年齢を重ね、高齢犬になってくると病気の発症が心配になってきますよね。
特に、高齢犬で多くなるのは腎臓病。腎臓病は進行を遅らすことはできても、一度患うと残念ながら完治が難しいため、発症したら一生付き合っていく病気です。
愛犬が腎臓病になってしまったら、治療に併用して日頃のケアが必要になってきます。
特に、食事をコントロールして腎臓に負担をかけないのがポイント!
- 「愛犬が腎臓病になってしまったけれど、何を食べさせればいいの?」
- 「腎臓病の犬のフードの選び方って?」
なんて、腎臓病の愛犬に与えるドッグフード選びについて、「どうしたらいいのだろう…」と悩んでいる飼い主さんも多いのでは?
愛犬には1日でも長く元気に過ごしてほしいものですよね。
そこで今回は、腎臓病の犬におすすめのフードを4つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
犬が腎臓病になってしまったら腎臓ケア療法食を
犬が腎臓病になったら…治療はもちろんですが、食事療法も併用して行うことになります。
腎臓病は完治することは難しいので、進行させないことがとても大切です。
そのためには、治療だけでなく日頃口にする食事にも気を遣ってあげる必要があるのです。
おそらく、腎臓病と診断されれば獣医師からも腎臓をケアする療法食を薦められることでしょう。
ただ、犬にも好き嫌いがあり動物病院から薦められる療法食を食べない…なんてことも…。また、腎臓ケアのフードは塩分控えめになっているため、薄味であることが多く食いつきに影響が出てしまう犬は多いのです。
そんな時には、獣医師から勧められた療法食以外のフードにも目を向けて、愛犬に合った療法食を試してみるのも良いでしょう。
ここからは、腎臓病の犬のフードの選び方のポイントとおすすめの腎臓ケアフードについて詳しく見ていきましょう。
腎臓病の犬のフードの選び方!どれがいい?
腎臓病の犬にとって、病気の進行を遅らせるためにとても大切な食事ケア。
自分で腎臓ケア療法食を探すとしても、どのようなものを選べば良いのかわかりませんよね。
腎臓病ケアフードの選び方のポイントは以下の2つ。
- 腎臓ケアの療法食であること
- 含まれている成分に注目すること
腎臓病の犬のフード選びは、上記のポイントをおさえることがとても大切です。
ここでは、上記の2つのポイントを、詳しく解説します!
ポイント①腎臓ケア療法食であること
腎臓病の犬に与えるフードを選ぶポイントの一つ目は【腎臓ケア療法食であること】です。
腎臓病の犬は、食事のケアがとても大切。もちろんそれまで食べていたフードが大好きで切り替えるのは…なんて気が進まない飼い主さんもいるでしょう。
しかし、腎臓病は悪化すると命に関わるとても恐ろしい病気です。
腎臓ケア療法食は、当然ですが腎臓病を患っている犬の体に合うよう作られています。
そのため、通常のドッグフードではなく腎臓病に特化したフードを与えることが大切なのです。
含まれている成分に注目すること
腎臓病の犬に与えるフードを選ぶポイントは、含まれている成分に注目すること。
腎臓病では、過剰に摂取しない方がいい栄養素があります。
このことを知らずに、いつものフードを食べさせてしまうと、どんどん腎臓病が悪化してしまう…なんてことも起こりかねません。
腎臓病の犬のフードで注意する栄養素は以下の3つ。
- タンパク質
- リン
- ナトリウム
①タンパク質
犬の体を作る成分として、タンパク質はとても大切な栄養素。
しかし、タンパク質を分解する時には老廃物も一緒に出ます。タンパク質はとても大切な栄養ですが、タンパク質を多く摂ることは、それだけ老廃物を生み出すことに…。
老廃物のろ過は腎臓の役目ですから、老廃物が多くなればなるほど腎臓に負担になるのです。
②リン
腎臓病の犬で注意したい成分が、リン。
リンは、体内のカルシウムやマグネシウムと結合することにより骨や歯の構成成分になるなど、動物の健康には欠かせない栄養素。
しかし、腎臓病の犬がリンを過剰に摂りすぎてしまうと、腎臓病が悪化することが分かっています。
そのため、腎臓病の犬はリンを制限することがとても大切です。
③ナトリウム
次に、腎臓病の犬の食事で注意したいのが、ナトリウムです。
これは、塩分ですが塩分のとりすぎは腎臓に負担がとてもかかるため、注意が必要。
高血圧の原因にもなるので、適切な量に調整する必要があります。
腎臓病の犬におすすめの腎臓ケア療法食フード
腎臓病の犬におすすめの腎臓ケア療法食を紹介します。
おすすめの療法食は以下の4つ。
- 和漢みらいのドッグフード
- 犬心
- 腎臓の健康サポート
- アクティブラインリナールアクティブ
それでは、ここからはそれぞれの腎臓ケア療法食について見ていきましょう。
1:和漢みらいのドッグフード【特別療法食(腎臓用)】
動物臨床栄養学を導入した、バランスの良い腎臓ケア療法食です。
日本と中国の植物食材に植物に含まれている栄養素ファイトケミカル、そしてオメガ3脂肪酸からなっています。
タンパク質制限によるタンパク質不足を防ぐために、低脂質の高タンパクの鹿肉を使用。
良質なタンパク質と、自然食材の力で腎臓はもちろん腸機能の改善が期待できます。
和漢みらいのドッグフードの口コミ
慢性腎不全と診断されたのは、半年ほど前です。今は当時より、はるかに元気に走り回っています。他の子たちも腎臓病が心配なので、みんな一緒に食べさせていますが、とても美味しいようです。飼い主として栄養をしっかりあげられていると思えるこのドッグフードは、自分も食べたくなるほどです(笑)
引用元:和漢みらい
今までは、獣医に腎臓食を勧められていましたが、継続していると徐々に毛並みがパサツキ、元気が無くなってしまいました。相談したところ、良質なタンパク質をしっかり摂る必要もあることを聞きました。うちの犬は偏食ですが、このフードは、とっても食いつきがよく、安心して食べさせられますね。
引用元:和漢みらい
2:犬心
犬心低タンパクバランスは、【腎臓病、結石、肝臓病、心臓病】に対応した療法食です。
この犬心低タンパクバランスの健康ポイントはこちら。
- 低タンパク
- ミネラルコントロール
- 総合栄養バランス
- 冬中夏草
これまで、15年間の研究により開発されました。
長く続けられる療法食として、多くの方に評価されています。
原材料として、低脂肪の生乳牛、鶏肉、血液の流れをケアするブルーベリー茎など、さまざまな食材から作られています。
犬心の口コミ
今年のお盆前に入院し、退院時には、3キロあった体重が2.3キロまで落ちてました。 もともと腎臓の悪さも指摘され薬を服用しており、獣医師の勧めもあって、胆嚢よりも腎臓を優先した方がいいと腎臓サポートを与えていました。 前々から、フードから染み出る油が気になっていたのと、胆嚢に負担になっているのではと不安になり、色々と調べ試した結果、犬心さんのHPを見つけ購入しました。 体重は戻りませんが、今では、状態も食欲も戻り、フードも安心して与えることが出来ます。 介護の毎日ですが、フードの不安も解消され、幸せです。
引用元:犬心
「元気がなくなり一日中寝ていたまっちゃが、何だか最近は毎日楽しそうなんです(笑)。もともとお出かけやドライブはあまり好きではなかったので、お庭を楽しそうに思いきり走ったり、運動をして疲れた後は家でお気に入りのクッションやソファーで寝そべたっり、時々私にすり寄って甘えたり・・・そんなまっちゃの姿をまた見られて、とても毎日癒されています。」
引用元:犬心
3:腎臓の健康サポート
獣医師、宿南章氏が開発した療法食。
腎臓病の犬の健康維持のため、ナトリウムやタンパク質を少なく設計されています。
獣医師が20代の頃から研究を重ねてきたものであり、医師としての経験を踏まえているので安心。
ただ、こちらの療法食は腎臓病の初期から中期の病期の犬に対応できるように作られています。末期の病期や重度の腎障害には適していないので、注意が必要です。
口コミに関しても、こちらの腎臓ケア療法食に変えてから食いつきがすごい!と絶賛する声が多く上がっています。
腎臓の健康サポートの口コミ
今年の明け頃から食欲が落ち、元気が無い日も目立ちました。血液検査の結果、腎臓の値が悪く、治療を始めると同時にドッグフードも変えようと、いろいろ試しました。なかなか食べてもらえず悩んでいましたが、腎臓の健康サポートを与えたら、びっくりする位の勢いで食べてくれました。毎日元気でいてくれて「良かったね」と夫も喜んでいます。1日でも長く元気でいてくれることを祈る毎日です。こちらのフードに出会えて本当に良かったです。
引用元:獣医師・宿南彰の愛情ごはん療法食
ずっといろいろな療法食を食べさせてきました。年を重ね、カリカリが食べにくそうなのもあり、また元から好き嫌いがはっきりしていたので、食は細くなり、やせていきました。目も耳も悪くなり、歩くのもヨタヨタですが、こちらのドッグフードを前にすると、みえないはずの目をランランとさせ、大喜びで食べます。
引用元:獣医師・宿南彰の愛情ごはん療法食
4:アクティブライン リナールアクティブ(腎臓)
イタリアの獣医師が22年かけて、作り上げた療法食FORZA10。
無農薬やオーガニックにこだわり、安全性が高く安心して食べさせることができるとして注目を集めています。
FORZA10からは数多くフードが出ていますが、その中でもリナールアクティブは腎臓の健康維持のために開発されました。
腎臓病にはネックになるリンやナトリウムを調整し腎臓に負担をかけない食事が可能です。
粒の大きさは、小型犬でも食べやすい小粒タイプ。
アクティブライン リナールアクティブの口コミ
六歳のゴールデンレトリバー、夏前に初期の腎臓病(ステージ1)と言われて腎臓病食に切り替えました。 食べ物への執着が凄いので何をあげても喜んで食べてくれるのですが、金額的も比較的コスパよいもので且つ定期便を利用できるものを探していたところ、理想的なものが本商品でした。 食べてくれるか心配でしたが、しっかりと喜んで食べてくれていて、すこぶる元気に過ごしてくれています。
引用元:GREENDOG
健康診断の結果で腎臓病が疑われたので、こちらのフードを与えています。一年半ほど経過した現在は、血液検査の結果は正常値から少し外れたところでコントロール出来ています。当初は他の商品とも迷いましたが、電話での健康相談で原材料等についての疑問が理解出来たので、お試しパックを与えたところ自ら食べたので続けています。病気の疑いに気付くのが遅れた事は悔いていますが、このフードを与えて以降は安定しているのが救いです。(8kg 〔中粒〕を購入)
引用元:GREENDOG
トッピングを上手に使い腎臓ケア
腎臓ケア療法食は、中にはどうしても食いつきが悪く食べてくれない犬もいます。
そんな時には、いつものフードや手作り食にトッピングとして栄養補助食を使用するのもおすすめです。
ヘルマン マトン・ディッシュ キドニーフィット
良質な羊肉をメインにした、低リン・低ナトリウムの栄養補助食。
手作り食やフードのトッピングとしてとてもおすすめです。
3つのおすすめポイントはコレ!
- 低リン・低ナトリウム
- 腎機能をサポートするハーブ
- オメガ3脂肪酸がたっぷり
いつものフードをもっと美味しく健康的に!を目指せる栄養補助食です。
ヘルマン マトン・ディッシュ キドニーフィットの口コミ
柴犬14歳 腎臓の数値が悪くなり療養食をなんとか食べています。毎食のメニューに悩んでたところヘルマンを見つけ全種類購入しました。すると美味しそうに完食。むしゃむしゃ食べる様子は嬉しいし数値は現状維持です。材料も安心だし可愛いパッケージでわんも私もお気に入りです。
引用元:GREENDOG
まとめ
今回は、腎臓病の犬におすすめの腎臓ケア療法食を紹介しました。
犬の腎臓病は完治の難しい病気ですが、日頃のケアと治療により進行を防ぐことは可能です。
そのケアは愛犬が少しでも元気に長く生きる上でとても大切なもになります。
そのためには、愛犬の腎臓をサポートする食事療法は腎臓病と付き合うためには重要なポイントになります。
愛犬が元気に寿命を迎えられるように、腎臓病ケアをサポートしましょう。
ぜひ参考にしてくださいね。
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