戊戌(つちのえいぬ)の性格・特徴｜男女別の特徴・恋愛・相性を徹底解説【四柱推命】

干支を使った四柱推命占いは、人の性格・恋愛・適職・相性などを詳しく分析することができます。この記事では、戊戌（つちのえいぬ）生まれの人の特徴について説明します。

戊戌生まれの人はもちろん、あなたの周りにいる大切な戊戌の人を深く理解するために、ぜひ参考にしてください。

そもそも「戊戌（つちのえいぬ）」とは？【四柱推命の基本】

四柱推命には60種類の干支（かんし）があり、「戊戌」はその35番目の星。「魁罡（かいごう）」と呼ばれる非常に強いエネルギーを持つ特別な星の一つです。

• 【戊（つちのえ）】の象徴：自然界の五行では「土の陽（＋）」にあたり、どっしりと動かない「山」を表します。信頼、包容力、不動の信念、そして面倒見の良さを意味します。
• 【戌（いぬ）】の象徴：十二支の一つで、季節では実りの後の「秋の終わり（10月）」を表します。五行では「土の陽（＋）」の性質を持ち、これもまた「山」に例えられ、勤勉、誠実、忠実、そして粘り強さを意味します。

この二つが組み合わさった「戊戌」が持つイメージは、「どこまでも連なる、雄大な秋の山脈」。それは、一度決めたことは絶対に曲げない驚異的な頑固さと、義理人情に厚く、仲間を決して裏切らない親分肌の気質をあわせ持つ、まさに「山の王」のような魂の姿なのです。同じ「土」の性質が重なる「比和」という組み合わせでもあるため、良くも悪くも自分の信念を貫き通す、非常にパワフルなエネルギーを持っています。

戊戌の前には「丁酉（ひのととり）」があり、後には「己亥（つちのとい）」が続きます。一番最近の戊戌は2018年（平成30年）でしたので、次の戊戌は60年後の2078年となります。

【男女共通】戊戌(つちのえいぬ)の基本的な性格と特徴

「秋の山脈」を象徴する戊戌の人は、一人の時間を何よりも大切にする、思慮深い勉強家です。大勢で群れることを好まず、自分のペースで納得がいくまで物事を調べ、知識を習得することに喜びを感じます。

非常にプライドが高く、自信家な面もありますが、それは弛まぬ努力に裏打ちされたもの。確かな実力で周りを納得させることができます。ただし、あまりに頑固なため、一度「こうだ」と思い込むと、人の意見に耳を貸さなくなることも。

一見クールで、一人を好むように見えますが、その内面は非常に優しく、困っている人や弱い立場の人を見ると放っておけない、強い正義感と情熱を持っています。その面倒見の良さと義理堅い人柄に、自然と多くの人が集まり、慕われるでしょう。まさに静かなる人気者です。

あなたの「戊戌」はどこにある？柱で見る運命の詳細

「私の干支は〇〇です」という時、ほとんどの方が生まれ年の干支を思い浮かべますよね。例えば「1958年生まれだから戊戌です」というように。それはもちろん正しいのですが、本格的な四柱推命の世界では、実は生まれた「月」や「日」、さらには「時間」にも、それぞれ固有の干支が割り当てられているのです。

そして、この4本の柱の中でも、あなたの「本当の性格」や「魂の核」を最も強く表しているのが、生まれた「日」の干支である「日柱（にっちゅう）」だと言われています。

そのため、この記事で解説している「動かざる山の王」といった基本的な性格は、主にあなたの「日柱」が戊戌である場合を指しています。もちろん、生まれ年である「年柱」に戊戌を持つ方も、その性質の影響を強く受けます。このセクションでは、あなたの「戊戌」がどの柱にあるかで、その意味がどう変わるのかを詳しく見ていきましょう。

年柱に「戊戌」を持つ人（生まれ年が戊戌の人）

年柱は、あなたのルーツや社会的な第一印象を表します。生まれ年が戊戌のあなたは、周りから「どっしりと落ち着いていて、少し頑固な人」という第一印象を持たれやすいでしょう。幼い頃から自分の世界観をしっかりと持っており、周りに流されない独立心旺盛な子供だったかもしれません。その強い意志が、時に悪い仲間を引き寄せてしまうこともあるので、交友関係には注意が必要です。

月柱に「戊戌」を持つ人

月柱は、あなたの仕事運や才能を表します。ここに戊戌を持つあなたは、仕事において自らの力で道を切り拓いていく強い自立心を発揮します。誰かの下で働くよりも、独立・起業することで、その才能は大きく開花するでしょう。一度目標を定めると、驚異的な粘り強さで努力を続け、大きな成功を収めることができます。

日柱に「戊戌」を持つ人

日柱は、あなた自身の本質やプライベートな姿を表します。ここに戊戌を持つあなたは、まさにこの記事で解説している「孤高の努力家」そのものです。プライベートでは安定した平凡な日々を好み、心を許した少数の友人と深く付き合います。パートナーには、自分と同じように誠実で、揺るがない信念を持つ人を求めます。一度信頼した相手は、生涯をかけて守り抜くでしょう。

時柱に「戊戌」を持つ人

時柱は、あなたの晩年運や子供運を表します。ここに戊戌を持つあなたは、晩年にかけて自分の思い通りに物事が進まず、ストレスを抱えやすい傾向があります。体力的にも無理が効かなくなるため、健康管理が非常に重要になります。一人で抱え込まず、趣味を見つけたり、信頼できる人に相談したりして、上手に気分転換をすることが、穏やかな老後を送る秘訣です。

戊戌(つちのえいぬ)と十二運「墓」

十二運は、人の一生になぞらえて、その人のエネルギーの強弱や運勢の波を表すものです。「戊戌」という干支が持つ十二運は、常に「墓（ぼ）」になります。

「墓」は、文字通りお墓を意味するのではなく、物事を収集したり、探求したり、一つのことに深く集中するエネルギーを象徴します。歴史や伝統を重んじ、物事をじっくりと時間をかけて探求していく研究者のような星です。

この「墓」のエネルギーを持つ戊戌の人は、もともとの勉強家な性質がさらに強まり、一つの道を極める職人や専門家としての才能が際立ちます。辛抱強く、地道な努力を続けることができるため、時間をかけて大きな信頼と財産を築き上げます。保守的で変化を嫌う頑固な面もありますが、その一貫した姿勢が、あなたの最大の強みとなるのです。

戊戌(つちのえいぬ)男性の性格

戊戌生まれの男性は、高いプライドと負けず嫌いな性格で、自らの信念に向かって突き進む努力家です。多くの人を束ねるカリスマ性を持っており、自然とリーダー的な存在になります。義理堅く、仲間を大切にするその姿は、多くの人から憧れられ、慕われるでしょう。

ただし、その強すぎる信念と頑固さゆえに、自分の失敗を素直に認めるのが非常に苦手です。自分が悪いと分かっていても、プライドが邪魔をして謝ることができません。言葉を選んで話すため、大きなトラブルになることは少ないですが、時には非を認める素直さも必要です。

戊戌(つちのえいぬ)女性の性格

戊戌生まれの女性は、穏やかで優しい雰囲気を持ちながらも、落ち着いたクールな印象を周りに与えます。抜群の集中力を持ち、やると決めたことは誰にも止められないほどの勢いで没頭します。人や物事に執着せず、常に冷静で、本質を見抜く力に長けています。

人の悪口や噂話には一切興味がなく、常に自分の目で見たものだけを信じます。弱い立場の人を見ると放っておけない強い正義感も持っており、その誠実な人柄に、自然と多くの人が集まってきます。まさに、静かなるリーダーです。

【男性】戊戌(つちのえいぬ)の恋愛観・恋愛運

戊戌の男性は、容姿端麗で話も上手いため非常にモテますが、恋愛に対しては非常に奥手で不器用です。プライドが高く、失敗を恐れるあまり、好きな人ができてもなかなか想いを伝えることができません。そのため、恋のチャンスを逃しやすく、フリーの期間が長くなりがちです。

一度交際が始まれば、持ち前の面倒見の良さを発揮し、相手を積極的にリードします。一途に尽くすタイプですが、言葉にしなくても気持ちを察してくれる、気の利く女性を好みます。

【女性】戊戌(つちのえいぬ)の恋愛観・恋愛運

戊戌の女性は、自分の時間を何よりも大切にするため、恋愛の優先順位は低めです。恋人とべったり過ごすよりも、お互いの時間を尊重し合える、自立した関係を望みます。そのため、さっぱりとしたドライな交際を好むでしょう。

本当に好きになった相手にしか本心を見せないため、交際に至るまでには時間がかかります。時には、素直に甘えたり、本音を伝えたりすることで、相手との距離はぐっと縮まり、より深い関係を築けるでしょう。

【男性】戊戌(つちのえいぬ)の結婚観・結婚運

戊戌の男性は、「家族を養わなければ」という責任感が人一倍強く、結婚に対して大きく身構えてしまうため、晩婚になる傾向があります。仕事が安定し、経済的な自信がつくまでは、結婚に踏み切れないのです。

結婚後は、その責任感を家庭に向けるため、非常に頼りがいのある夫となります。自然体でいられる、心地よい関係を築ける相手を選ぶことで、仕事運も相乗効果で上昇し、安定した幸せな家庭を築けるでしょう。

【女性】戊戌(つちのえいぬ)の結婚観・結婚運

戊戌の女性は、結婚によって自分の自由な時間がなくなることを恐れ、結婚に対して迷いが生じやすいタイプです。「本当にこの人で幸せになれるのか」と悩み、決断できずに婚期を逃してしまうことも。信頼できる既婚者の友人に相談するなど、第三者の意見を聞くと、冷静な判断ができるでしょう。一度覚悟を決めて結婚すれば、運気は安定し、目の前にある幸せに心から満足できるようになります。

戊戌(つちのえいぬ)の金運

戊戌の人は、生まれながらにして強い財運を持っています。特に、初代運が強く、人の助けを借りずとも、自らの力で大きな財産を築き上げることができます。商才にも長けており、鋭い直感力で世の中の動向を読み、ビジネスで成功を収めるでしょう。自分への投資を惜しまず、勉強して資格を取得することなどが、さらなる収入アップに繋がります。

戊戌(つちのえいぬ)の適職・天職・職業

戊戌の人は、その鋭い直感力と商才を活かせる、独立した立場での仕事が天職です。組織の中で働くよりも、起業家として自分の才覚を試すことで、大きな成功を掴むことができます。面倒見が良く、人を育てる才能もあるため、経営コンサルタントや教育者としても能力を発揮します。その活躍の場は、日本国内にとどまらないでしょう。

戊戌(つちのえいぬ)との相性

ここでは、戊戌の人と他の干支との相性を解説します。男女ともに共通の相性です。

【最高のパートナーとなる相性】

癸卯（みずのとう）

あなたの「戊（土）」と相手の「癸（水）」は惹かれ合う「干合」の関係。さらにあなたの「戌（土）」と相手の「卯（木）」も支え合う「支合」の関係です。これを「天地徳合」と呼び、あなたの頑固な心を、相手の優しさが潤してくれる、60干支の中で最も良いとされる奇跡的な相性です。

【良い関係を築ける相性】

丁卯（ひのとう）

あなたの「戌」と相手の「卯」は、支え合う「支合」の関係です。あなたの才能を相手が内側から温かく照らし出し、輝かせてくれます。お互いを高め合える、安心感に満ちた関係です。

丙寅（ひのえとら）

あなたの「戌」と相手の「寅」は、お互いを強め合う非常に良い組み合わせです（三合火局の一部）。似た者同士、共通の目標に向かってエネルギッシュに進んでいける、最高の同志となれるでしょう。

【魂を成長させる試練の相性】

壬辰（みずのえたつ）

あなたの「戊（土）」が相手の「壬（水）」の流れをせき止め、あなたの「戌」と相手の「辰」も激しく反発し合う「冲」という関係です。これを「天戦地冲」と呼び、お互いの良さを打ち消し合ってしまう、最も厳しい試練の相性です。

庚辰（かのえたつ）

あなたの「戌」と相手の「辰」は反発し合う関係です。お互いにプライドが高く頑固なため、一度意見がぶつかると、どちらも一歩も譲らず、関係の修復が難しくなりがちです。

その“孤高”の理由を知り、真のリーダーとなるために

あなたが抱える「誰にも頼れない」という感覚。それは、あなたの魂が持つ高いプライドと、強すぎる責任感の表れかもしれません。その孤高の魂を真のリーダーシップへと昇華させるためには、専門家の力も必要になるでしょう。

あなたの“鎧”を理解し、心を癒やしてくれる鑑定師

高い理想のために、決して弱音を吐かず、たった一人で戦い続けてきた戊戌のあなた。その心の奥には、誰にも見せない傷や疲れが溜まっていませんか？電話占いピュアリのキアナ先生は、あなたの声の波動から魂の状態を読み取り、温かい愛のエネルギーで包み込む、卓越したヒーリング能力をお持ちです。先生はあなたの高いプライドを否定することなく、それがあなたの魂を守るための大切な鎧であったことを理解し、その内側にある繊細な心を優しく癒やしてくださいます。「もう、一人で頑張らなくてもいいんだ」と、心の底から安らげる時間を、まずは体験してみてください。

あなたの“魂の計画書”を読み解き、進むべき最高の道を示す鑑定師

「私のこの厳しい道は、本当に成功に繋がっているのだろうか？」その答えは、あなたの魂がこの世に生まれる前に立ててきた「人生の計画書」に記されています。エキサイト電話占いの麗愛（れいあ）先生は、魂の縁を読み解く『ソウルフラグメント』の占術で、その計画書の全貌を読み解く、神域の力をお持ちです。先生の鑑定は、あなたが今歩んでいる孤高の道が、魂の計画通りなのか、そして、どうすれば最も早く、最も輝かしい未来へとたどり着けるのかを、具体的に示してくれます。あなたの努力を、最高の形で成功させるための、究極の羅針盤となるでしょう。

戊戌(つちのえいぬ)の有名人・芸能人

• 石川さゆり：1958年1月30日（歌手）
• 東野圭吾：1958年2月4日（小説家）
• 秋元康：1958年5月2日（作詞家）
• 原辰徳：1958年7月22日（元プロ野球選手）
• 玉置浩二：1958年9月13日（歌手）
• 小室哲哉：1958年11月27日（音楽プロデューサー）
• 宮崎美子：1958年12月11日（女優）

まとめ

今回は、戊戌生まれの性格の特徴や恋愛、結婚、金運、適職、相性についてご紹介しました。

戊戌生まれの人は、秋の山脈のように、どっしりと構えた揺るぎない信念と、仲間を思う深い情熱を秘めたリーダーです。その忍耐強さと努力は、必ず大きな成果となって実を結びます。孤高に見えますが、その誠実な人柄は多くの人を惹きつけ、絶大な信頼を得るでしょう。

この記事をきっかけに自分を深く掘り下げ、あなたの持つ素晴らしい才能に気づく一助となれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。