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【ハウス別】第11ハウス(室)を徹底解説!分かち合いが自由をもたらす!

【ハウス別】第11ハウス(室)を徹底解説!分かち合いが自由をもたらす!

初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!

復習になりますが、ホロスコープは、「特定の瞬間の宇宙の時空間」を切り取り、平面に描写したものです。

これを「魂のブループリント(青写真)」と読んだり、宇宙からのメッセージと受け取ることができます。

ホロスコープを読み解く上で重要となるものは、これまで解説してきました、惑星 / 小惑星・星座とハウスです。

 

今回の講座は、「第11ハウス(室)」です。


第11ハウス(室)は、「与える喜び」「分かち合い」「友愛」「同志との繋がり」を表します。

第10ハウス(室)では、「制約・制限に挑戦する体験」に挑戦することで、自己実現が果たされました。

「果たされた」という表現は、人生に対しての努力と価値観の結果が表れる、という意味であって、誰もが望む結果・成果を得られるわけではありません。

物質的な価値観を重視する人にとって、第10ハウス(室)は人生のピークと感じられるかもしれませんが、そうではない人も当然います。

第10ハウス(室)の講座で、「自業自得」という言葉を使いましたが、それは私たちが常に、自分の生き方と在り方の結果を認めなければならない、ということです。

さて、精神的な価値観を重視する人、または、社会性の頂点を経験しても満足のいく結果や評価が得られなかった人は、どんな思いを抱くでしょうか?


再び第10ハウス(室)の講座からの引用になりますが、「個人の限界」が、私たちに更なる可能性を見出させます。

その可能性というのが、第11ハウス(室)が象徴する「希望」です。

第10ハウス(室)は山羊座をナチュラルサインとし、土星の影響下にありますから、最も「集団性」や「固定化」の働きかけにさらされます。

どのようなことにも「飽き」がくるように、大衆性や人気は時が来れば、精神的な幸福度を満たしてはくれなくなるもの。

それが第11ハウス(室)の段階では、「1人では成し遂げられないこと」「喜びを分かち合うこと」「自立し合う者同士で支え合う・刺激し合うこと」に発展します。

天体・感受点と星座は、精神的な面が強いため、想像力や直感力を働かせることにより、納得感や実感が沸いてくるでしょう。

それに対してハウスは、物質的・現実的な側面が強調されるため、過去からの実際的な経験や環境が大きな判断材料になります。

第11ハウス(室)の象意が強いホロスコープを持つ人はきっと、新しい時代を創る活動を始め、直に仲間を集い、大きな希望を灯す役割を果たしていく存在の1人なのです。

それは「選民意識」や「支配欲」から生まれる願望・欲求ではなく、人生を生きる中で生まれる「切なる願い」や「純粋性」の結晶。

それを第11ハウス(室)では、「希望」と呼びます。

ホロスコープは、「360度の可能性(希望)」を表し、360通りの可能性は「度数」に表されます。

この可能性にさえ、二元性が働き、精神性(星座)と物質性(ハウス)に分けられ、それら2つの可能性の空間を、天体が動き、現実と内面に変化をもたらす、と考えられるでしょう。


第11ハウス(室)をシンプルにまとめるなら、必要最低限の社会的義務を果てした上で、自分と他者の理想と希望を合致させ、新しい価値観を創造すること、です。

それは単なる他者との傷の舐め合いではなく、れっきとした、社会的、且つ、創造的な活動であり、「他者との人生と時代の共創」といえます。

第11ハウス(室)は水瓶座・天王星の影響を受け、社会性が持つ「同調」や「依存」、「支配構造」からの脱却を体験させるハウスです。

第11ハウス(室)での学びと経験は、人生の後半により顕著になりますが、時代の流れとともに、ますます注目を浴びていくことでしょう。

ハウスは12の空間があり、次の12ハウスで、ハウス別講座は完成します。

この西洋占星術講座では、単体で学んでいただくよりも、全体を通して深い理解を得ていただけるように設計していますので、是非何度もご活用ください。

それでは、今回も最後までお付き合いくださいね!

希望の創造

第11ハウス(室)が象徴する「希望」とは、「意志と言動が一致した生き様」です。

ですから第11ハウス(室)では、何もせずに与えられたい、というような無責任な態度は「怠惰」であり、「依存」でしかない、という明確な線引きがされます。

第11ハウス(室)と水瓶座は、もちろん社会性を発揮しますが、社会的義務を果たすことが目的ではありません。

むしろ義務を果たしながら、その上に個人の意志を乗せる、という賢明な立ち回りと振る舞いによって、他者と社会に受け入れられようと努力するのが、第11ハウス(室)です。


第11ハウス(室)がもたらす学びは、損得勘定や打算ではなく、理想と希望、自由と夢を追究するために、他者を尊重することにあります。

第6ハウス(室)から発達してきた社会性は、制約・制限に従い、沿うことでした。

もし従わない場合は、罰則やペナルティ、信用・評判が下がるなど、個人と集団(社会)からダメージを受けることになります。

第11ハウス(室)での学びは、ルールに違反することなく、新しい価値観を創造することにありますから、わざわざ争いや災いを呼び寄せることは望みません。

ですが希望や理想は、同じことの繰り返しでは、変化が決して生まれることはありませんから、「人と違うこと」や「同調・集団的無意識から抜け出すこと」が重要になります。

そのため第11ハウス(室)は、「自立」ができた上で成し遂げられる、成熟した精神性の発達を発揮する段階といえるのです。


私たちが自由を欲する時、必ず制約・制限によって課せられる不自由さがあります。

自由と不自由は対極的ではありますが、どちらも私たちを活かすこともあれば、怠けさせることにもなるので、本来は善悪で区別をつけることができません。

第11ハウス(室)と水瓶座は、理性や論理を駆使する在り方を促しますので、ただ社会批判や政治批判をしても、現実は何も変わらないことを教えます。

希望の創造とは、現実を受け止め、社会をより善くするために行うものです。

それが個人的な幻想や哲学に走れば、カルト的な集団を作ることにもなれば、反社会的な活動を煽るようなコミュニティを生むことにもなるかもしれません。

第11ハウス(室)が象徴する希望を実現し、他者貢献に繋げるためには、個人が持つ意志や理想は、非現実的であってはいけないのです。

そして自分の希望を叶える目的は、「自分を含めた仲間のため」にあります。

この「私たちという意識」が、水瓶座的な思想であり、第10ハウス(室)で凝り固まり、封じられた可能性と希望を発掘するための源泉といえるでしょう。

私たちが歳を重ね、自分を満たすことができるようになり、他者に力を貸すことができるようになった後、何を望むでしょうか?

それは支配関係や上下関係が生む、対立からの脱却であり、「活かし合える関係性」を築くことです。

第11ハウス(室)は、現実的な変化を起こすだけでなく、精神で繋がり合える仲間・同志との繋がりを重要視します。

私たちの身体が先祖からの継承であるように、この物質世界は、今も昔も、そしてこれからも「私たち」が生きる世界です。

そういった精神に至るためには、やはり現実を受け入れ、あらゆる人生の問題を俯瞰した上で、希望を諦めないことが必要になります。

ですからどうか、ご自分の純粋な希望を捨てないでください。

希望が叶うことに、早いも遅いも、誰がするかどうかは関係ありません。

むしろ希望の存在に気づき、行動を起こすか、それとも眠らせるかの選択がの方が重大です。

この西洋占星術のテーマである、「自分を認めること」は、第11ハウス(室)や水瓶座が象徴する、「私たちを認めること」に紐づけることができます。

私たちの細胞が日々生まれ変わっているように、希望を少しずつ明確にしていくだけで、私たちは人生を豊かにできるということを、この講座ではお伝えしたいのです。

第11ハウス(室)とは

第11ハウス(室)の定義は、「共通項を繋げること」です。

第11ハウス(室)では、第10ハウス(室)で達成されなかった理想や、個人的な豊かさの独占の限界に気づく段階ともいえます。

「人生は一生学びである」という言葉があるように、私たちは1つ学んでは、また新たな学びを得て発展していくものです。

第11ハウス(室)に至った際、私たちの意識には「分別のある調和」が生まれます。

なぜ「分別」という言葉が乗っかるのかといいますと、「調和的な関係性」が築かれるためには、自立心と尊重の精神が必要だからに他なりません。

またこの調和は、最初、大規模的・大衆的ではなく、小さな波紋から生まれることが多いです。

その理由は、人が集まれば集まるほど、異なった意識が集まるほどに、対立や摩擦が置きやすいため、「より近しい価値観や意識」が重要であるからに他なりません。

そのため第11ハウス(室)と水瓶座は、「志を供にすること」ができる人との関係性を重視するのです。

その心は、「これ以上の支配や依存を望まないから」、の一点に付きます。

ただこれは、競争や異なった価値観を否定するものではありません。

支配的な価値観と多様的な価値観の大きな違いは、トップダウンであるか、横並びであるか、です。

昔も今も、変わらず人の価値観は多様であるのに対して、社会構造はまだまだ未熟で、一方通行の意識と価値観によってでしか、成り立つことができません。

それが水瓶座が天王星の力を借りて、時代に降ろす「変革の意識」です。

人類の歴史は、約500万年を持つといわれていますが、意識的な社会の歴史はそれほど長くはありません。

第10ハウス(室)で、人の一生の大きな影響は、土星から天王星に移り変わろうとしている、ということをお伝えしました。

これは単に「風の時代の到来」を強調したいわけではなく、物質性の完成を体験しても尚、同じ方向性を続けたまま、物質世界の発展・繁栄は望むことはできない、ということです。


春分点が魚座から水瓶座に移った、約20年前の2000年に、「精神性の到来」は徐々に始まっていました。

ですが「物質化」や「現実化」、そして「普及」には、相当の時間が必要となります。

私たちは、固定化された社会が解体し、新しい社会が再構築されることを、ただ黙って見守ることはできません。

なぜなら、私たち1人ひとりが、「自分を認めること」と「他者を認めること」ができなければ、個人の集合体である社会が変わることがない、ということです。

そういう意味では、人類の歴史は指数関数的に発展する時もあれば、停滞・逆行する時代があって当然なのかもしれません。

ただ「グレート・ミューテーション」を伴ったグレート・コンジャンクションは、時代が後戻りをしないことを明確に告げていることは確かです。

第11ハウス(室)を読み解くことは、時代的・世代的に自分の人生を捉えることのヒントになるだけでなく、他者と喜びを分かち合う大きな指針になるでしょう。

それは「私たちの意識」を育て、自分の理想が他者の希望になり、同時多発的に希望の光が輝くことで、多様な社会と時代が花開いていきます。

ですから私たちは、社会的な経験を糧として、個人の理想を追求し、他者と「意志(主体性)」で繋がることが、人生の大きなテーマといえるのでしょう。

それが「点と点を繋ぐこと」であり、「共通項を見出すこと」でもあり、この意識の繋がりと発展こそが、私たちが大宇宙と繋がっていることの証。

なぜなら大宇宙の活動は、調和と混沌(カオス)によって成り立っていて、私たちの意識と相似形だからです。

「類は友を呼ぶ」という言葉は、「主体性を持った者同志の集い」という風に解釈することもできます。

だからこそ私たちはまず、自分の人生を主体的に生きて、他者と繋がることで、全体性を成り立たせる意志を発する必要があるのですね。

第11ハウス(室)のポイント

以下に、第11ハウス(室)のポイントをまとめました。

  • 第11ハウス(室)は、友愛、大志、希望、可能性、コミュニティを表す
  • 第11ハウス(室)は、他者との喜びの分かち合いを促す
  • 第11ハウス(室)は、自立と相互扶助、時代の共創を促すハウスである
  • 第11ハウス(室)は、サクシデントのハウスである
  • 第11ハウス(室)は、第8ハウス(室)の結果のハウスである
  • 第11ハウス(室)の星座は、与えられる影響に対する態度や姿勢、取り組み方を示す
  • 第11ハウス(室)の星座は、その支配星(カスプルーラー)が位置する、星座とハウスと「間接的」に流れを持つ
  • 第11ハウス(室)は、理想と志を発し、同じ価値観を共有する仲間・同志と「発展的な現実を実現すること」を学ばせるハウスである

第11ハウス(室)が象徴するもので、共通することは、「主体性の追求と他者貢献を両立すること」です。

第10ハウス(室)で獲得された、社会的な地位や実績を活かし、個人的な理想を追求することが、第11ハウス(室)では可能になります。

なぜなら第10ハウス(室)で発揮される主体性は、ライフワークのみに限定されず、他者への気づきに発展することを考えると、理想は共有される可能性を秘めているからです。

また「太陽の獲得」に関しても、より自分自身を肯定することができれば、多様な価値観にも柔軟に対応することができます。

そして第11ハウス(室)は、他者と繋がり、インターネットを駆使し、「コミュニティの形成」も促すでしょう。

これは天王星がテクノロジーと自立、新しい仕組み(枠組み)の創造を促すからです。

そのため第11ハウス(室)では、まず自立し、理想や意志を明確にした者が立ち上がり、感化され、賛同する人が集まる、という流れを体験させます。

「自分自身を認めること」は、他者比較を否定するものではありません。

「無いものねだり」をしたり、偶像化や幻想化によって、自分自身を見失わないために、他者を過剰評価すべきではない、ということが大切です。

これは自分自身を過小評価・過大評価しない、という自制心にも共通しますので、「普遍的な視点」と「多様な価値観」の両立が、自己と他者を調和させることになります。

第11ハウス(室)の学びは、終わりの無い発展への挑戦といえるかもしれません。

なぜならこれまでの歴史を踏まえ、新しい創造を行う際には、現在を否定せず、かといって、未来を過度に楽観視しないためには、内省と内観、客観視が必要不可欠だからです。

第11ハウス(室)は、理想や意志の実現のための反抗心を促します。

これは明確な理由・動機を持ち、且つ、社会的なルールに則った方法・手段で実行されなければなりません。

ですから「反抗」という言葉の定義は、「必要悪」や「反社会的」ではなく、「正当な訴え」として捉えるべきです。

第11ハウス(室)と水瓶座は、奇抜な発想や新しい価値観、個性の尊重をテーマとしているため、認知や評価までに時間がかかります。

それを見越して、理想を追求し、希望を絶やさず、個性と社会性の両方を見失わない意志が、他者との喜びの分かち合いを実現するのです。

第11ハウス(室)が象徴するもの

第11ハウス(室)が象徴するものを、以下にまとめました。

  • 改革
  • 自立
  • 論理
  • 新しい枠組み・仕組み
  • 解放
  • 理想の追求
  • 可能性の追求
  • 反抗
  • 反骨精神
  • 新世界の創造のための分離・解体
  • 個人主義
  • 自立したもの同士の繋がり
  • 横の繋がり
  • 希望
  • 自由
  • 他者へのサポート
  • サポーター
  • ファン活動
  • コミュニティ
  • 大志・明確な意志
  • 明確な動機
  • 楽観と静観
  • 他者の施しを受け入れる
  • 恩恵・愛を受け取る
  • 将来・未来のビジョン
  • 友情
  • 友愛
  • 非営利団体・NPO法人
  • 博愛精神
  • 隣人愛
  • 多様性
  • 柔軟性と論理性の両立
  • 行動力と道徳・倫理観
  • 個性の尊重
  • 他者への尊重
  • 支配を許さない
  • 集団で共有する喜び
  • 自立と相互補助
  • 公平性

第11ハウス(室)を読み解く要素

第11ハウス(室)を読み解く際に重要な項目を、以下にまとめました。

  1. 第11ハウス(室)の星座
  2. 第11ハウス(室)の星座の支配星(カスプルーラー)の状況 
  3. 第11ハウス(室)の(星座の)度数
  4. 第11ハウス(室)の(星座の)サビアンシンボル
  5. 第11ハウス(室)に入る天体・感受点
  6. 第11ハウス(室)に入る天体・感受点とその他の天体・感受点のアスペクト
  7. 第11ハウス(室)のナチュラルハウスである水瓶座の状況
  8. 天王星の状況

第11ハウス(室)は、第10ハウス(室)の発展の段階であり、「山羊座と土星の影響からの脱却」を経験させます。

そのため個性の尊重や多様な価値観への理解は、山羊座と土星の影響とセットに考えると理解が深まるでしょう。

ですから第11ハウス(室)を読み解く際は、天王星の状況に注目してください。

物質世界での経験は、まずは太陽と月に注目し、土星からの学びをもって完成をします。

土星からの要求とプレッシャーに応えることで、トランスサタニアンの影響を受け止める器が養われる、という風に捉えてみましょう。

ハウスに支配星は存在しない

太陽系10天体は、それぞれ支配する星座がありますが、ハウスに対してはどうか?という疑問はありませんか?

結論から言いますと、天体はハウスを支配しません。

その理由は、星座が精神性(在り方)を、ハウスが物質性(生き方)を役割として与えられていて、天体は精神性を表す星座にのみ、直接的な支配を及ぼすからです。

後の講座で、「品格(ディグニティ)」について解説しますが、天体と星座の関係性と、天体とハウスの関係性はイコールにはなりません。

一般的な間違いとして、太陽系10天体は、それぞれ居心地の良いハウスがあり、それが天体がハウスに対する支配、と解釈されることが要因といわれています。

「誤訳」と「解釈の間違い」が相まって、占星術の本質が歪むということもあり得るでしょう。

ですがこの西洋占星術講座は、伝統(古典)占星術にこだわり、現代占星術を否定する、というスタンスではなく、占星術の正当な流れだけをお伝えしていきます。

天体が強い影響力を持つことは確かですが、天体はハウスを支配しない、ということだけをお伝えさせていただきますね。

ただ天体と星座の支配関係は揺るぎませんので、今後のリーディングのためにも、以下の関係性は徐々に覚えていってください。

【ハウスとナチュラルサイン】

  1. ハウス(室)のナチュラルサイン = 牡羊座:支配星 = 火星
  2. ハウス(室)のナチュラルサイン = 牡牛座:支配星 = 金星
  3. ハウス(室)のナチュラルサイン = 双子座:支配星 = 水星
  4. ハウス(室)のナチュラルサイン = 蟹 座:支配星 =
  5. ハウス(室)のナチュラルサイン = 獅子座:支配星 = 太陽
  6. ハウス(室)のナチュラルサイン = 乙女座:支配星 = 水星
  7. ハウス(室)のナチュラルサイン = 天秤座:支配星 = 金星
  8. ハウス(室)のナチュラルサイン = 蠍 座:支配星 = 冥王星
  9. ハウス(室)のナチュラルサイン = 射手座:支配星 = 木星
  10. 10ハウス(室)のナチュラルサイン = 山羊座:支配星 = 土星
  11. 11ハウス(室)のナチュラルサイン = 水瓶座:支配星 = 天王星
  12. 12ハウス(室)のナチュラルサイン = 魚 座:支配星 = 海王星

健全な依存とは

人間心理における、自己顕示欲や承認欲求は、アーキタイプ(原型)のまま放置すれば、ただの「欲しがり」や「わがまま」です。

それと同様に、意欲的な「依存」は、相手に過度の負担を与えるばかりか、自身の主体性を失ってしまいます。

第11ハウス(室)が象徴する「喜びの分かち合い」や「志の共有」は、相互扶助の関係性の上に成り立ちますから、パワーゲームとは無縁です。

ですが構造として、人が集まる場所が「依存先」であることには変わりがありません

第11ハウス(室)と水瓶座は、良い意味で、他者に干渉されることを遠慮する意識を持ちます。

ですから「健全な依存先」として、意識の共有の場を持つ意識が重要です

今回の講座では、第11ハウス(室)で実現するコミュニティや人の集まりは、自立した者同士から始まる、とお伝えしています。

誰もが同じ価値観や生活スタイルを持つ必要はありませんが、ベースとなる意識は、「供に発展すること」です。

また第11ハウス(室)が「他者からの愛情を受け入れること」が学びであるなら、その愛情を差し出す相手に依存することは、「ルール違反」といえます。

第11ハウス(室)における「理想の実現」のためには、過去の教育や労働の場面で要求された、価値観から脱却する必要があるのですね。

なぜなら真の自立とは、与えられることに応える能力の継続ではなく、自らの意志で居場所や役割を生む、創造的・主体的な在り方だからです。

第11ハウス(室)のナチュラルサインは水瓶座ですから、理性をいかに柔軟に使い、大事な場面では意志を貫く意識が求められます。

「思考停止」や「指示待ち」という言葉があるように、私たちは無意識に、「リーダーの意見」や「権威のある人の意向」を気にしたり、期待してしまったりするものです。

こういった無意識の状態は、自我形成が完成するまでに刷り込まれた価値観や、逃げ場や立場の無い状況で強いられた概念によって根付いてしまったもの。

だからこそ第11ハウス(室)では、事実として、いかに自分自身が受け身・無知であるか、創造性や個性が発揮できていなかったか、を認めることが必要となります。

これはある意味、「意識の再教育」「意識の再構築」といえるかもしれません。

自分自身の望み、理想、夢、目標、可能性、能力、才能を再び掘り返し、明確にしたところで、表に出し、フィードバックをもらう。

こういった一連の流れを、社会性を身につけ、他者や社会の影響や圧力を受けながら再確認することで、改めて自分の中にある可能性(希望)に火が灯ります。

この火は、ぽっと出の火種ではなく、「源泉から沸き起こる情熱」であり、「磨かれた純粋な願望」です。

この磨かれた純粋性を見出した人は、むやみやたらに、他者に幻想や過度の期待を抱いたり、大切な決断を任せようとは思わないでしょう。

人が集まれば、それだけマンパワーは高まりますが、結束力を高めるためには、牽制し合うような、健全な振る舞いやマナーが必要になります。

ですから希望に集う場所では、「弁(わきま)える」という意識が、自分自身と他者を守り、互いを活かすことを促すはずです。

趣味や生き甲斐、ライフワーク、習い事、スポーツ、芸術など、時間やお金、労力、エネルギーを注ぐ事柄は、すべて依存先になります。

そういった大切な時間と空間、そして他者との関係性を依存先とするならば、清々しさや淡泊さが必要になるでしょう。

第11ハウス(室)・水瓶座は、精神性を高めるために、具体的・現実的な行動を起こし、過程(プロセス)を吟味する段階です。

常に感情的・感傷的になり、一喜一憂して、可能性を無下にしたり、他者に責任を押し付けるような面倒事は、互いに控えるべきといえます。

こういった「健全さ」「謙虚さ」をもって、理想と希望は温められ、仲間との信頼は維持・発展していくのです。

思い込み(価値観)の変容と未来性

第11ハウス(室)は、第8ハウス(室)の結果のハウスです。

一般的に「常識」と捉えられている価値観は、「平均値」であり、その正体は、「一般性」や「社会性」という括り・枠組みの中にある「思い込み」です。

心理学では、価値観(思い込み)は「信念」である、と定義されています。

「思い込み=価値観」という方程式にあまり馴染みが無い場合、思い込みは「勝手な妄想」という風な位置づけをされているかもしれません。

ですが私たちの思考(概念)や感情(観念)は、結局のところ、自分以外の他者からの影響に基づいています。

また私たちの意識に根付いている概念や観念は、社会性を取り除けば、個人的な経験に基づく反射的・衝動的な反応、という風に割り切ることもできるでしょう。

第11ハウス(室)に至るまで、私たちは多くの価値観(思い込み)や概念、観念に晒されることで、自分の信念を封じ込めなければならない経験を重ねます。

これは「自然な成り行き」といってしまうと味気無いのですが、物事には順序があり、成されるべきタイミングがあるものです。

第11ハウス(室)で促される「意識の変革」は、第8ハウス(室)で経験した、「逃れられない状況」からの、ようやくの解放を意味しています。

第11ハウス(室)が「理想の追求」や「希望の実現」がテーマとなっているのは、物質的な頂点を経てこそ訪れる、個人の幸福の実現が可能になるからです。

次の成長段階である第12ハウス(室)では、精神性の極みと現世的な執着の脱却がテーマとなりますが、その前に、個人の幸福が実現される必要があります。

ですから第11ハウス(室)の段階に至るまで、私たちは本来的な自由を体験することができない、ということになりますね。

この「本来的な自由」とは、押し付けられた価値観(思い込み)を自覚し、また、他者の中にある概念や観念を尊重する在り方、という風に捉えると自然、且つ、健全です。

私たちは「自己認識」を完全に捨て去ることはできませんし、他者の意識を乗っ取ることもできません。

それならば、自分自身の中で「支配の影響」を認識し、可能性や希望を阻害する原因を見つけ、軌道修正を図る方が、実に建設的で、手っ取り早いといえるでしょう。

第8ハウス(室)での変容の経験は、周囲からの要求が原因でしたが、今度は主体的に変容を起こす、というのが第11ハウス(室)の学びであり、「未来性」といえます。

未来性とは、可能性であり、創造性を向けるべき方向性であり、そして他者と喜びを分かち合い、互いを支え合う関係性を促す、「未来に予祝する原因」なのです。

ですから、私たちが常に感じてきた不自由さや窮屈さの根本原因は、「オリジナルではない価値観(思い込み)」である、という認識と気づきが、私たちに本当の自由を見出させます。

「この時のために生きて来た」という感覚は、必要悪や試練を受け入れ、克服した後に訪れる、「人生の手応え」であり、「太陽の獲得」の実感です。

第11ハウス(室)が友人・友愛のハウス(室)である真意は、この実感を認め合う仲間の存在が、個人の自由の証言・目撃となるからに他なりません。

「人生は長いようで短い」といわれますが、私たちは本来、「今、この瞬間」に意識を合わることができている時は自由を味わっています。

価値観(思い込み)からの卒業を実感し、自由の感覚を、大切な他者と分かち合うことこそが、第11ハウス(室)の学びなのです。

第11ハウス(室)のテーマ

第11ハウス(室)のテーマは、「希望・理想の実現」です。

第11ハウス(室)は、「キレイゴト」や「八方美人」を目指すのではなく、社会的・理性的な見地に基づいて、自分の世界観・価値観を確立することを学びとします。

そのためある人には好かれ、ある人には批判される、という現実がより明確になるかもしれません。

ただこれは人間心理として、「目につく対象」に対する、本能的・反射的な反応ですので、理解を示すことなく、同じ土俵に立たない者への過度の配慮は不要です。

そういう意味では、個人の希望と理想は、社会や集団、見知らぬ他者からのプレッシャーや圧力に屈しないことが、裏のテーマともいえます。

この「対立構造」は、二元性の原理として、1つの要素が生まれた際、陰と陽の関係性のように、反発・反作用としての要素も同時に生まれることと同じです。

ですが第11ハウス(室)では、対立構造に自ら呑まれていくのではなく、毅然な態度を貫き、希望を絶やさずに、理想を実現しようとする意志を発揮することが大切になります。

だからこそ、肯定的な自己主観と、信頼できる他者の存在が大変重要です。

また第11ハウス(室)は、主体的に生きることが、望む現実を創造することを他者と社会に示す精神性を養います。

自分の意志で「与えられる立場」を選ぶ際には、他者や社会に従えばいいのですが、もし不満があるのであれば、自分自身の意志を明確にしなければなりません。

その際には、第11ハウス(室)の象意である、「他者からの援助・施し」を有り難く受け入れることが大切になるでしょう。

なぜなら第11ハウス(室)の精神性は、友愛であり、相互扶助であり、「お互い様」だからです。

恩は、原因や動機のように、新たな可能性の下火になります。

そして他者との繋がりは、必ず「始まり」がありますので、他者から受けた恩恵を次の始まりに繋げ、「喜びを分かち合う」ために、自分の現状を見極めることが非常に大事です。

以下に、第11ハウス(室)のテーマうち、特に強調され、自覚されるべき要素を以下にまとめました。

  • 願望を実現しようとする意志
  • 純粋性を現実化する意志
  • 精神性を高めるために社会性を活用する柔軟性
  • 他者の愛を受け取る勇気
  • 自分の個性を肯定し、発信する勇気
  • 行動によって意志を示し、他者からのフィードバックを受け入れる器量
  • 仲間意識
  • 多様性と客観性を養うこと
  • 原点・可能性・希望を見失わないこと
  • 喜び・愛・楽しみを動機(ベース)とすること

私たちの誰も、誰かの「代わり」になることができないと同時に、他者に自分の理想の実現を代行してもらうべきではありません。

第11ハウス(室)が象徴する「相互扶助」とは、自立心と相互理解によって成り立ちますので、自己主張と寛容性が大切です。

心理学では、支持や理解を得るためには、必ず明確なベネフィット(利益)を提示すべきである、いわれています。

第11ハウス(室は、第10ハウス(室)からの発展の段階ですので、社会的・物質的なルールに乗っ取り、更なる可能性を模索する段階です。

だからこそ、理想と自由の実現には、他者貢献の要素が無ければ成立しません。

第11ハウス(室)には、非営利団体やNPO法人などの要素がありますが、必ず経済活動と向き合う必要があります。

それと同じように、コミュニティや団体を興すとしても、個人個人が自立心を持ち、持ちつ持たれつの状態を目指し、継続する必要があるのです。

そのためには、「明確さ」と「懐の深さ」が必要になります。

他者を疑うことは簡単ですし、誰でも失敗を犯し、必ず誰かの助けを得ることで、人生が成り立っているものです。

インドには、「人に迷惑をかけて生きているのだから、人を許しなさい」という教えがあります。

日本にも「和を以て貴しとなす」という諺がありますから、いかに「違い」や「間違い」に対して、寛容性が大切かが分かりますね。

「和」とは、見て見ぬふりをするのではなく、しっかりと内面と向き合うとともに、他者に対して素直になることで成り立ちます。

これはホロスコープが360度の可能性があり、円環を結んでいる形が「輪」であることとも共通していますね。

「和を以て貴しとなす」とは、議論を深めつつ、互いの意見を尊重しながら、大事な決断を一緒に決める、という信頼で成り立っている関係性を象徴しています。

ですからこの諺は決して、「長い物には巻かれろ」や「協調性を大切にする」といったことを訴えているのではないのです。

第11ハウス(室)が私たちに教えることは、つまるところ、「主体性と寛容性の両立」といえるでしょう。

私たちの意識は、体験したものしか再現することができません。

私たちが他者に与えられる優しさや愛情もまた、受け入れた経験がベースになります。

ですから他者のお世話になることは、決して恥ずかしいことではありません。

むしろ他者の真心に触れることは、可能性や希望を強めることになるはずです。

人に迷惑をかけることが決して恥ではなく、人にお世話になることで、いかに自分が活かされていることに気づくこと。

それは「人生には失敗など無い」という言葉を想起させますね。

もしかしたらあなたの希望は、誰かの絶望になるかもしれませんが、あなたが誰かの絶望を肩代わりする必要はありません。

あなたがあなたの希望を実現することで、その当時、その人にはできなかった分、あなたは他者と世界に貢献していく視点が重要です。

第11ハウス(室)は、目先の利益や損得勘定、一喜一憂することで意志を失わないことが大切である、と伝えているのです。

第11ハウス(室)と第5ハウス(室)が示すもの

ハウスシステムの講座で、ポラリティについて解説しました。

ハウスシステムにおけるポラリティとは、「それぞれ対向のハウスが共通のテーマを持つ」ということです。

第11ハウス(室)と第5ハウス(室)はともに、「受け取ること」「与えること」をテーマに掲げています。


先ほどから「迷惑をかけること」や「相互扶助」という言葉を出していますが、これは「愛と喜び、感謝のエネルギーの循環が人を支えている」からです。

第5ハウス(室)は、「自分自身を喜ばせること」がテーマである理由は、どんな場面で自分の能力や才能が活かされるか、を知るためでもあります。

単純に肉体と精神を満たすことも、私たちが生きる上での責任です。

対して第11ハウス(室)は、「お互いに与え合う関係性」の実現を目指し、「他者から愛情を受け取る経験」が重要になります。

私たちの人生は、必ず先人や先祖から継承された現実であり、他者との協力関係によって成り立っている、ということは、誰も否定することができません。

「過去にはできなかった恩返し」を実現させるのが、第11ハウス(室)と考えると、個人が持つ可能性や理想は、決して簡単に失われるものではない、ということが分かります。

第11ハウス(室)が「愛や恩を受け取ること」を学びとしているのは、他者からの真心を受け入れることを、自分自身に許す必要があるからです。

第11ハウス(室)の段階に至ることで、私たちは不必要な「対立」や「分離」を卒業して、「和」の関係性を築く重要性に気づくことになります。

それは決して、誰かから与えられるものではなく、私たち自身が創っていく現実です。

その現実(未来)をイメージするためには、やはり「愛を受け取る経験」をする必要があるのですね。

そしてこの経験は、他者に「与える経験」を促すことにもなります。

どんなに生まれた環境や境遇が違っても、私たちは同じ人間です。

だからこそ私たちは、自立心と社会性をもって、多様な価値観を受け入れながら、支え合い、刺激し合い、そして認め合える関係性を目指す必要があります。

それぞれの理想と可能性の追求は、どこかで相互扶助の関係性と、「私たちという意識」に交わり、新しい現実と社会、時代を創っていくのですから。

第11ハウス(室)に天体が無い場合は?

第11ハウス(室)に主要10天体が無い場合は、第11ハウス(室)のハウスカスプの星座と、その星座の支配星(カスプルーラー)を探し、その影響力を見てみましょう。

以下に、第11ハウス(室)の状況を見るためのポイントをまとめました。

  • 第9ハウス(室)の星座
  • 第9ハウス(室)のカスプルーラーの星座
  • 第9ハウス(室)のカスプルーラーのハウス
  • 第9ハウス(室)のカスプルーラーとその他の天体・感受点のアスペクト
  • 第9ハウス(室に位置する天体・感受点
  • 第9ハウス(室)の度数とサビアンシンボル

「間接的な影響力」を探ることで、天体が入っていないハウスが持つ、テーマ性や影響力を見出すことができます。

天体は星座を支配し、ハウスにはナチュラルサインがありますので、これら3つは必ずどこかに関連性を見出すことができるはずです。

「天体が無い」ということは、「強調されない」という意味とともに、「間接的な影響を知ることが促されている」ということ。

ホロスコープリーディングをする上で、こういった点と点を繋げることが重要になっていくでしょう。

ホロスコープという円環内では、「バケツリレーが行われている」という表現がされます。

12ハウスの講座の後に、更に詳しいホロスコープリーディングの内容をお伝えする予定ですので、楽しみにしていてくださいね!

【星座別】第11ハウス(室)の特徴

12ハウスはアセンダント(ASC/AC)を起点に、「物質的な流れ」を起こしながら、星座という「精神的な流れ」を背景にしています。

第11ハウス(室)のテーマと学びは、「純粋な自由の追求」や「喜びを分かち合う仲間との繋がり」です。

第11ハウス(室)は、社会性を身につけた状態で、価値観(思い込み)から脱却し、「個人の自由」を発揮することが重要になります。

自由の定義は人それぞれであるように、自由の追求もまた、それぞれの星座が持つ精神性によって異なるもの。

ハウス(室)と星座の組み合わせは、物質性と精神性の綱引きではなく、「融合」や「化学反応」のようなものです。

第11ハウス(室)が示す「多様性の在り方」や「友愛の精神」、「公平性」によって、希望や可能性、未来性の持ち方に個性が出てくるでしょう。

その個性を認め合い、健全な関係性を築くことが、二元性の呪縛から逃れる唯一の方法です。

対立や一方的な批判、否定は、憎悪や新たなカルマを作るだけで、創造性や自己実現には繋がりません。

この意識に辿り着き、平和的な時間と空間を導き出す段階が、第11ハウス(室)なのです。

ハウスを「現場」という物質的な時間・空間とすると、星座は「素質」という精神的な要素といえるでしょう。

そこに天体が入ることで、物質性の舞台である現実で、物質・精神の両面での成長と変化が生まれます。

第11ハウス(室)に重なる星座によって、自己主張の手段や個性の尊重の尺度、目指すべき自由と未来性のヒントを得られるはずです。

ホロスコープ上にあるあらゆる要素が、あなたの人生を成り立たせていますので、内面に意識の光を照らし、価値観(思い込み)を1つずつ掬い上げていきましょう。

それでは、それぞれの星座とハウスの組み合わせを参考にして、希望と純粋な理想、目指すべき自由と未来性を引き出してください!

第11ハウス(室) × 牡羊座

第11ハウス(室)と牡羊座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは火星
  • 牡羊座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「進み続ける意識」を強め、行動によって理想を実現することを促す
  • 前の星座(魚座)が第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である牡羊座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである牡羊座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、牡羊座の象意が強調される

牡羊座は星座の始まりの星座であり、「自我意識の目覚め」を表す星座です。

また牡羊座は、第1段階目の火星座であり、男性星座、活動宮の星座。

第11ハウス(室)に牡羊座が重なることで、自己主張をぶつけ合える環境と仲間を求めます。

第11ハウス(室)は、良い意味でも悪い意味でも、「風通しの良さ」を重要視させますので、波長が合う時と合わない時の差が激しいこともあるでしょう

第11ハウス(室)の牡羊座、また火星が「自立心」と「競争心」を促すため、主張や行動無しに理解と分かち合いは成立しない、という意識が繋がりを深めます。

第11ハウス(室)における「我の強さ」は、「突破力」や「強い働きかけ」という形で発揮されるでしょう。

そのため関心や注目を得ることや、勢いを持って変化を加速させるという面では、大変頼り甲斐があるといえます。

ただ他者の意思を汲むタイミングが遅くなることで、折り合いがつかないことや、行き違いや失敗を認めなければ、仲間との信頼関係が揺らぐ恐れがありますので、要注意です。

真の友情や信頼関係とは、ただ恥を晒しても問題無いだけではなく、自ら心を開くことを自分自身にも、相手にも許すことができる間柄。

そのため「認めること」を学びつつ、認めることによって得られる安らぎを体験することも、理想の実現の副産物です。

第11ハウス(室)は、「相互理解」を超えた「相互扶助」の関係性を目指す段階ですから、「私たちの意識」を忘れないように、他者の目線に立とうとする姿勢が道を拓くでしょう。

以下が、第11ハウス(室)が牡羊座の場合のキーワードです。

  • 変化を自ら起こす
  • 主体性
  • 自立心
  • 勢い
  • 自尊心と仲間を守る心
  • 不安要素を排除する
  • 衝動を動機に変えること
  • 並走
  • ライバル
  • 追い抜き
  • 有言実行
  • 優柔不断を許さない
  • 決断が早い
  • 理想に燃える
  • 破壊を恐れない
  • 突破力
  • 闘争心
  • 挑戦が可能性をもたらす
  • 頭部:純粋な願いを公の希望に変える強さが、誇りとなる
  • 仲間だからこそ闘争心を燃やし、互いに成長することを望む

第11ハウス(室) × 牡牛座

第11ハウス(室)と牡牛座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは金星
  • 牡牛座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「堅実な発展の追求」を促す
  • 前の星座(牡羊座)が第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である牡牛座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである牡牛座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、牡牛座の象意が強調される

牡牛座の2番目の星座であり、「所有」と「執着」を知る星座です。

また牡牛座は、第1段階目の土星座であり、女性星座、不動(固着)宮の星座。

第11ハウス(室)に牡牛座が重なることで、長期的な発展と実利的な結果を求める意識が強まるでしょう。

牡牛座は土星座で、且つ、変化や変革を避ける傾向が比較的強い星座ですが、明確な目的と信頼できる仲間の存在が、理想の実現を後押しします。

第11ハウス(室)の牡牛座、また金星が、体感的な喜びや資産の増大を促し、社会的な圧力に左右されないライフスタイルやライフワークを追求させるでしょう。

牡牛座は「豊かさ」と「所有」を大事にする星座ですから、「共有」の概念を認めるまでに時間がかかるかもしれません。

それは牡牛座が、現実主義であるため、損得勘定や打算で考え、行動してしまうからではありますが、「フェア」な関係性においては、大変有効的な態度です。

第11ハウス(室)は、自分を中心としたコミュニティ内に自由と新しい価値観をもたらす、発展的・創造的な意識を学び、楽しむ段階。

そのため牡牛座のように、経済感覚や人脈、忍耐力がある人は、大変重宝されます。

そしてこの「物質欲」を「共有欲」に転換することができれば、牡牛座は「足長おじさん」のような立ち位置を確立するでしょう。

牡牛座は、頼られることが生き甲斐ですから、出不精であったり、マイペースであっても、大らかさと気前の良さによって、縁の下の力持ちの存在になることも多いはずです。

生き甲斐とは、他者との共存・共創・共栄が成立している証拠。

ですからご自分の納得のいく毎日を継続しつつ、新しい価値観と可能性にオープンになることで、更に人生は豊かになっていくでしょう。

以下が、第11ハウス(室)が牡牛座の場合のキーワードです。

  • 経済力
  • 安定力と変化への思案
  • 地続きの変化と突発的な転換
  • 安心と挑戦への期待
  • 仲間との連携
  • 確かな感覚
  • 現実主義
  • 納得と経験則
  • 望みを叶えることに貪欲
  • 長期的な挑戦と計画
  • 他者の才能を見つける才能
  • 損得勘定・打算
  • 計画性と実直さ
  • 妥協を許さない
  • 日進月歩
  • 時間のある限り進み続ける
  • 浸透性と柔軟性の学び
  • 経済的支援
  • 大らかさと逞しさ
  • 口:現状という結果から生まれる、更なる豊かさが希望となる
  • この世に絶対は無いからこそ、安定と変化の双方を追求することが大事

第11ハウス(室) × 双子座

第11ハウス(室)と双子座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは水星
  • 双子座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「自由な生き方」を促し、他者にも自由を与えることを喜びとする
  • 前の星座(牡牛座)が第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である双子座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである双子座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、双子座の象意が強調される

双子座の3番目の星座であり、「言葉」と「対話」を楽しむ星座です。

また双子座は、第1段階目の風星座であり、男性星座、柔軟宮の星座。

第11ハウス(室)に双子座が重なることで、「共通項」や「知的活動」によって、他者との共創・共栄を実現しようとするでしょう。

双子座は風星座で、第11ハウス(室)も水瓶座の性質を持っているため、自分自身の立ち回りと環境に変化が頻繁に訪れる暗示があります。

それは望む・望まないに関わらず、「共時的」に起こる、柔軟で勢いのある流れです。

共時性は「シンクロニシティ」を意味し、偶発と発展の融合は「セレンディピティ」と呼ばれます。

「風」の要素(エレメント)は、固執や束縛を嫌うというよりも、「流れ」に積極的に委ねるような、本能的な性質です。

第11ハウス(室)の双子座、また水星が、「理性」と「自由」を駆使し、風通しの良い関係性と発展性を望ませます。

これは第11ハウス(室)のナチュラルサインが水瓶座であり、天王星からの「変革」や「変動」の意識が促されるからです。

双子座は「言葉」や「通信」を巧みに操るため、第11ハウス(室)の象意であるインターネットやテクノロジーとは、大変相性が良い組み合わせ。

そのため土着の関係性に固執せず、時間と場所に縛られず、多くの人脈や情報源を持つことで、新しい価値観を積極的に取り入れることができます。

成熟した知的好奇心が、現実的、且つ、効率的な行動を促し、感情や衝動に左右されることなく、常に面白いことや真新しいことに飛びつき、仲間と共有することを促すでしょう。

3つの風星座のうち、双子座は最も自由で、「旅人」のように単独行動をしながら、風通しの良い仲間との関係性を構築します。

その風通しの良さは、時間と空間の制約・制限から解放されるための手段・在り方であり、自分自身と仲間に自由を与える、純粋な願望といえるでしょう。

こういったフラットで、柔軟な感性と在り方が、新しい価値観と可能性、そして個性の発揮に繋がります。

第11ハウス(室)の双子座は、自由であることによって、自由を他者と社会に与え、物質世界に新しい風を吹き込む役割を担っているのです。

以下が、第11ハウス(室)が双子座の場合のキーワードです。

  • 言葉に可能性を見出す
  • 程よい距離感
  • 互いに自由が必要
  • 風通しの良さ
  • 理性的、且つ、気分的
  • 通信
  • 旅行
  • 幅広い人脈
  • 博識
  • 情報網
  • 学問
  • 執着心を持たない気軽さ
  • 流動的な人間関係
  • フラットで自由な対話
  • 自由であることが不自由を認めること
  • 知性の向上と可能性の連動
  • 変化によって安定と発展が生まれる
  • 利己的な生き方が利他的な結果に繋がる
  • 自由意志の体現
  • 時間と空間の制約・制限を逆手に取る
  • 首・耳・喉:新しい価値観を望むなら、自分自身を常に変化させることが重要
  • 真の理想の実現は、「今、この瞬間」を犠牲にすることでは成し遂げられない

第11ハウス(室) × 蟹座

第11ハウス(室)と蟹座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは月
  • 蟹座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「心で繋がり合うこと」を大切にし、静と動に関わらず、存在的な安らぎを与えることを促す
  • 前の星座(双子座)が第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である蟹座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである蟹座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、蟹座の象意が強調される

蟹座は4番目の星座であり、「感情の重要性」と「他者の心」を知る星座です。

また蟹座は、第1段階目の水星座であり、女性星座、活動宮の星座。

第11ハウス(室)に蟹座が重なることで、密な関係性や近い距離感、絶え間ない関係性を望ませるでしょう。

蟹座は水星座で、第11ハウス(室)は風星座である水瓶座の性質を持つため、精神的な在り方を行動に移しても、望む結果が得られる保証が無い、ということが不安材料になります。

だからこそ蟹座は、近い距離感で、互いの意志・意思を確認したがるのです。

第11ハウス(室)の蟹座、また月が、「無意識」や「深層心理」を言語化し、伝え、受け入れられることを望ませます。

月は「大衆性」や「人気」といった象意がありますので、第11ハウス(室)の蟹座は、世話好きな性格や親切心によって、多くの信頼を得るでしょう。

ただ蟹座・月は、自立心や挑戦心よりも、安らぎや安定を求める傾向が強いため、サポート役に周ることが多いかもしれません。

どのような場合であっても、「誰かの役に立つこと」を率先するのが、第11ハウス(室)の蟹座です。

社会で活躍し、自由や理想を実現するためには、「適材適所」を自分自身に許すことが求められます。

その点においては、第11ハウス(室)の蟹座は、「他者に受け入れられること」や「他者の役に立つこと」に熱意を持ちますから、心配は不要です。

第11ハウス(室)の蟹座にとっての理想の人生は、信頼できる人に囲まれて生きること、にありますから、自分から心を開くことが、発展と安心の鍵となります。

以下が、第11ハウス(室)が蟹座の場合のキーワードです。

  • 他者の感情を受け止めること
  • 世話好き
  • お節介
  • サポート役に回る
  • 控えめだけれど、頼られる
  • 家族ぐるみの関係性
  • 団らん
  • 安らぎの場所を増やす
  • 憩いの時間と場所の提供
  • 他者の感情から可能性を引き出すこと
  • リラックスした時にこそ力が生まれることを知っている
  • 母親的・寮母的な存在感
  • 癒し処
  • 人気と信頼
  • 健気さと頼り甲斐のある存在感
  • 心を開くことが挑戦と発展の鍵
  • 他者の心を開くことが得意
  • 心で繋がることで生まれる絶対的な安らぎ
  • 「大丈夫」という感覚
  • 胸:誰もが求める安心感を存在を通して伝えることが役割であり、生き甲斐
  • 心を癒されたいと願うことは、生きている立派な証拠

第11ハウス(室) × 獅子座

第11ハウス(室)と獅子座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは太陽
  • 獅子座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「主体性と影響力の発揮」を促す
  • 前の星座(蟹座)が第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である獅子座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである獅子座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、獅子座の象意が強調される

獅子座は5番目の星座であり、「影響力」と「自己肯定」を司る星座です。

また獅子座は、第2段階目の火星座であり、男性星座、不動(固着)宮の星座。


第11ハウス(室)に獅子座が重なることで、「独立精神」や「他者への影響力」を持つことが促されます。

友情や理想を追求することは、第11ハウス(室)の太陽にとっての「人生の喜び」であり、「太陽の獲得」の象徴です。

第11ハウス(室)の獅子座、また太陽が、自らが「喜びの発信源」となり、多くの支援者や同志を集めることを追求させます。

太陽が位置するハウスは、自己と他者に力を与え、学びと喜びを体験させることを促すため、第11ハウス(室)の獅子座は、強い影響力と求心力を持つことを促すでしょう。

第11ハウス(室)は、社会的地位や信用を確保しつつ、新しい価値観と個人の理想を追求するハウスです。

そのため第11ハウス(室)の獅子座は、「私たちの意識」を、まず自らの意志を明確に発信し、確実に仲間を増やしながら、活躍の場を増やしていきます。

獅子座は火星座で、第11ハウス(室)は風星座である水瓶座の性質を持ち、火と風の要素が合わさることで、時代の流れに沿って、個性と才能を発揮することを促すでしょう。

ただ日の当たるところには、必ず影も生まれますから、他者の感情に耳を傾けるとともに、丁寧さと配慮を持つことで、更なる発展が望まれます。

「共有」や「普遍性」を尊重することが、第11ハウス(室)の学びであり、喜びと豊かさの鍵です。

ですから自らの意志を発する際には、他者の意志も汲み取り、他者を鏡とするだけでなく、「他者を自分自身のように捉えること」も大切になります。

影響力を持つことは、1つの流れを起こす力を得ることでもありますから、その流れの原因や動機が、「友愛」や「分かち合い」であることが非常に大切です。

以下が、第11ハウス(室)が獅子座の場合のキーワードです。

  • 意志の明言
  • 有言実行と他者貢献
  • 影響力を持つこと
  • 独立精神
  • 支援を受ける器
  • 人を支える・導くために、人の上に立つ
  • 地位や肩書がある人との人脈・関係性・発展性
  • 他者の喜びを自分の喜びとする懐の深さ
  • 事を成し遂げる意志の強さ
  • 存在感
  • オーラ
  • カリスマ性
  • 自尊心と純粋な心
  • 行動力を支える喜び
  • 豊かさの分配に精力を注ぐ
  • 求心力
  • 太陽の輝き
  • 変化と新しい流れを起こす力・役割
  • 喜びの分かち合う人の存在が原動力となる
  • 目・背中:喜びの分かち合いは、明確な意志が源泉となることを訴える
  • 思考と感情を生み出す意志こそ、創造性の源であり、現実を変える強さである

第11ハウス(室) × 乙女座

第11ハウス(室)と乙女座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは水星
  • 乙女座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「支え合いと献身の精神」を高め、自分の役割を全うすることを促す
  • 前の星座(獅子座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である乙女座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである乙女座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、乙女座の象意が強調される

乙女座は6番目の星座であり、「堅実性」と「繊細さ」の星座です。

また乙女座は、第2段階目の土星座であり、女性星座、柔軟宮の星座。

第11ハウス(室)に乙女座が重なることで、全体像を把握し、サポート役に回りながら、他者との協力・連携によって、理想の追求や自由の確保を確実に実現するでしょう。

乙女座は土星座で、属性(エレメント)は違えど、水星座の蟹座と同様に、「支援型」の働きをします。

第11ハウス(室)の乙女座、また水星が、知的・理性的に動き、他者貢献に対して、存分に能力と才能を発揮させるでしょう。

乙女座は「献身」や「配慮」を重んじる星座であるため、仲間との協力や、喜びや達成感の分かち合いを何よりも望む星座です。

乙女座と、第11ハウス(室)のナチュラルサインである水瓶座はともに、「横並びの意識」や「普遍性・相対性」、「理性」などの象意で親和性があります。

また乙女座は、継続と堅実さによって、成果に至るまでの変化を受け止め、冷静に判断・決断を下すことができますので、仲間には大変頼りにされるでしょう。

ただ周りに気を配り過ぎたり、自己主張が控えめであること、他者の世話やサポートをし過ぎることで、自分自身の主体性に陰りが出ることがあります。

そしてオーバーワークになる傾向や、責任感が強過ぎることで、温度差や距離感が生まれることもありますので、自分のペースや思考に拘(こだわ)らないことが大切です。

第11ハウス(室)が象徴する「友愛」とは、「適材適所」と「分かち合い」が両立された、気の置けない関係性と、互いを守り、刺激し合う関係性を表します。

ですから常に完璧を求めて、息切れをしたり、1人で考え込んだりせず、意思疎通を図りながら、気兼ねなく意思表示をすることが、ギャップや温度差を生まないための秘訣です。

以下が、第11ハウス(室)が乙女座の場合のキーワードです。

  • 現実的
  • 堅実的
  • 責任感が強い
  • 知的
  • 冷静
  • 結果が出るまで走り切る
  • 計画的
  • 理想主義
  • 完璧主義
  • 細かな配慮と仲間思い
  • 日々の積み重ね
  • 調査力
  • サポート力
  • 分析力
  • 段取り
  • 潔癖
  • 神経質
  • オーバーワーク
  • 頑固さと熱意
  • 横並びの意識
  • 同世代との繋がり
  • 同じ立場の仲間との共通意識
  • 配慮し合える仲間・友人との繋がり
  • 腹部・胃腸:謙虚さと知性の発揮が、大切な仲間を守り、活かす力となる
  • 変化と変革を受け止める冷静さと献身力が、喜びと豊かさの分かち合いを実現する

第11ハウス(室) × 天秤座

第11ハウス(室)と天秤座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは金星
  • 天秤座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「主体性の目覚め」を促し、恥と評価を捨て、本当の自由を求めさせる
  • 前の星座(乙女座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である天秤座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである天秤座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、天秤座の象意が強調される

天秤座の7番目の星座であり、「客観性」と「バランス」を体験する星座です。

また天秤座は、第2段階目の風星座であり、男性星座、活動宮の星座。

第11ハウス(室)に天秤座が重なることで、社交性を発揮し、華やかで賑やかな関係性を望むでしょう。

天秤座は人前に出ることを好みますが、表面的な付き合いに留まる場合があり、対立や衝突は無いものの、理想と現実のギャップの差を埋めることにエネルギーを注ぎます。

第11ハウス(室)の天秤座、また金星が、多くの人と関わり、喜びと豊かさを分かち合うことを望ませるでしょう。

ただ八方美人になったり、本音を出さないなどがネックになり、精神的な距離が生まれる恐れがあります。

仲間に本音でぶつかることを恐れず、全ての人に好かれようと思わないことが大切です。

天秤座は「橋渡し」や「代弁者」の役割が得意ですが、仲間との理想の実現と喜びの分かち合いは、自身が当事者であることが前提であり、成功の秘訣。

そのため自己客観を抑え、自己主観を押し出すようにすると、仲間からの理解を得られやすくなるだけでなく、内面にある純粋な願望が引き出されやすくなるでしょう。

以下が、第11ハウス(室)が天秤座の場合のキーワードです。

  • バランス・平衡感覚
  • 八方美人
  • クール
  • 上品・気品
  • マナー
  • 人馴染みが良い
  • 本音が見えない
  • 橋渡し
  • パイプ役
  • 代弁
  • 本音と建て前
  • 本音を探られることを恐れる
  • 本音に行き着くことで変身する
  • 若々しさ
  • 華やかさ
  • 広い人脈
  • 社交的
  • 気前の良さ
  • 人との距離を取り方が上手
  • 異性に対するアプローチが上手
  • おもてなしが上手
  • 腹を割って話せるまで時間がかかる
  • 愛着を持つことが大切
  • 嘘偽りの無い愛情表現を学ぶ
  • 仲間意識を学ぶ
  • 腰・ウェスト:客観性を打ち破ることで主体性が浮き彫りになり、喜びが生まれる
  • 深い信頼関係が心の壁を崩し、純粋な願望を引き出し、希望を信じさせる

第11ハウス(室) × 蠍座

第11ハウス(室)と蠍座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは冥王星
  • 蠍座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「親愛の心」によって理想と自由、そして喜びの分かち合いを実現させる
  • 前の星座(天秤座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である蠍座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである蠍座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、蠍座の象意が強調される

蠍座は8番目の星座であり、「秘密」と「変容」を重要視する星座です。

また蠍座は、第2段階目の水星座であり、女性星座、不動(固着)宮の星座。


第11ハウス(室)に蠍座が重なることで、少数の仲間と親密な関係性を築くことに精力を注ぐでしょう。

蠍座と冥王星は、「秘密」や「謎」、「根源的な欲求」といった象意を持つため、高らかに理想を公言する、といった表現・立場を取りません。

第11ハウス(室)の蠍座、また冥王星が、特殊な環境下で物事を進め、「隠れ家的」な活動や、「知る人ぞ知る」というような専門的な立ち位置を確立させるでしょう。

蠍座は冥王星の支配下にあり、極端性を発揮するとともに、副支配星である火星的な衝動性を発揮することもあります。

第11ハウス(室)は、第8ハウス(室)の結果のハウス(室)でもあるため、密な関係性と深い相互理解が必要不可欠。

蠍座は元々「変容」の象意を持つ星座であり、水星座であることも相まって、感情的な繋がりの変化が、仲間の関係性に直結します。

極端さと白黒つける癖が仇となり、仲間が敵となる暗示もありますから、理想と自由の実現を供にする人は限られるでしょう。

ですが蠍座は、最も他者の心を読み取る力、受け入れる度量、そして分かち合いの欲求が強い星座です。

徹底的に理想を追い求めることで、仲間を牽引し、フォローをすることを惜しまないため、仲間との結束力は非常に固いものになります。

ただ自分自身を追い込むと同時に、仲間にも厳しさを求めるため、高すぎる理想を求めると互いに疲弊してしまうこともあるでしょう。

蠍座にとっての友愛や理想は、単なる喜びや楽しみの追求に留まらず、「人生の賭け」のような側面を持ちます。

親愛の心が理想と喜びの共有を実現させますので、希望を捨てず、他者を許す心が重要です。

以下が、第11ハウス(室)が蠍座の場合のキーワードです。

  • 秘密
  • 隠れ家
  • 特別性
  • 儀式
  • 精神的な絆
  • 愛憎
  • 必然的な変容
  • 策士
  • 資産を持つ友人
  • 精神的な献身
  • 度量と器量
  • アメとムチ
  • 仲間に期待し、期待されることを望む
  • 突然の別離・確執
  • ボランティア精神
  • 一生を変える出会い
  • 裏切りを許さない
  • 執着と理想
  • 極端性と対極性
  • 葛藤と変容
  • 痛みを原動力にする
  • 諦めない心
  • 追放
  • 排除
  • 強固な仲間意識・絆
  • カウンセリング
  • 洞察力
  • 長い交友関係
  • リーダーシップとサポート役の兼任
  • 生殖器:潜在的な願望が引き出される時、人は生まれ変わる
  • 自分と他者の心を合一する努力が、理想と自由を実現させる

第11ハウス(室) × 射手座

第11ハウス(室)と射手座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは木星
  • 射手座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「運と縁を活かすこと」を促す
  • 前の星座(蠍座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である射手座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである射手座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、射手座の象意が強調される

射手座は9番目の星座であり、「挑戦」と「探究」の星座です。

また射手座は、第3段階目の火星座であり、男性星座、柔軟宮の星座。

第11ハウス(室)に射手座が重なることで、多くの人脈と情報源、活動拠点・依存先を持つように促されるでしょう。

射手座が活動的・精力的である理由は、頭と心に迷いを持たず、好奇心と精神性を高めたいがためです。

第11ハウス(室)の射手座、また木星が、「発展的な関係性と現実」を望ませるため、広い行動範囲と多くの目標を持つことになります。

射手座は、学問や宗教活動、スポーツ、旅行などを通して、特別な友人と巡り会い、気の置けない関係性を築くとともに、多くのサポートを得る運の持ち主です。

単独行動も団体行動も得意ですので、人と場所を選ぶことなく、活躍の場を増やしますが、明確な目的を持たない場合、娯楽や道楽に走りがちになります。

選択肢や情報、依存先を多く持つことは、確かに自由や可能性の幅を広げますが、自分自身が主体的に動くためには、限定することも必要です。

射手座が明確な目的と志を持つ時、強靭な持久力を発揮しますので、挑戦と冒険をしながら、人生で成し遂げたい理想を見つけ出すことが大切になるでしょう。

射手座の発展的で肯定的な姿勢は、見返りを求めない、甲斐甲斐しさと大らかさがありますので、多くのサポートを得ることができます。

これも第11ハウス(室)・水瓶座が象徴する「個性」ですから、大いに自分の個性を打ち出していくことが、自分自身にも仲間のためにもなるでしょう。

以下が、第11ハウス(室)が射手座の場合のキーワードです。

  • 挑戦
  • 冒険
  • 楽観的
  • 肯定的
  • 発展と拡大
  • 熱しやすく冷めやすい
  • 幅広い交友関係
  • 海外
  • 外国人との縁
  • 旅行
  • 縁を掴む才能
  • 人たらしの才能
  • 学問・文学
  • スポーツ・武芸
  • 宗教・巡礼
  • 思想・哲学
  • 真理探究
  • 人に好かれること
  • 人に期待しない
  • 人に恵まれ、人によって大成する
  • 社会的地位のある友人
  • 友人からの影響
  • 選択肢の多さ
  • 複数の活動拠点
  • 後腐れの無さ、淡泊さ
  • 自由への憧れ
  • 明確な目的までの道のり
  • 大腿部:喜びが集まって来る幸運を、他者に還元することが生き甲斐
  • 自分自身が縁と運の受け皿となり、幸運を回すことが使命

第11ハウス(室) × 山羊座

第11ハウス(室)と山羊座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは土星
  • 山羊的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「変容がもたらす葛藤を受け入れること」を促す
  • 前の星座(射手座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である山羊座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである山羊座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、山羊座の象意が強調される

山羊座の10番目の星座であり、物質性の極みを体験し、実利の循環を司る星座です。

また山羊座は第3段階目の土星座であり、女性星座、活動宮の星座。

第11ハウス(室)に山羊座が重なることで、安定と変革の両側面の意識が生まれ、葛藤を抱く暗示があります。

第11ハウス(室)が、第8ハウス(室)の結果のハウスであることと、第11ハウス(室)が現実面に天王星の影響を持ち、山羊座の精神性と混ざり合うからです。

土星と天王星は、物質的な安定性と精神の進化という相対する関係で、木星と土星の関係性とは意味合いが異なります。

土星はコントロールや管理、支配の働きを持ち、木星は土星の影響下にありますが、天王星は土星の影響外の働きです。

そのため精神的には安定志向ではありますが、コントロール外の現象として、天王星の影響力が揺さぶりをかけ、山羊座は変革の波に呑まれる形で、変容を遂げることになります。

第11ハウス(室)の山羊座、また土星が、「友愛」や「他者との精神的な繋がり」に対して、躊躇と憧れの相反する意識を与えるでしょう。

これは良い・悪いではなく、土星が持つ「苦手意識の克服」という大きなテーマを持ち、変革に立ち向かい、自らの純粋性と向きわせ、深刻に物事を捉えるよう促すからです。

第11ハウス(室)の山羊座は、独立精神も自律の心も持っていますので、時間をかけることで、他者と付かず離れずの距離を保ちます。

ただ教育者や監督者のような視点を持ち、影響力を持つ欲求は強く、年長者との繋がりや、損得勘定で動く傾向がありますので、友愛や博愛の精神の発揮には時間がかかるでしょう。

ですが年齢の差や立場に関わらず、人との縁によって、心を開くことを促され、他者との分かち合いを体験することで、他者を導く可能性を秘めています。

「色眼鏡を外すこと」が、常識的な価値観や信念の脱却に繋がりますので、新しい世代との付き合いが、道を拓いていくでしょう。

第11ハウス(室)の山羊座は、一度目的が明確になれば、長期的に努力することができますので、出来る限り可能性にオープンでいることが大切です。

山羊座が持つ人生の学びは、地に足をつけた上で、他者に対して心を開くことであり、純粋さを形にすること。

そういう意味では、第11ハウス(室)の学びは、土星が要求する「人生の手応え」を超えた、更なる喜びが約束されているといえるでしょう。

以下が、第11ハウス(室)が山羊座の場合のキーワードです。

  • 成果主義
  • 理想と現実の板挟み
  • 生真面目さ
  • 素直になることが学び
  • 感情の扱いを学ぶ
  • 年上の実力者からのサポート・影響
  • 年下の起業家・実業家からの影響
  • 損得勘定
  • 計画性
  • 意外性・新鮮さによる価値観の揺さぶり
  • 自立心・独立精神
  • 土台・基礎
  • 根回し
  • コネクション
  • 広い人脈
  • 影響力
  • 支配力
  • 教育
  • 導き手
  • 全体像と細部の綻び
  • 人の粗が目につく
  • 総合評価
  • 守るべきものがあると強い
  • 友愛に目覚めるための変容
  • 厚い信頼
  • 社会的信用を利用する
  • 司令塔
  • 骨・膝:余程の感動が無い限り、仮面を脱ぐことはないが、熱意を秘めている
  • 現場主義の感覚が、体裁や常識を打ち破り、純粋さを取り戻すキッカケとなる

第11ハウス(室) × 水瓶座

第11ハウス(室)にとって、水瓶座はナチュラルサイン。

第11ハウス(室)と水瓶座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • 第11ハウス(室)と水瓶座は、物質・精神両面で同一の方向性と室を持つ
  • カスプルーラーは天王星
  • 水瓶座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「本来の純粋性の発揮」のために他者を受け入れ、自分の才能を活かすことを促す
  • 前の星座(山羊座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である水瓶座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである水瓶座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、水瓶座の象意が強調される

水瓶座の11番目の星座であり、「疑い」と「理想」を活動力とする星座です。

また水瓶座は、第3段階目の風星座であり、男性星座、不動(固着)宮の星座。

第11ハウス(室)に水瓶座が重なることで、「独立心」や「個性の発揮」が促されるとともに、世間に対して独自の「思想」や「哲学」、そして「洞察力」を発揮するでしょう。

第11ハウス(室)は水瓶座をナチュラルサインとしますので、天王星の影響が物質・精神の両面に表れます。

第11ハウス(室)の水瓶座、また天王星が、「自由の尊重」と「理想の追求」を促すとともに、「相互扶助」の関係性を築くことができる仲間を求めさせるでしょう。

水瓶座は「天才性」や「個性」が強調されますが、それ以上に、「純粋さ」を守るために、理性と論理を重視する星座。

第11ハウス(室)と水瓶座の象意には、「宇宙への関心と理解」がありますが、これは現実に立った上での、理性を働かせることによって得られる見地です。

そのため宇宙の真理を科学的に捉え、解き明かそうとしますので、非現実的な挙動に出ることはありません。

ただ独自の思想や哲学を持ち、他者とは明確な境界線を引きながら、志を供にする間柄では夢を語ることを好みます。

水瓶座は、同じ風星座である双子座よりも冷静で、天秤座よりも主体性を発揮しますので、熱意や意志を行動に移す、火星座と親和性がある、という不思議な星座です。

ですが双子座のように、その時々により付き合う人の「色」が変わったり、射手座のように、影響される人によって、立場を柔軟に変えるところがあります。

こういった柔軟性と頑固さが混ざり、反抗心や独立精神が加わることによって、水瓶座は「風変り」という印象や評価を受けるのかもしれません。

第11ハウス(室)の水瓶座は、知的なコミュニケーションを好み、常に新しい価値観や情報を仕入れることを好みます。

それは自分自身の理想のための肥やしであり、仲間との共有財産を増やすためです。

土の時代・土星の支配下を受け入れた上で、水瓶座は、人類のこれからの「個性の発揮」と「自己肯定」を進める上で、強い影響力を持つと考えられます。

天王星は、風・水瓶座の時代の「価値観の変革」を更に加速かせていくでしょう。

2025年には冥王星が水瓶座に入り、その1年後の2026年に天王星が双子座に入ることで、より一層「従属意識」や「支配者意識」、「被害者意識」が取り払われていきます。

水瓶座の本領は、まだ誰も経験していないと同時に、水瓶座の影響力が強い当事者さえも、時代の流れを待つしかありませんでした。

そのため「公の個性」が尊重され、個人の自由と理想が至るところで実現していくことで、私たち人類は新しい意識を獲得することになるでしょう。

第11ハウス(室)の水瓶座は、時代の幕開けを待つ前から、先鋭的・画期的なアイディアを温め、今のうちから仲間を増やすことで、集合的無意識に刺激を与えています。

ですから第11ハウス(室)のテーマである、「理想の実現」や「個性の尊重」は、人類共通の学びであり、喜びと豊かさの種であることは間違いないでしょう。

以下が、第11ハウス(室)が水瓶座の場合のキーワードです。

  • 個性
  • 独自性
  • 独創性
  • 個性の発揮は才能の開花
  • 思考停止を嫌う
  • 支配からの脱却
  • 無自覚の影響の自覚
  • 知的なコミュニケーション
  • 試行錯誤
  • 概念のアップデート
  • 肯定的な疑い
  • 肯定と否定を超えた肯定
  • 精神性を高めるための成功体験
  • 理性
  • 論理
  • 思考・思想
  • 哲学
  • 宇宙への理解
  • 無駄にエネルギーを消耗しない
  • 時に批判的に、時に寛容的になる
  • カメレオン
  • ポーカーフェイス
  • 内に秘めた情熱と外に発する冷静
  • 公平性と可能性
  • 踝(くるぶし):他者を自由にすることは、自分を自由にすることである
  • 希望は自ら消すことが無ければ、存在し続ける

第11ハウス(室) × 魚座

第11ハウス(室)と魚座の組み合わせから分かることは、以下の通りです。

  • カスプルーラーは海王星
  • 魚座的な価値観と行動原理、精神性が反映され、第11ハウス(室)は「他者から現実性を学ぶこと」を促す
  • 前の星座(水瓶座)が、第11ハウス(室)のハウスカスプである場合、インターセプトの星座(狭在星座)である魚座の象意は軽減される
  • 第11ハウス(室)のハウスカスプである魚座が広域星座で、次の第12ハウス(室)にまたがっている場合、魚座の象意が強調される

魚座の12番目(最後)の星座であり、「境界線の無い世界」や「真理の世界」に最も近い星座です。

また魚座は、第3段階目の水星座であり、女性星座、柔軟宮の星座。

第11ハウス(室)に魚座が重なることで、「友愛」と「他者貢献」、「献身」への関心が強まり、自己犠牲や共感性によって、他者と深く繋がろうとするでしょう。

魚座と水瓶座の関係性は、山羊座と水瓶座の関係性のように、両者の間に大きな隔たり・境界線があります。

それぞれが持つ役割と性質は、まるでお互いを反発するようです。

そもそも12星座は、前後の星座を否定し、内面と外面の意識の切り替わりなど、複雑な関係性を持っています。

更に、10番目の星座である山羊座を境に、水瓶座と魚座は、人間の意識の変革と精神の変容の段階に入りますので、より一層現実性と精神性のギャップが浮き彫りになるでしょう。

そのため第11ハウス(室)の魚座は、現実性に捕らわれつつ、精神性に囚われるため、不安定さを抱くことになります。

第11ハウス(室)の魚座、また海王星が、「現実を曖昧にする意識」や「他者との一体感」を望ませますが、多くの場合は、自身の働きかけと同じように見返りが得られません。

これは第11ハウス(室)が、まだ精神性の調和を構築する段階であり、魚座の精神が精神世界に強く引っ張られているからです。

魚座は繊細さや共感性、安らぎや優しさ、そして温もりによって、他者と繋がります。

第11ハウス(室)の魚座は、自分1人では改革・変革を起こすことはありませんが、それこそヒーラーやカウンセラーのような立ち位置によって、仲間意識を強める役割を持ちます。

そのため根性論ではない精神論や、直感的・内的な真実と、身体的な癒しをもたらすことは得意ですが、主体性を発揮し、リーダーシップを持つタイプではありません。

そのため便利使いされてしまったり、言い包められてしまったりと、泣き寝入りする暗示があります。

ですから時間をかけて、信頼できる仲間はもちろんのこと、恩師やメンターを探し、現実的な視座と感覚を養うことが重要です。

魚座もまた、水瓶座のように、トランスサタニアンの海王星の影響を受けています。

そのため魚座は、意識に浸透し切った感受性を肯定しつつ、現実を受け入れることによって、曖昧さや不明瞭さを克服する必要があるのです。

そうした現実的な努力と工夫を経て、「信頼を向けるべき相手」を見極め、互いの精神を高め合い、時間と空間の制約・制限が、喜び・恩恵として感じられるようになるでしょう。

この「不自由さの反転」こそが、私たちが達成すべき、「物質性と精神性の二元性」を超え、内的な真実に辿り着く方法であり、人生の学びです。

以下が、第11ハウス(室)が魚座の場合のキーワードです。

  • 信頼
  • 無条件の施し
  • 無償の愛情
  • 寛容性
  • 受容性
  • 共感性
  • エンパス
  • 理屈が苦手
  • 感じることを優先する・重視する
  • 非現実的
  • 逃避的
  • 変性意識
  • トランス
  • 我を捨てる試み
  • 早熟な精神性による痛手
  • 見返りを求めないことによって起こる不調和
  • 経済感覚が希薄
  • 押されると弱く、引かれると不安
  • 優しさの扱い方が下手
  • 信頼に値する人との出会いにまで時間を必要とする
  • 現実性を受け入れること
  • 奴隷意識に陥る暗示
  • 足先:他者を信じることは、自分を信じることであり、世界を信じること
  • 手放しに生きていることを喜ぶことができない現実を、それでも肯定する強さ

第11ハウスのテーマ性の強弱

第11ハウス(室)のテーマ性がどれくらい強調されているか、については、以下の要素を参考にしてください。

第11ハウス(室)の支配星が位置する場所が、ホロスコープのどの半球にあり、その天体がどのような意識を発揮するのか、ということが重要になります。

  1. 南半球:第7~12ハウス(室):社会的な自己実現・公の意識
  2. 北半球:第1~6ハウス(室):個人的な自己表現・個人(私)の意識
  3. 東半球:第10~3ハウス(室):自分の行動に選択権・決定権を持つ・内的な意識
  4. 西半球:第4~9ハウス(室):他者との繋がり・他者に評価される意識

各ハウスの支配星は、チャートルーラーや上昇星と比べて影響力は高くはありませんが、それぞれのハウスに置ける影響力は大きいと判断されます。

① ハウスの支配星の天体の状況

第11ハウス(室)の星座の支配星は、ハウスに直接的な影響を与えます。

ホロスコープ全体に、ハウス(室)の星座の支配星がどのテーマ(ハウス)で、どういった環境や条件(星座)で影響を与えるか、ということを意識してください。

② ハウスの支配星の位置する場所

もし第11ハウス(室)の星座の支配星が、第11ハウス(室)に位置していれば、それだけ第11ハウス(室)のテーマが強調されるでしょう。

そうでない場合は、そのハウスのテーマ性が、その星座の特徴が強調されることになります。

③ ハウスのナチュラルサインとの関係性

ハウスにはそれぞれ12つのナチュラルサインがあります。

先ほど「バケツリレー」という表現でお伝えしたように、間接的な力の流れを見るために、ハウスとナチュラルサインを見比べてみましょう。

ハウス自体が強調されていなくても、そのハウスのナチュラルサインが位置するハウスと、その星座に位置する10天体や感受点から、影響力を見出すことができます。

【感受点別】第11ハウス(室)の影響力

ハウスに入る天体は、影響の差はありますが、確実にそのハウスのテーマを強調する存在です。

今回は10天体と3つの感受点に限定して、第11ハウス(室)との関係性を解説させていただきます。

第11ハウス(室)は、サクシデントのハウスですから、現実的な指針と行動を起こし、変化を起こすことによって、精神性を高まることが重要です。

そのため第11ハウス(室)に入る天体・感受点は、個人の純粋性と未来性を実現するための、エネルギー源や抑止力、気をつけるべき意識を教えてくれます。

ホロスコープ上では、動く感受点、特に天体が大きな影響力を持ち、意識・無意識の両側面にアプローチしてくるはずです。

未来性の発見や自由の実現のためには、実感を持つことや、概念を持つこと、そして感受点の影響を知るが必要不可欠。

物質性と精神性の両側面に影響を与える感受点は、一生涯に渡って影響力を持ちますので、ネイタルチャートが示す象意は大変頼るヒントになるでしょう。

第11ハウス(室)は物質性を極めた後に訪れる、精神性の成熟の段階ですから、客観性はもちろんのこと、自己理解の再定義が必要です。

自由と不自由の二元性を完全に超える段階は、次の第12ハウス(室)ですが、第11ハウス(室)では個人の実感や確信に焦点が当たります。

ここで改めて、「自分自身を豊かにすること」は、「他者・社会を豊かにすること」という意識を念頭においてください。

この意識こそが、「自分自身を含めた」上で、友愛・博愛の精神である、「私たちの意識(全体性)」に繋がっていくからです。

それでは、第11ハウス(室)に入る天体・感受点が持つ影響力を見ていきましょう!

*10天体の順序は、年齢領域の順番で解説しています。

第11ハウス(室) × 月

第11ハウス(室)の月は、「外交的な心」によって友愛を感じようとします。

月は蟹座と同様に、内向きの意識をもたらしますが、第11ハウス(室)・天王星の影響によって、依存先を外面に求めるのです。

第10ハウス(室)と第11ハウス(室)は、無意識の影響が小さくなるため、月の力も弱まります。

その代わりに、主体的に受容的な能力や才能を活かそうとするのが、第11ハウス(室)の月です。

「外交的な心」は、他者にプライベート空間な空間に立ち入ることを許し、また家庭的・家族的な付き合いを仲間に求めます。

それにより一般的な主婦・主夫ではなく、開けた家庭像や理想像を持つのが、第11ハウス(室)の価値観です。

第10ハウス(室)と第11ハウス(室)の段階では、自分の裁量の範囲内で自由に動くことができるようになります。

そのため社会活動や公的な活動が、プライベートな時間に食い込むことも少なくないでしょう。

むしろ第11ハウス(室)の月は、仲間との時間を優先し、喜びを感じるため、閉鎖的な時間や退屈を避けたいがために、友人や仲間との時間を大切にします。

月はの役割には、「保護」や「養育」がありますので、信頼できる友人や仲間をもてなし、世話を焼くことを好み、実際に行動に移すでしょう。

また月は「大衆性」や「人気」といった象意を持ちますので、人柄や信頼性によって、人を支えることもあれば、リーダーシップを発揮することもできます。

この場合のリーダーシップは、発展的というよりも、場をまとめたり、士気を高めたりと、精神的な繋がりを保ち、高めるような働きかけです。

そのため外交的な心を持つ、といっても、太陽や火星のような、求心力・突破力を発揮するとは言い難いでしょう。

そして月は、「母性」や「女性性」を象徴しますので、女性からの支持を受ける暗示があります。

第11ハウス(室)の月にとって重要なことは、「安らぎと充実感を得ること」です。

自由の定義は人それぞれですが、第11ハウス(室)の月は、「友愛を感じられる瞬間」に達成感を得ます。

月は「移ろいやすさ」という心の象徴ですから、常に愛情を育むことで、精神的な繋がりを保とうとするのです。

それと同時に、心の移ろいやすさは、他者からの影響になびきやすい、ということでもありますので、人生の目的や理想も変わりやすい、というのも第11ハウス(室)の月の特徴。

友人との関係性も変化をしやすく、満足感を与えてくれる相手を無意識に探すところもありますので、他者に依存し過ぎないことが重要です。

月は海王星と同様に、境界線や区別をつけることが苦手なため、友人(他人)への親しみと、家族(特別な他者)に向ける愛情が混同しやすく、精神的に不安定になりやすいでしょう。

ですから信頼でき、且つ、程よい距離感を保ちながら、理性的・論理的に意見を述べてくれる人との出会いが、不安定さや不満足感を克服する鍵となります。

第11ハウス(室) × 水星

第11ハウス(室)の水星は、「共通意識と共同創造」を重要視します。

水星は、知性や理性を司る他、言葉やコミュニケーション、選択や意志決定などを司る天体です。

第11ハウス(室)の水星は、同じ目的を達成するだけでなく、知的好奇心を満たすために、共通の学びを進めることを好むでしょう。

それは第11ハウス(室)という「共有」の意識によって、水星が、「私たちの意識」を持ち、行動に移すからです。

水星や風星座は、精神的に依存する、または、帰属意識が強いというよりは、変化と過程(プロセス)の進展によって、仲間との繋がりを高めます。

第11ハウス(室)の水星は、オンライン・オフラインに関わらず社交的で、年齢や性別に関わらず、刺激や可能性を感じられる交流を楽しむでしょう。

今回の講座では、「和を以て貴しとなす」の本意に、「よく議論し合い、大切なことはみんなで決めることが重要」というお話をしました。

この諺の通り、水星は多くの可能性や選択肢を用意し、みんなで話し合い、共通意識を持つことを重要視します。

第11ハウス(室)の水星は、自分の意見をしっかりと持ち、また伝え、理解してもらおうと努めるだけでなく、調査力や分析能力を発揮し、大変頼りにされるでしょう。

第11ハウス(室)は水瓶座をナチュラルサインとし、水星とは親和性がありますので、軽いフットワークと知性の追求、絶え間ない交流が、仲間との喜びの共有を促します。

第11ハウス(室)の象意には、テクノロジーやインターネット、SNSといった最先端の技術と手段があり、水星は日常的によく学び、常に新しい価値観を探し、共有するでしょう。

第11ハウス(室)の水星にとって重要なことは、「刺激と学びを共有すること」です。

第11ハウス(室)の水星は、単独プレーよりも、共通意識で繋がっている仲間との連携を望みますので、気の置けない関係性は、好奇心と貢献によって成り立ちます。

ただ第11ハウス(室)は水瓶座・天王星の影響を受けますので、水星は特に、「口は災いの元」を肝に銘じなければなりません。

なぜなら水星は、水瓶座の影響を受けることで、皮肉や批判をすぐ口にしてしまう傾向が強いからです。

また第11ハウス(室)の水星は、淡泊さが特長ではあるものの、感情的な結びつきが希薄であるため、興味・関心が変わった際には、反りが合わなくなることもあるでしょう。

第11ハウス(室)の水星は、常に自分の好奇心を満たし、学んだことを即仲間と共有することで、絆が深まります。

水星は思考と選択を象徴するだけでなく、「教育」に関しても適正がありますから、「教えること」が仲間との結束力と公の活動の鍵となるでしょう。

第11ハウス(室) × 金星

第11ハウス(室)の金星は、「喜びの共有」を重要視します。

第11ハウス(室)の金星は、「自分の好み」が反映され、同じ嗜好を持つ仲間との繋がりを大事にするでしょう。

金星は「趣味」や「教養」、「感性」、そして「文化的な交流」などから喜びと満足を得ることを促す天体です。

また金星は、土星座である牡牛座と、風星座である天秤座の支配星でもありますから、物質的価値観と社交性に長けています。

そのため仲間との程よい距離感を保つだけでなく、自分と仲間のペースを尊重できることも、第11ハウス(室)の金星の特長といえるでしょう。

第11ハウス(室)の金星は、帰属意識が比較的強く、共通の楽しみがあることで、刺激と変化、学びを深めることを望みます。

金星は「愛らしさ」や「品性」を与えますので、第11ハウス(室)の金星は、人によく好かれるとともに、気前が良いため、特に異性に好かれやすいでしょう。

第11ハウス(室)はインターネットやSNSを象徴しますので、オンラインでの出会いと交流がきっかけで、楽しみと喜びの追求の幅が広がります。

金星は「愛情の星」でもありますので、時間と楽しみを共有する仲間と、恋仲になる暗示もありますが、情欲が深まり過ぎると、不調和を生む可能性も少なくありません。

第11ハウス(室)の金星にとって重要なことは、「品性と教養、感性の豊かさ」です。

金星は、外見に内面性が表れることを理解していますので、裏表の無い人を好み、また自分自身も上品であろうと努めます。

第11ハウス(室)は独創性や個性の尊重を促しますので、金星は他者にとっての「お手本」や「ロールモデル」であろうとする意識を強めるでしょう。

この意識を認め合える関係性が、第11ハウス(室)の金星に居心地の良さと満足感を与え、仲間を支えようとする心を育てます。

ただ金星は「快楽主義」や「良いところ取り」を促すところがありますので、ある程度の目算も必要になるでしょう。

評価や支持を受けること、好かれることは、同時に嫉妬や批判を得ることでもあります。

八方美人や控えめさで、仲間の信頼を損なわないために、日頃から自分の意見を主張し、心の内を理解してもらうことが必要です。

第11ハウス(室) × 太陽

第11ハウス(室)の太陽は、「仲間との繋がり」を重要視します。

第11ハウス(室)は「友愛」を象徴しますから、そこに意識の光(太陽)が与えることで、仲間のために生命力を注ぐことが、第11ハウス(室)の太陽の学び・喜びです。

太陽が位置するハウス(室)は、人生の大きなテーマや目的を示し、「存在意義」や「人生の手応え」を象徴し、能力と才能、個性を発揮すべき場面を示します。

第11ハウス(室)の太陽は、水瓶座・天王星の影響・刺激を得て、新しい価値観や変革の思想を実行することに熱意を燃やすでしょう。

その際には、仲間の存在が原動力となるため、仲間との発展的な関係性が、第11ハウス(室)の太陽を更なる発展と充実感に導きます。

「太陽」は、純粋性と未来性を備えた、いわば可能性の塊です。

私たちの人生は、「太陽の獲得」を目指しているわけですが、純粋な願望を実現することで、未来を創造することが、人生の手応えに繋がります。

そのため第11ハウス(室)の太陽は、仲間意識が非常に強く、仲間とともに変革を起こすことに膨大なエネルギーを投じるでしょう。

実は太陽は、最も柔軟な天体で、与えられた使命や役割に対して、肯定的に現実を捉える意識をもたらします。

そのため太陽は、第11ハウス(室)が持つ、「他者貢献」や「仲間との共創」といったテーマに対して、リーダーシップを発揮することも、サポート役に徹することもできるのです。

また太陽は「自己実現」と「自己表現」の星ですから、嘘偽りなく、自分が大切にする情熱と思想、哲学、価値観を前面に表現し、現実化しようとします。

その結果、独立や起業を果たし、地位のある人からの後ろ盾を得たり、共通の理想や思想を持つ仲間に恵まれ、人生を楽しむ可能性がより高まるのです。

そしてその独立精神と開拓精神は、仲間と共同で事業を興したり、機会と運を待っている人に機会を与えることによって、活躍の場を広げ、強い影響力を持つことに発展します。

太陽が持つ生命力や持久力は、利己的な成果の達成に留まることなく、この世の恩恵を還元しようとする意識が、「私たちの意識(全体性)」を時代に浸透させていくでしょう。

第11ハウス(室)の太陽にとって重要なことは、「共有財産を大切にすること」です。

第10ハウス(室)の段階で、「所有」や「利己主義」は限界に達し、占有や独占には未来性・可能性が期待できないことを確信されます。

そのため第11ハウス(室)の太陽は、豊かさと喜びを共有することで、誰もが自分の能力と才能を発揮し、自分の人生の可能性を信じることができる人を増やそうとするでしょう。

私たちの人生には、良くも悪くもタイムリミットがあります。

第11ハウス(室)は、「生命の連鎖」が「共有意識」によって、人々が現実を肯定的に捉え、「次世代に豊かさと喜びを繋ぐ」という、尊い学びを与えてくれるハウスです。

第11ハウス(室)の太陽は、「自分がされて嬉しいことを他者に施す」という価値観が、人々の暮らしと人生に、広く広まることを願っています。

第11ハウス(室) × 火星

第11ハウス(室)の火星は、「仲間意識の活性化」を重要視します。

火星は「行動力の星」で、自身の思想と哲学を素直に行動に移す、素直な星です。

第11ハウス(室)の火星は、「仲間との団結」のために、情熱を燃やし、行動と成果によって、仲間への愛情を示します。

第11ハウス(室)は水瓶座と天王星の影響下にありますから、火星の行動力と闘争心は、飛躍的な発展に貢献することもあれば、対立や衝突を招くことにもなるでしょう。

火星は金星と対照的に、「受け入れられるために行動すること」を促しますので、発信型・自己主張型の星といえます。

そのため第11ハウス(室)の火星の熱意は、過剰になり過ぎることで、受け止められることがなく、空振りに終わることも少なくありません。

それゆえに、火星は認められたいがために行動を続け、仲間からの信頼を得ることに固執し、頑固になり、余裕と柔軟性を持つこが苦手になってしまうのです。

第11ハウス(室)の火星は、行動力と発言力、発信力に関して、大いに能力と才能、そして闘争心を発揮するでしょう。

そのため環境次第では、カリスマ的な存在になり、指導者やリーダーに登り詰めることもあります。

ただ火星は、水瓶座・天王星と相反する要素を持つ土星と同様に、「マレフィック(凶星)」の要素を持つ天体です。

ですから「他者を思い通りにしようとする意識」や「望み通りに事を運ばせたいという欲求」が、仲間との関係性に亀裂を生む暗示があります。

第11ハウス(室)の火星にとって重要なことは、「思い込みに振り回されないこと」です。

第11ハウス(室)・水瓶座・天王星は、古い価値観(思い込み)からの脱却を促します。

ですが自分が持つ可能性を正義とし、正当化しようとする価値観が、新たな障害になり得る、ということを忘れてはいけません。

第11ハウス(室)の火星は、牡羊座が象徴しているように、「純粋な願い」を仲間に向けているだけです。

ただ話し合いや配慮という「分かち合いの経験と機会」を飛ばしてしまっては、せっかくの仲間への愛情は、行く当てもなく自分のところに舞い戻り、不満足に終わってしまいます。

ですから衝動に駆られ、段階を踏まずに仲間と自分を同化することなく、仲間と供に過程(プロセス)を楽しもうとする意識が、第11ハウス(室)の火星を救うはずです。

第11ハウス(室) × 木星

第11ハウス(室)の木星は、「循環に貢献すること」を重要視します。

木星は良くも悪くも、「運の良さ」を経験させる天体です。

なぜ「良いだけではない」のかといいますと、「苦難」や「逆境」と無縁の場合、他者の苦労や心境、トラウマなどに対して、理解を持つことができません。

私たちの意識は、「経験したこと」や「学んだこと」がベースになっていますので、自身が経験していないことは、決して「自分事」として捉えることができないのです。

裏を返せば、損な経験をしている人にとって、木星のエネルギーを持つ人は希望となることができます。

木星がもたらす「発展」と「拡大」のエネルギーは、自己的な生き方を貫いてしまうと、逆に損なのです。

第11ハウス(室)は「他者貢献」や「共有」の体験をさせますから、「私たちの意識(全体性)」に沿うことで、木星のエネルギーを十分に活用することができるでしょう。

第11ハウス(室)の木星は、豊かな交友関係と人脈に恵まれる暗示があります。

他者に助けられるということは、相手に「与える体験」を与えるということでもある、という意識を自覚することで、謙虚に恩恵を受け取ることができるはずです。

また自分が受けた恩は、そのまま返すのではなく、生き方や生き様として、社会貢献や仲間への恩返しという形で発揮すると、豊かさと幸運が循環していきます。

第11ハウス(室)の木星は、グループ活動や仲間との共同活動によって、活動の場を広げ、他者に希望と楽観性、自由意志を与えることができるでしょう。

そして第11ハウス(室)の木星は、「支えられる経験」という当事者意識によって、他者に同じように恩恵を与えたい、という無償の愛情を抱きます。

第11ハウス(室)は、他者を信頼することや、弱みを見せること、そして助けられる勇気と喜びを与えるハウス(室)です。

「受け入れられる経験」があってこそ、私たちは豊かさは独り占めすべきではなく、分かち合うものである、という精神性に目覚めることができます。

第11ハウス(室)の木星は、最初は運や縁に導かれるものの、人生の後半では、慈善事業やスポンサーになる可能性を秘めていますので、その時々の役割を全うすべきなのです。

第11ハウス(室)の木星にとって重要なことは、「自分の存在が望まれている」という意識を持つことです。

どのような状況にあり、どのような価値観(思い込み)を持っていたとしても、私たちが生きている事実は、存在が許されている、ということに他なりません。

第11ハウス(室)が示す精神性は、「誰もが尊重される現実」であり、その精神性を肯定することが、自分自身のみならず、他者と世界の肯定に繋がります。

運や縁、チャンスや導き、苦難や受難、使命や役割、すべてが多様であるからこそ、私たちは支え合うことができるのですから。

第11ハウス(室) × 土星

第11ハウス(室)の土星は、「自分の安らぎを追求すること」が学びです。

第11ハウス(室)と山羊座の解説でお伝えしたように、山羊座と土星は、水瓶座と天王星とは対照的・対極的な関係性にあります。

土星は「試練」や「忍耐」、そして「克服」などの経験を与える天体ですから、友愛や理想の第11ハウス(室)であっても、ジレンマ(葛藤)を抱えやすいといえるでしょう。

第11ハウス(室)の土星にとって、少ないながらも、信頼できる友人を持つことや、感情の解放し、損得勘定ではなく、真心からの献身と貢献の経験が、大いなる学びです。

「学び」とは、決して苦しいだけ、清貧を美化するのではなく、自身の弱点や苦手意識によってこそ、与えられる喜びと恩恵がある、ということでもあります。

土星と山羊座は、役割として、「固定」と「安定」の働きや、「システム」や「仕組み」の構築といった力を与えられた理由は、物質世界を成り立たせるために他なりません。

だからこそ土星は、責任を果たすことを強調し、自律と堅実さによって、人生を歩むことを促します。

そのため第11ハウス(室)の土星は、「あるがままの自分を受け入れること」、まさに「自分の存在を認めること」が、友愛と他者貢献、自由の実感を実現させるはずです。

土星が抱かせるジレンマは、「希望」と「絶望」を真摯に受け止める心によって生まれます。

それは決して、哀しむべきでもありませんし、融通が利かないからと投げやりになるべきでもありません。

私たちは1人ひとり、「与えられた役割」と「実現していく生き方」を両立し、幾つになっても、自分自身を認め、人生を創造していくことが生涯の学びです。

言い方を変えれば、土星や山羊座は、「引きの悪さ」というよりも、「損な役回り」を引き受け、「負の先払い」をすることによって、他者・社会貢献を果たしています

第11ハウス(室)の土星にとって重要なことは、居心地の悪さや役得の悪さに屈することなく、「自分の自由と満足感を追求すること」です。

第11ハウス(室)と水瓶座は、個性と多様性を尊重することを大切にしますから、土星から強い影響力を受ける人ほど、自分自身を尊重し、認めることを求められています。

土星のエネルギーに持ち堪えることができる人ほど、物質世界を忍耐強く、堅実で、真面目に生きる人はいません。

すぐには実感や評価を得ることができなくても、人生を必死に生きる人には果報が訪れます。

他者を指導し、導く力を与えられているからこそ、第11ハウス(室)の土星は、自分自身を褒め、慈しみ、望みと希望を捨てないことが、人生をより善く生きるための秘訣です。

第11ハウス(室) × 天王星

第11ハウス(室)の天王星は、「独自性の追求」を重要視します。

天王星は「変革」と「意識進化」を司る天体です。

また天王星は水瓶座を支配するため、第11ハウス(室)は天王星の影響とエネルギーがストレートに表されます。

天王星は「固定」や「癒着」、また「従属」や「執着」から離れるよう促すため、第11ハウス(室)の天王星は、最も身軽で、柔軟な生き方・在り方を体現させるでしょう。

第11ハウス(室)は、第8ハウス(室)の結果のハウスでもありますから、「執着」や「束縛」の経験を教訓とします。

教訓といっても、失敗や痛手と捉えるわけではなく、不要な関係性は排除し、互いに身軽で、自由であることを望ませる、ということです。

第11ハウス(室)の天王星は、無意識・意識に関わらず、既に出来上がっている世界に対して、反抗心を持ちます。

それは「可能性」や「伸び代」、「希望」を見出すことができるからですが、何より、「個性」や「自由」が縛られている現状に、強い不快感と違和感を持つためです。

第11ハウス(室)の天王星は、友人を非常に大切にしますが、熱意や思想で相手を縛ることはしません。

そのため単独行動をすることが多く、必要な時に繋がり、それ以外は自由を求める、というのが第11ハウス(室)の天王星の最大の特徴です。

また第11ハウス(室)の天王星は、変化と転機が多い人生を歩みやすく、友人や仲間との関係性も変動しやすい暗示があります。

天王星と水瓶座は、「意外性」や「奇抜性」といった独自の思想と表現を好むため、交友関係には刺激を求めるでしょう。

先ほど「執着」や「束縛」からの解放、というお話をしましたが、第11ハウス(室)の天王星は、依存や思考停止を嫌います。

恐らく、私たちが未だ経験していない、「開かれた時代」とは、単に同世代とつるみ、互いに自由に振る舞うということではないでしょう。

「好きなものに理由は無い」と言葉の通り、風星座は、愛着はもっても、執着は抱きにくい性質を持ちます。

「執着」とは、価値観(思い込み)と同様に、「思い通りにしたい」という欲求が原因(始まり)です。

第11ハウス(室)の天王星が、相手に対しても、相手からも、不用意に執着されることを嫌うのは、客観性や冷静さ、純粋性や新鮮さが失われないための配慮からかもしれません。

第11ハウス(室)の天王星が抱く「自由」や「理想」は、必ず自分自身を主体として、他者と健全に繋がることによって成し遂げられます。

その心は、力や恩を与えても、見返りや期待は求めず、「当たり前に支え合う」という淡泊な在り方といえるでしょう。

ただ水瓶座と天王星は、偏りのある行動や思想を持ち、即座に行動に移してしまうところがあります。

そういう意味では、冷静さと客観性、理性を完全にコントロールできているわけではないため、「偏りを持った自分を認めること」が重要になるでしょう。

第11ハウス(室)の天王星にとって重要なことは、「真の自由とは何かを問い続けること」です。

いくら水瓶座や天王星が、「自由」や「独自性」、「個性」を尊重しようとも、必ず衝突や対立が生まれます。

第11ハウス(室)が提起する精神性とは、「問題を問題として捉えないこと」です。

私たちは自我形成が完了した時点で、すでに「色眼鏡」で現実を見ています。

ですから私たちは、完全に偏見を排除することはできません。

大事なことは、偏見を自覚した時に、素直にその事実を受け入れること。

事実を認めた時点で、問題は大きな問題になりませんし、価値観(思い込み)さえもただの要素なのです。

真の自由は、「ありのままに見る(捉える)こと」であり、「事実を認めること」の重要性を知り、自分自身と他者、そして世界(社会)に、この意識に広めることといえるでしょう。

第11ハウス(室) × 海王星

第11ハウス(室)の海王星は、「実現不可能な理想」に思いを馳せます。

海王星と魚座は、現実的な感性や感覚が希薄であるとともに、他者との境界線を引くことが苦手です。

またトランスサタニアンである海王星は、「非現実」や「現実逃避」を提供しますが、現実とのギャップに苦しませる、という側面を持つ天体でもあります。

第11ハウス(室)の海王星は、他者に対しても、現実に対しても、独自の理想を持ちますが、大抵の場合は、幻想や失望で終わることが多いでしょう。

その理由は、内的世界と外的世界、自己と他者に大きな距離やギャップがあり、失敗や痛手という現実的な痛みをもってでしか、その溝を埋めることができないからです。

第11ハウス(室)の海王星は、自由奔放に生きる友人を持ち、自らもそのように振る舞いますが、「当事者意識」を持たないことで、仲間との連帯感や帰属意識が希薄になります。

第11ハウス(室)の海王星が活躍する場面は、直感力や共感力、芸術的才能を発揮する時です。

海王星の象意に「変性意識」や「トランス状態」といったものがあるように、自分自身をパイプにして、インスピレーションを降ろすことで、非現実的な表現が可能になります。

そのような感性・能力・才能を持っているからこそ、利用されやすいため、信頼できる人に巡り会うまで苦労する恐れがあるのが、第11ハウス(室)の海王星です。

更に第11ハウス(室)の海王星は、「明確なビジョン」を持つことが苦手であるため、他やの志に賛同したり、理解を示すことが苦手であったりもします。

そのため場の雰囲気や、友人や仲間の主張に呑まれ、流されてしまうことも少なくないでしょう。

第11ハウス(室)の海王星にとって重要なことは、「導きを得ること」です。

海王星と魚座は、精神性の高さや直感的・霊的な繋がりを促すものの、物質世界においては、理解を得にくい、という弱点・虚しさを体験させます。

そのため人を見る目を養い、同じ失敗を繰り返さないことが、「みんなの理想」に共鳴するために必要な学びです。

海王星は、献身さや癒し、安らぎや寛容性を象徴します。

ですから物質的・現実的な視点を獲得することで、他者貢献と社会貢献はもちろん、しいては、集団的無意識を癒すことも可能なのです。

大切なことは、「幻想・思い込み」と「現実的な導き」を区別し、他者と手を取り合って生きるために、現実を受け入れ、学びを自分自身に与えること。

物質性と精神性の間のギャップを埋めることは、自分自身の人生を豊かにするだけでなく、他者を包み込む大いなる力を獲得することになるのですから。

第11ハウス(室) × 冥王星

第11ハウス(室)の冥王星は、「必ず結果を出すこと」を重要視します。

結果や成果という現実的な収穫は、土星の象意に相応しいことは間違いありません。

ですが冥王星は「徹底すること」や「執着」、「支配」を促す天体ですから、第10ハウス(室)で物質性を極めた後には、強い影響力と支配力を行使する暗示を持ちます。

そのため第11ハウス(室)の冥王星は、「世の中に変革をもたらすこと」に執着し、特殊な思想や経歴を持つ人と繋がることによって、自身の理想を実現しようとするでしょう。

冥王星は「根源的なエネルギー」を司りますから、意識と時が熟した際には、爆発的なエネルギーを放出・表現する可能性を秘めています。

第11ハウス(室)の冥王星は、仲間を信じ、また信じられることを願い、裏切りを絶対に許しません。

明確な目的と結束力こそ、友愛の証であり、自分自身が他者のために生きる理由です。

冥王星は、天王星以上に「突然の変化」を与え、海王星以上に「運命的な出会い」を与えるところがあり、自分自身と他者を翻弄しながら、集団的無意識に変化を与えていきます。

私たちは誰もが集団の中の要素であり、世界・宇宙を構成していますので、冥王星が起こす「破壊と再生」は、確実に蓄積されていくのです。

冥王星は、「カリスマ性」や「リーダーシップ」を発揮する素質と才能を与えるだけでなく、「極端さ」や「葛藤」を抱かせる天体。

そのため偏った思想を持ち、極端な行動に出ることもあるため、敵と味方が明確に分かれます。

第11ハウス(室)の冥王星にとって重要なことは、「人生と現実を受け入れること」です。

冥王星は「有無を言わさない流れ」を起こしますので、私たちが出来ることといえば、無駄に抗わず、流れに逆行することなく、嵐が過ぎ去るのを待つことくらいでしょう。

冥王星の影響を受け入れることは、宮沢賢治氏の晩年の作品である「雨ニモマケズ」の詩のように、「大いなる働きを受け入れること」に通じるものがあります。

友愛や崇高な思想を掲げても、私たちは風を起こすことも、雨を降らせることもできません。

ですが生かされている理由は、感情や意識、精神性を駆使して、「人間」という役割を全うすることにあります。

人生と現実は、宇宙の創造意志によって動いていますが、私たちが無力である、ということではないのです。

だからこそ私たちは、意志を発し、人生に挑み、創造エネルギーによって、新しい価値観を生み出していく必要があります。

第11ハウス(室)の冥王星は、自分自身をよく知り、受け入れることで、他者を受け入れ、愛することを促しているといえるでしょう。

第11ハウス(室) × ドラゴンヘッド

第11ハウス(室)のドラゴンヘッドは、「共同創造」がテーマです。

ドラゴンヘッドは、人生の方向性を意味し、また人生の全体の流れが向かう学びを表します。

第11ハウス(室)のドラゴンヘッドは、「意志の明確化」が重要です。

ドラゴンヘッドが位置するハウスは、「人生の重要な指針」であり、「学び」と「気づき」、そして「思いもしない出会い」が用意されています。


第11ハウス(室)の象意は、「友愛」や「他者貢献」、「相互扶助」です。


人生を歩んでいくうちに、感性と価値観が共鳴する人との出会いに恵まれ、個性の発揮は孤独ではなく、共同創造によって輝きを持つことに気がつくでしょう。

人生は思い通りにならないからこそ、他者からの助けと知恵を得て、新たな視点を得ることが重要です。

第11ハウス(室)のドラゴンヘッドは、「認め合う関係性」に憧れ、理想主義的な思想を持つことが多く、理解を示さない相手に対しては、淡泊に対応します。

ですが他者をジャッジすることはせず、年齢や性別、ハックグラウンド、職業、社会的地位などに左右されない寛容さが、第11ハウス(室)のドラゴンヘッドの特長です。

相互理解や相互扶助は、決まり切った答えや正義のような、単一的な意識や在り方ではありません。

そのため第11ハウス(室)のドラゴンヘッドは、様々な出会いを経て、自分自身を俯瞰し、現実創造の手段として、友人や仲間と手を取り合うことを選びます。

「多様性」とは、無限の可能性を受け入れることであり、自分自身と他者を活かす精神性です。

第11ハウス(室)のドラゴンヘッドは、「誰にとっても優しい世界」を目指すことで、自立心と主体性を育んでいくでしょう。

その成長こそが、自身の人生の歩む方向性であり、他者に対する貢献なのです。

第11ハウス(室) × バーテックス

バーテックスは「世界(人生)との約束」であり、自分という存在に与えられた役割や性質を発揮する、というある種、「義務に対する誠実さ」を問う感受点です。

第11ハウス(室)のバーテックスは、「器を広げる事」を学びとします。

バーテックスは、他者から義務を果たすことを求められるとともに、個性や純粋性、才能や能力の発揮を引き出す感受点です。

第11ハウス(室)のバーテックスは、受け入れられる感動を体験することで、他者に対して寛容であろうと努めます。

この精神性は、「施された恩を返すこと」が動機となり、自分自身が他者を受け入れられるように成熟することを促すでしょう。

バーテックスは、不自由さや制約・制限、強制力ではなく、世界との約束ですから、次第に自覚される意識です。

第11ハウス(室)は「友愛」や「公平性」、「多様性」、「社会貢献」を象徴しますので、世界との約束は、柔軟性と寛容性を育てることに焦点が当たります。

柔軟性や寛容性は、ただ豊かさや喜びを与えられることでは備わりませんから、人生に挑戦し、他者を理解しようとする心によって、次第に育っていくもの。

第11ハウス(室)のバーテックスは、自分自身の器を広げ、他者の意志と可能性を認めることが、「自分を含めた私たち」という、個性が尊重された集団を形成を促すのです。

人と違う個性や特徴は、時に偏った思考や感情、思想、行動原理として表れますが、この世には完璧な人は存在しません。

役割や義務を与えられることによって、私たちはより賢明になり、より優しくもなることができます。

ですから「他者を受け入れるための学び」は、分かち合いと人生の充足感に繋がっていることを信じてください。

水瓶座は「I know:私は、知る」というキーワードを持ちます。

「ありのままに受け入れること」こそ、他者の純粋さや本質を知ることであり、私たちの人生をより豊かにする秘訣なのです。

第11ハウス(室) × パート・オブ・フォーチュン

パート・オブ・フォーチュンは、自分自身と、他者・世界との豊かさの交差点、または幸運の鍵のようなものであり、可能性の在りかです。

第11ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、「友人・仲間に恵まれること」と「分かち合いによって人生が豊かになること」がポイント。

パート・オブ・フォーチュンは「幸運の在りか」ですから、特別な他者との関係性の構築の過程(プロセス)に、縁とチャンスが用意されていることを暗示しています。

第11ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、生まれつき対人運や友人との縁に恵まれ、仲間との分かち合いの経験が、人生の希望であり、幸運の鍵です。

私たちは誰もが、「他者(客体)」の存在を必要とし、他者が居るお陰で、二元性の原理が働くことによって、現実・人生が回っていきます。

第11ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、博愛・慈愛の精神があり、独特な魅力を放ち、多くの友人と仲間に恵まれるでしょう。

また第11ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、カリスマ性や、人の可能性を引き出す才能が与えられていますので、楽しみや喜びを共有することが生き甲斐になります。

人との出会い・縁によって、私たちは新しい視野や知らない価値観、つまるところ、「新世界」を体験することができますから、「人生は誰と歩むか?」が重要です。

その点、第11ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンは、他者とのより善い関係性を実現し、社会活動や創造活動に辿り着くことが約束されています。

第11ハウス(室)と水瓶座は、他者に寄りかかるだけでなく、自立心や独立精神を持つよう促しますので、健全な対人関係を築き、夢や理想を尊重し合うことができるでしょう。

第11ハウス(室)のパート・オブ・フォーチュンにとって重要なことは、「他者の喜びを自分のことのように喜ぶこと」です。

第11ハウス(室)と水瓶座が示す「自由」や「理想」は、「共有」や「分かち合い」ですから、分離や対立とは無縁です。

必要最低限の義務や責任を果たし、不必要な迷惑や手間を省いた上で、あらゆる感動や豊かさを共有することが、第11ハウス(室)がもたらす大いなる恩恵なのですから。

【まとめ】第11ハウス(室)は「私たちの意識(全体性)」を教える!

今回は第11ハウス(室)について解説させていただきました。

第11ハウス(室)は、「個人が望む理想と自由」と「志を供にする仲間」、そして「他者貢献と分かち合い」が大きなテーマです。

私たちは生まれてから寿命を迎えるまで、「自分」という存在を無くすことも、否定することも、そして自分から逃げることが許されません。

これが肉体(物質性)を持った私たちの、喜ぶべき制約・制限であり、宿命的な呪縛といえるでしょう。

精神世界やスピリチュアリズムでは、肉体を伴った個人の誕生は、宇宙意志と個人の魂の契約や約束によって果たされた、という解釈・概念があります。

占星術は、現実に根差した精神の学問ですから、大っぴらに、または、無責任に非現実的な概念を推奨する立場にはありません。

ですが「生命の連鎖」や「精神性の継承」について考える時、私たちの人生の始まり(原因)は、決して思いつきやアクシデントではないはずだ、という肯定的な解釈ができます。

私たちが生まれた瞬間から、物質性という制約・制限の中で、タイムリミットまで不自由さを味わうことになりますが、この不自由さこそが、実は物質性の自由です。

赤ちゃんの意識は、まだ物質性に定着していないため、意識だけは無重力のような時空間の感覚を持っているかもしれません。

その矛盾した状態から、私たちは徐々に物質的な呪縛が強まることで、現実という「原因と結果の世界」を生きることになりました。

この世とあの世は反転した世界であり、もしかしたらどちらの世界も、反転した世界に楽園や純粋性を求めてしまうのしれません。

「失って大切さに気づく」という言葉がありますが、同じことを繰り返す癖や、失うことにさえも、自由のヒントが隠されているとしたら、人生に無駄なことは一切無いはずです。

第11ハウス(室)が促す「自由の追求」や「個性の尊重」、「変革の意識」は、私たちが物質性の有難みを実感した後に味わうことができる、至高の喜びなのかもしれません。

地球での私たちの人生(現実)は、創造と破壊、そして変化と発展を体験する世界です。

誰もがあらゆる経験を経て辿り着く境地は、「認め合う現実や繋がり」ではないでしょうか?

色んな挑戦や失敗、変化や変容、孤独や葛藤、思考と感情の調和と不一致など、私たちの人生はまさに冒険です。

孤独な存在である私たちは、人生を楽しむことで、個性という才能(ギフト)によって、他者と精神的な繋がりを持つことができます。

あなたは、誰と喜びを共有し、自由と希望を実現したいですか?

心は移ろいやすいですが、内面に秘められた純粋性や創造性は、滅多なことが無ければ変わることはありません。

その柔らかく、それでも、逞しい個性を引き出し、世の中に送り出すことこそが、あなたの自己実現であり、他者・社会貢献、そして宇宙貢献です。

ですから身体と精神を健全な状態に保ち、内面に秘められた未来性を引き出すために、あなた自身を、また現実(人生)を肯定し続けてください。

肯定と否定を内包するものは、「絶対肯定の意識」であるとともに、「私たちの意識(全体性)」です。

あなたの太陽の獲得は、他者の中にご自分を見るだけでなく、他者を自分のように認めることで、更に輝きを増していくことでしょう。

次の講座で、12ハウスの解説は完成しますが、まだまだ学ぶべき要素は沢山あります。

ホロスコープリーディングは、時間をかければかけるほど、多くの気づきとヒントを与えてくれますので、是非このまま講座を読み進めてくださいね!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

それでは、次回の「第12ハウス(室)」の講座でお会いしましょう!

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