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【小惑星別】ジュノーの徹底解説!特別性は自分の内面の中にある!

【小惑星別】ジュノーの徹底解説!特別性は自分の内面の中にある!

「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!

ホロスコープを読み解く上で、① 星座、② 天体、③ ハウスの3つは特に重要です。

占星術において、主要な天体はこれまで解説してきた10天体ですが、他にもホロスコープに関係がある星たちがあります。


それは「小惑星」です!


太陽系に存在する星たちは、小さな存在であろうと、それぞれの役割を果たすことで、太陽系全体のシステムに貢献しています。

小惑星とは、名前から予想がつく通り、規模や質量が小さな星のことです。


占星術で影響力を持つ考えられている小惑星はいくつかありますが、この講座では6つの小惑星をピックアップしました!

人生や時代を変えるほどの影響力が無いにしても、小惑星には特定のテーマや分野が割り当てられています。

10天体・星座・ハウスに小惑星を加えると、よりホロスコープを深く読み解くことができますので、10天体の解説の延長で解説させていただきます。


今回の講座は、小惑星の第3弾目となる「ジュノー」です。

どうぞ最後までお付き合いくださいね!

小惑星とは

小惑星とは、惑星と呼ぶには小さい天体を指し、別名、太陽系小天体とも呼ばれます。

小惑星が発見されたのは、天王星の発見後の1800年以降


また小惑星という言葉が使われ始めたのは、1853年で、海王星が発見された1846年の後です。

天体の種類を大まかに分けると、惑星、準惑星、小惑星の3つ。

天文学では、天体の質量や大きさ、軌道の周期などが確認されてはじめて、正式に登録され、小惑星番号がつけられます。


最初は火星と木星の間に、他の惑星が存在するかどうかの探索が行われていましたが、惑星よりも小さい天体が次々に見つかることで、惑星の定義が細かく決められました。


多くの小惑星は火星と木星の軌道の間に存在し、小惑星が集まる領域は小惑星帯と呼ばれています。


小惑星に登録されている天体の数は、32万を超え、仮登録されている天体を合わせると、約60万近い小惑星の軌道が確認されているようです。


面白いことに、イザナギやイザナミ、アマテラスといった、古事記に登場する神様の名前が登録されている小惑星もあります。

虫を発見すると、発見者が自由に名前をつけることができるそうですが、それは星も同じようで、認知度はさておきとして、世界的に認定されていることは事実です。


宇宙では、大きな天体が小さな天体を捕らえることで、それぞれの軌道が定まります。

小惑星は大きな惑星に捕らえられ、従わされている子分のような存在でしょうか。

占星術における小惑星

占星術では、どんな小惑星も取り入れているわけではありません。


その理由は3つあります。

  1. 10天体に比べて影響力が小さい
  2. 現実の体験に反映されにくく、心や精神の中で理解する必要がある
  3. 歴史が浅く、データが少ない


占星術を活用する人の中でも、小惑星を採用しない人もいます。


ですが占星術は科学と同じく、発展していくものですので、時代の流れとともに、小惑星が発見され、注目されることにも意味はあるはずです。


この講座では、天体と星座、ハウスの3つの主要ポイントを抑えた上で、より広く・深い視点を持っていただけるように、6つの小惑星に絞りました。


6つの小惑星は、①ケレス / セレス 、② パラス、③ ジュノー、④ベスタ 、⑤リリス 、⑥ カイロン / キロンで、発見された順番に解説させていただきます!

ジュノーの基本情報

占星術において、ジュノーは「四大小惑星」の1つです。


ジュノーは占星術において、あなたにとっての「重要な他者」との関係性の在り方や、あなた自身のリーダーシップに必要な要素を象徴します。


私たちが他者と関わる時、関係性の深さによって、互いに求めるものが違ってきますよね。

ジュノーが象徴する関係性とは、社会面とプライベートな面の両方に関わるだけでなく、人生の道筋そのものを変える、インパクトを持つ人との関係性。


それは「人生を供に歩む相手」であるパートナーです。

私たちは自分の人生にしか責任を持つことができませんが、「婚姻相手」や「契約の相手」には義務が伴います。


また長時間密接に関わることで、精神的なつながりを持ち、互いを受容し、人生を「共創」していくことになるのです。

ですからあなたが「パートナー」という特別な存在を、あなたの人生に迎えた瞬間から、人生は個人戦ではなくなります。


ジュノーは、唯一無二の存在となる他者との関係に、どのように向き合うかについてのヒントを与えてくれる天体です。


火星と木星の間に軌道を持つ小惑星は、「個人天体の世界」と「社会天体の世界」をつなぐ役割があるとされています。

小惑星・ジュノーは、「パートナーシップ」や「1体1の重要な関係性」、「リーダーシップ」における気づきを教えてくれる天体です。


私たちは最初、家族の元で育っている時、安心感を感じられるのは、家族内に固有の集合無意識やエネルギー場が出来上がっていて、家族間で共有しているからに他なりません。

ですから「密接な関係性」には、相性や価値観、人生の方向性などがマッチすることが必要不可欠です。


私たちは先祖からあらゆるDNAや能力を引き継いでいます。

ということは、先祖も他者との関係性を構築することによって、子孫繁栄を果たし、現在の私たちまで生命の連鎖が続いてきたのですね。


人とのつながりは「ご縁」といいますが、そのご縁との向き合い方を星が教えてくれるとしたら、あなたは知りたくありませんか?


占星術で結婚やパートナーシップの状況を見る時、まず見るべきは、火星 (男性性) と金星 (女性性) の2天体と、結婚を表す第7室 (ハウス) です。

特定の相手が既にいてもいなくても、太陽と月を含め、双方の生きる方向性や性格、魂が求める他者などを見ることができます。


ジュノーは、「どんな相手が運命の人」か、ということを教えてくれるのではなく、「自分の人生に表れる特別な人との関わり方」を暗示する天体です。


ホロスコープは暗示や象徴、気づきやヒント、メッセージを解読するもので、予言やお告げではありません。


それは逆に朗報なんです。

例えばあなたが占い師に、「運命の人はこの人です」と、出会う日や相手の詳細を断定されたとしましょう。

その占いは、当たっても当たらなくても、1つの可能性でしかありません。


ですが、あなたがその鑑定を真に受けてしまい、本当かどうかも分からない人に意識が向く間に、ご縁を逃してしまったとしたら、あなたはその占い師を責められるでしょうか?


占い師に限らず、家族や配偶者、親しい友人でさえ、あなたの人生の決定権を持っていません。

私たちにできることは、「自分自身を生きる」その1点のみです。


ではなぜ占星術を活用するのでしょうか?

それはあなたが自分の人生を、大宇宙から力を借りて、「最善の生き方を自分なりに模索するため」です。


10天体や星座、ハウスは、暗示や象徴という形で、私たちにメッセージを与えてくれますが、正確な答えは教えてくれません。

その理由は、私たちが日々あらゆる可能性から1つを選び続け、現実をどのようにも創造することが、人生の醍醐味だからです。


大宇宙の視点に立つ、なんてことはできないかもしれません。

ですが私たちの理解が及ばないほどに、大宇宙は壮大な計画を用意し、私たちの魂はその計画に同意しています。


あなたは大宇宙と魂の約束を、ホロスコープからどれくらい読み取ることができるでしょうか?

少しずつ占星術の理解を深めていきましょう。

前置きが長くなりましたが、ジュノーの解説をさせていただきます!


下記に、基本情報をまとめました。

  • ジュノーは、1,804年に発見された小惑星である
  • ジュノーは、火星と木星の間の軌道の小惑星帯に存在する
  • ジュノーは、ケレス / セレス・パラス・ベスタとともに惑星と考えられていた
  • ジュノーの自転周期は、約9時間
  • ジュノーの公転周期は、約4.6年
  • ジュノーは占星術において、四大小惑星の1つである
  • ジュノーは、「他者との特別な関係性」を表す天体である
  • ジュノーは、個人天体と社会天体をつなぐ天体である
  • ジュノーは、天秤座と蠍座に関連する
  • ジュノーは、人生において必要な結婚や婚姻関係、パートナーシップ、他者との狭く深い関係性の構築に重要なメッセージを伝える


私たちがあらゆる人とご縁を結ばれるのは、「働き」があってのことです。

ジュノーは、あなただけに向けた、またあなたに必要な「特別な人との向き合い方」を示してくれます。


私たちは1つの可能性を知ることによって、より意識が深くなり、人生に散りばめられたヒントを探し出そうとするものです。


あなたはホロスコープに示される、あなただけに分かるメッセージを紐解くことができます。

願望や夢、目標をどれだけ詳細に描いたとしても、そっくりそのまま再現出来ないことの方が多いかもしれません。


「大宇宙と魂の約束」は、紆余曲折の人生を用意したり、突然の出来事を与えたりと、私たちが想定できないものばかりです。

ただ私たちが自分自身と向き合う時、本当に必要な出来事や出会いは、思わぬ形で訪れます。


あなたがジュノーの導きにオープンになることで、人生の方向性に大きなインパクトの予兆を知ることができるでしょう。

そしてその予兆は、あなたが「特別な誰か」と人生を供に歩むための心の準備をさせてくれるのです。

パートナーシップによって得られるものと失われるもの

パートナーシップとは、公私ともに、「お互いに影響力を持つ」ということです。

影響力とは、経済や所有物の共有をはじめ、時間と労力の共有、精神とエネルギーの分かち合いなど多岐に渡ります。


婚姻や結婚、出産は、人生を大きく変えるイベントであり、「密度の濃い約束」といえるでしょう。

なぜなら私たちは、社会的・精神的に結ばれた相手と「共存関係」を築くことで、得るものと失うものを同時に与えられるからです。


得られるものとは、一体どのようなことがあるでしょうか?

社会的信頼、家系の存続、子孫繁栄、経済の安定、精神的なつながり、時間の共有など、沢山ありますね。


この世は二元性で成り立っていますから、光があれば陰りも生まれます。


失われるものは、個人の自由、選択の自由、時間の自由、場所の自由、身体の自由、精神の自由など、得られるもののほぼ正反対のものばかりですね。


独身とパートナーシップの大きな違いは、「責任」の幅が広くなり、互いを拘束する関係性が築かれることにあります。


先ほどパートナーシップや特別な人との関係性を、「人生を共創する相手」という風に表現しました。

かつては独立していたそれぞれの人生が、パートナーシップや契約によって交差し、同じ方向性を目指すことで、「補完関係」と「依存関係」の両方が成り立ちます。


これはネガティブな意味ではなく、実生活においての現状の変化をありのままお伝えしていますが、自由と不自由は背中合わせである、という捉え方をしてくださいね。


「得るもの」と「失うもの」は、実際のところ「プラスとマイナス」の関係ではありません。

独身の時の自由と、パートナーがいる時の自由は質が変わり、意識も環境もすべて変わってしまうものです。


私たちはまだ体験していない出来事に、善悪の判断や損得勘定をつけることはできません。

パートナーシップというものは、勢いや計画、初期衝動、現実逃避によって、人生の喜びが約束されるわけではないのです。


重要なことは、あなたが「特別な他者と、どのような人生を共創できるか?」という自問を繰り返すことでしょう。


あなたはどのような人生を送り、その人生に誰を招きたいのか。

それはあなたにしか分からない問いかけのはずです。

ホロスコープを活用して、あなたの内面を深く探っていきましょう。

他者だからこそ与えられ、受け取れる体験

私たちは、「特別な要素」を持つ人を大切にします。

家族という存在は、血を分け、先祖からの情報や能力を引き継いだ「共同体」と表現することができますよね。


ですが、ここで大事なポイントがあります。

それは「人生の時間を共有すること」です。

私たちの人生は、命そのものと言っても過言ではないでしょう。


時間と精神性には、「存在しているけれど、形が無い」という共通点があります。

形を伴わないけれど、普遍的に誰もが影響されるものは、私たちの心を掴んで放しません。

その代表的なものが、「特別な関係性」や「家族のようなつながり」です。


人によって「特別」の定義は異なるかもしれません。

その理由は、生まれ育った環境や常識となっている環境、これまで培われた価値観によって違いが生まれるからです。

幼少期の環境や待遇の影響は大変強いため、なかなか固定観念や固定概念は外れません。


ですが人によっては、そういった障害や制限がバネとなることもあるでしょう。


こういった価値観の変容もホロスコープに表されますので、十分にネイタルチャートを分析する必要がありますね。

私たちは特別な人と時間と共有することで、「与える体験」と「受け取る体験」の両方をすることになります。


与える・受け取ること、どちらかだけを体験することは、「共有」や「つながり」にはなりません。


むしろそれは「サービス」や「商売」のような、パワーバランスや偏りを生じてしまいますので、「性の働きを満たす」ことにはならないのです。


そこで私たちは、「契約」や「合意」を交わすことによって、社会(物理)的・精神的にも「特別性」を満たすことになります。


ジュノーはあなたに、「与える体験と受け取る体験を与え合う」に相応しい相手の性質を教えてくれるでしょう。


それは「価値観」や「こだわり」といった言葉だけで片づけることはできません。

「運命の人」という言葉は大変魅力的ですが、共存関係の相手とは、自然と苦楽を供にすることになるからです。


私たちは占星術を活用することによって、自分にとっての「特別な人」はもちろん、その人に与えられる自分とは一体どのような自分か、を知ることができます。

結婚やパートナーシップは、社会面とプライベートな側面が密接に関わり、あなたに「1人では生きていない環境」を与えることを忘れてはいけません。


私たちが自分を生きる時、それは「特別な人」のために生きることでもあります。

運命の人や配偶者、恋人が既にいてもいなくても、今自分の内面に向き合うことで、人生に更なる輝きをもたらし、それを相手にも分け与えることができるでしょう。


ジュノーはパートナーシップにおいて、「与える体験」と「受け取る体験」に関する欲求や価値観を通して、あなたに「性の働きの統合」を促します。

私たちがこの物質世界で生きている理由の1つが、「特別な他者」と性の働きを補い合うことで、自分自身と相手を満たし、世の中にエネルギーを生むことなのです。


もちろん結婚やパートナーシップを必要としない人生もあるでしょうし、順風満帆な関係性や長期間の時間の共有が実現しない場合もあるでしょう。

仮説や幻想はいくらでも並べることはできますが、私たちに必要なことは、「人生で実現したいこと」を自分自身で見つけることです。


どの天体の講座でもお伝えしていますが、「自分自身に素直であること」が人生を拓いていきます。

ジュノーはあなたに、「1人ではできないこと」や「誰かに求めたいこと」といった本心を教えてくれるでしょう。

それが分かることで、あなたは相応しい相手とのつながりやエネルギーを呼び寄せることができるのです。

「天体を使う」とはどういうこと?

占星術界ではよく、「天体のエネルギーを使う」という表現が出てきます。

もちろん物理的に天体の影響を使う、ということではありません。


ですから分かりやすい定義をお伝えしますね。

私たちは占星術を学ぶことによって、「天体の働き」を知ることができますね。


ですからあなたが天体の働きを知ることによって、あなたという小宇宙にある「意識」が作動し始めます。

「無知は罪」という言葉がありますが、少し表現を変えると、「知ることは力」となりますよね?

月と太陽の講座でお伝えしたように、私たちは意識の領域を広げることによって、現実(人生)を変えることができます。


あなたと大宇宙はつながっていますので、大宇宙の天体の働きを知り、ご自分の内面に天体の影響やエネルギーを見出すことによって、意識の光が強まるのです。

それは「苦手」や「未知」への挑戦であり、「安定」や「親しみ」から離れることを意味します。

結婚やパートナーシップに関する天体・星座・ハウス

私たちのホロスコープには、「特別な関係性」の在り方が表されています。


天体の働きでは、父性を表す太陽と母性を表す月、男性性の火星、女性性の金星、両性の天王星から性の働きの傾向や性質を見出すことができます。

月の世界で得た「母性愛」は、私たちの深層心理に根付き、月のエネルギーをベースにして、男性性と女性性を発揮していきます。


星座の物語でいえば、4番目の星座・蟹座では、「家」や「家庭」に関する感情や価値観を表し、7番目の星座・天秤座は、「一対一の関係性」を表します。


また8番目の星座・蠍座では、より一層深いつながりを、12番目の星座・魚座では、完全な調和に意識を向けるのです。


ハウスのテーマでいえば、第7室 (ハウス) と第8室 (ハウス) がパートナーシップに関する要素を教えてくれます。

離婚や再婚は第9室 (ハウス) に象意が表れるとされていますが、ここでは省略させていただきますね。


星座もハウスも、7番目以降になるほど社会性が強くなる、というところもポイントです。


そして小惑星では、パラスは性の働きの原理、セレスは生み育てる喜びや役割、ジュノーはパートナーシップや特別な関係性における個人的な要素を表します。

次の講座のテーマであるベスタも、その他の小惑星とともに、性の働きについて関連がありますが、意識は自分自身に向きますので、ベクトルが異なるといえるでしょう。


パートナーシップに関する星座やハウスに天体・小惑星があることで、パートナーシップや性の働きが読みやすいのは確か。


ですがホロスコープは「閉ざされた円環」と呼ばれるように、必ず人生に必要な象意が表されるようになっています。

天体・小惑星、星座、ハウスの数は限られていますので、必ずあなたの「特別性」を読み解くことができますので、安心してくださいね。

詳しい説明は、アスペクトやホロスコープリーディングの解説でお伝えしますので、お楽しみに!

【12星座別】ジュノーの意味

あなたのホロスコープでは、 ジュノーはどの星座にありますか?


天体と同じように、小惑星も必ずどこかの星座に位置し、小惑星のエネルギーや象意が星座を通して現れます。

先ほどもお伝えしたように、小惑星の影響力は、10天体よりも小さいと考えられていますが、ホロスコープの条件によっては、小惑星が強調されることもあるでしょう。


小惑星がどの星座にあり、10天体とのつながり方を知ることで、あなたはホロスコープをより深く読み解くことができます。

小惑星と星座の関係は、あなたの人生を通してどこかに必ず見つけることができるでしょう。


私たちは「なぜだか分からないこと」を明かしていくことで、自分を知り、自分像をより明確にすることができます。


それでは、ジュノーの星座の意味を見ていきましょう!

ジュノー × 牡羊座

牡羊座は「自我意識」や「自立」の星座です。

支配星を火星に持つことで、自らの言動は自分の意志によって行います。


そのためパートナーシップに求めることは、「主体性を尊重してもらうこと」です。

パートナーである相手にも自立心を持つことを自然に求めることで、「持ちつ持たれつの関係性」を求めるのが牡羊座・ジュノーの性質といえるでしょう。


「自分を投影する」という意味では、相手の主体性に感化されることで、自分自身を成長させたい、高めたいと思うのが牡羊座・ジュノーの向上心の表れといえます。


ですが主体性や自由を害されることで、牡羊座・ジュノーの輝きや情熱は打ち消されてしまいますので、対話を持って関係性を維持することが重要です。

「生き様」や「向こう見ずの精神」は、いつもいつも尊重されるとは限りません。


また真反対の性質を持つ相手を強く必要とする場合、より一層対話が必要になるでしょう。

牡羊座が持つ「純粋性」は、伝わる工夫をすることで、必ず伝わりますので、「特別な人」に対しては素直になることが本当に大事です。

ジュノー × 牡牛座

牡牛座は、物質や環境から「安心感」や「安定」を感じる星座です。

パートナーシップにおいては、経済力や社会的な立場、また頼りになる人柄や振る舞いが重要な要素になるでしょう。


幸せはお金では買えないことは事実ですが、また経済力があることで生活が潤うことも確かです。

私たちは日々の生活が困窮するほどに、精神が病んでしまうのが自然。

特に牡牛座は自身にも、パートナーにも、生きる術と生活を楽しく生きる方法を要求します。

「物質的な豊かさが精神的な豊かさをもたらす」というのが、牡牛座の意識です。


そのため地に足の着いた感覚や価値観が合わなければ、生活を供にはできない、と考えるでしょう。

ただ注意したいことは、心のつながりを軽視し、自分の満足や快楽に意識を向けず、またそれを相手にも助長させないことです。


「相互理解」や「補完関係」の関係性は、決して一方通行ではなく、また自分の価値観や感性を押し通すことでは成り立ちません。

信頼関係を築く上で、経済力や現実を生きる術は必須として、安心や安定だけに注力するのではなく、刺激や冒険をすることで、より絆が深まるでしょう。


牡牛座が最も成長する時は、自分自身が満たされた上で、相手を満たすことができる自分を実感する時です。

特別な相手にとって、その大らかで包容的な牡牛座・ジュノーの在り方は、癒しであり、励ましなのですから。

ジュノー × 双子座

双子座は、知性やコミュニケーション、情報を司る星座です。

そのため特別な相手とは、コミュニケーションが必要不可欠になります。


またフットワークが軽く、人脈を作ることが得意な双子座は、交友関係や社交性に口を出されることが大嫌いです。

双子座・ジュノーは、特別な相手に信頼を持ってもらった上で、のびのびと生活し、また報告や相談ができることを求めます。


パートナーや家族といえど、個人の人生や選択の自由を奪う資格はありません。

双子座は好奇心から動きますから、好奇心から冒険や成長ができないとなると、多大なストレスがかかります。


「あなただからこそ許してもらいたい」という願望は、誰にでも抱けるものではありませんよね。

双子座・ジュノーは、普段のコミュニケーションから、自分がどのように扱われているのかを敏感に察知します。


また相手にも比較的放任主義で、日々の変化を伝えてもらうことを求めるでしょう。

そのため会話と刺激が多く、風通しの良い関係性が、双子座・ジュノーが持つ「特別性」を満たします。


ただ一過性や気分で物事を進めたり、ずけずけと相手のプライバシーを侵害しないように注が必要です。

人にはそれぞれ許容範囲があり、時と場合によって受け入れられる言動が異なります。

主体性や社交性、多弁が仇にとなる時は、素直に謝ったり、いくらかの線引きを設けるなどして、関係性が悪化しないように工夫する必要があるでしょう。

ジュノー × 蟹座

蟹座は、「心の繋がり」を重視する星座です。

言い方を変えれば、「丁寧に扱われたい」や「特別な存在として扱われたい」ということになります。


元々身近な人や親しい人の感情に敏感な蟹座は、特別な相手に関しては、特にセンサーが鋭くなるでしょう。

言葉があってもなくても、相手の心を空気感で感じ取り、相手の人生や毎日から「除け者」にされることを嫌います。

嫌う、というよりも、恐れる、に近いかもしれません。


水星座はパートナーシップにおいて、最も感情により関係性が左右されます。


蟹座は「相手ありき」の価値観や生活を築きやすいため、その繊細さを肯定してくれる相手を強く求めるでしょう。

そのため繊細さを利用されることを最も嫌がりながら、相手のペースに合わせてしまう危うさがあるのが、蟹座・ジュノーでもあります。


心のつながりを大切にするからこそ、甘やかされたり、依存させないように立ち回ることができる人こそ、蟹座・ジュノーのベストパートナーといえるでしょう。

蟹座・ジュノーにとって、毎日が特別な人との時間の共有です。

日々の生活の中に幸せや安心感を感じるため、心が通い合うコミュニケーションが必要となるでしょう。


ただいつもいつも相手が余裕があるわけでしょうし、マンネリによって関係性が冷え込むこともありえますので、工夫や我慢も必要になります。

心のつながりを強くする秘訣は、一喜一憂しないことです。

ジュノー × 獅子座

獅子座は人生に、「刺激」や「楽しみ」を求める星座です。

そのため獅子座は、特別な関係性を築く相手には、一緒に感動や興奮を体験して欲しいと願うでしょう。


獅子座の支配星は太陽ですから、人生を楽しむことが、生命力を高める何よりの起爆剤になります。

「楽しさ」がもたらす規模や範囲は、自身の影響力や発信力によって異なりますが、獅子座は自分1人で楽しむことを意図しない星座です。

人がいればいるほど、喜びの輪は広がり、その中に自分がいることに誇りと充実感を味わうのが獅子座。


パートナーがリアルタイムで一緒に体験してくれたり、サポートしてくれたり、積極的に歩幅を合わせてくれたりすると、獅子座は相手を必死に守ろうとするでしょう。

獅子座・ジュノーにおいてパートナーシップの醍醐味は、「与え合うこと / 支え合うこと」です。


特別な存在であることを誇りに思うということは、自分自身と相手に対する最高の称賛である、と考えるのが獅子座。

ただ自己主張や自己表現、自己実現に対する意識が強すぎることで、パートナーとの足並みが揃わない時、見切り発車や独断専行で、関係性に溝ができないように工夫が必要です。

事後報告や伝達ミスは、最初は小さな綻びかもしれませんが、タイミングを逃すことで、短期的であれ長期的であれ、溝を作ることになります。


信頼できる相手だからこそ、「空気や雰囲気で分かる」や「許してもらえる」といった浅はかな希望は裏目に出てしまうことを忘れてはいけません。

獅子座は決して自分自身だけが注目され、褒められることを臨みません。

獅子座・ジュノーは、特別な相手に選んだ人を含めて、自分の存在を世に知らしめ、またその生き様を相手に望む、素直で律儀なところが魅力的といえるでしょう。

ジュノー × 乙女座

乙女座は、「完璧主義」や「パターン」、「ルール」や「ルーティン」を重んじる星座です。

そのため突拍子も無い、計画性の無い生活とは無縁の星座といえるでしょう。


それは自分自身の生活の環境はもちろんのこと、社会的な環境でも変わりません。

自分のペースを固めることで安心感を持ち、自分の義務と力量の届く範囲において責任を果たすのが乙女座なのです。


乙女座・ジュノーがパートナーシップに求めることは、規模や行動範囲、人脈が広くなったとしても、段取りや計画を一緒に進めることができること。

乙女座は「経過」に楽しみややり甲斐を感じるため、プロセスを一緒に体験してくれることが何よりの喜びであり、安心感になります。


ですから対話や計画、約束などを軽視する人とは、反りが合わないのはもちろんのこと、予め予防線を張り、ペースが乱されないように注意するでしょう。

パートナーシップに限らず、「慣れ」によって態度や振る舞いが変わることはよくあることです。


ですが乙女座・ジュノーは、時間・人生・個人的なスペースを共有する場合、自分にも相手にも一定のリズムを求めます。

それが行き過ぎると、束縛や規律というような不自由さになってしまうこともあるでしょう。


そういう意味では、特別な他人といえど、「譲歩」や「妥協」が必要になります。

それができてこそ、乙女座・ジュノーの日々は健やかで、相手との信頼関係をより良くすることができるのです。

ジュノー × 天秤座

天秤座は「平等」や「客観性」の星座です。

一対一の関係性やパートナーシップに最も強いエネルギーを注ぐのが、天秤座。


天秤座が指す「平等」や「客観性」は、パートナーシップにおいては「合意」や「承認」といった約束事によって果たされます。

始まり・経過・結果の流れに、一貫性を求めるのが天秤座といえるでしょう。


そのため自己表現をしてくれる人や対話ができる人、また相互理解に意欲的な人、天秤座・ジュノーが求めるパートナーといえるかもしれません。

天秤座は「正義」ではなく「釣り合い」を求めるため、「2人で決める」という動機から始まり、約束を更新し続けることが大切なのです。


それを最も端的に表した表現が、「ギブアンドテイク」です。


天秤座は7番目の星座であり、社会性に目覚めた星座。

天秤座は、個人のわがままで世の中は渡って行けないだけでなく、「与えることと受け取ることは周り回って同じ」ということを理解しているのです。

天秤座は人目を気にするだけでなく、「人が評価したくなるもの」を見つけることが上手で、またそれを提供することに充実感を感じます。


そのため天秤座が八方美人になり、他人にばかり合わ過ぎることがあるかもしれません。

その様子を見て、パートナーが批判的になることもあるでしょう。


ですがそこには思いやりがありますから、天秤座は「一方的に非難された」や「最も触れて欲しくない」といった意識になる必要はありません。

自己主張や客観性は表裏一体ですし、パートナーシップこそが、その補完関係を学ぶために最も意義がある関係性です。


自分自身の感性や姿勢を信頼するとともに、パートナーの「痛い指摘」を甘んじて受け入れることで、特別な関係性はより一層強くなることでしょう。

つまり天秤座・ジュノーは、見た目や表面上の評価に固執する人では、パートナーシップを築くことができない、ということになりますね。

ジュノー × 蠍座

蠍座は、「濃密さ」や「同化」、「秘密」といったキーワードが似合う星座です。

蠍座は12星座の中で、最も「特別な関係」についてエネルギーを注ぎ、またそのことを相手にも了承して欲しいと願います。


「恋愛体質」や「依存症」、「執着」といった在り方は、欲求が一方通行である時に見られるものです。

蠍座はミステリアスで、直感的に動き、表現が豊かで、色々な武器や表情を持っていますが、特別な人に対しては、貪欲に欲求を分かち合おうとします。


誰でも「パーソナルスペース」を持っていて、「自分だけの聖域」のようにプライバシーを守るものです。

ですが蠍座の場合は、心を許した相手には、すべてをさらけ出し、また理解してもらおうと、聖域に相手を招きます。


愛や思いやり、真心が動機であれば、相手を癒し、一体感を感じられるかもしれませんが、支配欲がベースになると話は別です。

蠍座は、精神的なつながりを求めるばかり、相手の意思を無視してしまうと、特別な関係性が歪んでしまうでしょう。


蠍座・ジュノーは、良い塩梅で、深いつながりと信頼関係を築き、2人だけの時空間を共有することを求め、またその特殊さに敵う相手を求めるのです。

蠍座は「線引き」や「選定」といったことに関しては、絶対的な目線や感性を持っていますので、大事なことは、「自分本位で破滅衝動から関係性を崩さないこと」に尽きます。

「0か100か」という極端な性質は、蠍座・ジュノーにとって諸刃の刃であり、時に特別性をより魅力的にさせるでしょう。


ですが視野を広く持ち、気長に構えることで、時間を共有し、与え・受け取り合う体験を長続きさせることができます。

相手を自由にし、自分を自由にできる関係性は、約束という契りです。

自由に紐づいた愛こそ、真の信頼関係だということを、パートナーとともに確信していくことが、蠍座にとっての愛の学びなのかもしれません。

ジュノー × 射手座

射手座は、「哲学」や「専門知識」、「神秘性」に通じる星座です。

そのため射手座は、パートナーとの対話に深みや奥行きを求めます。


射手座は、概念によって文明や文化が発展し、今日までの歴史が築かれたことを理解している星座。

時間を共有する相手に知性や教養があることは、射手座の人生と精神を満たす重要な部分となるでしょう。


木星をルーラーに持つ射手座は、刺激や冒険、成長を好む性質があり、特別な関係性においても「供に成長したい」という願望を持ちます。

私たちが特定の人との間で、深いつながりを実感する時に指針となるものは、「共有財産」といえるでしょう。

射手座の場合は、「知識」や「学問」、「哲学」といった知性や考察が、心や精神にどういった影響をもたらすか、という過程を味わうことが大切になります。


価値観や信念が似通っていることは、人生の方向性や将来性を供にする上で、大変重要です。

「特別な人と通じる知性」が、射手座を信頼関係を築くための原動力といえるかもしれません。


ですが外側にある概念や知識、哲学などに傾倒し過ぎることで、自分と相手の内面を認めることができなくなってしまうこともあります。

知識や概念があることで、「決めつけ」や「分類分け」が癖になり、「ありのままの姿」が見えなくなると関係性に歪みが生じることもあるでしょう。

小さなことに気づきや発見を見出すことは、人生と日々の生活を豊かにします。


ですから時に、手放しに、自然体で、特別な他者との時間を楽しむことも大切です。

思考を働かせるのを止めるように求められる時は、心を通わせることが必要な時なのかもしれません。

ジュノー × 山羊座

山羊座は、「長期的プラン」や「確実性」、「安定性」を象徴する星座です。

そのため山羊座を形容する時、必ずと言っていいほど「保守」や「頑固」という言葉がついてまわります。


パートナーシップにおいては、山羊座は「守る」ということにエネルギーを注ぎ、相手にはその姿勢を受け止めてもらうことを求めるでしょう。

山羊座はプライベートであろうと、社交の場であろうと、姿勢や在り方を貫き、隙がありません。


山羊座は表面上「堅苦しさ」や「融通の無さ」がありますが、それは内も外も守るためなのです。

この「堅実さ」を頼もしいと評価してくれる人が、山羊座・ジュノーにとってのパートナーといえるでしょう。


そんな山羊座・ジュノーは、胸の内を簡単に吐露することができない、という強みであり、弱みがあります。

簡単にブレてはいけないからこそ、パートナーだけに、自分の弱さや脆さを触れさせるのが山羊座の生き様。


だからこそ山羊座は、パートナーに「待つ時間」や「受け止めてくれる器」を求め、長い目で人生を供にすることを求めるでしょう。

山羊座は「頑固一徹」でありながら、「本音と建て前」を上手く活用することで、社会生活を営みながら、守るべき存在を守ります。


ですがそれは人によっては「当たり前」ではなかったり、いつもいつも飲み込めることでもないでしょう。

パートナーといえど、強要や強制といった強硬な態度を許容してもらえないでしょうし、対話や説明無しに同意が得られると考えては危険です。


理論や理性よりも、感情によって人は動くことを認め、相手の心に寄り添う姿勢が、山羊座・ジュノーの魅力を高め、より一層影響力をもたらします。

物質的な豊かさと精神的な豊かさは、「共存することができる」。

これは山羊座にとって試練であり、成長材料であり、そして理想といえるでしょう。

だからこそパートナーシップにおいて、日々のコミュニケーションや、小さな気づきや発見の共有はもちろんのこと、お互いの心の些細な変化を確かめ合うことが大事です。

ジュノー × 水瓶座

水瓶座は、「自由」や「理想」、「独創性」の星座です。

「天才性」や「独創性」は、奇抜さや単独行動、常識に囚われない破天荒さによって際立ちます。


水瓶座は行動原理は、「奇をてらう」という目的ではなく、「自然体の自分」を表現しているに過ぎません。

天王星にルーラーを持つ水瓶座は、誰もが独自の表現方法で生き、それを尊重し合うことを正義とします。


また水瓶座は、何事にも制約や制限を設けず、また求められることを嫌い、むしろ排除しようとするでしょう。

ですからパートナーシップにおいて、束縛と否定はご法度といえるかもしれません。


理性的で行動的な水瓶座は、自身の言動に理由を持っているため、パートナーにはきちんと説明することができますし、理解して欲しいという願望を持っています。

そういう意味では、放任主義で、且つ、受容性が高い人がパートナーに最適で、互いに負担が無いでしょう。


水瓶座は「話が通じないなら相手にしない」というスタンスで行動しつつ、目的や目標、志が同じ人とは熱く語り合い、行動的になる、というギャップがあります。

パートナーに表面的で、否定的、または的外れな評価をされると、水瓶座は激昂するかもしれません。

それは「型」にはめられる、常識に押し込めようとされる、という防衛的な反応といえるでしょう。


ですから被害妄想や衝動的になり過ぎないことが大切です。

パートナーとの関係性は、「互いに束縛しない」と「互いを最も大切にする」が両立させたい、というのが水瓶座の本音といえます。

外からは簡単に分からない「2人だけの関係性」こそ、水瓶座が執着や依存から解放され、人生を謳歌しようとする在り方かもしれません。

ジュノー × 魚座

魚座は、「受容性」や「連帯感」、「調和」を象徴する星座です。

魚座にとって相手を受け入れることは、自身の生き方に直結し、その生き方を実現させてくれる相手を深く思いやります。


だからといって魚座が、相手にも同じスタンスを求めるか、というとそうではありません。

性の働きでいえば、魚座は「女性性の極み」ともいえる包容力を発揮し、その包容力に身も心も委ねてくれることが、魚座にとっての成果といえるでしょう。

魚座は、境界線を曖昧にする海王星を支配星に持ち、感情が連帯することで、心を同化させ、精神的な調和を感じることに喜びを感じます。


社交の場で夢見心地である、ということではなく、人の心に敏感で、自然に人の心にアプローチする、ということです。

それが特別な相手となれば、「一心同体」という意識が働き、相手のあらゆる言動に理解を示そうとするでしょう。


ただ相手本位になり過ぎたり、主体性が希薄になることで、言動に「張り」がなくなることがあるかもしれません。

「張り」を別の言葉で言い換えると、「こだわり」や「信念」となります。


「なんでもOK」というスタンスは、見方によれば、「意志が無い」ということにもなりかねません。

魚座が相手を認め、励まし、慈しみ、労わるのであれば、魚座自体も自己主張し、行動によって意志を発することが大事です。

物質世界では、行動によって成果がもたらされますから、1ミリも行動を起こさないまま、「すべては調和する」という主張は成り立ちません。

パートナーシップにおいても、波あり変化ありで、刺激や違いを体験することで、お互いの特別性が人生に深みをもたらしてくれるでしょう。

ジュノーとハウス

ハウスについての解説は、ハウス別の講座で行いますが、軽くジュノーが入るハウスについても触れておきます。


10天体すべては、あなたの心・魂・意識の要素です。

ハウスは、あなたの人生や時間の流れ、成長段階のテーマを表します。


ジュノーが入るハウスに着目することで「特別な人との関係性」や「パートナーシップに求める要素」、「婚姻関係に必要な要素」などを知ることができるでしょう。


先ほどもお伝えしたように、結婚やパートナーシップは、蟹座・天秤座・蠍座、またそれらの支配星と、第7室(ハウス)と第8室 (ハウス)が重要になります。

10天体と小惑星は、星座とハウスを通して、あなたの人生で必要なパートナーシップや補完関係の要素を伝えてくれるのです。


ジュノーが「個人天体と社会天体の間にある小惑星」ですから、家と社会を出たり入ったりする私たちにとって、「橋渡し」的な存在といえるでしょう。

特別な人同士は、互いに求め合うものや、互いに克服すべきもの、互いに与え合い、受け取り合う体験をすることができます。


「相性」と「マッチング」という言葉は少し軽く聞こえますが、ピースが揃うという意味では、火星と金星とともに、ジュノーは「特別な相性」を見る際には重要です。

あなたが本来持っている「性の役割」は、「特別な他人」との関係性において満足感と抵抗感を得ることができます。


「陰と陽」「表裏一体」といわれるように、幸せや達成感、満足感や安心には、必ず正反対の体験も生まれるのが人生です。

ジュノーが第7室 (ハウス) や第8室 (ハウス) 以外に入ることで、パートナーシップや特別な人の性質や傾向を多角的に見ることができます。

ハウスに関する詳細は、後の講座で詳しく解説しますので、楽しみにしていてくださいね!

ジュノーが位置する星座の度数

ホロスコープは12分割して、12つの星座とハウスが配分されているということは、これまでの講座でお伝えしましたね。


また360度の円を12分割し、それぞれの星座には更に30度の部屋があり、あなたの冥王星が位置する度数によって、「あなたのジュノー」の特徴が分かります。


ちなみに1つの星座の度数は、0度~29.99度の間で、30度は次の星座の0度となります。


また1つの星座は、1~9度、10~19度、20~29度の3つの区分けで考えられます。

違う考え方として、5度毎にグループ分けをして、更に細分化する解説もあります。


物事は細分化することで、より深く、また明確に特徴を掴むことができますが、最初のうちは3グループに分けるところから始めてみましょう!

サビアンシンボル

サビアンシンボルとは、星座の度数の1つひとつに、意味やメッセージがあるというものです。


サビアンシンボルについては、また後の講座で解説していきますが、あなたのジュノーが位置する星座の度数をまずチェックしてください。


そして、ジュノーの度数に+1度足したサビアンシンボルのメッセージを読んだり、その度数のサビアンシンボルの解説の中からビビッと来た言葉や表現を選びましょう。


サビアンシンボルに限らず、天体が位置する度数の前後1度、合計3度を合わせて見ると「流れ」が掴みやすくなります。

サビアンシンボルは、度数自体に関するメッセージですから、あなたのジュノーと、ジュノーが位置する星座とハウスと絡めると、より多くの情報や閃きが沸いて来るはずです。


とはいえ、現代占星術ではホロスコープリーディングの際に活用されますから、10天体とともに、小惑星のサビアンシンボルもチェックしておいてくださいね!

性の働きは相手がいるからこそ統合する!

今回は小惑星のジュノーについて解説させていただきました。


結婚やパートナーシップは、社会的な生き物である私たちにとって、嫌でも意識させられますよね。


他人とその家族や家系とつながりを持つことは、遊びや恋愛の領域とは一線を画し、より現実的で実際的な目線と覚悟が必要になります。


「見た目」や「条件」という要素は、必ずしも内側にある性の働きを体現しているとは限りません。

私たちが社会で活躍する時には、「外の顔」という「癖」や「性質」が表面化します。


「外の顔」を下ろした時、他人にどのような扱いをされるか分かりませんから、仮面は必要悪や安全装置でもあるわけですね。


意識を扱って現実を創造する人間には、「性の働きの統合」という役割が与えられています。

この役割はただ単に寂しさや孤独を埋めるのではなく、本来的に備わっている性の働きを、完全な状態に至らせるためのプログラムといえるでしょう。


1つの細胞が分裂し、1人の人間が誕生した時、世界に性の働きのエネルギーが生まれ、その後支え合うパートナーを求めるのは、自然の摂理の1つなのです。


もちろん人生 (魂) の計画にパートナーシップを用意していない場合や、セクシュアリティの多様性もあるため、一辺倒なリーディングをすることはできません。


ただ確実なことは、私たちが「二元性の世界」に生き、「自分自身 (主体)」と「他者 (客体) 」を経験することが、この世では大変重要だということです。


主観や自意識だけでは、この世にある喜びを堪能することはできません。

私たちは常に、「自分以外の」存在や働きによって生かされています。


性の働きは、本能だけでなく、大宇宙とのつながりを物質次元で表現されたものです。


あなたはジュノーから、性の働きの表現方法を教えてもらうことができるでしょう。

幼少の頃からの価値観や、常識、外部からの情報をひとまず脇に置いて、あなたの内面にある「性の願い」を導き出してください。


あなたにはあなただけの人生があり、あなたを待っている人がいるでしょう。

それがどのような形で、どのような未来を作るのかは、その時のあなたにしか分かりません。


ですが予め「要素」や「性質」を知ることはできます。

太陽系10天体とともに、小惑星を知ることで、私たちは自分自身はもちろんのこと、大切な人と社会との関わり方を知ることができるのです。


宇宙も人間も、人生も何もかもが可能性に満ちています。

占星術を通して、是非あなたの意識を強めていってくださいね!


それでは、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次の小惑星別「ベスタ」の講座でお会いしましょう!

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