サンストーンの中でも特殊かつ貴重とされるオレゴンサンストーン。アメリカのオレゴン州でのみ産出するという点や、通常のサンストーンよりも繊細で上品な煌めきを持つことから人気があります。
従来のサンストーンとは少し違った魅力やパワーを持つオレゴンサンストーンについて、チェックしていきましょう。
オレゴンサンストーンってどんな石?
オレゴンサンストーンとは
オレゴンサンストーンとは、オレゴン州でのみ採掘できるサンストーンのこと。鉱物としてはラブラドライトとなります。
ラブラドライトはフェルドスパーグループの鉱石で、ブラックの地に光を当てると虹色に輝く、ラブラドレッセンス効果を持つことで知られています。
サンストーンとはアベンチュレッセンス効果を持つフェルドスパーグループの鉱石を表す宝石名であり、フェルドスパーグループの中の何であるかの規定はありません。
そのため、アベンチュレッセンス効果を持つラブラドライトであるオレゴンサンストーンは、宝石としてはサンストーンの1種になるというわけです。
フェルドスパーグループには固溶体と呼ばれる中間の存在も多く、オレゴンサンストーンはラブラドライトとアンデシンの中間の存在である場合もあり、稀にアンデシンと鑑別されるものでもオレゴンサンストーンとして流通することがあります。
通常、サンストーンの輝きは内包しているヘマタイトやゲーサイト、レピドクロサイトなど鉄由来の内包物に起因するものであり、その輝きやラメのようにギラギラとしています。
ベースカラーはレッドがかったオレンジやブラウンであることがほとんどです。対して、オレゴンサンストーンは銅を内包し、細やかな輝きを見せます。オレゴンサンストーンのベースカラーは
- レッド
- イエロー
- グリーン
の3種類であり、太陽を連想させるオレンジがメインとなっている通常のサンストーンとは少し違った趣があります。
オレゴンサンストーンの名前の由来
オレゴンサンストーン(Oregon Sunstone)は、オレゴン州でのみ採掘できるサンストーンであることから名づけられました。
オレゴンサンストーンという名前は流通名であり、鉱物名や宝石名ではないため、鑑別書には
- ラブラドライト
- アンデシンラブラドライト
などと記載されます。ちなみに、サンストーンの語源は、同じフェルドスパーグループに属するムーンストーンの対になるように名付けられています。
また、サンストーンはオレンジからーかつ内包物がキラキラと輝きを放つことから、サンストーンそのものが太陽のミニチュア版のように見えることも、語源の1つです。
オレゴンサンストーンの和名・別名
オレゴンサンストーンの和名は、サンストーンの和名である「日長石(にっちょうせき)」または英名を直訳した「オレゴン産日長石(おれごんさんにっちょうせき)」が使われます。また、鉱物的にはラブラドライトであることから「世界でもっとも美しいラブラドライト」という異名もあります。
オレゴンサンストーンの歴史
オレゴンサンストーンは1917年にアメリカのオレゴン州で発見されました。
極わずかな量の発見だったことからあまり注目されていませんでしたが、1980年に道路建設中に大規模な鉱床が発見され、世界に流通するようになりました。
オレゴンサンストーンの産地
オレゴンサンストーンは、名前の通り、アメリカのオレゴン州でのみ産出する石です。
- ポンデローサ鉱山(Ponderosa Sunstones Mine)
- スペクトラム鉱山(Spectrum Sunstone Mine)
- ダストデビル鉱山(Dust Devil Mine)
の3つの鉱山しかなく、他では現在見つかっていません。
オレゴンサンストーンの硬度
オレゴンサンストーンのモース硬度は6~6.5です。劈開が完全であり、割れやすい性質があります。
オレゴンサンストーンの宝石言葉・石言葉
- 繁栄
- 救い
- 活性化 など
オレゴンサンストーンと誕生石・曜日石・守護石
オレゴンサンストーンは特定の誕生日石に制定されていませんが、サンストーン自体は1月24日と6月22日の誕生日石となっています。
オレゴンサンストーンの色と種類・似ているパワーストーン
オレゴンサンストーンのカラーリングは大きく3つに分かれ、
- レッド
- イエロー
- グリーン
などとなります。さらに細かく分けるとシャンパンやピンクなどがあり、中にはバイカラーのものやカラーレスのものもあります。もっとも多く流通しているのはオレンジピンクでしょう。
反対に、もっとも希少なのはグリーン系で、次にレッド。大きさや明るさ、輝きの強さにもよりますが高値がつきます。
オレゴンサンストーンと似ているパワーストーン
アンデシン
アンデシンはフェルドスパーグループに属する鉱石であり、カラーはレッド。
鉱物的にはラブラドライトに近く、ピンクオレンジやレッドのオレゴンサンストーンは、アンデシンと見分けがつかないほど似ています。
フェルドスパーグループは固溶体といって鉱物と鉱物の中間の存在があるため、限りなくラブラドライトに近いアンデシンやその逆の個体も存在します。
アンデシン寄りのラブラドライトでありアベンチュレッセンス効果を持っていれば、それはオレゴンサンストーンといえます。
しかし、ラブラドライト寄りのアンデシンであれば、アベンチュレッセンス効果を持っていてもオレゴンサンストーンとは呼べるかは微妙なところです。
アベンチュレッセンス効果を持つフェルドスパーグループの石はサンストーンと呼べますが、オレゴンサンストーンは鉱物的にラブラドライトとされているため、オレゴンサンストーンではなくサンストーンとなるからです。
ですが、実際にはオレゴンサンストーンという名称は通称に近いものなので、鑑別機関がアンデシンだと鑑別するような個体でも、オレゴンサンストーンにしか見えず、オレゴンサンストーンとして流通しているものも実在します。
そのくらい、フェルドスパーグループの鉱石たちは区別が難しく曖昧、そして見た目と鉱物としての成分が一致しない存在なのです。
ほんのわずかな成分の比率による違いなので、素人が見分けるのは不可能です。厳密さや鉱物的な観点を求めるなら、鑑別機関にお願いするしかないでしょう。その際、自分が求めるものが
- 鉱物としてのオレゴンサンストーンなのか
- パワーストーンとしてのオレゴンサンストーンなのか
- 観賞用やジェムとしてのオレゴンサンストーンなのか
などをしっかり分かっておきましょう。
サンストーン
サンストーンも、ルックス的にはオレゴンサンストーンと似ています。近い物質であり、オレゴンサンストーンはサンストーンの1種なので、当然ですね。
オレゴンサンストーンと通常のサンストーンの違いは、
- 産地
- ルックス
- 鉱物名
オレゴンサンストーンはオレゴン州でのみ産出するため、他の地で産出したものはオレゴンサンストーンではありません。
希少ですが、カラーレスやグリーン、イエロー、バイカラーもあります。
オレゴンサンストーンは、反射物が小さいものが多いのです。
アンデシンラブラドライトとは、アンデシン寄りのラブラドライトのことであり、両者の中間ともいえる存在のことです。
オレゴンサンストーンが持つスピリチュアル的性質
オレゴンサンストーンと風水
オレゴンサンストーンは風水における五行思想では、火気を持っています。火気は「礼」で、激しさや華やかさ、旺盛さの象徴です。
真夏の太陽のようにギラギラとした性質で、活発かつポジティブ、そしてパワフルです。また、火は他の物質を燃やして別の物質へと変化させることから、昇華や応用といった意味もあります。
オレゴンサンストーンと相性の良い方位
オレゴンサンストーンとチャクラ
オレゴンサンストーンは第2チャクラを活性化させます。第2チャクラは下腹にある「ヘプリーンチャクラ」で、「元気」「好奇心」「創造性」などを司ります。
気力を支えるためのチャクラで、体が元気でも心が元気がない時には、この第2チャクラが弱っているとされます。
命をただつなぐだけではなく、前向きに意味のある人生を生きようとする力を持っているので、第2チャクラは日常を楽しむための力を持っていると考えてよいでしょう。
オレゴンサンストーンはこんな人におすすめ
- 前向きな気持ちになりたい人
- 自分を愛したい人
- 信頼されるリーダーになりたい人
- 100%の力を発揮したい人
- 新たな能力や魅力を開花させたい人
オレゴンサンストーンの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.ポジティブさアップ・自信アップ
オレゴンサンストーンには、ポジティブさや自信をアップする力があります。オレゴンサンストーンは太陽の力を持っています。太陽は天体の中でもっとも強いパワーを持っています。
古来より、生き物は太陽によって生死を左右されてきたといっても過言ではありませんよね。
さらに、太陽という存在は古代の宗教でも神聖視され、もっとも強い存在、もっとも恐れるべき存在として崇められてきました。
そのため、太陽の力を秘めるオレゴンサンストーンにも強烈なパワーが宿っているとされ、全てのネガティブな存在を排除し、寄せ付けず、持ち主を光の方向へと導くといわれています。
オレゴンサンストーンは心の余裕を持たせることで、どんなことがあっても必要以上に落ち込んだり焦ったりさせず、持ち主を明るくポジティブにしてくれるパワーストーンです。
失敗や後悔、恐怖や絶望といったネガティブなものを排除してくれるので、落ち着いた気持ちで前向きに進むことができるでしょう。そのため、ネガティブ思考に陥りやすい人におすすめです。
オレゴンサンストーンはサンストーンの1つなので、効力は基本的にサンストーンに近いです。
ですが、オレゴンサンストーンが持つきめ細やかな輝きは、通常のサンストーンが持つ力強さに加えて、優しさがあります。
持ち主のことを強烈に照らし、光の元へと引っ張り出すのがサンストーンの効力ですが、オレゴンサンストーンは持ち主の心を時間をかけてゆっくりとほぐし、自ら輝こうと思えるように導いてくれるでしょう。
心を明るく照らして自尊心をやしなってくれるので、自信がない人も自分の価値を思い出し、自分を大事にすることができるでしょう。
2.リーダーシップをもたらす
オレゴンサンストーンは、リーダーシップを発揮させるといわれています。サンストーンと呼ばれる石は太陽の力を持つとされます。太陽とは、すべての天体の中心ともいえる存在ですよね。
惑星が太陽を中心として回っているように、太陽の力を持つオレゴンサンストーンは持ち主を中心的存在へと押し上げてくれるでしょう。そのため、リーダーシップを遺憾なく発揮できるとされています。
オレゴンサンストーンは持ち主に自信を与え、ポジティブにしてくれます。心に余裕を持たせ、ピンチに陥ったときにも慌てず、落ち着いた対応ができるようになるでしょう。
また、感情に流されることなく周囲の状況をしっかりと見極めさせてもくれます。
こういった素質はリーダーに必要なものですから、その素質を養うことで、立派なリーダーに成長させてくれるというわけです。
3.魅力アップ
オレゴンサンストーンは、魅力を引き出し輝かせる効果があります。オレゴンサンストーンは、光を当てるとインクルージョンの銅破片がキラキラと輝く性質があります。
内側からの輝きを持つことから、普段は表面化しない持ち主の良さを引き出し、役立て、持ち主自身を輝かせる効果があるとされています。
自分自身では気づいていない魅力や才能、実力といったものに対し、オレゴンサンストーンはスポットライトを当ててくれます。
それは、周囲からの指摘や評価であったり、自分自身でふと思うことかもしれません。
どんな形にせよ、隠されていた魅力が目に見えるようになるため、新しい自分に出会えたり、恋愛運がアップしたりするでしょう。
オレゴンサンストーンと相性の良い組み合わせ
オレゴンサンストーン×ムーンストーン
オレゴンサンストーンとムーンストーンの組み合わせは、心身のバランスを整えたり、恋愛運をアップする効果があります。
ムーンストーンは、オレゴンサンストーンと同じフェルドスパーグループに属する石であり、名前の通り月の力を宿すとされています。
サンストーンとは対となる存在であり、サンストーンが陽で男性性を示すならムーンストーンは陰であり女性性を司ります。
そのため、ムーンストーンは女性らしさをアップし、母性を高めるといわれています。また、月の光は闇を照らす道しるべとなりますよね。
そのことから、絶望の中に希望の光を見せるともいわれ、迷った際に行くべき方向を示唆する効果もあるとされています。
そして、オレゴンサンストーンは自尊心を高め、物事に対してポジティブになれる石です。
女性らしさをアップするムーンストーンとの組み合わせは、恋愛における魅力をアップして前向きに行動させてくれるでしょう。結果、恋愛成就に結びつきます。
他にも、遠距離恋愛など障害のある恋愛においても、ムーンストーンが持つ癒しや赦しの力と、オレゴンサンストーンがもたらすポジティブさアップ効果が合わさることで、困難を乗り越えることができるでしょう。
太陽と月、陽と陰の組み合わせなので、心身のバランスを取ることもできますよ。
オレゴンサンストーン×シトリン
オレゴンサンストーンとシトリンの組み合わせは、目標達成や仕事運アップ効果があります。
シトリンは水晶の変色種で、そのイエローカラーから金運アップの石といわれてきました。
特に商売運や正財運に効果があるとされ、商売人や事業家に人気があり、コツコツと働くことで着実に貯蓄を増やすことを応援してくれる石だとされています。
お金につく金毒というマイナスな存在を退け、精神的また運気的なデトックス効果があるので、停滞していた運気が流れて良い運気を得ることで飛躍し、貯蓄が増えていくという意味を持っています。
一方、オレゴンサンストーンにはポジティブさをアップしたり心に余裕を持てる効果があります。
自尊心を高め「自分は大丈夫、乗り越えられる」と前向きな気持ちになることで、困難に対しても冷静に対処することができるでしょう。
シトリンと組み合わせることで悪い運気を流し、良い方向へとがむしゃらに頑張ることができます。
シトリンの力によって悪い気が出ていった後にオレゴンサンストーンが良い気を引っ張りこんでくれるので、これまで上手くいっていなかったことが上手くいくようになったりもするでしょう。
オレゴンサンストーン×オニキス
オレゴンサンストーンとオニキスの組み合わせは、周囲からの影響をシャットアウトします。
オニキスは「断ち切る石」です。持ち主にとって必要のないものや悪影響を与える存在を見極め、遠ざける縁切りの石としても有名なオニキス。
ブラックオニキスは予防効果が高く、ホワイトオニキスは既に結ばれてしまった縁を中心に働いてくれます。
オニキスが反応するネガティブな存在とは、環境であったり人であったり、習慣であったり過去であったりと、さまざま。
「持ち主にとって悪影響」と判断したらスッパリと切ってくれるので、心強いガーディアンとなってくれるでしょう。
そして、オレゴンサンストーンにもネガティブなものを寄せ付けない力があります。
オレゴンサンストーンは太陽の力を持ち、そのパワフルさで周囲を圧倒し、マイナスな存在を寄せ付けないように見守ってくれます。
オニキスと組み合わせることで魔除け効果が強くなり、周囲から悪い影響を受けなくなるでしょう。
オレゴンサンストーン×ペリドット
オレゴンサンストーンとペリドットの組み合わせは、持ち主を輝かせ、はつらつとした人生を呼び寄せます。
ペリドットはオリーブグリーンの鉱石で、わずかな光量でも眩しく輝くことから「イブニングエメラルド」と呼ばれ、貴族たちにとって夜会の必須アイテムとされていた時代があります。
その強い輝きから太陽の力を持つとされ、闇を払って光をもたらすといわれてきました。ペリドットはネガティブをポジティブに変換し、持ち主に勇気や自信を与えます。
また、魅力をアップして注目を集める効果があるので、新しい人脈が広がったり、人気がアップしたりもしますよ。
そして、オレゴンサンストーンは太陽の力を持って穢れを清め、持ち主に明るさを与えます。ペリドットとの組み合わせは、両方ともが太陽の力を持つため、相乗効果が期待できます。
落ち込んだときにも効果的で、どんなに大きな困難が生じても強い心で乗り越えられる人になるでしょう。
いつも太陽のような明るさを失わない、はつらつとした人物になりたい人におすすめの組み合わせです。
オレゴンサンストーン×ロードクロサイト(インカローズ)
オレゴンサンストーンとロードクロサイトは、恋愛に前向きになれる効果があります。
ロードクロサイトは別名インカローズといい、「バラ色の人生」を意味するパワーストーン。
主に恋愛面に作用しますが、自分の欲求に忠実になり素直に表現できるようになるため、恋愛以外にも効果を及ぼします。
自尊心が高まるので他人に流されることがなくなり「NO」が言えるようになったり、自分の気持ちを素直に表現できるようになりますよ。
失恋の傷を素早く癒す効果もあるので、恋愛において尻込みしやすい人や自信がない人におすすめのパワーストーンです。
そして、オレゴンサンストーンは、自信や自尊心をもたらしたり新しい魅力を発見し輝かせる効果があります。
ロードクロサイトと合わせることで主に恋愛面に作用するので、片思い成就や恋愛に対して前向きになれる効果があります。
失恋の後でも「でも、自分にはこんないいところもあるんだし」と魅力を確認でき、恋愛に臆病にならずに済むでしょう。
オレゴンサンストーン×アイオライト
オレゴンサンストーンとアイオライトの組み合わせは、目標達成や困難打破に効果があります。
アイオライトはスミレ色が美しいパワーストーンで、古代バイキングたちが船上で羅針盤替わりに使用したという伝説があり、「人生の羅針盤」と呼ばれています。
アイオライトは多角的な視点を与え、冷静に状況を分析させるうえに、インスピレーションを高めて物事の本質や解決策を見せてくれるといわれているのです。
感情のデトックス効果もあるため、落ち着いた気持ちでフラットに自分を見つめることができるでしょう。
そして、オレゴンサンストーンは自信や自尊心を高め、困難を乗り越えるためのポジティブさを与えます。
アイオライトの効果により心が落ち着いたところに、オレゴンサンストーンがポジティブさをもたらすので、「よし、頑張ろう!」という気持ちになれるでしょう。
精神面をサポートするオレゴンサンストーンと思考や具体的な行動を促すアイオライトの組み合わせは、多角的に持ち主を前進させてくれますよ。
オレゴンサンストーンを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
オレゴンサンストーンは、ブレスレットやリングにするのがおすすめです。
- オレゴンサンストーンの持つポジティブさや自尊心アップ効果が欲しい時・・・受信の側である左腕
- リーダーシップを発揮したり他人からの信用を得たい場合・・・発信の側である右腕
- 目標達成や願望成就のためにやる気を持続させたい時・・・親指か人差し指
- リーダーシップ発揮の効果・・・右手の人差し指にリング
オレゴンサンストーンのお手入れ・浄化方法
オレゴンサンストーンはモース硬度が6~6.5でやや柔らかい鉱物。モース硬度6~6.5といえば窓ガラスのようなもので、ひっかくと傷が入ってしまいます。
また、劈開性がありますので衝撃に弱く割れやすいです。特に、インクルージョンが大きかったり多かったりするものは割れやすいと思いましょう。
弱点としては、モース硬度や劈開性から、塩や流水が挙げられます。直接的に影響を与えるものは
避けた方が無難でしょう。
また、紫外線により退色することがあるので、日光による浄化も避けてください。浄化の頻度は2週間に1度、パワーチャージも同じくらいが理想です。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | ☓ |
流水 | △ |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ☓ |
音 | ◎ |
流水
流水による浄化は、オレゴンサンストーンに対応しています。
- オレゴンサンストーンを浄化皿の上に乗せ、蛇口の下に置いて水を流す
- 水が直接に当たらないよう、位置を調節する
- 小川のせせらぎの中にオレゴンサンストーンが浸かっているようなイメージにするとよい
- 10分程度で浄化が完了
- 天然素材の柔らかい布で優しく拭いて、自然乾燥させる
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、オレゴンサンストーンに対応しています。
- ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意する
- 火をつけ、立ち上る煙の中にオレゴンサンストーンをくぐらせる
- 10回程度くぐらせれば浄化が完了
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、オレゴンサンストーンに対応しています。
- クラスタを使用する場合…クラスタの上にオレゴンサンストーンを置くだけ
- さざれ石を使用する場合…浄化皿の上にさざれ石を盛り、オレゴンサンストーンをその中に埋めるか上に乗せる
- どちらの場合も、2時間から5時間程度で浄化が完了
オレゴンサンストーンは長時間日光に当てることで退色する恐れがあるので、日光の差し込む場所で浄化するのは避けましょう。
日光・月光浴
長時間の紫外線によって退色する可能性があるため、オレゴンサンストーンは日光では浄化ができません。月光なら浄化が可能です。
- オレゴンサンストーンを浄化皿の上にセットする
- 月光浴をさせる
- 2時間程度で浄化が完了
朝になって太陽が出てくるまでに片づけてくださいね。
日光によってパワーチャージができる
オレゴンサンストーンは紫外線に弱いので長時間日光を当て続けることはできませんが、パワーチャージに必要な時間程度なら問題なく日光に晒すことができます。
浄化皿の上にオレゴンサンストーンを乗せて、5分程度日光を当ててあげましょう。午前中の日光、特に朝一番の日光はパワーチャージに向いています。
音
音による浄化は、オレゴンサンストーンに対応しています。
- 音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意する
- オレゴンサンストーンを浄化皿の上にセットし、音を奏でる
- 水晶ポイントの先をオレゴンサンストーンに向けたまま、オレゴンサンストーン中心に円を描く
- 音が鳴りやんだらまた音を鳴らし繰り返す
- 10回程度繰り返せば浄化が完了
オレゴンサンストーンの好転反応・副作用
オレゴンサンストーンは、通常のサンストーンに比べて落ち着いた雰囲気があり、波動も落ち着いているとされています。
通常のサンストーンがギラギラと輝いて真夏の太陽をイメージさせるのに対し、オレゴンサンストーンの輝きは上品で優しい雰囲気があるため、波動も優しいといわれているのです。
そのため、好転反応は起きづらいでしょう。もし好転反応が起きたとしたら、まずはオレゴンサンストーンから離れましょう。落ち着いたころに、オレゴンサンストーンを持ってみましょう。
オレゴンサンストーンを飾ったり身に着けた時にだけ不調が生じるなら、それは好転反応と判断してよいです。好転反応を鎮めるには、水晶を合わせるのがもっとも簡単で確実です。
水晶はすべてのパワーストーンの基礎となる存在であり、合わせたパワーストーンの力を調節してくれる力があります。水晶と合わせることで橋渡し役をしてくれるはずですよ。
水晶と合わせたくないのなら、時間がかかりますが、自分とオレゴンサンストーンの波長を合わせていくしかありません。
身に着けたり飾ったりする時間を極端に短くして、問題がないなら徐々に時間を長くしていくようにしましょう。
例えば、1日に2時間程度身に着けたあと、問題がなければ1日の時間を倍の4時間にしてみるという方法です。持ち主自身とオレゴンサンストーンの波動をゆっくり馴染ませていきましょう。
オレゴンサンストーンのQ&A
オレゴンサンストーンの偽物の見分け方は?
オレゴンサンストーンの偽物はさほど多くありませんが、普通のサンストーンとオレゴンサンストーンを混同しているケースや、そもそも石ですらないガラスビーズをオレゴンサンストーンとしていることがあります。
オレゴンサンストーンは、フェルドスパーグループに属するラブラドライトです。そのため、鑑別書においては
- 鉱物名:天然フェルドスパー
- 宝石名:ラブラドライト
などと記載されます。「天然フェルスパー」と記載する鑑別機関もありますが、発音の違いなので間違いではありません。
フェルドスパー種は固溶体であり中間の存在が多くあるため、「宝石名:アンデシンラブラドライト」となっていることもあり、極稀に「宝石名:アンデシン」となることもあります。
通常のサンストーンの場合は、「宝石名:サンストーン」と記載されます。ガラスビーズのものはラメが多く入りすぎていたり、そもそも石っぽくなく軽いです。
見分けは簡単ですが、手に取ったり角度を変えて見ないと分からないこともあるので、信用のできる店舗で購入するか、実店舗で実物を見て購入するとよいでしょう。
オレゴンサンストーンが割れた・欠けた!特別な意味はある?
オレゴンサンストーンには劈開性があるうえに、インクルージョンがいくつも入っているものが基本となるため、割れやすいです。落としたりぶつけたりしないように気をつけてください。
スピリチュアル的に考えるなら、パワーストーンが割れるのは凶兆です。良くないことが起きる前触れなので、気をつけた方がよいでしょう。
オレゴンサンストーンの色が変わった?退色・変色する?
オレゴンサンストーンは紫外線により退色することがあるため、紫外線に当てることは避けましょう。
モース硬度が6.5程度なので強く擦れば表面に傷が入ってしまい、輝きやカラーが変化したように見えることもありますので、気をつけてくださいね。
スピリチュアルな要因を考えるなら、パワーダウンかもしれません。
オレゴンサンストーンはポジティブでパワフルなタイプのパワーストーンなので、常に稼働しているといっても過言ではありません。
適切なタイミングで浄化やパワーチャージを行わなければ、パワーがダウンしてしまい、退色した状態に見えることがあるようです。
オレゴンサンストーンの効力を感じた後や、ふと見たときに「なんとなく輝いていないように感じる」と思ったら、浄化とパワーチャージをしましょう。
何もなくても、2週間に1度ぐらいは浄化とパワーチャージをするべきです。
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まとめ
オレゴンサンストーンは、オレンジカラーで元気いっぱいといった雰囲気を持つ従来のサンストーンとは違い、優しく上品な輝きを持っています。
ピンクカラーやシャンパンカラーなど控えめなルックスのものも多いので、派手過ぎず、アクセサリーとしても人気があります。
パワーストーンとしても、通常のサンストーンも素晴らしい輝きと力を持っていますが、オレゴンサンストーンは少々控えめなので、サンストーンの持つ太陽の力に尻込みしてしまうタイプの人にもおすすめです。
「前向きになりたいけどいきなりはムリ」という人によいでしょう。精神的なサポートをしっかりしてくれるので、自分らしさを生かす土壌も作ってくれます。
本来の自分らしく自信を持って生きていきたいという人は、お迎えを検討してみてくださいね。
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