初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!
復習になりますが、ホロスコープは、「特定の瞬間の宇宙の時空間」を切り取り、平面に描写したものです。
これを「魂のブループリント(青写真)」と読んだり、宇宙からのメッセージと受け取ることができます。
ホロスコープを読み解く上で重要となるものは、これまで解説してきました、惑星 / 小惑星・星座とハウスです。
今回の講座は、「第4ハウス(室)」です。
第4ハウス(室)は、「家」や「戻るべき場所」、「家族との関わり」、「心の平安」を表します。
少し見方を変えると、「心を休ませる空間・環境」であり、「心を形作る環境」という解釈もできるでしょう。
ハウスの流れは、「内と外の世界を出たり入ったり」して、自発的な動きと内省的な動きを、交互に繰り返します。
天体・感受点と星座は、精神的な面が強いため、想像力や直感力を働かせることにより、納得感や実感が沸いてくるでしょう。
それに対してハウスは、物質的・現実的な側面が強調されるため、過去からの実際的な経験や環境が大きな判断材料になります。
第3ハウス(室)では、外に出て知識を仕入れ、狭い範囲での社交性を身につけました。
外で仕事をして帰宅するように、第4ハウス(室)は、「帰るべき場所」を表します。
肉体的な休息と精神的な充足を満たす場所は、どこでもいいわけではありません。
第4ハウス(室)のハウスカスプは、ICであり、「深層心理」や「家系のルーツ」と関わりがあるハウスです。
筋肉が育つためには、もちろん負荷をかける必要がありますが、必ず回復のために栄養補給と休息が必要になります。
第4ハウス(室)は、外の世界での疲れを癒し、知的活動や精神活動の整理をし、内面と向き合うための環境です。
家に帰ったからといって、主体性を手放すことができるわけではありませんし、家庭でも「自分以外の他者」の存在がありますから、内では内の学びがあります。
「家庭」が居心地が良い理由は、月の世界が形作られた場所だからです。
第4ハウス(室)は、心が休まると同時に、本人の深層心理と無意識が発動しやすい時間と空間(環境)を表します。
それぞれの「家族の形」と「自分という存在を形作った原因」が第4ハウス(室)に込められているわけです。
ホロスコープは、「360度の可能性」を表し、360通りの可能性は「度数」に表されます。
この可能性にさえ、二元性が働き、精神性(星座)と物質性(ハウス)に分けられ、それら2つの可能性の空間を、天体が動き、現実と内面に変化をもたらす、と考えられるでしょう。
第4ハウス(室)の状況や環境は、360度という無限の可能性(形)で表されます。
第4ハウス(室)を読み解くことで、あなたにとっての「安らぎ」と「心の構造(深層心理)」、「無意識の状態の振る舞い方」を見出すことができるでしょう。
第4ハウス(室)は、月とICの講座と併せて読み進めることをおススメします。
ハウスは12の空間がありますので、順次1つひとつのハウスの特徴と重要性をお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、今回も最後までお付き合いくださいね!
終わり(結果)の象徴としての心
本来「始まり」や「終わり」という言葉は、物質的な誕生と消滅を想像させます。
ですが物質性と精神性を、「力」と「働き」という風に捉えると、物質性は連鎖的な始まりを生じることはあっても、全く新しい始まり(原因)を作ることはできません。
これまでの講座で、「物質世界は結果の世界である」ということをお伝えしました。
これは物質世界が劣っているということを意味するのではなく、原理として、物質性や目に見えるものには制約と制限が与えられ、永遠性が無い、ということです。
第4ハウス(室)は、「心の誕生」とその「環境」を象徴しています。
私たちが幼少期に体験した「月の世界」は、決して失われることはありません。
私たちは思考(雑念)に悩まされますが、最終的な選択や決定は、感情・情緒、もっと言えば価値観や信念によって行われます。
それは月が象徴する「心」や「深層心理」、「無意識」が絶大な力を持っていることを意味しているのです。
ハウスシステムとして、各ハウス(室)のテーマの結果は、そのハウスから4番目のハウスに表れます。
第4ハウス(室)は、第1ハウス(室)の結果となりますね。
肉体が滅ぶ定めであるのに対し、心は不滅で、人生のあらゆる体験は心に収められるからに他なりません。
人生において「感情の体験」が重要であり、感情の器である「心」を認め、内面から太陽の輝きを目覚めさせることが重要です。
ですからこの西洋占星術講座では、「自分自身を認めること」をテーマとしています。
第4ハウス(室)・ICは、ホロスコープの底に位置し、人間の心と精神世界が繋がっていることを示しています。
どんなにお金を持っていても、どんなに多くの人に囲まれていても、心が満たされていなければ、人生を肯定することはできません。
第4ハウス(室)はあらゆる経験を持ち帰り、記憶と感情を収め、内省・内観、分析、整理、忘却、解放などの、「内的な作業」を行うことが促される場所です。
そしてその場所は、家族や先祖と繋がる場所でもあります。
心をただ「移ろいやすい厄介なもの」という風に捉えると、日常的にも人生としても、欲求不満で、「不甲斐なさ」や「虚しさ」がついて周ることになるでしょう。
ですから自らの心に向き合う時は、親しい人の存在や先祖、自分の生命のルーツを知る必要があります。
私たちに心が宿ることなく、ただ肉体だけが生かされるとしたら、それはもはやロボットです。
心はあらゆる結果を目撃し、心を通して私たちの大元である精神に成果が届けられます。
第4ハウス(室)は、単なる「日常の休息の場所」ではなく、物質世界に降り立った第1ハウス(室)の結果のハウスです。
ですから私たちは、日常的に心を満たすことはもちろん、自己実現や他者貢献、喜びを他者と分かち合うことで、豊かな心を育てる必要があるのですね。
第4ハウス(室)は、私たちにとって最もなじみ深く、そして最も大切にすべきハウスですから、丁寧に読み解いてくださいね!
第4ハウス(室)とは
第4ハウス(室)の定義は、「内面を整え、受容性を育むこと」です。
「内面」とは、私たち個人の心だけでなく、パーソナルスペース全般を指します。
活動範囲や活躍する場は人それぞれですが、どのような人であっても、「居場所」は重要な存在です。
第4ハウス(室)は、第1~3ハウス(室)に起こった経験を振り返り、心身を休める場所であるとともに、内的な働きの環境に関わる人々との関係性も含まれます。
また第4ハウス(室)は、ICをハウスカスプとしますので、心に刺激と影響を与える要素、つまり「精神的な問題」や「心の支え」の両面性を読み解くことができるでしょう。
第4ハウス(室)は、対向の第10ハウス(室)・MCに対して、「自我を保つこと」や「精神性を育むこと」を重要視します。
最も安心できる場所や居場所は、最も強い影響力が生まれる場所。
なぜなら緊張を解き、意識の力を緩める時ほど、他者や環境から影響を受けやすいからです。
第4ハウス(室)は、「自分自身を認めること」というテーマにおいて、最も注視すべきハウスといえるでしょう。
第4ハウス(室)のポイント
以下に、第4ハウス(室)のポイントをまとめました。
- 第4ハウス(室)は、ICをハウスカスプとする
- 第4ハウス(室)は、家庭・家庭環境、家族との関わりを表す
- 第4ハウス(室)は、心が最も落ち着く環境を表す
- 第4ハウス(室)は、アンギュラーハウス(アングル)である
- 第4ハウス(室)の星座は、最も自然な在り方や言動のパターンとなって表れる
- 第4ハウス(室)の星座の支配星(カスプルーラー)は、感情や情緒に影響を与え、感情の表現や発散の方法や傾向、特徴を表す
- 第4ハウス(室)は、「自己」を見つめ、「自我」の成長を振り返ることを促すハウスである
- 第4ハウス(室)は、第1ハウス(室)の結果を表すハウスであり、個人の生き方と人生の晩年を象徴するハウスである
第4ハウス(室)が象徴するもの
第4ハウス(室)が象徴するものを、以下にまとめました。
- 家・家庭
- 私生活
- プライベートな時間と空間
- わがままを自分に許す
- 無自覚的に行う行動・習慣・癖
- 家系
- 祖先
- 血筋
- 母親
- 母親との関係性
- 母親からの影響
- 個性が育つ場所・発揮される場所
- ルーツ
- 継承
- 譲り受けたもの
- 心理・深層心理
- (両・片)親から受けた影響
- 価値観の刷り込み
- 無意識が働く時・場所・条件
- 心を休める場所
- 個人的な生活
- 感情・情緒
- 感情を溜め込み、処理(昇華)をする時間
- 自分自身の内面に隠されたもの
- 可能性
- 不動産
- 墓
- 晩年の生活様式
12ハウスは、① 物質的な成長の流れと、② 人生において強調される役割、そして ③ 精神的な成熟の3つの側面を持っています。
第4ハウス(室)が象徴するもので、共通することは、「心を通して大いなる働きや他力を受け取ること」です。
第4ハウス(室)は蟹座と月のように、「受け身」で「受容的な在り方」を象徴し、プライベートな環境であっても、完全に孤立することはない、ということを表します。
第4ハウス(室)・IC、そして月は、人生において心という器を大きくし、そして純粋さや真心、自愛を持つことがいかに大切かを教えてくれるでしょう。
第4ハウス(室)を読み解く要素
第4ハウス(室)を読み解く際に重要な項目を、以下にまとめました。
- 第4ハウス(室)の星座
- 第4ハウス(室)の星座の支配星(カスプルーラー)とその状況
- 第4ハウス(室)の(星座の)度数
- 第4ハウス(室)の(星座の)サビアンシンボル
- 第4ハウス(室)に入る天体・感受点
- 第4ハウス(室)に入る天体・感受点とその他の天体・感受点のアスペクト
- 第4ハウス(室)のナチュラルハウスである蟹座の状況
ICについては、以下の別のページで詳しく解説していますので、参考にしてください!
ハウスに支配星は存在しない
太陽系10天体は、それぞれ支配する星座がありますが、ハウスに対してはどうか?という疑問はありませんか?
結論から言いますと、天体はハウスを支配しません。
その理由は、星座が精神性(在り方)を、ハウスが物質性(生き方)を役割として与えられていて、天体は精神性を表す星座にのみ、直接的な支配を及ぼすからです。
後の講座で、「品格(ディグニティ)」について解説しますが、天体と星座の関係性と、天体とハウスの関係性はイコールにはなりません。
一般的な間違いとして、太陽系10天体は、それぞれ居心地の良いハウスがあり、それが天体がハウスに対する支配、と解釈されることが要因といわれています。
「誤訳」と「解釈の間違い」が相まって、占星術の本質が歪むということもあり得るでしょう。
ですがこの西洋占星術講座は、伝統(古典)占星術にこだわり、現代占星術を否定する、というスタンスではなく、占星術の正当な流れだけをお伝えしていきます。
天体が強い影響力を持つことは確かですが、天体はハウスを支配しない、ということだけをお伝えさせていただきますね。
ただ天体と星座の支配関係は揺るぎませんので、今後のリーディングのためにも、以下の関係性は徐々に覚えていってください。
【ハウスとナチュラルサイン】
- 第1ハウス(室)のナチュラルサイン = 牡羊座:支配星 = 火星
- 第2ハウス(室)のナチュラルサイン = 牡牛座:支配星 = 金星
- 第3ハウス(室)のナチュラルサイン = 双子座:支配星 = 水星
- 第4ハウス(室)のナチュラルサイン = 蟹 座:支配星 = 月
- 第5ハウス(室)のナチュラルサイン = 獅子座:支配星 = 太陽
- 第6ハウス(室)のナチュラルサイン = 乙女座:支配星 = 水星
- 第7ハウス(室)のナチュラルサイン = 天秤座:支配星 = 金星
- 第8ハウス(室)のナチュラルサイン = 蠍 座:支配星 = 冥王星
- 第9ハウス(室)のナチュラルサイン = 射手座:支配星 = 木星
- 第10ハウス(室)のナチュラルサイン = 山羊座:支配星 = 土星
- 第11ハウス(室)のナチュラルサイン = 水瓶座:支配星 = 天王星
- 第12ハウス(室)のナチュラルサイン = 魚 座:支配星 = 海王星
第4ハウス(室)とIC、そして母性
これまで何度も、「ハウスには支配星は存在しない」とお伝えしています。
現代の占星術では、第4ハウス(室)を父(親)を象徴する、という主張がありますが、整合性が取れないため、この講座では採用していません。
第4ハウス(室)は、母や母性を象徴する蟹座がナチュラルサインで、蟹座の支配星は心を象徴する月です。
ですからハウスに振り分けられるべき親は、第4ハウス(室)が母(親)、第10ハウス(室)が父(親)になるのが自然といえるでしょう。
この西洋占星術講座では、二元性や極性の原理について繰り返し解説をさせていただいています。
性別に関わらず、私たちは男性性も女性性も持っていますが、物質世界において表現される現象と、精神世界の働きをイコールに考えることは避けるべきです。
例えば、第4ハウス(室)のハウスカスプはICで、ICは天底を表し、心の奥底を象徴します。
また母親(女性)にしか、子どもを産み、母性によって育てることはできません。
これは優劣や強弱ではなく、質と役割であり、それぞれの受難と喜びがあります。
第4ハウス(室)はある意味、母性によって作られ、守られているスペースです。
だからと言って、片親・シングルファーザーの場合、心が育たない、心が満たされない、人間として不完全だ、ということにはなりません。
私たちは「有って然るべき」という強固な価値基準を持っているため、また大多数が正しいと思い込む傾向があるため、体験したことがない状況に対しては無知です。
そのくせ、自分の価値観が「標準」と感じるため、母親が居ない家庭は母性が無く、心が貧しい、などという発想に行き着く人もいるかもしれません。
この世では、「誰かの代わり」になるということができません。
その代わりに「補うこと」はできます。
母性は、身体的な女性を表すのではなく、「無条件の愛」を与える人の精神性です。
第4ハウス(室)は、家庭や居場所が、誰か1人の力で成り立っているわけではないことを押してくれます。
ただ女性は「寛容性」や「受容性」、そして「包容性」を発揮しやすいことは確かです。
そのため第4ハウス(室)は、母親との関係性を象徴します。
第4ハウス(室)と第10ハウス(室)が示すもの
ハウスシステムの講座で、ポラリティについて解説しました。
ハウスシステムにおけるポラリティとは、「それぞれ対向のハウスが共通のテーマを持つ」ということです。
第4ハウス(室)は第10ハウス(室)とともに、「場所」や「軸」、「親」、「活躍の場」などをテーマに掲げています。
第4ハウス(室)は、「個人の世界」を育み、守る意識、「心が保たれる場所」を表し、外部の干渉を遮断し、落ち着きを取り戻す場所です。
また第4ハウス(室)は「内向性」や「内面性」、更には「個人の精神性」や「家系的な絆」を表しますから、「感受性や受容性の象徴」ともいえるでしょう。
第4ハウス(室)が「内的な時間と空間」であるとするならば、第10ハウス(室)は「外的・社会的な場」という対比関係が連想されます。
私たちは常に、内と外を出たり入ったりしますが、身体と心を休ませることができるのは、第4ハウス(室)が象徴する家やプライベートな空間です。
内面を整えることで、社会活動や自己実現が可能になりますが、人生の最後は家や家庭、家族との繋がりに落ち着きます。
第4ハウス(室)と第10ハウス(室)の軸は、無意識と意識の関係性であるとともに、生命の還る場所と活躍の場の関係性です。
私生活と社会活動は切っても切り離すことができませんが、同一視することはできません。
そのため心を満たし、健全な心身を保ち、社会活動を行うためにも、第4ハウス(室)は丁寧に読み解く必要があります。
第4ハウス(室)のテーマ
第4ハウス(室)は、人生全般に関わる、日常的な心と家庭環境、晩年の生き方を表します。
第4ハウス(室)は、「心の底」や、「心に刷り込まれている価値観」、そして無意識的に投影されている「家族・家系が共通して持っている精神性」を教えてくれるでしょう。
人生において、第1ハウス(室)とアセンダント(ASC/AC)が重要なように、第4ハウス(室)は人生と日常生活を支える場所ですから、大変重要なハウスです。
そこで以下に、ICに象徴される「心を作り、支える環境」と併せて、第4ハウス(室)のテーマうち、特に強調され、自覚されるべき要素を以下にまとめました。
- 感情を刺激する言葉・情報・場面
- 母親との関係性
- 家庭環境・家族からの影響
- 心が満たされ、癒され、豊かにするもの
- 心が安らぐ(環境)の条件
- 晩年の(可能性の・理想の)生活様式
第4ハウス(室)は「家・家庭」を意味するとともに、それまでのハウスからの経験を蓄え、休息し、また外へ出ていくための準備の段階です。
感情や情緒、心に関する根本的な象意が、第4ハウス(室)に表れます。
4番目のハウスで「晩年」や「人生の落ち着く場所」が象徴されるため、驚かれるかもしれませんが、「心」や「感情」がそれだけ重要である証拠といえるでしょう。
第4ハウス(室)は、受容性と自我、心を形作る環境を表し、「月の世界」と精神世界に繋がる重要な場所。
そしてICは、他者との関わりや社会性を発揮するための「充電」と「安息」を意味しますから、「心を休めるための条件と環境」を見つけられるでしょう。
第4ハウス(室)に天体が無い場合は?
第4ハウス(室)に主要10天体が無い場合は、第4ハウス(室)のハウスカスプの星座と、その星座の支配星(カスプルーラー)を探し、その影響力を見てみましょう。
以下に、第4ハウス(室)の状況を見るためのポイントをまとめました。
- 第4ハウス(室)・ICの星座
- 第4ハウス(室)のカスプルーラーの星座
- 第4ハウス(室)のカスプルーラーのハウス
- 第4ハウス(室)のカスプルーラーとその他の天体・感受点のアスペクト
- 第4ハウス(室に位置する天体・感受点
- 第4ハウス(室)・ICの度数とサビアンシンボル
「間接的な影響力」を探ることで、天体が入っていないハウスが持つ、テーマ性や影響力を見出すことができます。
天体は星座を支配し、ハウスにはナチュラルサインがありますので、これら3つは必ずどこかに関連性を見出すことができるはずです。
「天体が無い」ということは、「強調されない」という意味とともに、「間接的な影響を知ることが促されている」ということです。
ホロスコープリーディングをする上で、こういった点と点を繋げることが重要になっていくでしょう。
ホロスコープという円環内では、「バケツリレーが行われている」という表現がされます。
12ハウスの講座の後に、更に詳しいホロスコープリーディングの内容をお伝えする予定ですので、楽しみにしていてくださいね!
【星座別】第4ハウス(室)の特徴
12ハウスはアセンダント(ASC/AC)を起点に、「物質的な流れ」を起こしながら、星座という「精神的な流れ」を背景にしています。
第4ハウス(室)は、ICがハウスカスプで、「心」や「心を支えるもの」を象徴し、人生の全体を支え、また終わりを迎える場所でもあるため、大変重要なハウス。
ですからハウスの流れを見ると、第4ハウス(室)は、第1ハウス(室)からの段階的な成長の1つの節目といえるでしょう。
第4ハウス(室)は「休息」や「居場所」を表すとともに、「第1ハウス(室)の結果を受け取る場所」でもあります。
また第4ハウス(室)は、「私という存在(生命)」を支える場所であり、心を形作った環境や要因、そして「晩年の暮らし」を象徴しますので、大変複雑なハウスです。
第4ハウス(室)が「母」や「母性が与える世界」といった、懐かしさと安らぎを暗示するのは、ナチュラルハウスが蟹座であり、その支配星が月だからかもしれません。
ハウスを「現場」という物質的な時間・空間とすると、星座は「素質」という精神的な要素といえるでしょう。
そこに天体が入ることで、物質性の舞台である現実で、物質・精神の両面での成長と変化が生まれます。
第4ハウス(室)に重なる星座によって、「安らげる居場所」や「安心感の要因」、「脱力した自然体の状態」など、「守れた姿(在り方)」が見えてくるはずです。
ホロスコープが4分割され、4つのハウス毎に点星点が設けられていますから、それら4つのハウスは丁寧に読み解く必要があります。
それぞれの星座とハウスの組み合わせを参考にしてください!
第4ハウス(室) × 牡羊座
第4ハウス(室)と牡羊座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は牡羊座
- カスプルーラーは火星
- 牡羊座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「素直な感情表現」を促される
- 前の星座(魚座)が第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である牡羊座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである牡羊座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、牡羊座の象意が強調される
牡羊座は星座の始まりの星座であり、「自我意識の目覚め」を表す星座です。
また牡羊座は、第1段階目の火星座であり、男性星座、活動宮の星座。
第4ハウス(室)に牡羊座が重なることで、家庭環境や家族との関係性を良くしようと考え、行動するでしょう。
牡羊座は感情を素直に表現することで、心にわだかまりを残さないように心がけます。
感情は内面に留めておく限り、家族や身内であっても理解をすることができません。
第4ハウス(室)の牡羊座、また火星が「心を満たすための行動」を大切にさせ、自発的な態度によって、プライベートな時間と空間をデザインすることを促します。
以下が、第4ハウス(室)が牡羊座の場合のキーワードです。
- 自ら甘える
- 素直に振る舞う
- 自然体
- ストレートな表現
- 熱意
- 感情を吐露する
- 自由気ままが理想
- 行動のための休息
- よく動いてよく休む
- 干渉的な母
- 活動的な家庭
- 自我を発揮する
- トラブルメーカー
- 頭部:沸点が低ければストレスは堪らないはず
- 思い立ったが吉日
第4ハウス(室) × 牡牛座
第4ハウス(室)と牡牛座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は牡牛座
- カスプルーラーは金星
- 牡牛座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「穏やかな心と在り方」を意識し、脱力することができる環境を大切にする
- 前の星座(牡羊座)が第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である牡牛座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである牡牛座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、牡牛座の象意が強調される
牡牛座の2番目の星座であり、「所有」と「執着」を知る星座です。
また牡牛座は、第1段階目の土星座であり、女性星座、不動(固着)宮の星座。
第4ハウス(室)に牡牛座が重なることで、心地良い家庭環境に恵まれることが暗示されます。
牡牛座は豊かさの星座ですので、家族との関係性も良好で、援助を受けやすいといえるでしょう。
第4ハウス(室)の牡牛座、また金星が「自然のまま」・「ありのままの振る舞い」を促し、その姿が家族にとっても良い影響を与えます。
晩年の暮らしも穏やかで、心が満たされる環境を意識し、またそうなるように努力するでしょう。
以下が、第4ハウス(室)が牡牛座の場合のキーワードです。
- 経済の安定
- 心の安定
- 家族に支えられる
- 穏やかな家庭
- 支援的な家族
- ゆったりとした時間と空間
- 裏表の無い自分が好き
- 家族に愛される自分
- 急がない
- 自分のペースを尊重してもらえる環境
- 満足を得ることを許される環境
- わがままが許される
- 豊かな食事を覚える・与えられる
- 口:親しい人には感情を伝え、伝えることで安心できる
- 緊張を解き、干渉の無い環境が心を満たす
第4ハウス(室) × 双子座
第4ハウス(室)と双子座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は双子座
- カスプルーラーは水星
- 双子座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「コミュニケーションが豊かな環境」を大切にすることを促す
- 前の星座(牡牛座)が第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である双子座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである双子座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、双子座の象意が強調される
双子座の3番目の星座であり、「言葉」と「対話」を楽しむ星座です。
また双子座は、第1段階目の風星座であり、男性星座、柔軟宮の星座。
第4ハウス(室)に双子座が重なることで、家庭内でよく話、感情を表現し、理解されることを望みます。
双子座は頭の回転が良く、知的活動に精を出す反面、人の感情を理解することを学ぶために、家庭内で感情を言語化することを学び、また楽しんで学ぶことができるでしょう。
第4ハウス(室)の双子座、また水星が「他者の感情」に関して興味関心を抱かせ、よく聞き、よく話し、心に触れる表現を学びます。
感情を自由に表現する環境を体験することで、晩年も対話によって心を満たし、他者の感情にも敏感で、優しく接することで、絶えず他者との交流を持つことができるでしょう。
以下が、第4ハウス(室)が双子座の場合のキーワードです。
- 言葉の覚えが早い
- 語りかけられる
- 話しかけられる喜び
- 話す喜び
- 感情を知る学び
- 心理に興味を抱く
- 活発なコミュニケーション
- 引っ越しを多く体験する
- 家を複数持つ
- 様々な年齢層の人と会話をする
- 親の口真似をする
- 言語化能力と感情表現
- 首・耳・喉:話すことができないと、ストレスが溜まると喉が詰まる
- プライベートな空間だからこそ、活発に話し、感情を露わにして心を満たす
第4ハウス(室) × 蟹座
第4ハウス(室) にとって、蟹座はナチュラルサイン。
第4ハウス(室)と蟹座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は蟹座
- 第4ハウス(室)と蟹座は、物質・精神両面で同一の方向性と室を持つ
- カスプルーラーは月
- 蟹座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「心の安定」が最大関心事で、深く関わり、大事にされることを望む
- 前の星座(双子座)が第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である蟹座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである蟹座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、蟹座の象意が強調される
蟹座は4番目の星座であり、「感情の重要性」と「他者の心」を知る星座です。
また蟹座は、第1段階目の水星座であり、女性星座、活動宮の星座。
第4ハウス(室)に、ナチュラルハウスである蟹座が重なることで、「心で繋がりたい」という願望が強調されるでしょう。
第4ハウス(室)・IC、蟹座・月は、「心」がいかに重要で、「安らぎ」と「安定」によって人生が整い、豊かになることを確信しています。
第4ハウス(室)の蟹座、また月が「自分の心」と「特別な他者の心」を繋ぎ、感情を伝え合わせ、互いの心を満たすことを促すでしょう。
心は感情の器であり、真に移ろいやすいものは感情です。
だからこそ感情を認め、心を純化し続けることが、一種の「禊ぎ」であり、この内的作業は自分1人では達成されません。
そのため第4ハウス(室)の蟹座は、身内との関わりを非常に重要視します。
以下が、第4ハウス(室)が蟹座の場合のキーワードです。
- 感情の変化に敏感
- 感情の起伏
- 感情の安定・不安定
- 家族を守る意識
- 家族に満足感
- 家族に対する思い入れ・感謝
- 家族に依存する
- 極端な愛情表現
- 家族との大きないざこざ
- 親・家系の縁の深さ
- 日常的な感情表現
- 関わりが薄いことを気にする
- 遺産の相続
- 母親との深い関係性
- 母親との軋轢・確執
- 家庭・プライベートの充実が社会活動を発展させる
- 胸:愛し愛される体験こそが、人生の充実感
- 心を開く場所は限られるとしても、その限定性がより深い充足感を生む
第4ハウス(室) × 獅子座
第4ハウス(室)と獅子座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は獅子座
- カスプルーラーは太陽
- 獅子座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「応援される体験」を誇りに感じさせ、その体験が他者に希望を与えようとする
- 前の星座(蟹座)が第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である獅子座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである獅子座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、獅子座の象意が強調される
獅子座は5番目の星座であり、「影響力」と「自己肯定」を司る星座です。
また獅子座は、第2段階目の火星座であり、男性星座、不動(固着)宮の星座。
第4ハウス(室)に獅子座が重なることで、十分な教育と支援、親が親としての役割を果たす姿を見て、主体性と積極性を強く持つようになるでしょう。
獅子座は太陽を支配星に持つ星座で、第4ハウス(室)・蟹座・月とは真反対の性質を持ちます。
陰陽が諭す「陰の中の陽」が、まさに第4ハウス(室)の獅子座です。
陰を家や心、母性と喩えるなら、陰の中で育まれる獅子座・太陽が象徴する意志は、大変よく育ち、後に深い愛情と温もり、感受性が育つといえます。
第4ハウス(室)の獅子座、また太陽が「特別な存在・空間」として、家庭と家族を守り、自分自身が中心となって、心が豊かになる雰囲気と実感を生み出そうと働きかけるでしょう。
以下が、第4ハウス(室)が獅子座の場合のキーワードです。
- 喜びは心から生まれる
- 教育に関する投資
- 施しを受けて育つ
- 懐の深さ
- 陰を知った上で陽を生む
- あらゆる感情は豊かさに繋がる
- 教育熱心な親
- 親からの期待
- 家族からの援助
- 見栄を張って家を建てる
- 家・土地に関する投資
- 主体性と受容性の両立
- 感情の波に左右されない強い意志
- 目・背中:やって見せられた実体験を、他者にも与えようと決める
- 感情が豊かであれば多くの人と関わり合える
第4ハウス(室) × 乙女座
第4ハウス(室)と乙女座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は乙女座
- カスプルーラーは水星
- 乙女座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「厳格さ」を学ばせ、緊張感が取れない環境に身を置くことで、献身力を養う
- 前の星座(獅子座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である乙女座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである乙女座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、乙女座の象意が強調される
乙女座は6番目の星座であり、「堅実性」と「繊細さ」の星座です。
また乙女座は、第2段階目の土星座であり、女性星座、柔軟宮の星座。
第4ハウス(室)に乙女座が重なることで、自律と自立を意識させられ、よく動き、身の回りに配慮することが当たり前になります。
乙女座は整った環境を好みますが、第4ハウス(室)の乙女座がその価値観をより強化するでしょう。
第4ハウス(室)の乙女座、また水星が物質・精神の両面で「いつでも動ける状態」にさせ、忙しいことが当たり前で、逆にだらしなさやゆったり間が苦手にさせるかもしれません。
以下が、第4ハウス(室)が乙女座の場合のキーワードです。
- 整った環境(を作る)
- 整理整頓
- 強迫観念
- 潔癖
- 自律
- 家庭のルール・家訓
- 躾の厳しい家庭(親)
- 干渉的な母親
- 居心地の悪い家庭(環境)
- リラックスできない自分を嫌いになれない
- 家族でも気を遣う
- 気を配ることが美徳
- 腹部・胃腸:リズムを守り、サイクルに沿うからこそ物事はスムーズに運ぶ
- プライベートでもどっしりと構え、機敏に動ける自分でありたい
第4ハウス(室) × 天秤座
第4ハウス(室)と天秤座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は天秤座
- カスプルーラーは金星
- 天秤座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「正面的な付き合い」を心得つつ、親密な関係性の中で孤独感やよそよそさを胸に秘める
- 前の星座(乙女座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である天秤座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである天秤座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、天秤座の象意が強調される
天秤座の7番目の星座であり、「客観性」と「バランス」を体験する星座です。
また天秤座は、第2段階目の風星座であり、男性星座、活動宮の星座。
第4ハウス(室)に天秤座が重なることで、社交性や客観性を身につけようとする意識が働きます。
天秤座は社交性を身につけ始める星座(段階)であるため、家庭内で対極の在り方を求められることで、主体性(自意識)の強さが抑制されるかもしれません。
第4ハウス(室)の天秤座、また金星が「他者からの評価」を気にし、不本意な印象や評価を受けないように気を配らせます。
天秤座は第7ハウス(室)のナチュラルサインで、第4ハウス(室)の結果が表れるハウスです。
そのため家庭内・プライベートな振る舞いが、「特別な他者」を引き寄せる大きな要因になるでしょう。
以下が、第4ハウス(室)が天秤座の場合のキーワードです。
- 客観性
- 社交的
- 上辺・見た目
- 第一印象を損ねない努力
- 美意識
- 自尊心
- 訪問客が多い家庭
- 良好な親子関係
- 深い関係性が無い親子関係
- 当たり障りの無さ
- 社交辞令
- 心許ない瞬間
- 相手に合わせる
- 状況に合わせる
- 華やかな晩年
- 目立ちたがりの臆病者
- 注目を浴びたい
- 仁王立ち
- 付かず離れずの関係性
- 腰・ウェスト:歪さや不安定さを無くしつつ、心は完全に満たされない
- 後に満たされた心が訪れることを信じ、孤独が報われることを祈る
第4ハウス(室) × 蠍座
第4ハウス(室)と蠍座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は蠍座
- カスプルーラーは冥王星
- 蠍座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「深く関わること」を強く意識させ、相手に求められる衝動と願望を持つ
- 前の星座(天秤座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である蠍座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである蠍座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、蠍座の象意が強調される
蠍座は8番目の星座であり、「秘密」と「変容」を重要視する星座です。
また蠍座は、第2段階目の水星座であり、女性星座、不動(固着)宮の星座。
第4ハウス(室)に蠍座が重なることで、「無条件の愛」や「条件付きの優しさ」を嗅ぎ分け、極端な気持ちを持たざるを得ない状況に遭遇する暗示があります。
第4ハウス(室)の蠍座、また冥王星が「極端さ」や「強烈さ」を象徴するため、家庭環境によって、「家庭像」や「心を満たす条件」の質が大きく異なるでしょう。
以下が、第4ハウス(室)が蠍座の場合のキーワードです。
- 深い繋がり
- 急所
- 本心にしか反応しない
- 親子との深い関わり
- 放任主義の親・ネグレクト
- 過保護な親
- 幼少期の心を踏みにじられる体験
- 人には言えない家族の悩み
- 家族間だけの秘め事
- 子ども時代の家族との死別・離別
- 家庭における強烈なトラウマ・教訓
- 遺産相続の対象(権利)
- 家系のルーツ
- 受け継がれる才能
- 生殖器:与えられる喜び(愛)を基に与える喜び(愛)を知る
- 本能的欲求と心理的欲求の違いを理解しつつ、葛藤し、時間をかけて克服する
第4ハウス(室) × 射手座
第4ハウス(室)と射手座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は射手座
- カスプルーラーは木星
- 射手座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「人から教わること」に強い関心を持ち、探究心が育つ
- 前の星座(蠍座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である射手座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである射手座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、射手座の象意が強調される
射手座は9番目の星座であり、「挑戦」と「探究」の星座です。
また射手座は、第3段階目の火星座であり、男性星座、柔軟宮の星座。
第4ハウス(室)に射手座が重なることで、恵まれた環境の中で与えられる機会と可能性によって、好奇心と欲求を満たそうとし、行動と実践に比例して心が育ちます。
第4ハウス(室)の射手座、また木星が周りの期待に応えるうちに、向学的になり、行動範囲を広げ、学びを深めることを促します。
以下が、第4ハウス(室)が射手座の場合のキーワードです。
- 挑戦
- 好奇心
- 探究心
- 教育熱心な親
- 可能性を多く与えられる幼少期
- 恵まれた家庭環境・親子関係
- 人に恵まれる
- 人に好かれる
- 肯定的な信念・価値観の植え付け
- 思いのままに
- 案ずるより産むがやすし
- 旅行に縁がある
- 家族旅行
- 家庭を軸に遠くの場所に行く機会
- 大腿部:最も吸収しやすい時期に学び、その後も学び続けることが当たり前になる
- 運も才能のうち、継続は天才性の証拠、挑戦は人生の喜び
第4ハウス(室) × 山羊座
第4ハウス(室)と山羊座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は山羊座
- カスプルーラーは土星
- 山羊的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「責任を果たすこと」を重視し、制約・制限に耐えながら成長し、器を広げる
- 前の星座(射手座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である山羊座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである山羊座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、山羊座の象意が強調される
山羊座の10番目の星座であり、物質性の極みを体験し、実利の循環を司る星座です。
また山羊座は第3段階目の土星座であり、女性星座、活動宮の星座。
第4ハウス(室)に山羊座が重なることで、甘えることや緊張を抜くことが苦手になり、感情を簡単に表に出すことができない暗示があります。
山羊座は、第4ハウス(室)ナチュラルハウスの蟹座とは対極の関係です。
また山羊座は、第10ハウス(室)のナチュラルハウスであるため、家庭でも公の意識を学ばされます。
第4ハウス(室)の山羊座、また土星が「義務」と「責任」、「成果を出すこと」を徹底的に取り組ませるため、気を休める環境を築くことに苦労するかもしれません。
以下が、第4ハウス(室)が山羊座の場合のキーワードです。
- 制約・制限
- 過干渉の親
- 家族に対する責任
- 自由を得るための責任
- 役回りを全うする
- 保守的な親
- ルール
- 言いたいことが言えない環境
- 規律
- 自律
- 緊張
- 張りつめた空気
- 殺伐とした空気
- 義を通す
- 恩を忘れない
- 義理堅さ
- 体裁・形式
- 正座
- 世間の目・評価
- 同じ場所に長く住む
- 骨・膝:教え込まれたものは、役に立たなくても受け入れる
- 最初から心の安らぎを求めず、必ず対価を支払う必要があると考える
第4ハウス(室) × 水瓶座
第4ハウス(室)と水瓶座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は水瓶座
- カスプルーラーは天王星
- 水瓶座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「柔軟性・順応力を身につけること」を意識させ、突然の変化に対応する心を育てる
- 前の星座(山羊座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である水瓶座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである水瓶座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、水瓶座の象意が強調される
水瓶座の11番目の星座であり、「疑い」と「理想」を活動力とする星座です。
また水瓶座は、第3段階目の風星座であり、男性星座、不動(固着)宮の星座。
第4ハウス(室)に水瓶座が重なることで、「変化」を受け入れ、また自ら変化を起こし、身軽で、多くの選択肢を持ち、自分の意志を通そうとするでしょう。
第4ハウス(室)の水瓶座、また天王星が「刺激」と「変化」をどこか心待ちにし、退屈と支配を拒み、思い込みや執着から解放されたいと、心の底から思う気持ちが強くなります。
最初は従順さを見せていても、時が経てば振る舞いを変える、それが水瓶座の生き方です。
以下が、第4ハウス(室)が水瓶座の場合のキーワードです。
- 変化を受け入れる
- 有無を言わさない変化
- 転換となる出来事
- 自立心
- 親の適度の放任
- 子どもを対等に扱う親
- 確定しない
- 可能性を信じる心
- 家庭環境の急激な変化
- 現状維持を危険とみなす視点
- 対等に扱われること
- 特別扱いを嫌う
- 個性は心の素直さから生まれる
- 自身の選択と行動によって心の豊かさが決まる
- 踝(くるぶし):適応・順応・柔軟が自由を掴む秘訣
- 変化を受け入れることは、変化を起こす意志を育てる
第4ハウス(室) × 魚座
第4ハウス(室)と魚座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。
- ICの星座は魚座
- カスプルーラーは海王星
- 魚座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第4ハウス(室)は「心が与える温もり」の重要性を教え、育まれた分、他者に愛情を与える意識が芽生える
- 前の星座(水瓶座)が、第4ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である魚座の象意は軽減される
- 第4ハウス(室)のハウスカスプである魚座が広域星座で、次の第5ハウス(室)にまたがっている場合、魚座の象意が強調される
魚座の12番目(最後)の星座であり、「境界線の無い世界」や「真理の世界」に最も近い星座です。
また魚座は、第3段階目の水星座であり、女性星座、柔軟宮の星座。
第4ハウス(室)に魚座が重なることで、共感性と感受性、寛容性、受容性が高まり、生きる上で誰もが「心の安らぎ」を求めていることを確信します。
第4ハウス(室)と第12ハウス(室)、またそれぞれのナチュラルサインである蟹座と魚座は親和性が高く、その理由は、心と精神が密接に繋がっているからです。
第4ハウス(室)の魚座、また海王星が「深層心理」や「深層意識」に意識を向けさせ、心の豊かさを追求し、自分以外のすべての他者との関わりに愛を求めさせます。
それは日常的で、小さな気遣いであっても、第4ハウス(室)の魚座は、心の奥にある愛情を感じ取ることができるでしょう。
ちなみに第12ハウス(室)のナチュラルサインは魚座で、これらは物質世界での体験の集約と、精神世界への旅立ちの準備を表します。
その際に最も重要となるものが、成熟した心であり、物質世界で体験した感情による成長です。
以下が、第4ハウス(室)が魚座の場合のキーワードです。
- 物質的な施しと精神的な温もり
- 献身的な家族
- 柔和さ
- 調和
- 論理だけで物事を判断しない(という教え)
- 親との深い関わり
- 心に寄り添ってもらう体験
- 身内に限定せず、出会う人に心を開く
- 神秘体験
- 先祖の存在
- 物質欲が過剰に強まらない心
- 足先:雑念よりも直感を優先し、即座に感情を受け止める軽やかさ
- 勇気よりも真心を持つことが、調和を持つ秘訣
第4ハウスのテーマ性の強弱
第4ハウス(室)のテーマ性がどれくらい強調されているか、については、以下の要素を参考にしてください。
第4ハウス(室)の支配星が位置する場所が、ホロスコープのどの半球にあり、その天体がどのような意識を発揮するのか、ということが重要になります。
- 南半球:第7~12ハウス(室):社会的な自己実現・公の意識
- 北半球:第1~6ハウス(室):個人的な自己表現・個人(私)の意識
- 東半球:第10~3ハウス(室):自分の行動に選択権・決定権を持つ・内的な意識
- 西半球:第4~9ハウス(室):他者との繋がり・他者に評価される意識
各ハウスの支配星は、チャートルーラーや上昇星と比べて影響力は高くはありませんが、それぞれのハウスに置ける影響力は大きいと判断されます。
① ハウスの支配星の天体の状況
第4ハウス(室)の星座の支配星は、ハウスに直接的な影響を与えます。
ホロスコープ全体に、ハウス(室)の星座の支配星がどのテーマ(ハウス)で、どういった環境や条件(星座)で影響を与えるか、ということを意識してください。
② ハウスの支配星の位置する場所
もし第ハウス(室)の星座の支配星が、第4ハウス(室)に位置していれば、それだけ第4ハウス(室)のテーマが強調されるでしょう。
そうでない場合は、そのハウスのテーマ性が、その星座の特徴が強調されることになります。
③ ハウスのナチュラルサインとの関係性
ハウスにはそれぞれ12つのナチュラルサインがあります。
先ほど「バケツリレー」という表現でお伝えしたように、間接的な力の流れを見るために、ハウスとナチュラルサインを見比べてみましょう。
ハウス自体が強調されていなくても、そのハウスのナチュラルサインが位置するハウスと、その星座に位置する10天体や感受点から、影響力を見出すことができます。
【感受点別】第4ハウス(室)の影響力
ハウスに入る天体は、影響の差はありますが、確実にそのハウスのテーマを強調する存在です。
今回は10天体と3つの感受点に限定して、第1ハウス(室)との関係性を解説させていただきます。
第4ハウス(室)は、アンギュラー(アングル)のハウスですから、第14ウス(室)に位置する天体・感受点は、主体的に働き、影響力を自覚しやすいはずです。
第4ハウス(室)に入る天体・感受点は、心を安定させる環境や条件を決める要因となりますので、しっかりとチェックしてくださいね。
それでは、第4ハウス(室)に入る天体・感受点が持つ影響力を見ていきましょう!
*10天体の順序は、年齢領域の順番で解説しています。
第4ハウス(室) × 月
第4ハウス(室)の月は、「心の安らぎ」を最も重要視します。
「家庭」と「肉親の存在」、「プライベートな空間」を心の支えとし、肉体的・精神的な安らぎを持とうとするはずです。
安定は維持する努力であり、行動の結果。
第4ハウス(室)の月は、「衝動的な・一過性の満足」ではなく、「習慣」や「原点」として家や肉親との繋がりを重要視し、また尊重します。
「好きになること」や「心地良さ」という情動は、「与えられた経験」によって生まれ、第4ハウス(室)の月は、無自覚に同じ状況や体験を再現しようとするでしょう。
これが「月の働き」であり、「心の習性」です。
第4ハウス(室)の月は、家族思いであるだけでなく、家系のルーツを大事にし、快適な家庭環境を維持しようと努力します。
プライベートな時間と空間から、外的・社会的な影響を排除する傾向にあり、十分な休息と安心感を得るために、「内に引きこもる」という行動を取るでしょう。
月(無意識)の働きが最も強くなる時があります。
それは意識の力を使う必要がない時、または無意識の状態から意識的な状態に切り替わる瞬間です。
シンプルに表現するなら、太陽が沈み切った時と、太陽が昇り始める時。
占星術では、天体の星座の移動(イングレス)やハウスの移動の際に、天体の影響が強く出るとされています。
4ハウス(室)はICをハウスカスプとするため、カスプルーラーである月が、心の安らぎを得ること、またその安定感を維持・再現させるでしょう。
ただ自分の経験した状況を再現しようとする際、苦しみや寂しさ、虚しさも含めて、過去に執着し、家族に必要以上に依存する傾向を持つのが、4ハウス(室)の月でもあります。
心や家庭環境は、外からの影響を遮断することで成り立つため、自分の価値観を絶対視・正当化することで、自ら危険な状態・不安定さを招くこともあるかもしれません。
「穏やかさ」や「安らぎ」は、波風を立てる要素を無くすことで生まれます。
これは月が持つ無意識の強制力ともいえますし、「時間の止まった世界」が成立するための「求心力」ともいえる働きです。
4ハウス(室)の月は、最も心の充足感と家族・家庭の温かみを大事にし、本能と深層心理にある「母性回帰」に惹きつけられているともいえます。
4ハウス(室)の月は、「母親像」や「母性を与えてくれる存在」に強い関心を持ち、また自分自身が「無条件の愛」を与えられる存在であろうとし続けるでしょう。
この思いが、「優しさ」と「安らぎ」のために動き、家庭と家族、自分の暮らしを守り、心を充実させるようとする鍵なのです。
第4ハウス(室) × 水星
第4ハウス(室)の水星は、「安心」と「刺激(変化)」を丁度良い割合で持ち、自分の心が欲するままに振る舞おうとします。
家庭環境やプライベートな空間に、自ら楽しみを持ち込み、家族との対話を楽しむでしょう。
良い・悪いに関わらず、私たちは「依存先」を欲しています。
変化の無い状況では、無意識的に同じことを繰り返し、他の可能性やチャンスを知らず知らずのうちに見逃してしまうでしょう。
第4ハウス(室)の水星は、心の安らぎや家族・家庭を優先することで、可能性やチャンス、楽しみや刺激を見逃すことが耐えられません。
第4ハウス(室)の水星の場合、「心を満たすこと」と「好奇心を満たすこと」は同じではないため、そもそも両立させようとは考えないでしょう。
水星は「移り気」や「飽き性」の気質を持つため、心の移ろいやすさが強調される時があります。
そのため変化のあるプライベート空間や、情報や選択肢、刺激がある家庭環境を望むのです。
第4ハウス(室)の水星は、「気ままさ」や「融通の良さ」、「甘え上手」など、様々な顔を持ち、心の赴くままに顔(ペルソナ)を使い分けます。
これは無意識的な働きであって、計算ではありませんし、家族や近しい人は受け入れてくれるため、問題になることはありません。
第4ハウス(室)の水星にとっての、家や落ち着ける環境とは、自分が自由に動き、制約・制限が無い環境です。
なぜなら感情表現も知的活動も、内職・副職、趣味やライフワークも、自分の思い1つで発揮・追求したいからです。
水
星は思考や意思決定を表す天体ですが、月や心、無意識、潜在欲求の力を前にすると、やはり感情を優先します。
また水星は「言葉」を使い、情報を扱う天体ですから、家族との対話はもちろんのこと、深層心理への興味、最先端の情報などに敏感です。
第4ハウス(室)の水星は、変化によって安らぎを得ようとするため、プライベート・家の中でも心を満たすことに精力を注ぐでしょう。
第4ハウス(室) × 金星
第4ハウス(室)の金星は、「喜び」が何よりの心の充足感です。
金星は「愛」や「喜び」、「感性」を象徴する天体であり、「人に与える喜び」を持たせます。
金星が「ベネフィック(吉星)」と呼ばれる理由は、「環境」や「縁」、「運」などを与え、「恩恵を受けること」を体験させるからです。
第4ハウス(室)の金星は、恵まれた家庭環境を持つことが多く、母親や母性を与えてくれる人から、「献身」と「寛容性」を与えられ、自らも同じように振る舞おうとするでしょう。
IC・月、蟹座、心は、「与えられること」を発端として、心の充足に必要な条件を揃えようとします。
この西洋占星術講座で「親」という存在を、「保護者」と「影響を与える支配者」という風に表現する理由は、親が「心の形(型)」に強く影響を与える存在だからです。
第4ハウス(室)とナチュラルサインである蟹座、そして月は、母親の存在と、母親に与えられた愛情を象徴します。
第4ハウス(室)の金星は、母性を体験する機会と喜びに恵まれることを暗示し、また幼少期の体験が、人生において肯定的な価値観のベースとなるでしょう。
また金星は「評価」や「センス」に意識を向けさせますので、家やプライベート空間を着飾り、人をもてなし、優しさや愛情を目に見える形で表現する心を育てます。
金星は、自分以外のすべての他者と良好な関係を築かせますので、家庭では安心と喜びを感じられるように努力しますし、またその思いは尊重されるはずです。
そして第4ハウス(室)の結果は、結婚や「特別な他者」との関わりを表す第7ハウス(室)に表れます。
普段の「素の顔」や「優しさ」、「与える心」が、良きパートナーを引き寄せるでしょう。
第4ハウス(室)の金星は、大切な人とそうでない人を分けるため、その違いに嫌悪感を抱く人と、特別性を感じる人に分かれます。
心や無意識は、「何気ない振る舞い」に価値観を表現しますので、第4ハウス(室)の金星は、人から好かれる素養を発揮するでしょう。
また自分からも他者の良いところを探そうと心がけ、この心が私生活と社会生活、人間関係を良好にする鍵といえます。
第4ハウス(室) × 太陽
第4ハウス(室)の太陽は、「意志と心の一致」に重きを起き、家庭と心を守ることに主体性が発揮されるでしょう。
意志と心の関係性は、まず心が土台となり、心から生まれる価値観や感情によって意志が生まれる、という順序がベースとしてあります。
太陽にとって月は、意志や主体性、バイタリティの根源です。
これは太陽と月が陰陽の関係であり、太陽が月の世界から生まれることを意味しています。
この西洋占星術で「太陽の獲得」や「太陽の輝きを得る」と表現を採用している理由は、月と心が人生の出発点であり、心の支え、そして還るべき場所だからです。
第4ハウス(室)の太陽は、恵まれた家庭環境と親からの援助に恵まれます。
そのため太陽にとって、家庭とプライベートの充実度が、人格形成と主体性の発達、そして他者に対して大きな影響力持つのです。
太陽は太陽系の中心ですから、第4ハウス(室)の太陽は、家庭で中心に立ちことを促します。
第4ハウス(室)の太陽の心は、家庭という心の拠り処を守ることによって満たされ、その心は社会活動や生き様に表れるでしょう。
「家庭的」という言葉は、守るべき場所や変えるべき場所を大切にする、母性的な心を指しています。
第4ハウス(室)の太陽は、自分自身を確立するために、月(心)を守り、満たされた心が自信となるはずです。
そして第4ハウス(室)の対向の第10ハウス(室)は、社会性だけでなく、父親や父性を象徴します。
「対向にあるものに意味を見出し、最も必要な要素を獲得すること」が、第4ハウス(室)の太陽の象徴なのです。
そのため第4ハウス(室)の太陽は、母の存在と母性を絶対視する傾向があり、体験した家庭環境と価値観を再現しようするでしょう。
「自ら作る環境」としての結果が、第7ハウス(室)に表され、その大元となる環境が第4ハウス(室)の「与えられる環境」です。
第4ハウス(室)の太陽の心は、受容性から主体性が生まれることで、人に支持されること、信頼されることに生き甲斐を感じます。
太陽と獅子座が持つ影響力は、自身の体験に裏打ちされた、満たされた心によって生まれるのです。
第4ハウス(室) × 火星
第4ハウス(室)の火星は、「思いのままに動くこと」が心の軸にあり、特に家庭やプライベートでは、自身の感情をストレートに表現する配置です。
第4ハウス(室)の火星は、幼少期に両親の争いを目撃したり、家庭内の不和を体験することで、自然と自己主張を強く持つ意識が芽生え、また表現するようになるでしょう。
火星は活動的で闘争心がある反面、素直で居ることや行動に移すことが、「やること成すことが裏目に出る」という不可思議さと不遇さをもたらす天体です。
この理不尽さと融通の利かなさが、火星が「マラフィック(凶星)」に選ばれる理由かもしれません。
第4ハウス(室)の火星は、保護されることが干渉されること、自由を奪われること、支配されることのように解釈します。
月や母性というよりも、心や教育という意味で、火星は言いなりになることに強い反発心を抱くのです。
第4ハウス(室)の火星は、早い段階から自立心に芽生え、手あたり次第に挑戦し、突破口を見出そうとします。
この行動や在り方が、「わがまま」や「甘え」として受け取られ、余計に家庭や家族と距離を取ろうとするのかもしれません。
第4ハウス(室)の火星をシンプルに表現するなら、「内弁慶」です。
「意のままに動きたい」火星は、感情をそのまま行動に移し、対話や感情を読み取るという共感性は苦手。
その代わりに衝突や対立によって、心の内を見せ合い、身内や親密な関係性では素直さを重要視します。
第4ハウス(室)の火星は、心の葛藤を処理し、理解するために、内々に秘めるよりも行動で示すのです。
火星は「マラフィック(凶星)」と呼ばれはしますが、行動力や情熱、具体的な表現や行動の象徴であることを忘れることはできません。
火星の年齢領域は、太陽期・30代半ばを過ぎてからですので、自己主張と自己表現に力を入れることで、自己実現が成され、幼少期に臨んだ人生をクリエイトすることができます。
第4ハウス(室)の火星は、自分自身でも「どうしようもない」という心の葛藤を抱えながら、それでも希望を捨てない強い心の持ち主です。
トラブルや逆境に見舞われることがあっても、心にある望みを糧に、第4ハウス(室)の火星は前進し続けるでしょう。
その志が功を奏するように、晩年の暮らしは活発で、刺激と変化で充実することが暗示されます。
第4ハウス(室) × 木星
第4ハウス(室)の木星は、「ありのままが1番」という意識を持ち、この心は家庭で生まれます。
木星は「幸運の星」という代名詞を持ち、「ベネフィック(吉星)」と呼ばれ、あらゆる豊かさを与えるため、「恵まれる喜び」を与える星です。
第4ハウス(室)の木星は、幼少期から家庭に心地良さを感じ、また尊重されて育つため、自己肯定の意識が強まるはずです。
私たちは「肯定される(認められる)体験」をベースに、自己理解と自己信頼を深め、自愛の精神を見出す、という順序を辿ります。
木星が位置するハウスは、テーマとして、「与えられるがままに受け取ること」から始まり、その経験が「与える立場」を体験に活かされる、という風に表現できるでしょう。
心に蓄えられる価値観は、後に「再現する」という意識に発展しますので、第4ハウス(室)の木星は、「与えられた豊かさ」を再現しようとします。
木星は「ありのままで居ること」という真理を体現させますが、自立と自律を学ぶことがなければ、家庭や家族に依存し過ぎてしまうため、客観性が必要といえるでしょう。
木星はあらゆる要素を「拡大」・「発展」させる星ですから、自制と節制が必要となります。
また第4ハウス(室)の木星は、「自分は自分、他者は他者」という割り切りが得意ですが、自分自身が楽観的でも、家族やパートナーはそうとは限りません。
「心の赴くままに」は、実際のところ「無意識の言いなり」という面がありますので、楽しみや喜び、豊かさに甘え過ぎないように注意が必要です。
第4ハウス(室)の木星は、肯定的な生き方と在り方をベースに育てられるため、自身で家庭を作る際も、喜びとコミュニケーションの耐えない居場所を作るでしょう。
そして家系・親から遺産の相続の相続もあります。
第4ハウス(室) × 土星
第4ハウス(室)の土星は、「遠回りの安らぎ」という暗示があります。
その暗示は、家庭環境や満たされた心、素直に感情表現が阻まれる体験が与えられ、「与えられることを望む」という意識が削がれる、といえるでしょう。
土星は「収縮」の働きを持ち、その性質は「制約・制限」、「忍耐」、「苦手意識」、「シャドウ」という言葉で表現されます。
一般的な土星の印象は、「厳しい」や「怖い」という言葉に集約されますが、それは土星が物質世界を生きる力を覚えさせるために、実際的な体験を与えるからです。
第4ハウス(室)の土星は、厳しく育てられ、また大きな期待を背負わされることで、「忍耐」によって成果が得られることを身を持って体験します。
この価値観は、「家庭を守るべき」や「甘えは許されない」という意識に発展しますので、心に蓋をし、素直に感情を表現することに苦手意識を持つことになるでしょう。
「努力は報われる」という言葉は、半分は真理で、半分は方便です。
明確な目的を持ち、段階的な目標を達成し続ける「継続力」が、充足感と満足感を与え、ついには達成感を与えます。
土星はこの現実性を熟知しているため、家庭やプライベートな空間であっても空想や妄想、依存などに気を許すことはありません。
第4ハウス(室)の土星の暗示に、「遠回り」という言葉が入っている理由は、「必ず実現させる」という意識があるからです。
人の心の支えは、体験によって解釈(価値観)が異なります。
「与えられる体験(満足感)」が心の支えになる人もいれば、「与えられなかった体験(欠乏感)」が言動力になる人もいるのです。
後者は、妬みや嫉み、自己卑下、自己否定に繋がり兼ねませんが、「自ら実現する」という強い意志を生み出すことができれば、人生に「反転」が起きます。
それこそが土星の「先に苦を与え、後に成果を与える」という親心かもしれません。
太陽が父、月が母であるなら、土星は祖父、厳しい教育者、監督官です。
第4ハウス(室)の土星は、幼少期の体験を絶対視するのではなく、教訓にし、自ら望む家庭とプライベートな環境を作ります。
それは長い過程(プロセス)を経て達成されるため、「遠回り」であり、その過程(プロセス)こそが、第4ハウス(室)の土星の確固たる自尊心となるでしょう。
そのため日常的に感情を我慢し、理性的であろうと心がけるがゆえに、時折感情を爆発させたり、他者を圧倒するような振る舞いに出ることがあるかもしれません。
ただ第4ハウス(室)の土星の心は、順序として、また実体験として、「守るべき理想」のために「心を鍛錬することが当たり前」である、という気持ちが根付いています。
この信念や価値観ともいえる気持ちが、心の底から表面にまで肥大し、第4ハウス(室)の土星は、頑固さや厳しさを見せるのでしょう。
土星は「伝統」や「歴史」を象徴する星ですから、第4ハウス(室)の土星は、家を継いだり、親の面倒を見るといったことを暗示します。
第4ハウス(室)の土星の晩年は、望みが叶えられることが許されるように、家庭を愛し、また愛される暮らしを実現するでしょう。
第4ハウス(室) × 天王星
第4ハウス(室)の天王星は、「独立精神が育つ」という暗示があります。
トランスサタニアンである天王星は、土星に象徴される「安定」にメスを入れる天体です。
そのため第4ハウス(室)の天王星は、「固定化」や「呪縛」を解き、「自身の力で立つ価値観」を育てます。
その結果として、引っ越しや出張、転勤などに天王星の精神性(働き)が表れるでしょう。
第4ハウス(室)の天王星は、月が象徴する「無意識」と、「自発的に潜在意識と繋がる精神性」を別に捉えさせます。
そのため第4ハウス(室)の天王星は、幼少期から自分以外の他者(親や加増)の価値観を刷り込まれることを嫌うのです。
なぜなら家庭の集団的無意識に繋がれることで、更に広く深い潜在意識を発揮することが困難になるからでしょう。
天王星以降の天体は、「土着の価値観」を揺り動かします。
天王星が「刺激」や「電気ショック」といった形容で説明される際には、「規格外」や「想定外」といった意味合いが含まれ、「思考停止状態」から脱却しようとするでしょう。
第4ハウス(室)の天王星は、定住する期間が短かったり、価値観を押し付ける人と距離を持てる環境を好みます。
「自立」と「独立」の違いは、価値観や常識の範囲や規模の違いでもあり、第4ハウス(室)の天王星の独立精神は、依存や従属から切り離された「個性」を目指すのです。
この独立精神を尊重する人との付き合いを優先し、「形式」や「常識」を受け流し、自分の好みと価値観に合うような暮らしが、第4ハウス(室)の天王星の在り方といえます。
第4ハウス(室)の天王星にとって、満たされた心は、支配や干渉から解放される環境でのみ成り立ちますので、やはり「独立」や「公平性」が重要になるでしょう。
第4ハウス(室) × 海王星
第4ハウス(室)の海王星は、「曖昧さ」や「不安定さ」を体験する暗示があります。
トランスサタニアンの天体としての海王星は、精神世界への理解と変性意識の実感を促すと同時に、物質的な価値観(現実感)に不調和を感じさせる天体です。
不調和や不安定さは、制約・制限が取り払われた状態ですが、その状態が心に反映されることで、心許なさを感じてしまいます。
第4ハウス(室)の海王星は、感情や心、無意識といった点で、月と親和性が高く、感受性や受容性を示さない父親に、「違和感」を覚えさせるかもしれません。
物質世界では、肉体的に男性が優位で、精神的に女性が優位である、という価値観が根強いです。
この価値観は、あながち間違いとも言い切れませんが、「母性」を知らない、重視しなければ、女性であっても月(心)が持つ包容性を発揮することはないでしょう。
海王星は、最後の星座である魚座の支配星であり、魚座は、最後のハウスである、第12ハウス(室)のナチュラルハウスです。
物質世界では、制約・制限をもって人生が成り立ちますから、幼少期から「曖昧さ」や「不明瞭さ」を心に宿すことで、現実的な価値観を受け入れられなくなります。
海王星は月と違い、強制力はありませんが、意識を緩めると、途端に「曖昧さ」が心に表れてしまうでしょう。
第4ハウス(室)の海王星は、家庭内に秘密があったり、他の家族には窺(うかが)い知れない特殊な家族関係を暗示します。
また第4ハウス(室)の海王星は、受難や困難があると、現実から目を逸らし、家族に依存する傾向があるため、「自立による心の安定」がより一層困難になるかもしれません。
そして第4ハウス(室)の海王星は、独特な価値観を持ち、理想の家族像や私生活を実現しようとして、現実とのギャップに失望してしまうこともあります。
精神性を高める時間よりも、物質性(現実性)に根差す時間を優先し、他者の心を癒す時に精神性を発揮する方が、自身と家族の心の安らぎが得られるかもしれません。
第4ハウス(室) × 冥王星
第4ハウス(室)の冥王星は、「支配」や「執着」などの意識が強まる体験をする暗示があります。
太陽系10天体・トランスサタニアンの最後の星である冥王星は、「根源的な価値観」を与える天体です。
根源的な価値観とは、「絶対に譲れない」という執着と、「達成しなければいけない」という強迫観念が混ざった心、と表現することができます。
冥王星が支配する蠍座が、特定の関心に関して、集中力と持久力を発揮し続けるのは、過去の体験に原因(理由)があるのです。
第4ハウス(室)の冥王星は、幼少期に「理不尽さ」や「非力さ」を痛感させられ、生存欲求のレベルで、心にトラウマや違和感、陰(影)を抱きます。
それは両親との離別や、家族の死、事故、大病などの強烈な体験が、「目に見えない働き」を疑うことができない心理状況を生むのです。
冥王星は「破壊と再生」を象徴する星ですから、何かの目的のために犠牲が必要であることを教えます。
その犠牲は「代用」などではなく、むしろ「選ばれること(運命)」ともいえる強制力です。
第4ハウス(室)の冥王星は、その強制力に抗うことが許されず、葛藤を抱きながら、自身の体験を癒すために、真理探究を深める傾向があります。
また親の(価値観)があまりにも強大であるため、自分自身の価値観として受け止め、更には自身も同じように振る舞うこともあるでしょう。
それは「魂の連続性」を促し、家系や家族のルーツが脈々と受け継がれるように、冥王星が働くからです。
冥王星は、「冥界」という名の「精神世界の門番」のような存在(働き)。
冥王星は太陽系を取りまとめる天体ですが、大宇宙は更に広く、階層的な構造を持っています。
太陽系の星々は、地球を存続させる銀河の中で存在し、私たち人類は、その地球で成立している物質世界を生きている、という解釈も可能ではないでしょうか?
第4ハウス(室)の冥王星は、家庭内での精神的な受難と、心の中に巣食う葛藤と虚しさ、非力さを克服する力を与えられています。
土星は物質的に、冥王星は精神的に、長い道のりをかけて「心の平安」を達成させるのです。
第4ハウス(室) × ドラゴンヘッド
第4ハウス(室)のドラゴンヘッドは、「家族の絆を大切にすること」を人生の大きなテーマとして持っています。
ドラゴンヘッドは「精神性を高めるための現実のテーマ」ともいえるでしょう。
「家庭が(最大の)修行の場」という表現があるように、家庭には、幼少期から自立、そして親を見送り、子どもに支えられる、という時間をかけた濃密な物語が見出されます。
第4ハウス(室)は特に母親との関係性、または受容的な在り方、「受け取ることが学び」という内的な成長と変化を体験する段階(ハウス)です。
人生において、心が落ち着く場所、また家族との関係性は、母性という精神性に触れる感覚を与えてくれます。
第4ハウス(室)のドラゴンヘッドは、家族のために何ができるか、家族が施してくれることに意味を見出すことができるか、などの人生の根本に関わるテーマを示すのです。
第4ハウス(室)は家庭やプライベートな環境を意味しますので、自営業や家業を暗示しますし、家庭内で主張し、頼られる存在になることが求められることもあります。
第4ハウス(室)と月は、「母親」という役割を象徴しますが、性別に関わらず、物件としての家の切り盛りと、家庭内の調和をもたらす力を意識させられるでしょう。
第4ハウス(室)とICは、家や家系だけでなく、関わる人の深層心理までを含みますので、相続や土地の所有に関して揉めることが暗示されます。
第4ハウス(室)のドラゴンヘッドは、家庭状況と満たされた心によって、成長と発展が促されますので、自身のルーツと内面と向き合うことが大変重要です。
第4ハウス(室) × バーテックス
バーテックスは「世界(人生)との約束」であり、自分という存在に与えられた役割や性質を発揮する、というある種、「義務に対する誠実さ」を問う感受点です。
第4ハウス(室)のバーテックスは、「家族としての責任・義務」や「自分自身で心を保つこと」がテーマになります。
バーテックスはドラゴンヘッドと異なり、「必要に迫られる」という側面が強調されますので、時間をかけ、また対立や対話を通して、役割を果たすことになるでしょう。
第4ハウス(室)と月は、生まれる前から既に存在していた状況や価値観ですから、自我意識が働かず、親からの影響(価値観)をそのまま吸収させられます。
それに対してバーテックスは、自ら「納得して」、立場や役割を引き受けることになるため、躊躇いや反発心が起こることもあるでしょう。
第4ハウス(室)のバーテックスは、家族と関わること、家を心地良い場所にすること、そして自分自身の心を受け入れる意志が、人生を飛躍させます。
第4ハウス(室) × パート・オブ・フォーチュン
パート・オブ・フォーチュンは、自分自身と、他者・世界との豊かさの交差点、または幸運の鍵のようなものであり、可能性の在りかです。
第4ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、家庭と親の影響(存在)が良い影響であり、心の支えであることを象徴しています。
親からの愛情と躾を受け取り、親や家族に性格や言動の癖を認められる体験が、自信と安心感となるでしょう。
家が居心地が良過ぎて、家や親元から離れられないという側面がありますが、親から受けた愛情を糧に、自分自身で家庭を持とうとする時に、大きな転機が訪れます。
第4ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、家族からの物質的・実際的・精神的な援助を受けやすく、日常的に心が安定し、健全な感情表現をすることができるはずです。
誰もが家庭や親の影響を持っていますから、第4ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンに幸運の鍵を持つことは、他者にとって良い影響となります。
そして自身の家庭愛や自愛、母性の感覚を他者に与えることで、人生が豊かになるでしょう。
第4ハウス(室)は先祖や家系のルーツを表しますので、両親だけでなく、祖父母や親戚との関係性も良好で、可愛がられることが多いかもしれません。
毎日の神棚参りやお墓参り、お祝い事を通して、家族の絆を深めること、そして自分の気持ちを素直に共有することが、幸せと豊かさの鍵です。
【まとめ】第4ハウス(室)は心の支えと人生の結果を示す!
今回は、第4ハウス(室)について解説させていただきました。
第4ハウス(室)は、家庭や家族との関わり、プライベートな環境や条件、心の安らぎ、第1ハウス(室)の結果、そして晩年の暮らしを表すハウスです。
4という数字は、「安定」や「枠組み」を表します。
裏を返すと、安定や枠組みは、「限界」や「制約・制限」といえるでしょう。
ですから価値観や感情の癖、心に巣食うトラウマなどが、生き方や在り方に影響することは、驚くべきことではありません。
第4ハウス(室)は、シンプルに言えば「プライベートな時間・空間」ですが、広い視野で見ると、「心(精神性)を満たす環境」です。
貧しい心は、決して外的要因だけで作られるわけではなく、私たち自身の価値観によって生まれ、強化・固定されますので、「真に心を満たす環境は何か?」を問い続けることが重要になります。
心は、「物質性の受け皿」であると同時に、「精神世界への扉」です。
第4ハウス(室)は、心という両面性を休め、また育む場所ですから、自分の居場所を保つことや作ること、そして改善することは、一生を通して非常に重要といえます。
第4ハウス(室)の象徴の中に、「墓」や「晩年の暮らし」が挙がっていましたね。
これらたった2つの項目に、今回の講座で強調した「心を育むことの重要性」が詰まっています。
私たちは時間から逃げることができないように、自分自身(の心)からも逃げることはできません。
物質的な価値観では、親を選ぶことはできませんし、生まれてしまったからにはこの人生を、「今、この瞬間」を生き続けることが使命であり、宿命です。
第4ハウス(室)・ICは、ある意味、「心の私」を映し出し、心に詰まっているあらゆる要素を見せてくれるハウスといえるでしょう。
心は無限空間です。
過去の記憶と感情を遡っても、いっこうに心の奥底(天底)に辿り着きません。
それは確定した未来が無いからこそ、生きることを挑戦するように、私たちは感情を、そして心を認め続けていくことが、「自分を生きる」という偉大な運命です。
運命は、自らの意志で決めることができます。
その意志が生まれる場所が心ですから、心を育む時間と空間は本当に大切なのですね。
第4ハウス(室)は、あなたの日常的な感情と、人生を通して働き続ける心の在り様を見せてくれます。
意識の光を当てることで、まずは雑多な記憶と感情が浮かび上がり、整理しなければならなくなりますが、次第に内観と内省を深めることができるでしょう。
ホロスコープリーディングは、時間をかければかけるほど、多くの気づきとヒントを与えてくれますので、是非このまま講座を読み進めてくださいね!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、次回の「第5ハウス(室)」の講座でお会いしましょう!
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