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豚足は体に悪い?食べる時の注意点と体に良い食べ方

豚足と聞くと沖縄調理を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

プルプルとしたコラーゲンがたくさんなので、もしかしたら脂質が多くて体に悪い!と思っている人もいるかもしれませんよね。

では、豚足は本当にわたしたちの体に悪いのでしょうか。

今回は、そんな豚足について解説!

食べる時の注意点も紹介するので、参考にしてくだいね。

豚足に含まれている栄養素は?

豚足には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。

ここでは、そんな豚足に含まれている栄養素を紹介!

なかなか豚足を食べる機会がない!という人も多いと思いますが、参考にしてくださいね。

豚足の糖質はゼロってほんと?

豚足の炭水化物の量は、100gあたりなんと0g!

炭水化物は、大きく『糖質』と『食物繊維』に分類されるので、炭水化物の量が0gであれば、自然と糖質も0gということになります。

最近、ダイエット中の人の中で『糖質制限ダイエット』を行なっている人もいると思いますが、豚足はそんな糖質制限をしている人にもおすすめですよ。

実は脂質、カロリーも豚肉類の中では低め!

豚足100gあたりの脂質の量は、16.8g!

同じ豚肉でもバラ肉だと100gあたり35g、ロース肉でも23gなので、豚足の脂質の量は少ないんです。

また、豚足はカロリーも豚肉の中では低め!

100gあたりバラ肉は386kcal、ロース肉で263kcalある中で、豚足はなんと230kcalなんですって。

肉類の平均が292kcalなので、豚足は肉類の中でも比較的カロリーが低い食品と言えますよね。

ちなみに、一般的に肉類では、牛肉→豚肉→鶏肉の順にカロリーが低くなります。

豚足と言えば…やっぱりコラーゲン!

『豚足と言ったら…コラーゲン!』というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

豚足は、大部分が皮と腱、軟骨から構成されているので、コラーゲンをたくさん含んでいます。

このコラーゲンは、タンパク質の1種で、炭水化物と脂質とともに3大栄養素と呼ばれています。

3大栄養素は、わたしたちの体を構成するのに、とても重要な成分なんですよね。

わたしたちの体のさまざまなところにコラーゲンは存在していますが、中でも皮膚にコラーゲンは多く含まれているんですよ。

豚足にはビタミンDやビタミンB12もたくさん!

実は豚足に含まれている栄養素はコラーゲンだけではないんです。

ビタミン・ミネラルの中でも、特に『ビタミンD』や『ビタミンB12』がたくさん!

ビタミンDの働きは、『強い骨を維持すること』と『血液中のカルシウム濃度を一定に保つこと』。

そして、ビタミンDは、小腸で骨の重要な成分であるカルシウムやリンの吸収を促進しています。

また、『カルシトニン』や『副甲状腺ホルモン(パラトルモン)』というホルモンと協力しながら、血液中のカルシウムなどの濃度を調整して、一定に保っているんですって。

豚足は体に悪い?

豚足は体に悪いのでしょうか。

結論から言うと、豚足を食べすぎてしまうとわたしたちの体にとってさまざまなデメリットが起こってしまいます。

ここでは、そんな食べすぎた時のデメリットについて解説!

脂質の摂りすぎで下痢や胃もたれの原因に…

脂質は、消化が悪く胃腸に負担をかけてしまいます。

さらに風邪やストレスなどで胃腸の調子が悪いときに食べすぎてしまうと消化不良を起こして、下痢や胃もたれの原因に…。

普段からストレスがかかると胃がキリキリ痛むという人もいますよね?

そんな時に、脂質が多い豚足を食べすぎると胃痛や気持ち悪さなどの症状が出てくる可能性も…。

また、血液中の中性脂肪の量が多いと血管が詰まりやすくなってしまい、動脈硬化を発症してしまう場合もあるんです。

豚足を食べすぎてしまうと、生活習慣病も発症しやすくなるので、気をつけましょう。

タンパク質が尿管結石や腸内環境の乱れの原因に…

豚足に含まれているタンパク質は、『動物性タンパク質』。

この動物性タンパク質を摂取しすぎると、体内で『シュウ酸』が増えてしまいます。

シュウ酸は基本的にカルシウムと結合して、便や尿として排出されますが、量が多いと尿管を詰まらせて、尿管結石を引き起こす可能性が…。

また、過剰な動物性タンパク質の摂取は、腸内で悪玉菌のエサになるので、悪玉菌の量が増えてしまうんです。

その結果、腸内細菌の乱れが発生してしまうので、注意が必要ですよ。

プリン体による痛風の可能性

『プリン体』は、動物性食品にたくさん含まれていて、体内で分解されて最終的に痛風の原因になる尿酸になります。

動物性食品である豚足にもプリン体が含まれているので、食べ過ぎには注意が必要!

ちなみに…
プリン体は煮干しや鰹節、干し椎茸でとっただし汁にも含まれています。
昆布でとっただし汁には、プリン体の量が少ないので、尿酸値が高めの人や痛風の人におすすめですよ。

豚足の調理法によっては、塩分のとりすぎに…

豚足の調理方法によっては、塩分をたくさん使っている場合があります。

塩分をたくさん摂取してしまうと高血圧の原因に…。

血圧が高めの人は豚足を食べる時、味付けには気をつけましょう。

それ以外にも塩分の摂りすぎはむくみにもつながります。

むくみやすい人やむくみが気になる人も注意が必要ですよ。

豚足の1日の適量は?

豚足の1日の適量は、200g程度!

この200gは、可食部だけのことではなく、全体の重さなので注意してくださいね。

ちなみに豚足は1個あたりの重さが200gのものが多いんですって!

豚足を食べる時の注意点は?ポイントを紹介!

豚足を食べる時の注意点はあるのでしょうか?

ここでは、豚足を食べる時の注意点を豚足を食べる時のポイントと一緒に紹介!

豚足に含まれている栄養素を効果的に取り入れたり、炭水化物が含まれていないというメリットを活かすために、ポイントをしっかり押さえましょう。

おでんや鍋などに入れて食べる

豚足単体で食べているとどうしても栄養バランスが偏ってしまいます。

そうならないためにも、豚足をおでんや鍋の具として、野菜などと一緒に煮込み、食べるようにしましょう。

そうすることで、豚足の栄養だけでなく、野菜の栄養も摂取することができるので、バランスよく摂取することができますよ。

特にビタミンやミネラルがたくさん含まれているブロッコリーやほうれん草を食材として使うと、栄養バランスが偏りにくくなるんですって。

ビタミンCを含んでいる食材と一緒に食べる

豚足に含まれているコラーゲンを効率よく摂取するためにも、ブロッコリーやパプリカといったビタミンCが含まれる食品と一緒に食べるのがおすすめ!

実は、コラーゲンを体内で合成させるためには、ビタミンCが不可欠なんです。

そのため、豚足を食べる時には、ビタミンCが多く含まれている食材も積極的に飛べるようにしましょう。

味付けに注意!

豚足を調理する時は、砂糖やみりんなどの調味料をなるべく控えて、シンプルな味付けにするのがおすすめ!

実は砂糖やみりんには、糖質が含まれているので、糖質が含まれていない豚足を食べているのに、糖質が増えてしまうんです。

特に糖質制限をしている方や健康を気にしている方は、砂糖やみりんなど糖質を含んだ調味料の味付けには気をつけましょう。

圧力鍋で調理する

豚足は通常の鍋で煮込むと柔らかくなるまでに2時間くらいかかってしまいます。

その間、常に鍋の中を気にかけないといけないので、コンロのそばからあまり離れることもできないし、大変ですよんね?

圧力鍋を使うと、あっという間に豚足が柔らかくなるので、調理時間を短縮することができます。

調理時間が短くなるので、ガス代や電気代の節約にも繋がります。

近年、物価上昇などで家計が火の海…というご家庭もあると思うので、節約になるのは家計にとっても大助かりですよね。

ゆっくりよく噛んで食べる

咀嚼の回数が少ないと早食いになるだけでなく、満腹中枢が刺激されるまでの時間に食べすぎてしまう危険性が…。

脳が満腹感を感じ、満腹中枢を刺激するまでに約20分くらいかかると言われています。

ゆっくりよく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されやすくなり、少量でも満腹感を味わうことができるんですって!

その結果、食べすぎ防止にもつながりますよ。

ダイエット中などのカロリーを気にしている人は特にゆっくりよく噛んで食べるということを心がけてみましょう。

夜遅くに食べない

実は夜間は、消化管の機能が活発になり、食べたものの栄養が体内に吸収されやすくなるんです。

また、夜は朝や昼に比べてゆっくり過ごすことが多いので、エネルギーも消化されにくくなるんだとか…。

消化されなかったエネルギーは、体脂肪として体内に蓄積されてしまうので、脂質を多く含んでいる豚足は、日中や夕食の時間を早めにして食べるのがおすすめ!

まとめ

今回は豚足は体に悪いのかについて解説しました。

豚足を食べすぎてしまうと、さまざまなデメリットがあります。

しかし、豚足には糖質が含まれていなかったり、肉類の中では脂質やカロリーの量が少なかったりとうれしいこともたくさんあります。

豚足を食べる時の調理のポイントもまとめました。

豚足が持っているうれしい効果を効率よく摂取するために、調理法などにも豚足を食べすぎないように気をつけましょう。

それでは、『豚足は体に悪い?食べる時の注意点と体に良い食べ方』はここまで!

今回紹介したことが、少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。

庄司 奈南
執筆者

専門学校を卒業してから、保育園栄養士として勤務しています。自身の妊娠を機に、食生活に関しても意識するようになり、プレママやお子さんのいるママさんの食に関するお悩みはもちろん、それ以外の方の食に関するお悩みを解決できるようにお役立ちできたらうれしいです。

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