YOKU STUDIO による連載企画、SPIRITUAL REBIRTH PROJECT。
「ツインレイ 再⽣」第3弾です。
前回は、「ツインレイ」という⾔葉の出⾃についてお話ししました。
リサ・スミスがチャネルした、サナンダからのメッセージに記された「ツインレイ」という⾔葉は、⽇本においてかなりポピュラーなものとなっています。
しかし実は、このメッセージにおける「ツインレイ」の関係性は、必ずしも夫婦や恋⼈といった、現実的な男⼥のパートナーシップに限定されるものではありませんでした。
今回は、この元々の「ツインレイ」の定義を詳しく紹介することで、現在「ツインレイ」をめぐって⽣じている誤解を明らかにしていこうと思います。
男性/⼥性の関係の7段階
前回のおさらいをすると、サナンダからのメッセージには、男性/⼥性の関係が、7 段階
のピラミッド構造で⽰されていました。
- ツインレイ(ツインの光線)
- ツインフレーム(ツインの炎)
- ツインソウル(ツインの魂)
- ツインメイト(ツインの友)
- 神聖な表現
- ソウルメイト(魂の友)
- 神聖な補⾜者
頂点としての「ツインレイ」については後で詳しく語るとして、その前に、「7 神聖な補⾜者」から、「2 ツインフレーム」までの定義を、ざっくりと紹介します。
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・7 神聖な補⾜者
原語では、 “Divine Complement”(ディバイン コンプリメント)。
まるであなた⾃⾝の鏡のように、その良い⾯も悪い⾯も写し出す相⼿。
「神聖な補⾜者」となり得る相⼿はたくさん存在する。
多くの場合は、関係に変化が起こり、いずれ別々の道を歩むことになる。
・6 ソウルメイトあなたがこの⼈⽣に転⽣する前に決まっている存在であり、⼈⽣を変える出会いをする相⼿。
⾃分⾃⾝の魂の学びと進歩を⽬的に出会うので、ロマンティックな関係にはなりづらい。
・5 神聖な表現
原語では、 “Divine Expression”(ディバイン エクスプレッション)。
あなたの⼈⽣に登場し、⼤きな印象を残す相⼿。
時にその出会いが苦悩をもたらすこともあるが、真実に真正⾯から向き合い、望ましい⽅向に前進していけるように導いてくれる。
・4 ツインメイト(ツインの友)
地球/太陽/銀河系の任務を達成するため、あなたが所属しているグループの⼀員としての相⼿。
1 ⼈に対し、少なくとも 144 ⼈のツインメイトが存在する。
同じような考えや志を共有している仲間のような存在。
・3 ツインソウル(ツインの魂)
あなたと同じ波動周波数を持つ相⼿。
1⼈に対し、12⼈のツインソウルが存在する。
あなたの地上での仕事と深く結びついており、光の⾼次元世界へと近づいていく過程で、彼らとのつながりを持つことになる。
同性も異性も含まれ、ロマンティックな出会いとなることも多い。
・2 ツインフレーム(ツインの炎)
あなたと⾮常に強い絆で結ばれた相⼿。
1⼈に対し、7⼈のツインフレームが存在する。
あなたにさらなる悟りをもたらす存在であり、ツインレイとの統合の前に、ツインフレー
ムとの統合が⽣じる。同性も異性も含まれ、⾼次元の存在であることもある。
(たとえば、サナンダをチャネルするリサのツインフレームは、三⼈は⼥性、四⼈は男性である。また、三⼈は地上にいて、四⼈は⾼次元の世界にいる。)
(以下、ロナ・ハーマン『運命の脚本を書く アーキエンジェル・マイケルからの贈り物』、⼤内博訳、太陽出版、2007 年、283-288 ⾴参照)
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いかがでしょうか?
はじめてこの7段階の内容を知った時は、「ソウルメイト」や「ツインソウル」の数が意外と多いこと驚いたものでした。
特徴としては、そのような特別な関係を結ぶことになる相⼿の⺟数が多いこと、そしてその相⼿と巡り合う⽬的として、「男性/⼥性の統合」を通した魂の成⻑や悟り(=魂の次元上昇としてのアセンション)が想定されていることが挙げられます。
また、「男性/⼥性の関係」の 7 段階と銘打っているとはいえ、その相⼿は同性でも異性でもあり得るし、地上ではなく⾼次元に存在する者でもあり得るのだと、明確に記されているところも注⽬すべき点です。
つまり、ここで⾔われている「男性/⼥性の統合」とは、地球上における⾝体的な性差を持った「男/⼥」が結ばれることではなくて、もっと抽象的なもの。
両者の関係性のなかで、「男性エネルギー/⼥性エネルギー」がバランス良く結びつくことなんです。
たとえば、「積極的に前進するエネルギー/穏やかに受容するエネルギー」の割合が、理想的なバランスになること、のように⾔い換えると、分かりやすいでしょうか。
「ツインレイ」は宇宙⼈かも?
それではいよいよ、その「男性/⼥性の統合」の頂点としての「ツインレイ」の定義を⾒ていきましょう。
「ツインレイ」は究極的な存在です。これを共に体験すれば、根源を求めてさらに探求する必要はありません。私たちは⻑い間にわたってこのために準備してきました。この出来事がもたらす喜びは、この再会を待っている数多くの次元上昇したマスターにとっても圧倒的なものです。
(同上 288 ⾴)
まず、「2 ツインフレーム」以下の関係性に⽐較して、その特別性が⾮常に強調されていることが分かると思います。
「ツインレイ」とは、まさにあなたにとってのもう⼀⼈の⽚割れ。
その再会は、「男性/⼥性の統合」の最終段階であり、圧倒的な喜びに満ちたものになるとされます。
ここだけ読むと、「ツインレイ」の再会が、⽣まれる前から約束された運命の相⼿との巡り合いとしての、ドラマティックなラブストーリーとして語られているように感じられますが…実はそうでもないのです。
なぜなら、サナンダは次のようにも述べているからです。
地球でのパートナーのツインレイの中には、銀河系の星にいるものもいます。あるいは、あなたのツインレイは宇宙的な存在かもしれません。今、最後に述べた事例は最も稀れなものです。また、あなた⽅の中には、地球にすでに存在している完璧なメイトと電磁波的につながる⼈もいます。これはソウルメイト、ツインフレーム、ツインソウルなどの場合です。⾼次元世界にいるツインレイの中には、再びつながる準備がまだできていない存在もいます。再統合はハイアーセルフの同意があって初めて実現します。実に様々な状況がありますが、それぞれがお互いにとって完璧なのです。どのようなレベルでツインレイと再統合するように意図したとしても、あなたの⼈⽣には変化が起こるでしょう。スピリットはあなたに処理できないことを与えるようなことはしません。たとえば、地上で幸せな結婚⽣活を送っている⼈は、⾼次元で仕事をしながらエネルギーのレベルでツインレイにコミットすることが可能です。今の時点ではこれで完璧なのです。調和のとれた環境を中断させようとするツインレイはいません。ツインレイは最⾼にして最善のことを望んでおり、神聖なタイミングがやって来るまで待つ気持ちがあるのです。
(同上 289 ⾴)
ここで語られていることは、あなたの⽚割れとしての「ツインレイ」が、配偶者や恋⼈といった物理的なパートナーとは必ずしも⼀致しない可能性です。
もっと⾔えば、あなたの「ツインレイ」は、他の星にいる宇宙⼈かもしれないし、あるいはアセンデッド・マスターのような存在かもしれないわけです!⾯⽩いですよね。
たとえ、現実的には別のパートナーと幸せに暮らしていたとしても、「ツインレイ」とエネルギーのレベルで交流し、「男性/⼥性の統合」を進め、悟りへと向かっていくことはできる。
すなわち、「ツインレイ」は、たしかにあなたにとって⾮常に特別な存在ではあるけれど、物理次元のセクシャリティや感情性とは関係のない、そのようなレベルを超越した魂のパートナーとして、定義されていたのです。
そもそもは、ドラマティックなラブストーリーとは程遠いものとして語られていた「ツインレイ」。
しかしその「ツインレイ」が、⽇本においては、むしろ物理的な男⼥の恋愛やパートナーシップにかなり強く結びついた形で受容され、広く普及したわけですね。
それは⼀体なぜなのでしょうか?
次回からは、⽇本における「ツインレイ」ブームの背景を、ヨーロッパの近代スピリチュリズムに由来する「ツインソウル」の概念、そして特にアメリカにおいて90年代からよく⾔及されるようになった「ツインフレーム」の概念との⽐較から、探っていきたいと思います!
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