミンKの時と同様で、骨粗鬆症の予防にもなりますよ。

納豆の適量は1日1パック!その理由は?

納豆は健康や美容にいい栄養素がたくさん含まれていますが、1日に食べる量には注意が必要!

実は、納豆の1日の適量は、『1パック』なんです。

栄養素をたくさん摂りたいからと言って、納豆を食べ過ぎてしまうと、逆に体に悪影響を与えてしまう可能性が…。

例えば、生活習慣病の予防や改善に役立ったり、女性ホルモンの同じような働きをする『大豆イソフラボン』の1日の摂取目標量の上限が70〜75mg。

納豆1パックには、約35mgの大豆イソフラボンを含んでいるので、他の食べ物からも摂取すると考えると1日の限度は多くても2パックということになります。

あくまで目安量なので、食べ過ぎたからといって、すぐに体調が悪くなるわけではありません。

しかし、納豆に含まれている『セレン』というミネラルの一種は、過剰に摂り過ぎてしまうと、胃腸障害や爪の変形などの症状がでる可能性が…。

実は、納豆には『プリン体』も含まれているので、食べ過ぎてしまうと痛風の原因にもなってしまいます。

体にいいからついついたくさん食べたくなってしまうかもしれませんが、1日1パックを毎日食べるようにして、納豆の栄養素の効果をたくさん体内に取り入れましょう!

食べやすい納豆を見つけて無理なく続けよう!

毎日食べる納豆は、自分の好みに合ったものの方が続けやすいですよね。

そこで、ここではよくスーパーなどでも見かける3種類を紹介しますよ。

粒納豆

一般的な納豆で、大豆の粒の大きさで極小粒〜大粒と種類もたくさんあります。

大豆の皮をそのまま残してるので、食物繊維が豊富!

ひきわり納豆

大豆を挽き割って、皮を取り除いてから発酵させたもの。

納豆の粒が細かい分、消化が粒納豆に比べてしやすく、納豆菌が付着しているも増えるので、発酵で作られるビタミンKが多くなるんですって。

フリーズドライ納豆

納豆を冷凍乾燥させて、粉末状にしたもの。

納豆特有の匂いやネバネバを気にせずに手軽に食べることができるので、職場での昼食や外食時にも納豆の栄養素を取り入れることができます。

ちなみに…
納豆は食べる時間帯によって得られる効果が変わってきます。

朝食に食べるとタンパク質が代謝をあげるので、体の冷えを防ぐことが可能!
また、朝は腸が活発に動いているので、整腸作用も高まります。
血液のサラサラ効果を高めたい時には、夜に食べるのがおすすめ!
寝ている間に血液はドロドロになりやすく、朝起きる頃には血栓ができやすいんです。
ナットウキナーゼの血液サラサラ効果は、食後約4時間後から効き始めて、8時間程度効果が持続するので、寝ている間に血液がドロドロになってしまうのを防いでくれる効果がありますよ。

納豆を毎日飽きずに食べるには?相性のいい食材はこれ!

納豆はさまざまな栄養素を含んでいますが、他の食材と一緒に食べることで、足りない栄養素を補うことができます。

組み合わせによっては、食材同士の相乗効果によって、さらにおいしく食べることができたり、健康効果が高まることも…。

納豆の食べ方のバリエーションを増やすことで、毎日楽しくおいしく納豆を食べることができちゃいますよ!

カラシ

納豆によくついているカラシには、納豆特有のアンモニア臭を抑える効果や塩分の吸収を抑える効果があります。

ネギ

ネギの香りの成分は食欲をそそらせる効果があるだけでなく、納豆に含まれているビタミンB1やB2の吸収率を高める効果があります。

しそ

しそは、納豆に含まれていないビタミンAやCを含んでいるだけでなく、しそに含まれている殺菌効果も手に入れることができます。

かつお節

かつお節と納豆それぞれが持っているうまみ成分が合わさることで、さらなるうまみを引き出してくれます。

しょうが

納豆特有の匂いを抑え、食べやすくしてくれるだけでなく、胃液の分泌を促進させて、消化を助ける働きがあります。

梅干し

梅干しの独特な香りと酸味がいいアクセントになるだけでなく、醤油やたれの代わりに梅干しを入れることで、塩分を抑えることができます。

まとめ

今回は、納豆を1日1パック食べ続けるとどうなるかを納豆に含まれている栄養素を紹介しつつ、解説しました。

納豆には、たくさんの栄養素が含まれていますが、たくさん食べ過ぎてしまうと、私たちの体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そうならないためにも納豆は1日1パックにして、毎日食べるようにして、納豆に含まれている栄養素をたっぷり体内に取り入れましょう。

納豆にはたくさんの栄養素が含まれていますが、納豆単体では摂取できない栄養素もあります。

そんな時は、他の食材と一緒に食べることで、足りない栄養素を補うことが可能!

また、食材同士の相乗効果でさらにおいしく食べれたり、健康効果が高まるかもしれません。

そして何より飽きずに楽しく、おいしく納豆を食べることができるようになりますよ。

自分の好きな食材を見つけて、楽しく食事をしてくださいね。

それでは、『毎日納豆を1パック食べ続けるとどうなる?飽きないための食べ方は?』はここまで!

今回紹介したことが少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。

庄司 奈南
執筆者

専門学校を卒業してから、保育園栄養士として勤務しています。自身の妊娠を機に、食生活に関しても意識するようになり、プレママやお子さんのいるママさんの食に関するお悩みはもちろん、それ以外の方の食に関するお悩みを解決できるようにお役立ちできたらうれしいです。

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