犬にとってのリーダーになる…愛犬家のかたなら一度は耳にしたことがあるであろうこの言葉。
あなたは、犬にとって尊敬されるリーダーになれていますか?
- 「犬のリーダー?なにそれ…」
- 「リーダーになるにはどうしたらいいの?」
- 「リーダーだと認められているかわからない」
上記のように、犬にとってリーダーになれているのか?そもそもリーダーとはなんなのか…。なんて疑問に感じている人もいるでしょう。
そこで今回は、犬にとってリーダーとはなんなのか?また犬がリーダと認めている行動とリーダーシップを発揮する方法を紹介します。
犬にとって必要なリーダー
犬にとって、そもそもリーダーとはなんなのか?についてまずは整理しましょう。
犬のリーダーと聞くと、なかには「リーダーなんて…」「奴隷みたいで可哀想…」なんて気持ちを持ってしまう人もいると思います。
「うちは、この子がボスでいいの。好きに生きて欲しい…」なんていう人もいますが、実はそれは犬にとっては必ずしも幸せとは限りません。
【好き勝手に自由に生きること=犬の幸せ】という構図をまずは捨ててください。
犬には、権勢本能と服従本能があります。
権勢本能とは、自分より強いものが群れにいない場合に、自分が優位に立とうとする本能。
そして、服従本能はリーダー率いる群れのルールに従って居場所を見つける本能です。
パッとみただけでは、権勢本能で自分が優位に立った方が幸せなのでは?と勘違いしがちですが、実は犬はリーダー率いる群れのルールに従う方が安心できるのです。
自分がリーダーになることで、常に危険がないか神経を尖らせる必要があり、それはそれは犬にとってはストレスになります。
しかし、自分の他にリーダーがいてくれるとそのリーダーがいることで安全が確保されているので、安心して生活できるのです。
このようなことからも、犬にとってこのリーダーがいるかいないかで生活の質に多大なる影響が出るんですね。
それは人間社会でペットとして飼われるようになっても根本は変わりません。
飼い主さんがリーダー的存在で犬をコントロールすることは、犬にとって幸せへの第一歩なのです。
犬がリーダーと認める行動6つ
群れの中では、リーダーの下でルールに従いながら生活する犬。
では、一体犬がリーダーと認めているかどうか?はどこで見極めれば良いのでしょうか?
犬がリーダーと認めている行動は以下の6つ。
- 名前を呼ぶと必ず来る
- お腹を見せる
- どこでも触らせてくれる
- 飼い主より上に来ない
- 指示に従う
- 散歩で飼い主の後ろをを歩く
ここでは、この6つの行動について解説します。
行動①名前を呼ぶと必ず来る
飼い主さんが、犬の名前を呼んだ時に必ず飼い主さんの前に来る場合には、リーダーだと認めている証拠。
リーダーから呼ばれたら、どんなことをしていても中断し来るのが基本です。
一方で、来たり来なかったり…というように犬の気分によって変わるという場合は、犬は「あなたのことは好きだけど、リーダーとして尊敬はしていない」ということになります。
行動②お腹を見せる
飼い主さんの前では無防備にお腹を見せるのであれば、あなたをリーダーとして認めている証拠です。
お腹は犬にとっては弱点となる場所。犬が信頼していない人に見せることはありません。
また、お腹を見せる行為(へそ天)は服従のポーズでも知られています。弱点であるお腹を相手に見せることは、負け(降参)を表しています。
「あなたに対して敵意はありません」という犬の意思表示でもあります。
どちらにせよ、上と認めている場合や、絶対的に信頼する相手にしかお腹は見せることはないので、お腹を見せてくれるのであればあなたは犬から認められていることになります。
行動③どこでも触らせてくれる
犬が、体のどこでも触らせてくれるのであれば、それはあなたのことを認めている証拠です。
犬には触られると不快に感じる部分があります。
主に、犬が嫌がる部位というのが、
- 肉球
- 足裏
- お尻
- 口周り
- 耳
上記の部位は特に犬にとっては苦手な部位です。
これらの部位を触られると、場合によっては威嚇したり噛み付いたりする犬もいます。
特に体のどこでも触らせてもらえるようになるには、幼少期から信頼関係をきちんと構築する必要が…。
行動④飼い主より上に来ない
飼い主より上に来ないことは、あなたのことを認めている証拠です。
飼い主より上に来ないというのは、例えば、
- 椅子に座っていて膝に乗ってくる
- 飛びついてくる
- 寝っ転がってると上に乗る
上記のようなシチュエーションです。
もちろんこの行為自体が絶対にNGなのか?と言うとそうではありません。
抱っこが好きな犬もいるでしょう。
しかし、抱っこするのであれば抱っこの指示を出した上で抱っこするようにしましょう。
例えば、おいでと言って膝の上に乗せると言ったイメージです。
行動⑤指示に従う
犬があなたの指示に必ず従うのであれば、あなたのことをリーダーだと認めている証拠です。
犬は、信頼し尊敬する人の支持であれば、喜んで従います。人の指示に従い行動することは、犬にとってとても楽なのです。
行動⑥散歩で飼い主の後ろを歩く
散歩の時に飼い主の前に出ないのであれば、あなたのことをリーダーだと認めている証拠です。
よく、犬がリードを引っ張り飼い主を誘導している様子を見かけますが、あの散歩の仕方は残念ながら犬が人の上に立っている証拠です。
人が犬に従ってしまっている状態。
人よりも前に出ず、人の横もしくは人よりも少し後ろを歩いているのが理想です。
犬に認められるリーダーシップを発揮する方法
犬にはリーダーが必要だと言うことが分かりましたが、では実際にリーダーシップを発揮するためにはどうしたら良いのでしょうか?
リーダーになるには、リーダーの素質がなければなりません。ただ強いだけではリーダーにはなれないのです。
飼い主がリーダーシップを発揮するためには、以下の方法が基本です。
- 服従トレーニングをする
- 毅然とした態度で一貫性を持つ
- 明確なルールを作る
- 犬の気持ちも理解する
- 健康観察を怠らない
ここでは、上記の5つの方法について解説します。
方法①服従トレーニングをする
犬に対してリーダーシップを発揮する方法は【服従トレーニングをしっかりする】こと。
服従トレーニングとは、ただ指示に従わせれば良いわけではありません。躾というのは、犬の本能をうまくコントロールし、人が主導になり人間社会で生活できるようにすることです。
犬は適応能力が高い動物ですが、本能は持ち合わせています。本能のままに生活させることは、人間社会でペットとして飼うのであれば適しません。
犬の本能をうまくコントロールするために必要な躾の基本は以下です。
- コイ…どんな状況でも呼び戻す目的
- マテ…指示があるまでその場で静止させる目的
- フセ…リラックスさせる目的
- ツイテ…人の足並みに合わせて歩かせる目的
- ダセ…誤飲を防ぐ目的
- ヤメ…不快な行動や問題をやめさせる目的
最低でも、上記のトレーニングは必須です。また、ハウスをトレーニングすることもとても大切です。
方法②毅然とした態度で一貫性を持つ
犬に対してリーダーシップを発揮するためには【毅然とした態度で一貫性を持つ】ようにしましょう。
リーダーたるもの、オドオドしてはいけません。どんな時でも毅然とし自信に満ち溢れ、冷静な判断ができるのがリーダーです。
そのため、自信を持ち堂々とするこもはリーダシップを発揮する上でとても重要になるのです。
犬は感情を読み取る能力が高いので、人の僅かな変化や怒りにも敏感な察知します。
リーダーが気持ちが不安定になると、犬も不安になるので、特に犬と接するときは自信を持つようにしましょう。
方法③明確なルールを作る
リーダーシップを発揮するには、【明確なルールを作る】ようにしましょう。
ルールのない群れはありません。リーダー率いる群れの中には必ずルールが存在します。
そのため、家庭の中でルールをしっかり作り守らせることが大切です。
例えば、
- 犬が入ってはいけないスペースを作る
- 就寝時や留守の時はクレートでいさせる
上記のように、同じ屋根の下で共存する中にも一定のルールを作るのです。
できればルールは犬が家に来た時に作ることをおすすめします。途中からルールを作ると、犬は環境の変化によりストレスを抱えます。
そのため、ルールを作る時には最初からそのルールを作った上で迎えてあげることが大切です。
方法④犬の気持ちも理解する
犬に対してリーダーシップを発揮するためには、犬の気持ちを理解すること。
犬も人間同様感情をもった生き物です。そのため、喜怒哀楽がきちんとあります。
犬の気持ちを理解することは、犬の機嫌を伺うことではありません。
犬の不快な感情や喜びの感情を読み取り、出来るだけその気持ちを理解してあげることが大切。
リーダーの言うことは絶対だとしても、傍若無人に振る舞うことはリーダーとしては失格です。
リーダーは強くて頼りになり優しくなければならないのです。
犬の気持ちを理解するためには、カーミングシグナルを知ることが基本。カーミングシグナルとは、犬が不快に感じたり喜びを感じたりした時にだすサインのことを言います。
- 尻尾を振る…喜びor苛立ち
- あくび…緊張、ストレス
- 耳が前に来る…警戒
- 前足を伸ばしてお尻を上げる…遊ぼう
上記のようなサインを出しているので、犬の気持ちを察知しトレーニングやコミュニケーションの際に役立てるとより良いでしょう。
方法⑤健康観察を怠らない
犬に対してリーダーシップを発揮するためには、健康観察を怠らないことです。
リーダーたるもの、下位のものの安全と健康を守る必要があります。ただ可愛がるだけではなく、愛犬の体に異変がないかいち早く気づけるのもリーダーの素質としてとても大切です。
例えば、
- 目ヤニの具合
- 皮膚の状態
- 体に何かできていないかの確認
- 歯や歯茎の状態
- 耳の状態
上記の部位をしっかり観察し、異変がないかを見てください。
日々のコミュニケーションの中で確認できるものばかり。
例えば、ブラッシングの時に体を触ることで異変がないかを確認できますし、毛艶の変化など、日頃のコミュニケーションがきちんと取れているのであれば気づけることも沢山あるのです。
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もともと犬は肉食寄りの動物。そのため穀物の消化は苦手なのです。一般的なフードは穀物が多く含まれていますから、愛犬にとっては少々負担になっているかも…。
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まとめ
今回は、犬がリーダーと認めている行動について解説しました。
犬にとってリーダーの存在は、生活するうえでとても大切になります。
リーダーシップを発揮し、愛犬とのライフをより幸せに溢れた日々にしてくださいね!
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