オパールといえば遊色効果を持つプレシャスオパールを思い浮かべる人が多いですが、遊色効果を持たないコモンオパールも、その可愛らしさから人気が高まっています。コモンオパールの1つであるブルーオパールは濃淡の幅が広く、かつ、透明度が高いものが多いですが、オパールの中ではレア。そんなブルーオパールについて徹底解説していきます。
ブルーオパールってどんな石?
ブルーオパールとは
ブルーオパールとは、コモンオパールの1種でブルーカラーをしたもののことです。
オパールには、コモンオパールとプレシャスオパールの2種類があります。その違いは遊色効果の有無。遊色効果とは、光に当てた際に石の表面でカラーがゆらゆらと揺れ動くように見える光学反応のことです。遊色効果がないものがコモンオパール、遊色効果があるものがプレシャスオパールに分類されます。コモンオパールよりプレシャスオパールの方が高品質かつ人気なので、一般的にオパールと聞いて思い浮かべるのは、乳白色の中にカラーが揺らめくプレシャスオパールでしょう。ブルーオパールには遊色効果がないためコモンオパールに属しますが、産地が限られているために流通量が多く、オパールの中ではレアな部類になります。
ちなみに、コモンオパールには他にもイエローやピンクがあります。全体的にミルキーカラーで半透明ですが、ブルーオパールはイエローやピンクに比べて透明度が高いものの割合がもっとも多いといわれています。
ブルーオパールの名前の由来
ブルーオパール(Blue Opal)はブルーカラーのオパールという意味です。
オパールの語源は、サンスクリット語で「宝石」を意味する「upala(ウパラ)」やラテン語で「宝石」を意味する「Opalus(オパルス)」といわれています。
ブルーオパールの和名・別名
ブルーオパールの和名は「青蛋白石(あおたんぱくせき)」です。蛋白石とはオパールの和名で、オパールが卵の卵白に似ていることが由来となっています。
ブルーオパールの伝説・言い伝え
ブルーオパールは古代エジプトではホルス神の眼とされ、崇められていました。ホルス神の眼は、エジプトの紋章などに使われる眼のことです。
中世ヨーロッパでは幸運の石としてお守り替わりにしていた地域もあります。
中世ヨーロッパでは、幸運の石として人々から愛されていました。
ブルーオパールの産地
アメリカ・ペルー・メキシコ・エチオピア・インドネシアなど
ブルーオパールの硬度
ブルーオパールのモース硬度は5.5~6.5で、劈開はありません。
ブルーオパールの宝石言葉・石言葉
「爽やかな愛情表現」
ブルーオパールと誕生石・曜日石・守護石
ブルーオパールは6月16日、10月24日の誕生日石です。また、オパール全体が10月の誕生月石でもあるので、ブルーオパールも含まれると考えてよいでしょう。
星座の守護石としては、牡羊座と乙女座を守ってくれるとされています。
ブルーオパールの色と種類・似ているパワーストーン
ブルーオパールはグリーンが混じったものもあれば、真っ青としか言いようのないブルーもあり、濃淡にも個体差があります。
ブルーオパールと似ているパワーストーン
ブルーオパールは水色や青色、グリーンがかった青色などさまざまなカラーがあります。縞模様が見えたり、他のカラーが混入しているものもあります。そのため、アマゾナイトやラリマー、ターコイズ、クリソコラと似ているものがあります。素人がルックスだけで見分けられるものではないので、購入する際には注意してください。
ブルーオパールが持つスピリチュアル的性質
ブルーオパールと風水
ブルーオパールは風水における五行思想では水気と木気を持っています。
水気は「智」です。人類の範疇を超えた叡智の象徴で、言葉では説明できない感覚や奇跡的な出来事を表します。水は汚れを洗い流すことから浄化、変幻自在に姿かたちを変えることから不安定や自由という意味も持ちます。
木気は「仁」。慈しみや情けの心、優しさを表す気質です。木は伸びていく性質があることから、成長や発展という意味もあります。
ブルーオパールと相性の良い方位
東
ブルーオパールとチャクラ
ブルーオパールは第5チャクラを活性化させます。
第5チャクラは喉にある「スロートチャクラ」で、知性、表現力、説得力などを司ります。このチャクラに力を与えることで、自分の思いを上手に伝えたり、相手の意志をくみ取ったり、形のないものを形にすることが上手になるでしょう。対外的なコミュニケーション能力が増して人間関係が円満になったり、創造性が高まってアイデアを形にできたりするでしょう。
ブルーオパールはこんな人におすすめ
・芸術的センスを高めたい人
・自分の長所や魅力を知りたい人
・コミュニケーション上手になりたい人
・感情の起伏を抑えたい人
・冷静に物事と向き合いたい人
・過去を引きずりやすい人
ブルーオパールの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.才能開花・魅力アピール
ブルーオパールは、才能開花や魅力アピール効果があります。
ブルーオパールは創造性や発想力を高める力があります。芸術的なセンスが高まったり、アイデアを形にできたりするでしょう。ブルーオパールは持ち主の内側と外側両方に向かって力を放つタイプのパワーストーンで、持ち主の内面から良い点を引っ張り出し、表面化してくれるのです。そのため、感受性を豊かにしたい人や何かを形にする仕事をしている人におすすめです。第5チャクラに働きかけて表現力や説得力を高める力もあるため、持ち主の中で目覚めた芸術的な才能を周囲にアピールしてもくれるでしょう。
また、芸術的な才能だけでなく、持ち主が持っている人柄の中で良い点を見つけ、周囲にアピールさせてもくれます。コミュニケーション能力が向上することで周囲との人間関係が良くなったり、良縁が結ばれたりもします。
2.ヒーリング
ブルーオパールはヒーリング効果のあるパワーストーンです。
ブルー系パワーストーンはヒーリング効果や鎮静効果があるものが多いですが、ブルーオパールもその1つ。ブルーオパールは感情の波を穏やかにし、思考をクリアにしてくれます。不安やストレスがやわらいで思考がクリアになれば、問題を解決するのにも役立ちますし、何より心穏やかに過ごすことができるでしょう。
特に対人関係の悩みに強いブルーオパールは、持ち主が嫌な思いをしたときに、相手を恨む気持ちを抑えてくれます。自分の中にマイナスの感情が生まれると、さらなるマイナスの波動を引き寄せてしまうことがあります。負のスパイラルといってもよいでしょう。そんなとき、ブルーオパールは心の闇を払い、落ち着いて問題を見つめさせて解決へと導いてくれるのです。ブルーオパールは内面を癒すだけでなく持ち主が持つ良い点をピックアップしてもくれるため、自尊心を失わずにも済みます。自分を卑下することなく人間関係の問題を解決することができるため、対人面でのストレスが多いという人におすすめです。
3.コミュニケーション能力向上
ブルーオパールはコミュニケーション能力アップ効果があります。
ブルーオパールは第5チャクラを活性化させます。第5チャクラは知性、表現力、説得力などを司る、外向けのチャクラです。相手のことを正しく理解したり、自分の考えをしっかりと周囲に伝えたりするためのチャクラなので、対人的なコミュニケーションを司るといってよいでしょう。そんな第5チャクラを活性化させるブルーオパールは、持ち主のコミュニケーション能力を向上させてくれるのです。
また、ブルーオパールは自尊心を守ったり、精神的な闇を払ってくれる効果があります。他人に対して必要以上に負の感情を抱かないよう、ストップをかけてくれるのです。対人面で嫌なことがあったとしても頭を切り替えてその場面をリフレインするのを防いでくれますから、嫌なことを引きずりやすい人にもよいですね。
ブルーオパールと相性の良い組み合わせ
ブルーオパール×クリソプレーズ
ブルーオパールとクリソプレーズの組み合わせは、才能を生かし成功したい人におすすめの組み合わせです。
クリソプレーズとは、アップルグリーンのカルセドニーのこと。グリーンのカルセドニーの中で、クロムにより発色するものはグリーンカルセドニーまたはムトロライトと呼ばれ、クリソプレーズと呼ばれるものはニッケルによって発色します。クリソプレーズはヒーリング能力が高く、感情の昂ぶりや落ち込みを抑え、心に平穏をもたらします。緊張や不安、ストレスから解放してくれるので、実力を出したいときによいでしょう。また、クリソプレーズのヒーリング力は持ち主にだけでなく、周囲の空間にも穏やかさをもたらしてくれます。持ち主がストレスを感じないような空間を作り出してくれる、環境整備の石と思ってよいでしょう。さらに、ポジティブさや勇気をもたらすため、良い環境の中でリラックスした状態で頑張ることができ、成功や豊かさとたどり着かせてもくれます。
そして、ブルーオパールはコミュニケーション能力を高めて周囲との関係を円満にしたり、持ち主の良いところや才能を顕在化して周囲にアピールしてくれる効果があります。ヒーリングや対人面良化など力が似たところの多いクリソプレーズと組み合わせることで、相乗効果が期待できるでしょう。ブルーオパールは自分の中に眠るものを目覚めさせてくれるため、環境を良くしてくれるクリソプレーズと合わせれば、目覚めた能力や魅力を周囲に受け入れさせて生かすことができます。さらに、自尊心や自信をキープしてくれる組み合わせなので、新しいことを始めたいときにもよいでしょう。
ブルーオパール×エメラルド
ブルーオパールとエメラルドの組み合わせは、恋愛や結婚も含む対人関係を良くしてくれます。
エメラルドはグリーンのベリルのことで、「愛の石」と呼ばれるほど愛の波動に満ちたパワーストーンです。愛情表現を上手にしたり、芽生えた愛情を持続させる効果があるため、恋人間や夫婦間だけでなく、人間関係全般が安定するでしょう。エメラルドは無条件の愛を促すパワーストーンなので、計算のない無垢な愛情を与えたり与えられたりできるでしょう。大きな愛で持ち主を包み込んで守ってくれたり、持ち主の思いに反応して願いを叶えられる環境へと導いてくれる効果もあります。
一方、ブルーオパールは持ち主の魅力を開花さえ、周囲にアピールさせてくれます。対人コミュニケーションが上手になるため、人間関係が円満になるでしょう。感情の波を鎮めて冷静な思考をもたらすことで、問題解決にも力を貸してくれます。愛の波動が強いエメラルドと合わせることで、自分の魅力を伸ばして周囲の人から愛されることができるため、縁結びや幸福な結婚へと導かれます。恋愛や結婚以外でも対人面が愛情に溢れ、対人ストレスがなくなるでしょう。
ブルーオパール×チャロアイト
ブルーオパールとチャロアイトの組み合わせは、ヒーリングや対人トラウマ克服に効果があります。
チャロアイトとはパープルのベースにホワイトのマーブル模様が入った鉱石。世界3大ヒーリングストーンの1つに数えられるほど癒しの力が強く、精神的なブロックを外して抑圧された感情を解放し、心をスッキリさせてくれます。自分自身を愛する力を取り戻すことができるので、自尊心を失いそうなときや、長期にわたってストレスを溜めてしまった場合におすすめです。
そして、ブルーオパールは感情の波を抑えるヒーリング効果があります。感情のアップダウンが緩やかになるため思考がクリアになり、物事の本質を見抜けたり、問題点に気づくことができるでしょう。自己解放の石ともいえるチャロアイトと組み合わせれば、問題を根本的に解決したり、深い癒しを得ることができます。ブルーオパールは対人環境を改善したり恨みや妬みの感情を取り払う効果もあるため、対人トラウマを解除して新しい人間関係を構築できたり、現在の対人ストレスを取り除く効果も期待できます。過去から離れて今後より良い人間関係を築きたいと願う人におすすめの組み合わせです。
ブルーオパール×ブラックオニキス
ブルーオパールとブラックオニキスの組み合わせは、目標達成効果があります。
ブラックオニキスとはその名の通りブラックカラーのオニキスのことで、「断ち切る石」「悪縁切りの石」と呼ばれます。持ち主の精神力を鍛えて意志を貫けるだけの芯の強さをもたらすので、周囲の影響を受けず、感情に流されなくなるのです。結果として自分に悪影響を与える存在を切り離したり、感情や他人の言葉に流されず自分にとって良いと思えるものだけを選び取っていけるでしょう。人との悪縁だけでなく、辛い過去や悪習慣といったものとの悪縁も切ってくれるため、トラウマ解除やダイエットにもおすすめです。
一方、ブルーオパールは感情の波を穏やかにし、思考をクリアにしてくれます。表現力や説得力を高めるため、思いついたアイデアや感情を形にするのを助けてもくれるでしょう。意志を強くして自分を貫かせるブラックオニキスと合わせることで、願望を成就できたり、理想を実現できたりします。自分が決めたことを叶えるために何をすればよいかが自然と分かり、目的地に向かって一途に歩かせてくれるのです。周囲の影響をシャットアウトしてくれるため、脇道にそれることもありません。叶えたい目標ができたときや頑張らなくてはならないのに邪魔が多いときにおすすめの組み合わせです。
ブルーオパール×ムーンストーン
ブルーオパールとムーンストーンの組み合わせは、良縁結びや癒しをもたらします。
ムーンストーンはフェルドスパーグループに属する鉱石で、光を当てると青白い光の筋が浮き出る性質があります。ムーンストーンは、名前の通り月の力を宿すとされ、女性性、精神性、癒し、母性といったものを司っています。パワーストーンとしての効果は女性性を高めて魅力をアップしたり、感情の波を抑えて癒しをもたらしたり、母性を高めて許容する心を育ててくれます。そのため、片思い成就や良縁結び、結婚や子育てのお守りとなってくれるでしょう。許容性がもたらされて他人にイライラすることがなくなるため、対人面良化や対人ストレス軽減効果も望めます。
そして、ブルーオパールは感情の波を抑え、思考をクリアにしてくれます。同じ効果のあるムーンストーンとの組み合わせでは、癒し効果が深まるでしょう。また、ブルーオパールは持ち主の魅力を見つけて顕在化し、周囲に対して上手にアピールさせてくれます。魅力アップ効果によって良縁を呼び込むムーンストーンの効果を、後押ししてくれるでしょう。さらに、ブルーオパールはコミュニケーション能力を高めてくれるので、許容性を高めたり他人にイライラしなくなるムーンストーンと合わせることで、周囲と円満な関係を築かせてもくれます。
ブルーオパール×水晶
ブルーオパールと水晶の組み合わせは、精神的な安定をもたらします。
水晶はパワーストーンの基礎と呼ばれる存在。「万能の石」として知られ、組み合わせた他のパワーストーンの効果を強めたり弱めたりする、コントロール能力を持っています。水晶単体としては浄化効果が強く、穢れを見つけるとすぐに浄化し、場を清浄に保ってくれます。持ち主の心の中からネガティブなものを取り除いたり、持ち主に近づいてくる穢れを無効化してくれるので、内側にも外側にも効果的なお守りと考えてよいでしょう。
そして、ブルーオパールにはヒーリング効果があり、持ち主の自尊心を守り、他人に対するネガティブな感情を抑えてくれます。対人面において嫌なことがあったとしても「恨んでも仕方ないか」と気持ちを切り替えさせてくれるので、誰かを憎んだり恨んだりする気持ちがやわらぐでしょう。心の中に闇があればさらなる闇が近づいてくるものですが、ブルーオパールはそんな負のスパイラルを止めてくれるのです。穢れを払う浄化効果の高い水晶と合わせれば、より心が落ち着き、清浄な気持ちでいられるでしょう。悪意を持って近づいてくる人間を遠ざけることもできます。
ブルーオパール×アマゾナイト
ブルーオパールとアマゾナイトの組み合わせは、自分の力で未来を切り開きたい人にピッタリです。
アマゾナイトは柔らかな水色の鉱石で、とても明るくポジティブな波動を持つパワーストーンとして知られています。「ホープストーン」「行動の石」と呼ばれるアマゾナイトは、持ち主の心に希望の光を灯し、未来に向けて前進させます。絶望的な状況に陥ったとしても未来を信じ、自分を信じ、再び歩き出させてくれるでしょう。自信や勇気をもたらす効果があるため、実際に行動を起こさせ、問題を解決させたり夢を叶えさせたりします。現実性の高いパワーストーンなので、気持ちを動かすというよりは、現実的に現状を打破したい人や未来を変えたい人におすすめです。
そして、ブルーオパールには芸術的な才能を目覚めさせたり、アイデアを形にして周囲にアピールする効果があります。持ち主の中にある良い点を見つけ出してピックアップしてくれるので、自分自身の良い点や得意なことが分かるようになります。現実的な行動を起こさせるアマゾナイトと組み合わせることで、ブルーオパールが見つけた才能や長所を生かすことができます。自分自身の力で未来を切り開き、能力を生かして生きていきたい人によいでしょう。
ブルーオパールと相性の悪い組み合わせ
ブルーオパール×ルビー
ブルーオパールとルビーの組み合わせは、お互いの良いところを消し合ってしまいます。
ルビーとはレッドカラーのコランダムのこと。「宝石の女王」の異名を持つ華やかかつ女性的な鉱石で、情熱の炎をもたらしたり、願望に向かって前進させ勝利を掴ませる効果があります。そのため、ライバルのいる恋愛に勝利できたり、持ち主自身の女性的な魅力を引き出して縁結び効果をもたらすでしょう。
ルビーは自分の中にある欲求を自覚させ、叶えるために動き出させる石です。感情の高まりを利用するといってもよいでしょう。純粋な恋心や羨望、恨みなどを原動力として持ち主を突き動かすのです。対して、ブルーオパールは感情の起伏を抑えて思考をクリアにし、ベストな選択肢を取らせます。ルビーとは正反対ともいえる存在なので、お互いに反発し合い、両者ともに力を発揮できなくなる組み合わせです。
ブルーオパールを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ブルーオパールを身に着けるなら、ネックレスがおすすめです。ブルーオパールは喉にある第5チャクラを活性化させるため、喉元に近づけるのがよいからです。
ネックレス以外のおすすめなら、リングです。指にはそれぞれ意味があるので、願いや状況によって指を選ぶのがよいでしょう。ヒーリングなら右手薬指、魅力アップなら両手ともに小指、仕事で結果を出したいときには右手人差し指がよいでしょう。
ブルーオパールのお手入れ・浄化方法
ブルーオパールはとても取り扱いが難しいパワーストーンです。オパール類全般にいえることですが、弱点が多いのです。熱、乾燥、化学医薬品、塩分、油分などによって変色や変質を起こしてしまうため、身に着ける際にも保管の際にも注意が必要なのです。
というのも、オパール類は内部に水を含む鉱石であり、多孔質という無数の小さな穴が開いた構造をしています。この穴から内部の水が抜けてしまったり、逆に内部に別の成分が入りやすいため、変質や変色を起こしやすいのです。化粧品や香水が触れるのはもちろん避けるべきですし、水に濡らしたあとの乾燥の際に余計に水分が抜けだしてしまうケースもあるので、オパール類を身に着けているときには手を洗うことさえ注意が必要なのです。
弱点が多いため、浄化方法も限られてしまいます。ブルーオパールの性質にあった浄化方法を選ぶようにしましょう。浄化の頻度は月に1度、パワーチャージも同じく月に1度を目安にしてください。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
△
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
☓
音
◎
ブルーオパールのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ブルーオパールに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。ホワイトセージに火をつけ、立ち上る煙の中にブルーオパールをくぐらせましょう。10回程度で浄化が完了します。
ブルーオパールは多孔質であり、目に見えない細かい穴がたくさん開いています。そのため外部からのものを吸収しやすい性質となっているため、可能性としては低いですが、匂いが染み込むのがイヤだという人は他の方法で浄化しましょう。また、乾燥に弱いため、火の近くに持っていくのは厳禁です。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ブルーオパールに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接ブルーオパールを乗せましょう。3時間程度で浄化が完了します。
さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛り、ブルーオパールを上に乗せるか中に埋めます。3時間程度で浄化が完了しますので、取り出してください。
クラスタであれさざれ石であれ、ブルーオパールよりモース硬度が高いです。傷が入らないように、そっと置いてください。また、乾燥や湿気に弱いので、浄化する場所には気をつけましょう。
日光・月光浴
ブルーオパールは乾燥するとクラックが入ってしまうため、日光による浄化はできません。月光による浄化なら可能ですが、湿気の多い日にはやめておきましょう。
浄化皿の上に乗せたブルーオパールに、月光浴をさせてください。2時間程度でOKです。
月光でパワーチャージができる
ブルーオパールは静と動でいえば静、男性性と女性性でいえば女性性を持ったパワーストーンです。そのため、同じく静で女性性を持った月と相性が良く、月の光を浴びせることでパワーがチャージされます。
浄化皿の上に乗せたブルーオパールに、月の光を浴びせてあげましょう。30分程度でパワーがフルになります。ただし、パワーチャージができる期間は、月が満ちる期間かつ天頂に昇りきるまでです。満ちる月や昇る月には「繁栄」「増加」という意味がありますが、欠ける月や沈む月には「退行」「減少」という意味があり、パワーチャージには向きません。
音
音による浄化は、ブルーオパールに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にブルーオパールを乗せ、音を出します。水晶ポイントの先をブルーオパールに向けたまま、ブルーオパール中心に円を描きましょう。10回程度繰り返せば、浄化が完了します。
ブルーオパールの好転反応・副作用
ブルーオパールは好転反応が起きにくいパワーストーンですが、人によっては頭痛や不眠などの症状が出ることがあります。どちらかといえば人に合わせてくれるタイプの石ですが、相性というものは存在するため、人によっては好転反応が起きてしまうのです。
もしブルーオパールで好転反応らしき症状があった場合は、まずはブルーオパールから離れてみてください。ブルーオパールを身に着けているときにだけ症状があるのなら、それは好転反応とみてよいでしょう。
好転反応を抑える方法は2つあります。
1つは、時間をかけて徐々にお互いの波動を合わせてい区方法です。まず、ブルーオパールを身に着ける時間を最初は1時間程度から開始し、徐々に時間を長くしていくのです。時間はかかりますがお互いの波動が馴染めば好転反応は起きなくなります。ただし、半年経っても状況が変わらなければ、今はブルーオパールを持つタイミングではないのか、絶望的に相性が悪いのかもしれません。別の機会にするか潔く諦めた方がよいでしょう。
もう1つは、水晶を組み合わせる方法です。水晶は、組み合わせた他のパワーストーンの波動を持ち主にちょうど良いレベルにコントロールする能力があるのです。ブルーオパールとの間を取り持ってもらえるので、試してみてくださいね。
ブルーオパールのQ&A
ブルーオパールの偽物の見分け方は?
ブルーオパールは似た石が多いうえに、人工的に作り出されたものが存在します。
まず、似た石はアマゾナイトやターコイズ、ラリマーなどが挙げられます。石には個体差があるため見た目がソックリなものもあります。これといった判別方法はないので、心配であれば鑑別書付きのものを購入するようにしましょう。本物のブルーオパールであれば、鑑別書には「鉱物種名:天然オパール」「宝石名:ブルーコモンオパール」と記載されます。
人の手が加わったブルーオパールは、2種類あります。まずは、オパール類が多孔質であることから染めやすいという点を利用した、染色ブルーオパール。ホワイトのオパールに染色加工を施し、ブルーにしているのです。オパールは染めやすいことで有名で、色水につけておけば1時間程度で淡くですが色がつきます。遊色効果のあるプレシャスオパールに戦勝加工を施して「ブループレシャスオパール」として販売しているケースもあるため、気をつけましょう。ブルーオパールは遊色効果がありません。
他にも、人工的にオパールを作り出す技術があり、世界で唯一日本で生産されています。人工とハッキリ記載されている場合もありますが、ショップなどで人工と記載せずに販売しているケースもあるため、注意しましょう。
ブルーオパールが割れた・欠けた!特別な意味はある?
ブルーオパールはモース硬度があまり高くなく、劈開はないものの乾燥や熱に弱いです。内部にある水分が抜けてしまうと簡単にヒビ割れてしまうでしょう。そのため、取り扱いには注意が必要です。
完璧な環境で保管していて衝撃を与えたわけでもないのに、ある日突然ブルーオパールが割れたり欠けたりしたのなら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
ブルーオパールに限らず、パワーストーンは力を失うとみずから割れたり欠けたりして、ただの石に戻ったことを知らせるといいます。浄化やパワーチャージ不足が主な原因なので、普段からしっかり気をつけてください。割れたり欠けたりしたブルーオパールにはパワーストーンとしての力がありませんので、リペアしてジェムとして身に着けるか、インテリアにするのがよいでしょう。ただし、持ち主が不吉さを感じるようなら、土に還すのがベストです。
ブルーオパールの色が変わった?退色・変色する?
ブルーオパールは紫外線によって退色します。また、多孔質ですから外から何らかの汚れが入り込んでしまうと変色したように見えます。さらに、乾燥によって表面がガサガサになり、変色したように見えることもあるでしょう。ちなみに、水に濡らした部分のみカラーが抜け落ちたように見えるなら、そのブルーオパールは染色加工を施されたものということになります。
スピリチュアルな理由を考えるなら、パワーの増減があります。
パワーストーンは力が強まるとカラーが濃くなり、反対に、力が弱まるとカラーが薄くなるといわれています。ブルーオパールが変色や退色をした場合にも同じことがいえます。力が強くなっているならまだしも弱くなっているなら問題なので、浄化とパワーチャージをしてあげましょう。それでもカラーが戻らなければ、1ヵ月程度、ジュエリーボックスで休ませてみてください。長期休暇を経て力を取り戻し、カラーが戻ることがあります。何をしてもダメということなら、そのブルーオパールの力は強くもしくは弱くなったと思っておきましょう。
ブルーオパールの購入におすすめの販売店・通販
FOREST BLUE
新宿 銀の蔵
天然石工房 翡翠
まとめ
オパールの中ではレアな部類に入る、ブルーオパール。実際にあまり見かけることはなく、ジェムショップでも取り扱っているところは少ないでしょう。パワーストーンショップではさらに少ないですが、ルースや原石に近い状態のものであれば見かけることもあります。
ブルーオパールは濃いブルーのものから淡い水色のもの、クリアなものから不透明なものといった風に、ルックスの幅が広いです。グリーンが混じっているものも多いでしょう。そのため、自分好みのものと出会える機会はそう多くありません。気に入るものに出会ったらご縁だと思って、お迎えを検討してはいかがでしょうか。ただし、似た石や人工的に作り出されたブルーオパールもあるため、注意してください。
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