戊申(つちのえさる)の性格・特徴｜男女別の特徴・恋愛・相性を徹底解説【四柱推命】

干支を使った四柱推命占いは、人の性格・恋愛・適職・相性などを詳しく分析することができます。この記事では、戊申（つちのえさる）生まれの人の特徴について説明します。

戊申生まれの人はもちろん、あなたの周りにいる大切な戊申の人を深く理解するために、ぜひ参考にしてください。

そもそも「戊申（つちのえさる）」とは？【四柱推命の基本】

四柱推命には60種類の干支（かんし）があり、「戊申」はその45番目の星。どっしりとした安定感と、猿のような器用さと知性をあわせ持つ、非常に才能豊かなエネルギーを持っています。

• 【戊（つちのえ）】の象徴：自然界の五行では「土の陽（＋）」にあたり、どっしりと動かない「山」を表します。信頼、包容力、不動の信念、そして面倒見の良さを意味します。
• 【申（さる）】の象徴：十二支の一つで、季節では収穫の「初秋（8月）」を表します。五行では「金の陽（＋）」の性質を持ち、賢い「猿」に例えられ、知性、器用さ、好奇心、そしてコミュニケーション能力を意味します。

この二つが組み合わさった「戊申」が持つイメージは、「鉱脈を秘めた秋の山に棲む、賢い猿」。それは、どっしりと落ち着いて見えながらも、頭の中では常に様々なことを考え、新しい知識や技術をどんどん吸収していく、多才な賢者の魂の姿なのです。土が金を生み出す「相生」という非常に良い関係を内包するため、あなたの持つ安定感が、優れた才能や財産を生み出す力を持っています。

戊申の前には「丁未（ひのとひつじ）」があり、後には「己酉（つちのととり）」が続きます。一番最近の戊申は1968年（昭和43年）でしたので、次の戊申は60年後の2028年となります。

【男女共通】戊申(つちのえさる)の基本的な性格と特徴

「山の賢者」を象徴する戊申の人は、人懐っこい性格ですが、自分を客観的に見つめる冷静な目を持っています。周りの状況をしっかりと観察しながら、自分のペースで道を進んでいくタイプです。

のんびりしているように見えて、内面にはしっかりとした意志と高いプライドを秘めているため、周りからの信頼は非常に厚いでしょう。また、人の気持ちを敏感に感じ取る繊細さも持っており、争いごとを嫌う平和主義者です。

頭の中では常に様々な考えを巡らせていますが、基本的には現実主義。ただし、時折見せるロマンチストな一面が、大きなギャップとなって人々を魅了します。真面目にコツコツと努力を積み重ね、粘り強く物事に取り組む姿勢は、周りの良い手本となるでしょう。

あなたの「戊申」はどこにある？柱で見る運命の詳細

「私の干支は〇〇です」という時、ほとんどの方が生まれ年の干支を思い浮かべますよね。例えば「1968年生まれだから戊申です」というように。それはもちろん正しいのですが、本格的な四柱推命の世界では、実は生まれた「月」や「日」、さらには「時間」にも、それぞれ固有の干支が割り当てられているのです。

そして、この4本の柱の中でも、あなたの「本当の性格」や「魂の核」を最も強く表しているのが、生まれた「日」の干支である「日柱（にっちゅう）」だと言われています。

そのため、この記事で解説している「器用な山の賢者」といった基本的な性格は、主にあなたの「日柱」が戊申である場合を指しています。もちろん、生まれ年である「年柱」に戊申を持つ方も、その性質の影響を強く受けます。このセクションでは、あなたの「戊申」がどの柱にあるかで、その意味がどう変わるのかを詳しく見ていきましょう。

年柱に「戊申」を持つ人（生まれ年が戊申の人）

年柱は、あなたのルーツや社会的な第一印象を表します。生まれ年が戊申のあなたは、周りから「好奇心旺盛で、少し大人びた人」という第一印象を持たれやすいでしょう。幼い頃から活発で、様々なことに興味を持ち、仲間意識が強い子供でした。集団行動の中で、優しさや思いやりの心を育んでいきます。

月柱に「戊申」を持つ人

月柱は、あなたの仕事運や才能を表します。ここに戊申を持つあなたは、仕事において抜群の順応性と応用力を発揮します。どんな職場でもすぐに馴染み、持ち前の器用さで活躍するため、周りからの評価は非常に高くなります。努力を続けることで、諦めていたような高い目標も達成できるでしょう。常に身だしなみを整えることが、さらなる運気アップに繋がります。

日柱に「戊申」を持つ人

日柱は、あなた自身の本質やプライベートな姿を表します。ここに戊申を持つあなたは、まさにこの記事で解説している「多才なロマンチスト」そのものです。プライベートでは、地道な努力を続ける真面目な顔と、自由を愛する楽天的な顔という二面性を持っています。頑張りすぎて疲れてしまうこともあるため、意識的に休息を取ることが大切です。

時柱に「戊申」を持つ人

時柱は、あなたの晩年運や子供運を表します。ここに戊申を持つあなたは、晩年にかけて、悩みから解放され、自分らしく過ごせるようになります。新しいことへのチャレンジ精神も蘇り、才能を再び開花させることも。自信に満ち溢れた日々を送れますが、周りへの謙虚な姿勢を忘れないことが、幸せな晩年の鍵です。

戊申(つちのえさる)と十二運「病」

十二運は、人の一生になぞらえて、その人のエネルギーの強弱や運勢の波を表すものです。「戊申」という干支が持つ十二運は、常に「病（びょう）」になります。

「病」は、文字通り病気を意味するのではなく、非常に繊細な感受性やロマン、芸術的な才能を象徴する星です。夢見がちで、現実の世界よりも空想の世界に遊ぶことを好むような、ピュアな精神性を表します。

この「病」のエネルギーを持つ戊申の人は、もともとの器用さに加えて、アーティストのような鋭い感性と、イマジネーション豊かな発想力が備わります。その独特な個性が芸術方面で開花する可能性も。ただし、心配性で取り越し苦労が多い一面も。その繊細さが、あなたの優しさと創造性の源泉となっているのです。

戊申(つちのえさる)男性の性格

戊申生まれの男性は、真面目な常識人であり、争いを嫌う平和主義者です。鋭い観察眼で常に周りに気を配り、困っている人がいれば、そっと手を差し伸べます。

目標が高く、自分に非常に厳しいストイックな努力家。負けず嫌いな性質も強く、ライバルがいるとさらに燃え上がり、周りが驚くような大きな成果を出すこともあります。独特な感性を持ち、芸術方面で才能を発揮する人も少なくありません。思い立ったらすぐに行動する自由人ですが、その前向きな姿勢が、あなたの最大の長所です。

戊申(つちのえさる)女性の性格

戊申生まれの女性は、大らかで優しく、柔らかな雰囲気の持ち主です。その繊細な感受性で人の気持ちを敏感に察することができるため、多くの人から慕われるでしょう。

高い理想を持ち、一度決めた目標に向かっては、どんな壁が立ちはだかっても諦めません。冷静に状況を分析し、根気強く乗り越えていく強い精神力を持っています。ただし、少しせっかちな面があり、物事を早く進めようとしがち。時にはゆっくりと周りの景色を見る余裕を持つことで、心はさらに豊かになるでしょう。

【男性】戊申(つちのえさる)の恋愛観・恋愛運

戊申の男性は、プライドが高く、恋愛においては自分が主導権を握りたいタイプ。素直に従ってくれる、おとなしいタイプの女性を好みます。好きになった相手には、プレゼントや食事で気を引こうと、あの手この手でアプローチします。

しかし、一度手に入れると興味を失い、他の女性に目移りしてしまう「釣った魚に餌をやらない」傾向があるので注意が必要です。ただし、本気で好きになった相手には立場が逆転し、何でも言うことを聞いてしまうほど一途になります。

【女性】戊申(つちのえさる)の恋愛観・恋愛運

戊申の女性は、恋愛への憧れが非常に強いロマンチストです。恋愛の優先順位が非常に高く、好きになると相手のことで頭がいっぱいになり、少し依存的になってしまうことも。常に一緒にいたいと願う、甘えん坊な一面を持っています。

理想が高く、自分を特別扱いしてくれる王子様のような男性を求めます。しかし、熱しやすく冷めやすい面もあるため、相手との距離が近くなりすぎると、刺激を求めて他の人に目移りしてしまう危うさも。相手を束縛しすぎないことが、幸せな恋愛を長続きさせる秘訣です。

【男性】戊申(つちのえさる)の結婚観・結婚運

戊申の男性は、結婚運の浮き沈みが激しい傾向にあります。勢いで結婚すると後悔する可能性が高いため、運気が良い時を見計らって入籍するのが良いでしょう。結婚後は、自分が大黒柱として家庭を引っ張っていく、亭主関白な夫になります。真面目に働き、家族サービスも忘れないため、経済的には安定した家庭を築けるでしょう。

【女性】戊申(つちのえさる)の結婚観・結婚運

戊申の女性は、いつまでも自分だけを深く愛してくれる人を求め、結婚相手に求める条件は非常に厳しくなります。結婚後も恋人同士のようなロマンティックな関係を望むため、その気持ちを理解してくれるパートナーでないと、不満が溜まってしまいます。いつまでも自分を大切にしてくれる相手と結ばれれば、温かい家庭を築くことができるでしょう。

戊申(つちのえさる)の金運

戊申の人は、ボランティア精神が金運に結びつく特殊な運勢の持ち主です。人のために行動し、善行を積むことで、巡り巡って豊かさがやってきます。必要な経費は出し惜しみせず、気前よく使うことで、さらなる幸運を引き寄せることができるでしょう。収支のバランス感覚にも優れているため、大きくお金に困ることはありません。

戊申(つちのえさる)の適職・天職・職業

戊申の人は、地道な努力が大きな結果に繋がる大器晩成型です。下積み時代が長くなるかもしれませんが、そこで培った経験と知識が、あなたの大きな財産となります。仕事は非常に丁寧で、コミュニケーション能力も高いため、どんな組織でも活躍できるでしょう。

特に、持ち前の鋭い感性を活かせる、クリエイティブな分野は天職です。時代の流行を読む力や、独創的な発想力で、多くの人を惹きつけるでしょう。自由な環境でこそ、その才能は最大限に輝きます。

戊申(つちのえさる)との相性

ここでは、戊申の人と他の干支との相性を解説します。男女ともに共通の相性です。

【最高のパートナーとなる相性】

癸巳（みずのとみ）

あなたの「戊（土）」と相手の「癸（水）」は惹かれ合う「干合」の関係。さらにあなたの「申（金）」と相手の「巳（火）」も支え合う「支合」の関係です。これを「天地徳合」と呼び、あなたの安定感が、相手の繊細な心を優しく包み込む、60干支の中で最も良いとされる奇跡的な相性です。

【良い関係を築ける相性】

丙子（ひのえね）

あなたの「申」と相手の「子」は、お互いを強め合う非常に良い組み合わせです（三合水局の一部）。通じ合う部分が多く、気さくに付き合えます。お互いの足りない部分を自然に補い合える、最高のパートナーです。

丙辰（ひのえたつ）

あなたの「申」と相手の「辰」も、お互いを強め合う良い組み合わせです（三合水局の一部）。相手の華やかさとリーダーシップが、あなたの才能をさらに引き出し、共に大きな成功を掴むことができるでしょう。

【魂を成長させる試練の相性】

甲寅（きのえとら）

あなたの「戊（山）」を相手の「甲（大樹）」が突き破り、あなたの「申」と相手の「寅」も激しく反発し合う「冲」という関係です。これを「天戦地冲」と呼び、性格がすれ違い、衝突しやすい、最も厳しい試練の相性です。

庚寅（かのえとら）

あなたの「申」と相手の「寅」は反発し合う関係です。お互いにマイナスの面が似ているため、一緒にいると不満が溜まりやすく、イライラが絶えない関係になりがちです。

その“器用貧乏”から抜け出し、真の才能を開花させるために

あなたが抱える「何でもできるけど、一番にはなれない」という感覚。それは、あなたの多才さゆえの悩みかもしれません。その素晴らしい才能を一つの道に定め、大きな成果へと結びつけるためには、専門家の力も必要になるでしょう。

あなたの才能の源泉である“繊細な心”を癒してくれる鑑定師

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あなたの“魂の計画書”を読み解き、進むべき最高の道を示す鑑定師

「私は、どの道に進めば本当に輝けるのだろう？」その答えは、あなたの魂がこの世に生まれる前に立ててきた「人生の計画書」に記されています。エキサイト電話占いの麗愛（れいあ）先生は、魂の縁を読み解く『ソウルフラグメント』の占術で、その計画書の全貌を読み解く、神域の力をお持ちです。先生の鑑定は、あなたの多くの才能の中で、魂が本当に進むべき道はどれなのか、そして、どうすれば最も輝かしい未来へとたどり着けるのかを、具体的に示してくれます。あなたの才能を、最高の形で開花させるための、究極の羅針盤となるでしょう。

戊申(つちのえさる)の有名人・芸能人

• 葉加瀬太郎：1968年1月23日（ヴァイオリニスト）
• 佐々木蔵之介：1968年2月4日（俳優）
• 桑田真澄：1968年4月1日（元プロ野球選手）
• 大塚寧々：1968年6月14日（女優）
• 内野聖陽：1968年9月16日（俳優）
• つんく♂：1968年10月29日（音楽プロデューサー）

まとめ

今回は、戊申生まれの性格の特徴や恋愛、結婚、金運、適職、相性についてご紹介しました。

戊申生まれの人は、秋の山の賢い猿のように、穏やかな安定感と、何でもこなせる器用な才能をあわせ持つ人です。その人懐っこい人柄と、陰での絶え間ない努力は、多くの人を惹きつけ、あなたの人生を豊かなものにするでしょう。

この記事をきっかけに自分を深く掘り下げ、あなたの持つ素晴らしい才能に気づく一助となれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。