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【小惑星別】パラスの徹底解説!性のエネルギーはあなたを映す!

【小惑星別】パラスの徹底解説!性のエネルギーはあなたを映す!

「初心者が最初に巡り会いたい『深楽しい』西洋占星術講座に」ようこそ!

ホロスコープを読み解く上で、① 星座、② 天体、③ ハウスの3つは特に重要です。

占星術において、主要な天体はこれまで解説してきた10天体ですが、他にもホロスコープに関係がある星たちがあります。


それは「小惑星」です!


太陽系に存在する星たちは、小さな存在であろうと、それぞれの役割を果たすことで、太陽系全体のシステムに貢献しています。

小惑星とは、名前から予想がつく通り、規模や質量が小さな星のことです。

占星術で影響力を持つ考えられている小惑星はいくつかありますが、この講座では、6つの小惑星をピックアップしました!


人生や時代を変えるほどの影響力が無いにしても、小惑星には特定のテーマや分野が割り当てられています。

10天体・星座・ハウスに小惑星を加えると、よりホロスコープを深く読み解くことができますので、10天体の解説の延長で解説させていただきます。


今回の講座は、小惑星の第2弾目となる「パラス」です。

どうぞ最後までお付き合いくださいね!

小惑星とは

小惑星とは、惑星と呼ぶには小さい天体を指し、別名、太陽系小天体とも呼ばれます。

小惑星が発見されたのは、天王星の発見後の1800年以降


また小惑星という言葉が使われ始めたのは、1853年で、海王星が発見された1846年の後です。


天体の種類を大まかに分けると、惑星、準惑星、小惑星の3つ。

天文学では、天体の質量や大きさ、軌道の周期などが確認されてはじめて、正式に登録され、小惑星番号がつけられます。


最初は火星と木星の間に、他の惑星が存在するかどうかの探索が行われていましたが、惑星よりも小さい天体が次々に見つかることで、惑星の定義が細かく決められました。


多くの小惑星は火星と木星の軌道の間に存在し、小惑星が集まる領域は小惑星帯と呼ばれています。


小惑星に登録されている天体の数は、32万を超え、仮登録されている天体を合わせると、約60万近い小惑星の軌道が確認されているようです。

面白いことに、イザナギやイザナミ、アマテラスといった、古事記に登場する神様の名前が登録されている小惑星もあります。

虫を発見すると、発見者が自由に名前をつけることができるそうですが、それは星も同じようで、認知度はさておきとして、世界的に認定されていることは事実です。


宇宙では、大きな天体が小さな天体を捕らえることで、それぞれの軌道が定まります。

小惑星は大きな惑星に捕らえられ、従わされている子分のような存在でしょうか。

占星術における小惑星

占星術では、どんな小惑星も取り入れているわけではありません。


その理由は3つあります。

  1. 10天体に比べて影響力が小さい
  2. 現実の体験に反映されにくく、心や精神の中で理解する必要がある
  3. 歴史が浅く、データが少ない


占星術を活用する人の中でも、小惑星を採用しない人もいます。

ですが占星術は科学と同じく、発展していくものですので、時代の流れとともに、小惑星が発見され、注目されることにも意味はあるはずです。


この講座では、天体と星座、ハウスの3つの主要ポイントを抑えた上で、より広く・深い視点を持っていただけるように、6つの小惑星に絞りました。


6つの小惑星は、①ケレス / セレス 、② パラス、③ ジュノー、④ベスタ 、⑤リリス 、⑥ カイロン / キロンで、発見された順番に解説させていただきます!

パラスの基本情報

占星術では「四大小惑星」の1つです。


火星と木星の間に軌道を持つ小惑星は、「個人天体の世界」と「社会天体の世界」をつなぐ役割があるとされています。

小惑星・パラスは、「性の働き」を学ばせてくれる天体です。


この世界における「二元性」とは、「1つのものを2つに分けること」

細胞分裂の繰り返しによって私たちが生まれたように、二元性の原理が働くことで、この物質世界は成り立っています。


さて、「性の働き」とは一体何でしょうか?

これまでの講座で、「男性性」・「外向きのエネルギー」と、「女性性」・「内向きのエネルギー」という言葉を繰り返し使ってきました。

この二元的な働きを象徴するものが、「性別」や「身体性」、「愛や恋の衝動」などです。


一般的に「性」という言葉は、「男女」を意味しますが、占星術的な観点でいえば、「性」とはエネルギーの「質」や「方向性」、「働き」を意味します。


男性らしい人や女性らしい人もいれば、女性性が強い男性も、男性性が強い女性性もいることは当然のことです。

現代はセクシュアリティの多様性はもとより、セクシュアリティの「純粋性」に意識が向くようになってきました。

それは単に「自由であっていい」ということではなく、「本来の性エネルギーの働き」について焦点が当てられるようになったことを意味します。


小惑星・パラスは、私たちの人生における「性エネルギー」を学ばせる天体です。


あなたにとって男性性・女性性とは何か?

あなたにとって最も自然な性エネルギーの状態はどのようなものか?


「性エネルギー」は根源的でありながら、且つ、自然体のあなたを映し出します。


自分自身が分からない、人間関係でいつも悩んでいる、パートナーシップが上手くいかない、という悩みは、性エネルギーに起因することが少なくありません。

ホロスコープが「人生の羅針盤」と呼ばれるのは、答えを教えてくれるからではなく、「生き方」を教えてくれるからです。

それは無意識の状態では到底叶わないこと。


逆を言えば、私たちが自分自身を深く知ろうと思えば、誰でも自分だけの生き方を知ることができます。

「性」とは「生」に直結し、人生と日々の生活に関わる大変重要な要素ですので、是非パラスからあなたの「性エネルギー」を知ってくださいね。

前置きが長くなりましたが、パラスの解説をさせていただきます!


下記に、パラスの基本情報をまとめました。

  • パラスは、1802年に発見された
  • パラスは、火星と木星の間に軌道を持つ
  • パラスの自転周期は、7.8時間
  • パラスの公転周期は、4.62年
  • パラスは四大小惑星の1つである
  • パラスは「性エネルギーの質」を表す天体である
  • パラスは、個人天体と社会天体をつなぐ天体である
  • パラスは、獅子座・天秤座・水瓶座に関連する
  • パラスは、内面で「男性性と女性性の調和」を実現することを求める


私たちは社会的な場面に出る時、「公の顔」や「公としての意識」が顔を出します。

その理由は、社会性というベールをまとうことで、個性やプライバシーを守るためです。

「自由気まま」や「自然体」は通用しないのが社会、という事実はありますが、それ以上に、「全体としての私」や「公としての私」を体験している面も重要。


また「性のエネルギー」は、他者がいてこそ使えるものです。

パラスが示す性エネルギーの在り方はシンプルに、「私という存在を構成しているエネルギー」。


性のエネルギーは、私たちにセットされた設定と考えると、思考や感情、行動のパターンが固定され、繰り返されるのは当然かもしれません。

パラスを知ることで、「私という存在」の一側面を知ることができるでしょう。


とはいえ、私たちの性エネルギーは、「矯正しなくてはいけない」や「改善しなくてはいけない」というものではありません。

まずはホロスコープに示されているパラスのメッセージを知り、それを過去や現在の自分自身に当てはめてみるところから始めていきましょう。

知ることからすべては始まり、考え、自分自答する時にこそ、あなたは無意識の世界の混乱から解放されるのですから。

性エネルギーと性別

私たちは性別に関わらず、「男性性」と「女性性」のどちらのエネルギーも持ち併せています。


肉体の性別は、いわば「究極的な分離の状態」です。


感情や精神世界、意識の状態は「グラデーション」のように、「濃い・淡い」や「重い・軽い」といった性質があり、境界線が曖昧といえますね。

目に見えないものは、物質世界で固定されないからです。


ところが物質世界で生きるためには、肉体(物)として存在する必要があります。


その際に私たちの魂は、二元性の原理に則って、性別を選びました。

物質的な分離の体験は、物質世界で生きるための前提条件であり、「主体」と「客体」を認識するために最も必要なことなのです。

肉体的に1つの性別を生きるということは、もう片方の性エネルギーを外に求めるということになりますね。


そうしてこの世界では、「性の完全性」の体験や子孫繁栄のために、男性と女性が求め合います。

「求める」という欲求や欲望といった本能は、天体や星座から読み取ろうとするのが占星術です。


男性性が女性性に向けるベクトルは火星、女性性が男性性に向けるベクトルは金星に振り分けられています。

男女ともに火星エネルギーと女性エネルギーを持っていて、どの天体のエネルギーが強く表れるか、を見ることができるんですね。

そこでパラスは、「性に対する意識」を教えてくれます。

  • 「男性とは・女性とは」という視点
  • 父親から受け取った男性像、母親から受け取った女性像
  • 父親 / 母親から受け取った異性・同性に対するコンプレックス
  • 男性不信・女性不信
  • 性的・肉体的な興奮、精神的な安心
  • セクシュアリティに対する価値観
  • 恋愛に求めること
  • パートナーに求めること
  • 性癖・性嗜好

etc

これらは「個性」の一部であり、性的な働きに対する「主観」です。

私たちは誰でも、性に関して克服すべきことや、体験したいこと、再現したいこと、といったように、性から離れることができません。

小惑星・パラスは、性エネルギーに対する意識や価値観です。

パラスに表される意識が、火星と金星を通して実際の行動に移る、という風に理解してください。

性の働きと家庭環境

男女の中に関わらず、全般的に「性的なもの」に関しての意識は人それぞれです。


私たちの人生は、幼少期の価値観や経験が土台になり、その土台は家庭で作られます。

家庭とは父親と母親によって築かれるコミュニティであり、「1番最初の性の学び舎」ともいえるでしょう。


ホロスコープには、あなたの父親像や母親像が描かれるのですが、それは男性性と女性性の意識と捉えることができます。


「男性が外で働き、女性は家庭を守る」という家庭の在り方は、今となっては絶対ではなくなりました。

家計のために共働きが一般的になったり、男性が家庭に入って、女性が社会に出ることも珍しくはなくなってきましたので、どのような在り方も選択肢の1つだと考えられます。


そこでフォーカスを当てたいことは、「実際に行動する時の意志」です。

私たちは必要に迫られれば、それまでは選ばなかった選択・決断をすることができます。


また自分の意思で、変化を起こそうとすることもできますね。

結局のところ、私たちは自分の意志で行動し、その結果を受け取る、ということを繰り返しているのが人生といえるでしょう。


ところが私たちは、できるかどうかを、常に過去の経験を参考にする癖があります。

「過去の参考材料を使う」ということは、「過去の再現」であり、変化を避ける選択といえるでしょう。

このように私たちの意識の根底には、「性の働き」が「人生観」に大きな影響を与えているのです。


そして未来がどうなるかは、今何を決める・選ぶかですから、本来は自由のはずですね。


過去に縛られた意識や言動、習慣は、高い確率で同じ現実を創っていくでしょう。


「現実創造」や「自己実現」を考える時、どうしても性の働きに意識を向ける必要が出てきます。

それは過去や現在に対するジャッジや、未来に対する過度の期待や恐怖ではなく、「内面にある性の働きの意識」を知ることです。


パラスが個人天体の火星と、社会天体の木星を結ぶ役割があるとされるのは、主観的な性の意識から、社会的な性の意識を切り替える必要があるから、ということになりますね。

私たちは「心の底にある価値観・信念」に基づいて行動し、他者と関わりますから、自分自身の性への意識を知ることで、強みも弱みも明確になります。


月の世界である家庭は、無意識・潜在意識にあらゆる価値観を吸収する場所です。

あなたがご自身のパラスに触れることは、あなたが人生で活用したい性エネルギーを知ることにつながるでしょう。

性の原型と抑圧

小惑星・パラスが占星術で重要視される理由は、パラスが「本来の性の働き」を取り戻すヒントを与えてくれるからです。


先ほど家庭環境や両親の存在が、私たちの性の働きに対する意識を作る、とお伝えしました。


そういった原初の状態を「原型(アーキタイプ)」と呼びます。

原型は1つの在り方・状態ですから、色んな型が存在し、それを受け入れるも自由ですし、拒否することも自由なのです。


ですが見方を変えてみれば、「意識が原型に縛られている」という表現もできますね。


縛られることで、私たちは本来の願望や欲求を抑圧してしまいます。

抑圧を続けることで、原型を正当化・美化することになり、自己否定につながってしまうことは少なくなりでしょう。


主観を持つことは、自己主張や社会活動において重要ですが、客観性を持った上で他者と関わることも大事です。

縛られるということは、「それ以外は認めない」や「受け入れられない」という現実を生み出します。


それが家庭環境で培った体験を再現してしまう、ということにつながり、恋愛を楽しめない、人間関係が苦しい、自分自身の性に対して悲観的になる、ということが起こるのです。

どんなことにおいても、「見えない部分」や「当たり前になっている部分」を検討することは新しい視野や可能性に気づかせてくれます。


「自分を認めたくない」という意識は、一種の防衛的な反応かもしれませんが、「認めたくない自分を守る」ことを続けても、望ましい現実はいっこうに訪れてはくれません。


「性に対してオープンになる」ということは、まずは自分自身の中にある性に対する意識に向き合うことから始まります。

他者のセクシュアリティや性に対する意識への攻撃や批判は、自分の内面から目を逸らすため、ということは少なくありません。


また他者に対しての欲求や衝動も、相手の意思を汲んでいるのか、自己中心的・支配的ではないか、ということに気づくことで、より良い関係性を築くことができます。


常に私たちが抱えているものは、「性に対する意識」です。

あなたがご自身の性エネルギーを解放する時は、ご自身の性に関する価値観を知って認める時。

どのような性の在り方も、宇宙の原理からすれば、恥ずかしいこともバチ当たりなこともありません。

何事もうやむやにし、不透明だからこそ苦しくなりますから、パラスから性の働きの指南をしてもらいましょう。

セクシュアリティとは

セクシュアリティとは、「性的衝動」や「性癖」、「異性に求める欲求」を意味しますが、もう少し広く性の在り方を捉えてみましょう。


大昔から同性愛や両性愛は存在していましたし、性愛を感じない人もいたはずです。

後々愛を育む形で、お見合いが広く認められていたり、歴史を紐解けば、政略結婚は少なくありません。


セクシュアリティは、結婚や恋愛といった性の在り方に限定されるものではなく、「性を体験するもの全般」を指します。


現代では「セクシュアルマイノリティ」「LGBT-Q」といった言葉が普及するようになりましたね。


時代の流れは「個性」や「純粋性」、「自然体」を肯定し、尊重する流れにあるといえます。


「性にオープンになる」ということは、「自由奔放」という意味ではなく、「偽りが無い」という意味。

「性に素直であること」は、「個人面」だけでなく、「社会面」でも大切なことです。


性に限らず、「当事者の意識」と「第三者の意識」は同一化することはありませんが、理解を示し、認めることはできます。


それは「寛容である」ということではなく、「肯定する」や「尊重する」意識です。


「知ることができないこと」や「体験できないこと」を認めることは、想像以上に難しく、排除したり、批判することは簡単かもしれません。


ですが「偽りのない自分を生きること」は、誰にとっても人生を懸けて重要なことです。


自己不信につながる他者比較と同じように、無目的の批判や否定、拒絶は誰にとっても得にはなりません。


ちなみに占星術でも、性の多様性に関してはまだまだ発展途上といえます。

土の時代は「男性原理社会」や「男性優位社会」であったために、性に関してはコントロールされていた面が強く、それは占星術においても強く影響してきました。


「性が二者択一ではない」ことが、人類の存亡につながると思い込む人は少なくありません。

ここに「原型」としての意識が強く影響していることが分かりますし、土の時代の価値観が根強いことが分かります。


私たちは誰でも「脅かされる要因」に対して過剰に反応しますし、実際に排除する言動に移ることもあるでしょう。

私たちは決して「間違いを認める」ことを増やしているのではなく、「本来の姿を知る」ということを学んでいます。


現代人の意識進化の課題の1つに、「性の多様性を認める」ということがあることは明白ですし、時間をかけ、世代をまたいで取り組んでいくことになるでしょう。


現代の占星術は、火星と金星だけでなくパラスを通して、セクシュアリティの在り方や傾向を知る研究がされています。

「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が数だけを示し、概念や価値観を意味する時代が実現する時、他者攻撃や他者批判が少なくなっている時代になるでしょう。


風の時代は水瓶座により始まり、水瓶座は多様性の星座です。

冥王星が2025年から水瓶座を運行し始め、魚座を運行するのは2044年ですから、まだまだ意識進化の道は長いのかもしれません。


それでも私たちは少しずつ成長し、太陽系の歴史も進歩していることは事実です。

私たちができることは常に、今を生きることであり、今の自分自身を認めた上で、他者を認めることですね。

【12星座別】パラスの意味

あなたのホロスコープでは、パラスはどの星座にありますか?


天体と同じように、小惑星も必ずどこかの星座に位置し、小惑星のエネルギーや象意が星座を通して現れます。

先ほどもお伝えしたように、小惑星の影響力は、10天体よりも小さいと考えられていますが、ホロスコープの条件によっては、小惑星が強調されることもあるでしょう。


パラスは、あなたがどのように「男性性のエネルギー」と「女性性のエネルギー」の価値観や意識を持っているかを教えてくれます。

小惑星がどの星座にあり、10天体とのつながり方を知ることで、あなたはホロスコープをより深く読み解くことができます。

小惑星と星座の関係は、あなたの人生を通してどこかに必ず見つけることができるでしょう。


私たちは「なぜだから分からないこと」を明かしていくことで、自分を知り、自分像をより明確にすることができます。

それでは、パラスの星座の意味を見ていきましょう!

パラス × 牡羊座

牡羊座は「自我意識」の星座で、「物事の始まり」に関わります。

牡羊座は男性星座ですから、牡羊座にあるパラスは外向きのエネルギーに意識を向けさせるでしょう。

性のエネルギーは根源的ですから、自分が主体となって動くことを好む牡羊座は、社交的・外交的・冒険的・挑戦的といえるでしょう。


牡羊座は「生まれたての生命」と表現することができるため、性に対して純粋です。

他者に対してはストレートに接し、相手の反応も素直であることを願います。

自己主張をするのが牡羊座の仕事ともいえますが、自由奔放であることが、どういった人間関係を築くかを客観視することで、より自信が持てるでしょう。

また牡羊座は火星をルーラーに持ちますから、積極性を持つ組み合わせといえます。

パラス × 牡牛座

牡牛座は「体感」や「感受性」を司る星座で、マイペースで変化を嫌う星座です。

牡牛座は女性星座であることも手伝って、「受け身」や「待つ」、「維持すること」を得意とし、性のエネルギーとしては「包み込む」働きをします。


五感の充足を大切にする牡牛座は、身体的な安心感を求め、また他者には触れてもらったり、近い距離で接触してもらうことを望みます。

また性に対して「美しさ」や「満足感」を求めるため、日常的な感覚が合う関係性を築こうとするでしょう。

長期的な関係性は牡牛座を安心させ、安心感を与えてくれる相手を信頼します。

牡牛座を支配するのは金星ですから、女性性のエネルギーが強く作用し、寛容的で受容的な面が表れるでしょう。

自分の感覚を重要視する牡牛座を通して、パラスは「自分に嘘をつかない」ことの大切さを教えてくれます。

マイペースや五感の満足を追求し過ぎず、他者との対話や意見の尊重によって、日常的な人間関係は心地良いものになるでしょう。

パラス × 双子座

双子座は「好奇心」や「コミュニケーション」、「知性」の星座で、性に対して並々ならぬ興味関心を持ちます。

実際に情報や知識だけで満足するのか、人とのコミュニケーションで満足するかは、他の天体による影響が大きくなりますが、幅広い価値観を育てるでしょう。


それは双子座が男性星座であるとともに、水星がルーラーであることも関係しています。

飽き性にならないように、多くの人の体験談や知識を取り入れることが好きな双子座は、自分の性の意識に対しても、積極的に学ぼうとするでしょう。


ただ「自己理解」と「知識」、「他者の体験」は一緒ではないことを知ることが大切といえます。

情報や知識は、性の働きを体感するための架け橋となってはくれますが、実際の経験にはなりません。

実際に体験することに躊躇いがあったり、不安があれば、その大元となる経験や価値観を明らかにすることで、性に対しての理解が深まります。

無邪気さは純粋さにつながり、フットワークの軽さは経験の場数を増やしてくれますから、無知からくる恥とは無縁の組み合わせといえるでしょう。

パラス × 蟹座

蟹座は「家庭」や「感情のつながり」を重んじる星座で、パラスが蟹座にある時、性の意識が内向き・女性性に向きます。

また蟹座は女性星座ですから、「性的エネルギー」を感情を通して育むため、受容的で非積極的な面が強く出るでしょう。


更に蟹座のルーラーは月ですから、女性性のエネルギーが強く、それは人を夢中にさせることも、幼少期の体験や心地良い関係性の再現に力を注ぎます。


蟹座は自分が感情を大切にするように、相手にも感情を汲み取って欲しいと望む上に、相手のペースに合わせ過ぎることがあるかもしれません。


性の働きが「ギブアンドテイク」ではなく、「ギブアンドギブ」になる時、最も心地良い心のつながりが実現します。

また自分を守ることと、相手を尊重することを同じくらいに大切にできる時、蟹座の愛は広く深くなるでしょう。


無理に積極的になる必要はありませんが、常に非消極的である必要もありません。

自分を大切にするということは、あらゆる行動を試すことを自分に許すことでもあります。

失敗や拒絶を恐れる蟹座ですが、自己信頼を育てていくことで、対人関係にも恵まれるでしょう。

パラス × 獅子座

獅子座は「自己実現」と「意志」の星座であり、注目・支持され、多くの人に囲まれる星座です。

獅子座のルーラーは太陽で、男性星座ですから、男性性のエネルギーが大変強く、「働きかける」という意識も強くなります。


「自分が求めることが、他者が求めることと一致する」というところが鍵になり、その可能性を知るために積極的に他者と関わるでしょう。


パラスが獅子座にある時、男性性や父性、男性像や外へ向けるエネルギーが強くなることで、それを受け止めてくれる相手を求めます。


これは蟹座と正反対の組み合わせといえますが、受け止められる度量の相手が無限に存在する中で、獅子座は必ずベストな関係性を求めるでしょう。


それは自己信頼と自己肯定、そして自己主張によって叶います。


獅子座が最も苦手とすることは、自分に嘘をつくことです。

それは他者に対しても同じで、「信頼を裏切る」ことが罪深いと感じるからでしょう。


太陽は獅子座に、「自らの行いによって陰りを生み出さないこと」を求めます。


それは自分自身に対しても、他者が自分に対しても同じ。

自分を肯定することは、「太陽としての自分」を実現するためには最も大切なことなのです。

パラス × 乙女座

乙女座は「分析」や「順序」、「義務」を重んじる星座で、性の意識に誠実さが強く表れます。

乙女座は女性星座で、ルーラーは水星で、分別を弁(わきま)えて行動し、それを他者にも求めるでしょう。

順序良く物事を運びたい性格であるため、乙女座は他者との関係も効率良くなる面があります。


性の意識としては、自分の美徳や価値観に反することは受け入れにくく、奔放さとは無縁の組み合わせといえるでしょう。

ただ豊かな人生は、コンフォートゾーンの外での体験によってもたらされることも事実です。


非日常や未知の分野には奥手ですが、そういった世界や体験をさせてくれる人を密かに待っているところもあります。

どのような人間関係においても、「相手の価値観の元となる体験」に興味を示すことは、新しい価値観の獲得につながりますから、事務的な対応は控えるが吉です。

乙女座は綺麗好きで、環境を整え、建設的な考えや会話が得意ですから、同じような生活観を持つ人と親和性が高いといえるでしょう。

パラス × 天秤座

天秤座は「客観性」と「調和」の星座で、他者との関係性を重んじる星座です。

天秤は牡牛座同様に金星が支配星ですが、天秤座は「合意」や「意見の一致」に意識を向け、釣り合いを取ろうとし、男性性のエネルギーがそれを可能にします。


自らの感性や意見に執着することを意識的に避けるため、概念的な価値観や客観性を上手く取り込むことができるでしょう。

その反面、他者や周囲、常識に縛られるため、葛藤が生じることもあります。


それは「自分の本心」とつながることの障害となり得るとともに、自己理解や自己信頼を外側に求めてしまうところに、社会性の落とし穴があるといえます。


認められることを喜びに感じるとともに、調和や橋渡しの役割をこなすことで頼りにされるのは、天秤座の感性と理性のお陰です。

与えることは、受け取ってもらうことで実を結びますから、天秤座は与えることと同時に、受け取ってもらうための工夫ができる貴重な存在といえるでしょう。


パラスは天秤座を通して、「自分が与えることができる存在」であることを認めることを教えます。

そしてそれは他者貢献・社会貢献になり、その中に自分自身も含める重要性も示しているのです。

パラス × 蠍座

蠍座は「洞察力」と「集中力」、「深い信頼関係」に莫大なエネルギーを使う星座です。

蠍座は水星座で、女性星座であるため、感情に非常に敏感であるため、自身がどのように振る舞うべきで、相手が何を求めているかを心得ています。


蠍座は行動力を火星から、深い深層意識を冥王星から力を得て、瞬発力と持久力の双方に長け、「待ちの姿勢」と「攻めの姿勢」のタイミングを見計らうことを得意とする慎重派。

本性を自分の胸に秘めながら、相手の本音を見抜いたり、感情的な癒しを与えることができる反面、相手にも同じように大切にされたいと願います。


ですが蠍座は、自分から与えることを惜しみませんが、相手がそこまでの対象であるかをしっかりと見極めるため、人によっては印象が随分違うかもしれません。

「与えたものと同等のものを与えて欲しい」という願いは、相手を心の底から信頼しているからですが、それは自分も相手も追い詰めてしまうと危険です。


蠍座ほど性に対して、深い理解と執着を持つ星座は他にないかもしれません。

それは性の完全性への憧れから来る強い情動であり、それは神秘的で純粋で、それでいて脆いため、蠍座はオープンになれないのでしょう。


パラスは「素直に打ち明ける体験」を自分に許すように教えるのは、蠍座が「受け取り下手」だからかもしれません。

蠍座は「沈黙」や「潜在」といった言葉が似合いますが、心のうちは言葉で伝えなければ分からないこともあるのですから。

パラス × 射手座

射手座は「広い視野」や「楽観性」、「哲学」に精通する星座です。

そのため自身が多様な価値観を受け止められる器となり、またその重要性を他者に伝えることもできます。


それは男性星座である射手座が、ルーラーである木星の力を得て、積極的に性エネルギーの本来の働きを模索するからでしょう。

射手座は概念的な視点が正当なものであるのかを検証するため、宗教や神秘的なものに答えを求めます。


物質的な制約は多くの場合、私たちの概念によって作られていることを知る射手座は、そこに疑問を感じるからです。


射手座の楽観性や柔軟性は、「束縛されない」生き方や在り方への切望から生まれます。

ですから土の時代が、男性性優位・男性性原理の世界を確立させてしまったことに、射手座は強い閉塞感を感じるのです。


とはいえ時代の流れは確実に進んでいますから、本来の性の働きが世の中から蘇っていくことに察知し、喜びつつ、自身の性の働きの活性化に思考を恵ませることでしょう。


パラスは「抑圧」や「鬱滞」は、本来の道筋を確信するために必要な材料であり、個々が内面と向き合う重要性を教えています。

集団的無意識や概念、時代のテーマの変化は、必ず個々の内省と自己理解によって始まるのですから。

パラス × 山羊座

山羊座は「構造」や「形式」、「歴史」の役割を持つ星座です。

物事が維持されるのは、器があってこそで、山羊座は女性性の働きによって社会やシステムを維持します。


山羊座はルーラーの土星の力によって、長期的、且つ、根強い社会構造を確立し、それを私たちの意識に定着させました。

山羊座は社会天体の長であり、物質世界の頂点に達する力を与えられているため、土の時代を繁栄させてきたのです。


土の時代では、山羊座が象徴する歴史は、「支配」によって文明と意識進化を進める必要がありました。

男性性のエネルギーが優位になり過ぎることで、人間の常識は固まってしまったのが、土の時代だったのです。


私たちは誰もが「不自由な女性性のエネルギーの歴史」を持っています。


宗教的な概念で、「原罪」や「カルマ」という言葉があるのは、私たちが根源的な喪失感や罪悪感、支配への恐怖心を経験したためです。

パラスは「支配欲」や「依存への憧れ」は、自身の性のエネルギーはもちろん、他者の性の働きを鈍らせることを訴えています。


人によって性エネルギーの質や出し方は違いますが、それは個性を生きる上での設定と捉えてみましょう。

設定の背景を知ることは、自分自身のルーツを知ることであり、自分の中の価値観を客観視することになります。


それは外側からの圧力や支配では、決して見つけられない自己理解です。

山羊座によって私たちは多くの豊かさと力を得た代わりに、今度は隠されてしまった本来の性の働きを自力で見つける必要があります。

この自覚は、時代の切り替わりとともに強まり、私たちは真の自由とは何か、を内側に求め、他者と共有していくことになるでしょう。

パラス × 水瓶座

水瓶座は「独創性」や「理解」、「公平性」を象徴する星座です。

性の働きは、分かりやすい柱として男性性と女性性の2つに分けられますが、性のエネルギーは「グラデーション」のように絶対的な境目や境界がありません。


性の働きに対する理解は、物質的な働きと目に見えない働きの両面に意識を向ける必要があります。

水瓶座は天王星をルーラーに持ち、天王星は両性的な意識を持つ天体です。

そのため水瓶座が持つ「理想」は、「性の働きに優劣が無い社会」になります。


山羊座までの歴史を否定するのではなく、新しい息吹をもたらすことで、それまで抑圧されていたものを解放するために動くのです。

水瓶座は、性の働きが、男性性と女性性の調和によって循環することをよく理解しています。

土の時代に隠されていたこの「全体性の意識」は、今後ますます水瓶座の働きによって広まっていくことでしょう。


パラスは「性の働きは生命エネルギーであること」を教えます。

私たちは二元性の中で生きているため、簡単にどちらかに偏ってしまいますが、自らの中に男性性と女性性のどちらもが備わっていることを知るために、成長していくのです。


外側の情報や概念は増え続けるばかりですが、すべてを受け入れる必要はありません。

私たちは自分自身の性の働きにマッチし、尚且つ共有できる情報や概念を取り入れ、他者との関わりを築くことで、時代と文明は進んでいきます。

水瓶座は精神性を高め、多様性によって循環する社会は、まず自分と他者を認める現実を創り出すことから始まることを教えているのです。

パラス × 魚座

魚座は「同調」や「曖昧さ」、「受容性」を象徴する星座です。

物質世界を生きながら、目に見えない領域に思考と感情が引っ張られる魚座は、その特性から本来の性の働きを最も受け入れやすい星座といえます。


魚座のルーラーである海王星は、大宇宙では性の分離が無いことを伝えるために、境界線を曖昧にする天体です。

古典占星術では木星が魚座のルーラーでしたが、「意識の拡大」という意味で親和性はありますが、社会天体内、概念内の拡大は、「枠内での膨張」と捉えることができます。


魚座は女性星座で、星座の成長物語の結末に位置し、それは意識進化の到達点です。

牡羊座は外に向かう男性性のエネルギーが発現し、魚座によって内に還る女性性のエネルギーに集結することで、私たちは「自分を体験する」という生命活動をしています。


物質世界では「自己(主体)」と「他者(客体)」に分かれることによって、「自分を体験する」と「他者を通して自分を体験する」という2つの作業が可能になりました。

魚座が「一体化」や「同化」を象徴するのは、誰もが自分と他者のために「分離の体験を共有して生きていること」を知っているからです。


分離の世界を生きる私は、孤独な存在かもしれませんが、1人ぼっちではありません。

私たちにとって「完全性」や「全体性」とは、相手を理解し、尊重することです。

物質的に一体化や同化をしなくても、意識によってつながることができるのですから。


パラスは「受容性によって分離の意味を理解できること」を教えます。

現実に存在している物事をいくら否定しても、それは存在していることには変わりありません。

魚座が持つ「受容性」とは、私たちそれぞれが持つ性の働きの在り方を、そのまま認めることを教える星座といえるでしょう。

パラスの影響力

パラスの影響力は、人によって出方が異なります。

自身の性のエネルギーに葛藤や疑問を持つ人もいれば、持たない人もいるでしょう。


大切なことは、私たちの意識はつながっていて、どのような言動も他者に影響を与えるということです。


ですが私たちはまず、自分自身に備わっているエネルギーを知ることから始まります。

そのため私たちは成長とともに、性のエネルギーに対する混乱や葛藤、不自由さを自覚し、それを解消するために工夫をする、という流れを歩むことになるのです。


四大小惑星は、火星と木星の間にある軌道に留まっているのは、私たちが社会性を身につけることで、性の働きが活性化されることを意味しています。


「影響力がある」とは、現実(外側の世界)に働きかける力だけではなく、内面で変化が生まれることも含まれます。


内面と外側の世界はつながっていますので、内面で起こったことをアウトプットしますし、外側の世界は個々の変化を取り込み、次第に大きな事象としてアウトプットするでしょう。

パラスは「意識の在り方」に関わる天体ですので、「自我意識」や「客観視」、「多様性」に関わる星座と親和性を持っています。


それは獅子座・天秤座・水瓶座の3天体です。

パラスがこれら3つの星座にある時、「性の働きの自覚」が強いと読むことができます。


自分自身の在り方が他者にも大きな影響を与える獅子座。

世間や流行、他者に強い関心を持ち、自らの意識を合わせる天秤座。

現実と理想のギャップを埋め、理想を実現しようとする水瓶座。


これらはすべて男性星座ですが、男性性のエネルギーが優位である、ということではありません。


性の働きを自覚し、行動に移す度合いが強いという意味で、それは「活性化するベクトル」を意味します。


パラスの公転周期は約4年半と早く、性の意識への意識は周期的に強まる、と捉えてもいいでしょう。


性のエネルギーの度合いは、私たちにとって「生命エネルギーの形」ともいえます。

ホロスコープは魂の計画の「青写真」であり、その後の選択や決断は、私たちが決めていくもの。

ということは、どのような結末が待っているかは誰にも分からないですし、まだ決まってはいないのです。


あなたが性の働きに対してオープンになり、本来の自分を知っていくことで、個人としてのあなたと、社会面のあなたにわだかまりが解消されていくでしょう。

性エネルギーは、私たちの日常的な言動はもちろん、特定の人との密接な関わり、社会的な活動すべてに通じる働き全般を指します。

パラスの影響力は、10天体に比べると分かりにくいかもしれませんが、内面で起こる些細だけれど無視できない波紋をキャッチすることで掴むことができるものです。

外側からの影響によって性の意識を自覚することもあるでしょう。


パラスという小惑星は、根源的で日常的な性の働きを持っていて、それは一生涯付き合っていくエネルギーの在り方を教えてくれるのです。

パラスとハウス

ハウスについての解説は、ハウス別の講座で行いますが、軽くパラスが入るハウスについても触れておきます。

小惑星は大きな転機や変化ではなく、「潜在的」・「日常的」・「根源的」な意識に影響を与える天体です。

それはハウスのテーマによって自覚されます。

パラスが入るハウスに着目することで「性の働きのあり方」や「根源の価値観・信念」、「あらゆる言動の原型」などを知ることができるでしょう。


パラスを知ることは、あなたが幼少期からの価値観や、社会的・時代的な影響などをどのように受け止めているかを知る指標となります。

ハウスに関する詳細は、後の講座で詳しく解説しますので、楽しみにしていてくださいね!

パラスが位置する星座の度数

ホロスコープは12分割して、12つの星座とハウスが配分されているということは、これまでの講座でお伝えしましたね。


また360度の円を12分割し、それぞれの星座には更に30度の部屋があり、あなたのパラスが位置する度数によって、「あなたのパラス」の特徴が分かります。

ちなみに1つの星座の度数は、0度~29.99度の間で、30度は次の星座の0度となります。


そして1つの星座は、1~9度、10~19度、20~29度の3つの区分けで考えられます。

違う考え方として、5度毎にグループ分けをして、更に細分化する解説もあります。

物事は細分化することで、より深く、また明確に特徴を掴むことができますが、最初のうちは3グループに分けるところから始めてみましょう!

サビアンシンボル

サビアンシンボルとは、星座の度数の1つひとつに、意味やメッセージがあるというものです。


サビアンシンボルについては、また後の講座で解説していきますが、あなたのパラスが位置する星座の度数をまずチェックしてください。


そして、パラスの度数に+1度足したサビアンシンボルのメッセージを読んだり、その度数のサビアンシンボルの解説の中からビビッと来た言葉や表現を選びましょう。


サビアンシンボルに限らず、天体が位置する度数の前後1度、合計3度を合わせて見ると「流れ」が掴みやすくなります。

サビアンシンボルは、度数自体に関するメッセージですから、あなたのパラスと、パラスが位置する星座とハウスと絡めると、より多くの情報や閃きが沸いて来るはずです。


とはいえ、現代占星術ではホロスコープリーディングの際に活用されますから、10天体のサビアンシンボルだけでもチェックしておいてくださいね!

パラスによって本来の性エネルギーが活性化する!

今回は小惑星のパラスについて解説させていただきました。


私たちは物質的に大きなものに注意を引かれやすいものです。

ですがその背後で、小さな変化を起こしている働きや、潜在している根源的な力にも意識を向ける必要があるでしょう。

私たちは「社会的な存在」ですから、人間関係を一切絶つことはできません。

また自分自身から逃げることもできません。


だったらどうすべきか?という疑問が出てきますが、行き着く先はみんな同じで、案外シンプルです。


「自分を生きること」に尽きます。

他の講座で何度も繰り返しお伝えしていることは、「自分に素直になること」です。

私たちの人生は、「自分を実現すること」と「本来の自分を取り戻すこと」がオーバーラップしている、といえるでしょう。

「私」や「あなた」を構成する要素は沢山ありますが、根源的な働きや力を無視することはできませんね。

太陽系10天体の他に、小惑星が自己理解を進める手伝いをしてくれます。


「人生をより善く生きる」とは、自分の人生を受け入れ、自分自身の意志によって生きること。


エネルギーは細かければ細かいほど、そこに与えられる働きは強くなります。

ですから私たちは「当たり前」と思っていることから、意外なヒントや気づきを得られるのでしょう。


性エネルギーを活性化するということは、他者との関わりを豊かにしてくれるということです。

パラスはあなたに必要な、「本来の性の在り方」を教えてくれ、火星や金星と組み合わせることで、「他者との調和」を実現するためのメッセージをくれることでしょう。


これはあなたにしか分からず、またあなただからこそ見つけることができる、あなたの内面に備わっている「真実」です。

常に自分に自信を持つ必要はありませんが、その代わり、ご自分を認めることは忘れないでくださいね。


それでは、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次の小惑星別「ジュノー」の講座でお会いしましょう!

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