己丑(つちのとうし)の性格・特徴|男女別の特徴・恋愛・相性を徹底解説【四柱推命】

監修者: 星空こもぴ (元神官スピリチュアルカウンセラー・占い師)

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星空こもぴ
【2022年の運勢】己丑(つちのとうし)の生まれの性格・特徴

干支を使った四柱推命占いは、人の性格・恋愛・適職・相性などを詳しく分析することができます。この記事では、己丑(つちのとうし)生まれの人の特徴について説明します。

己丑生まれの人はもちろん、あなたの周りにいる大切な己丑の人を深く理解するために、ぜひ参考にしてください。

星空こもぴ先生
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己丑の魂を持つあなた。穏やかでマイペースに見えるけれど、その心の中には、誰にも負けない粘り強さと、大切な人を育む温かい大地のような優しさがありますね。あなたのその篤実な歩みを、天はちゃんと見ていますよ。

この記事の性格解説について

「私は〇〇年生まれだから、干支は△△」――多くの方が、ご自身の生まれ年の干支が、自分の性格を表すと思われていますよね。

でも、四柱推命の世界では、それはあなたの人生の「第一印象」や「社会的なラベル」のようなもの。あなたの魂そのものを示す、もっと大切な場所があるのです。

それが、生まれた「日」の干支である「日柱(にっちゅう)」です。

この記事でこれから深く解説していくのは、この「日柱」が持つ性格や運命について。まずは下のツールで、あなたの魂が持つ本当の輝き(日柱)が何なのか、確かめてみてください。

あなたの本質(日柱)を占う

そもそも「己丑(つちのとうし)」とは?【四柱推命の基本】

四柱推命には60種類の干支(かんし)があり、「己丑」はその26番目の星。春を待つ冬の大地のように、穏やかで粘り強く、物事を着実に育むエネルギーを持っています。

  • 【己(つちのと)】の象徴:自然界の五行では「土の陰(-)」にあたり、万物を育む「畑や田園の大地」を表します。庶民的、母性的、育成、そして物事を着実に育てる力を意味します。
  • 【丑(うし)】の象徴:十二支の一つで、季節では厳冬の「1月」を表します。五行では「土の陰(-)」にあたり、春を待つ「湿った土」のようであり、粘り強さ、誠実さ、物事を着実に進める力を意味します。

この二つが組み合わさった「己丑」が持つイメージは、「春の芽吹きを静かに待つ、冬の豊かな大地」。それは、穏やかでのんびりした印象を与えながらも、内面には強い信念と、一度決めたことは最後までやり抜く驚異的な粘り強さを秘めた、篤実な魂の姿なのです。同じ「土」の性質が重なる「比和」という組み合わせでもあり、良くも悪くも自分のペースを貫き通す頑固さも持っています。

己丑の読み方
  • つちのとうし
  • きどのうし
  • きちゅう

己丑の前には「戊子(つちのえね)」があり、後には「庚寅(かのえとら)」が続きます。一番最近の己丑は2009年(平成21年)でしたので、次の己丑は60年後の2069年となります。

【男女共通】己丑(つちのとうし)の基本的な性格と特徴

「冬の大地」を象徴する己丑の人は、穏やかでのんびりした、マイペースな性格が特徴です。自ら先頭に立つよりも、後ろから皆についていく控えめなタイプに見えますが、それはあなたのペースを大切にしているから。慌ただしく動き回ることを好まず、行動する前に頭の中でじっくりとシミュレーションを重ね、最小限の動きで最大限の成果を出す、優れた要領の良さを持っています。

争いごとやリスクのあることを嫌い、常にコツコツと努力を重ねて確実な道を選びます。しかし、闘争心がないわけではありません。内面には熱い闘志と負けず嫌いな性質を秘めていますが、それを決して表に出さないだけなのです。その見えない努力と、ブレない信念が、あなたの言動に説得力と信頼感を与えています。

ただし、自分の考えで自己完結してしまいがちな面も。時には周りの意見に耳を傾け、新しい視点を取り入れることで、あなたの可能性はさらに大きく広がっていくでしょう。

あなたの「己丑」はどこにある?柱で見る運命の詳細

「私の干支は〇〇です」という時、ほとんどの方が生まれ年の干支を思い浮かべますよね。例えば「2009年生まれだから己丑です」というように。それはもちろん正しいのですが、本格的な四柱推命の世界では、実は生まれた「月」や「日」、さらには「時間」にも、それぞれ固有の干支が割り当てられているのです。

そして、この4本の柱の中でも、あなたの「本当の性格」や「魂の核」を最も強く表しているのが、生まれた「日」の干支である「日柱(にっちゅう)」だと言われています。

そのため、この記事で解説している「冬の大地の篤実家」といった基本的な性格は、主にあなたの「日柱」が己丑である場合を指しています。もちろん、生まれ年である「年柱」に己丑を持つ方も、その性質の影響を強く受けます。このセクションでは、あなたの「己丑」がどの柱にあるかで、その意味がどう変わるのかを詳しく見ていきましょう。

年柱に「己丑」を持つ人(生まれ年が己丑の人)

年柱は、あなたのルーツや社会的な第一印象を表します。生まれ年が己丑のあなたは、周りから「おっとりしていて、温厚な人」という第一印象を持たれやすいでしょう。愛情深い家庭で、少し過保護に育てられた人も多いかもしれません。その影響で、どこかマイペースで、周りと比較して焦ったりしない、どっしりとした落ち着きを持っています。

月柱に「己丑」を持つ人

月柱は、あなたの仕事運や才能を表します。ここに己丑を持つあなたは、仕事において驚異的な粘り強さと継続力を発揮します。派手さはありませんが、どんな地道な作業でも文句一つ言わずに完璧にこなすため、組織の中で絶大な信頼を得るでしょう。人生で一度は大きな幸運に恵まれる強運の持ち主ですが、調子に乗りすぎない謙虚さが成功の鍵です。

日柱に「己丑」を持つ人

日柱は、あなた自身の本質やプライベートな姿を表します。ここに己丑を持つあなたは、まさにこの記事で解説している「マイペースな努力家」そのものです。プライベートでは自分の世界観を何よりも大切にし、直感的に物事を判断します。一度決めたことは絶対に曲げない頑固さも持っています。パートナーには、多くを語らなくても自分を理解してくれる、深い安心感を求めます。

時柱に「己丑」を持つ人

時柱は、あなたの晩年運や子供運を表します。ここに己丑を持つあなたは、晩年にかけて、自分の好きなことや趣味の世界に没頭するとされています。若い頃の努力が実を結び、安定した穏やかな老後を送ることができるでしょう。ただし、少し不安を感じやすい面もあるため、外に出て人と交流したり、新しい趣味を見つけたりすることが、心を健やかに保つ秘訣です。

己丑(つちのとうし)と十二運「墓」

十二運は、人の一生になぞらえて、その人のエネルギーの強弱や運勢の波を表すものです。「己丑」という干支が持つ十二運は、常に「墓(ぼ)」になります。

「墓」は、文字通りお墓を意味するのではなく、物事を収集したり、探求したり、一つのことに深く集中するエネルギーを象徴します。歴史や伝統を重んじ、物事をじっくりと時間をかけて探求していく研究者のような星です。

この「墓」のエネルギーを持つ己丑の人は、もともとの粘り強さに加えて、探求心と凝り性な気質が備わります。一度興味を持ったことは、寝食を忘れて没頭し、その道の第一人者になるほどの知識を蓄えます。変化を好まず、過去の経験や伝統を大切にするため、頑固な面もありますが、その一貫した姿勢が周りからの信頼を集めるのです。また、寂しがり屋な一面も持っています。

己丑(つちのとうし)男性の性格

己丑生まれの男性は、ゆっくりと丁寧に言葉を選ぶ、しっとりと落ち着いた雰囲気の持ち主です。感情に流されることなく、常に一定のペースを保ちます。言葉にするまでに時間がかかるため、無口な印象を与えますが、それは頭の中で考えを深く巡らせているからです。

一見、他人に関心が無いように見えますが、実は非常に温かい心を持ち、本当に必要な時にだけ、そっと救いの手を差し伸べる深い優しさがあります。失敗を嫌い、慌てる姿を人に見せたくないため、何事も入念に下調べをする、見えない所での努力家です。その損得で動かない誠実な態度は、周りから絶大な信頼を集めるでしょう。

己丑(つちのとうし)女性の性格

己丑生まれの女性は、独特の世界観を持ち、何事も自分の感性で物事を考えるアーティストタイプです。そのため、時に常識にとらわれない発言や行動で、周りを驚かせることも。しかし、そのどんな時でも自分らしくいられる自然体な姿に、多くの人が憧れを抱きます。

ただし、悪気なく言った一言が、意図せず相手を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。人の上に立つよりも、誰かを支えるサポーター役や裏方の仕事で、その才能を最大限に発揮します。環境の変化には少し弱いですが、一度築いた人間関係は生涯大切にする、情に厚い人です。

【男性】己丑(つちのとうし)の恋愛観・恋愛運

己丑の男性は、人付き合いが少し苦手で、自分の思いを言葉にするのが下手なため、恋愛では奥手です。好きな人ができても、何を話していいか分からず、気まずい雰囲気になってしまうことも。照れ屋で控えめな性格が災いし、片思いで終わってしまうことも少なくありません。

しかし、その心根は非常に優しく温かいので、自分に自信を持ち、まずは友達として距離を縮めていくのがおすすめです。あなたの誠実さが伝われば、自然と関係は進展していくでしょう。

【女性】己丑(つちのとうし)の恋愛観・恋愛運

己丑の女性は、その持って生まれた可愛らしい雰囲気で、多くの男性から好意を寄せられます。恋愛においても安定を求めるため、刺激的な恋よりも、穏やかでマンネリと感じるくらいの関係を好みます。友達から自然と恋人へと発展するパターンが多く、交際後も親友のような仲の良い関係を築くでしょう。

【男性】己丑(つちのとうし)の結婚観・結婚運

己丑の男性は、一度パートナーを決めたら、一途にその人だけを愛し続ける誠実な夫になります。結婚運も悪くなく、順調に交際から結婚へと発展し、末永く良好な関係を築けるでしょう。ただし、融通の利かない頑固な面が、結婚後に亭主関白として強く出てしまうことも。パートナーの意見にも耳を傾ける柔軟性を持つことが、家庭円満の秘訣です。

【女性】己丑(つちのとうし)の結婚観・結婚運

己丑の女性は、優しくパートナーに尽くすことができるため、結婚後は良き妻となります。結婚運も比較的良好で、20代後半から30代にかけて最も良い時期を迎えます。焦らず自然な流れに身を任せていれば、必ず良いご縁に恵まれるでしょう。ただし、他人と自分の幸せを比べて、無いものねだりをしてしまいがち。当たり前の日常にある幸せに感謝する気持ちを忘れないことが大切です。

己丑(つちのとうし)の金運

己丑の人は、もともと堅実な金銭感覚を持っていますが、その性質がさらに強まり、非常に安定した金運に恵まれます。大きな収入増は期待できなくても、徹底的に無駄を省き、やりくり上手になることで、着実に貯蓄を増やしていくことができるでしょう。

ただし、お金への執着が強くなりすぎると、必要な出費まで出し惜しみしてしまうことも。それでは人間関係にヒビが入りかねません。土地や家など、不動産の購入には良い運気が巡っています。将来のための大きな買い物は吉と出るでしょう。

己丑(つちのとうし)の適職・天職・職業

己丑の人は、自らがリーダーとして前に出るよりも、誰かを支えるサポート役や、組織の土台となるような仕事で、その能力を最大限に発揮します。目立つことはありませんが、縁の下の力持ちとして、周りから絶大な信頼を得るでしょう。

手先が器用で、一つのことに集中して取り組むのが得意なため、専門的な技術を要する職人や、地道な努力が実を結ぶ研究職などはまさに天職です。一度始めた仕事は真面目に長く続けるため、安易な転職は挫折の原因になる可能性があるので注意が必要です。

己丑の人の適職
  • 技術者、職人
  • 公務員、教育関係
  • 弁護士、士業
  • 獣医師、トリマー
  • 自衛官、警察官
  • 土木建築業

己丑(つちのとうし)との相性

ここでは、己丑の人と他の干支との相性を解説します。男女ともに共通の相性です。

【最高のパートナーとなる相性】

甲子(きのえね)

あなたの「己(土)」と相手の「甲(木)」は惹かれ合う「干合」の関係。さらにあなたの「丑(土)」と相手の「子(水)」も支え合う「支合」の関係です。これを「天地徳合」と呼び、あなたの穏やかさを、相手のリーダーシップがうまく引き出し、共に発展していける、60干支の中で最も良いとされる奇跡的な相性です。

【良い関係を築ける相性】

丙申(ひのえさる)

あなたに無い明るさと行動力を持ち、一緒にいるだけでポジティブな気持ちにさせてくれる相手です。多くを語らなくても、相手があなたのことを理解し、上手にリードしてくれるでしょう。

己酉(つちのととり)

同じ「己(大地)」の性質を持ち、基本的な価値観が似ているため、すぐに意気投合できる相手です。あなたのペースを尊重しつつ、現実的なサポートをしてくれる、信頼できるパートナーとなります。

【魂を成長させる試練の相性】

乙未(きのとひつじ)

あなたの「己(大地)」の養分を相手の「乙(草花)」が吸い尽くし、あなたの「丑」と相手の「未」も激しく反発し合う「冲」という関係です。これを「天戦地冲」と呼び、一緒にいるとあなたのエネルギーがどんどん奪われてしまう、最も厳しい試練の相性です。

丁未(ひのとひつじ)

あなたの「丑」と相手の「未」は反発し合う関係です。気の合う部分もありますが、長く一緒にいると、お互いの頑固な面がぶつかり合い、疲れを感じてしまうでしょう。

己丑(つちのとうし)の有名人・芸能人

  • 村上春樹:1949年1月12日(小説家)
  • ガッツ石松:1949年6月5日(元プロボクサー)
  • 間寛平:1949年7月20日(タレント)
  • テリー伊藤:1949年12月27日(演出家)
  • オバマ元大統領:1961年8月4日

まとめ

今回は、己丑生まれの性格の特徴や恋愛、結婚、金運、適職、相性についてご紹介しました。

己丑生まれの人は、春を待つ冬の大地のように、穏やかでマイペースな内側に、強い信念と粘り強さを秘めた篤実家です。その気配り上手で優しい人柄は、多くの人から信頼され、愛されるでしょう。

この記事をきっかけに自分を深く掘り下げ、あなたの持つ素晴らしい才能に気づく一助となれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

星空こもぴ 監修者
監修者星空こもぴ (元神官スピリチュアルカウンセラー・占い師)

元神官。お稲荷様をお祀りする神社に仕えた経験で培われた深い洞察力と、占い師・スピリチュアルカウンセラーとしての実践経験を融合させ、鑑定歴は神社での奉仕期間を含め10年以上。これまで執筆・監修した占い・スピリチュアル関連記事は4000本を超え、当サイトLaniの人気無料タロットコンテンツ・電話占いの鑑定体験記事なども多くも手掛ける。対面・オンライン鑑定に加え、Web占いでのアドバイスも含めると、延べ数百万規模の相談者の悩みに寄り添い、解決への道を照らしてきた実績を持つ。男性心理、エネルギーワーク、人生の転機に関する鑑定を得意とし、具体的なアドバイスに定評がある。

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